2023年6月20日 (火)

NICU退院児懇談会にボランティアで参加しました!

2023年6月11日(日)、本学看護学部3年次生が聖隷浜松病院のNICU(Neonatal Intensive Care Unit:新生児集中治療室)退院児懇談会にボランティアで参加してきました。

「NICU退院児懇親会」とは、1,500g 未満で出生し新生児科病棟(NICU)を退院したお子さんの健やかな成長と小学校入学をお祝いする会です。

お子さんやご家族、スタッフ、ボランティア学生など、総勢100名弱の会となりました。

お子さんから、小学1年生の近況報告を聞いたり、大きくなったお子さんをお祝いし、新生児科医からお母さんへ感謝状の贈呈が行われました。また、大人と子どもが分かれ、子どもたちは、うちわなどに絵を描くお楽しみ製作を、父母はNICU・GCUの思い出を語り合いました。その後、生まれ育ったNICUや、NBA(新生児救急車)を見学しました。

先週、先々週とNICUの講義を受けたばかりの参加した学生からは、「お父さんやお母さんの思いを聞かせていただき、今までの思いが詰まっていて感動して、涙が出ました」、「お子さんがすくすく成長している様子を感じることができて子どもたちからパワーをもらいました」との感想が聞かれました。雨の中でしたが、学生たちは、会場周辺の交通案内や、子どもの制作物のお手伝いなど、よく手伝ってくれました。また、この経験を、看護師になった際に活かしてもらいたいと願っています。

そして、NICUから退院し、1年生を迎えた皆さん、ご入学おめでとうございます。

(写真の掲載は、許可を得て行っています。)       

文責:母性看護学 室加千佳

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2023年6月 2日 (金)

看護学部教員インタビュー 成人看護学急性期看護学領域 寺田先生編(2)

看護師という仕事は楽しかったですか?

僕は看護師の仕事は楽しかったですね。隣の聖隷三方原病院に就職しました。外科志望で、結局消化器外科と心臓血管外科に配属されたんですけど、患者さんが良くなっていくというとこが見られたので、「結果が得られる」というところが自分に合ってましたね。あとは、現実的に給料を自分で稼ぐということがモチベーションになっていましたね。

 

教員になってイメージと違ったことはありますか?

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何かを伝えさせてもらう立場は、責任ありますよね。看護師の時に感覚的にやってきたことがあったとしても、それを意味付けして言語化して伝えなければいけないのは、ずっと悩んでます。あと教員になって、看護援助っていうのは研究の積み重ねで出来上がってきたものだっていうのは実感できました。なんとなくやっていたことでも、ちゃんと根拠と意味があるということに気付けたのは良かったです。意外だったのは、研究って大変だなって(笑)。

 

30代になって、今の学生と何か違いを感じますか?

SNSとかコロナウイルスとか時代背景は違いますけど、話してて仲良くなるの難しいですね、もうおじさんですから(笑)、ちょっと壁感じるようになりました。

 

最後に中高生に向けてメッセージをお願いします。

今、コロナなどで制限がありますけど、いろんな遊び、経験をしておくといいかなって思います。人間関係って大切だと思いますし、対人関係が難しいと看護師として働くのも難しくなってしまうので、いろんな人と交流して楽しむということを体験してほしいと思います。自分の好きなこと、もちろんゲームでもありだと思うし、チャットとかでもいろんな人とコミュニケーション取れるのがいいかなと思います。(ありがとうございました。ではまた、第2弾もあるかもしれません。)好評だったらですね。

2023年5月18日 (木)

看護学部教員インタビュー 成人看護学急性期看護学領域 寺田先生編(1)

中高生のみなさんは、大学教員・看護学部教員にどのようなイメージを持っていますか。全然想像のつかないような人たちに感じるかもしれませんね。当然、教員によって個性はさまざまですが、まず教員集団の中で比較的若い教員に、どのような経緯で看護をめざしたのか?はたまたどのような学生生活を送っていたのか?偽りなく語っていただこうとインタビューしてきました。最初は、成人看護学領域の男性教員寺田先生です。

( )はインタビュワーの発言です

 

男性看護師はイメージとして珍しいですけど、将来看護師になろうと決めた時はいつですか?

中学生3年の時ですかね。親族に看護師さんがいて高校の進学時には看護師になろうかなって決めていました。その時、ナースマンっていうテレビがちょうどやってて、「かっこいい」って思って、選択としてありかなあって思ったのがきっかけです。

(家族は驚かなかった?)

家族は、親族が看護師をやっていたのもあって、あんまり驚かなかったですね。看護師は失業しないイメージもあるので安心というか、「いい仕事なんじゃない」って言ってくれてました。

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大学に入って女性の多さはどう感じましたか?

僕の通っていた高校も女性が多くいたところだったんで、そこまで居づらさはなかったですね。女性の友達は‥人並みですかね。


大学生活の中心は何でしたか?

勉強は中心ですけど、留年しないことは特に気を付けていました。大学が終われば、僕は自宅が遠かったので、月曜日から金曜日までリュックしょって友達の家を転々としていました。それで、ゲームしたりお酒飲んだりですね。その時は、PSPというゲーム機でモンスターハンターをずっとやっていた世代です。最初はゲームでしたけど、大学の後半はお酒を飲んで友達と語るのが多かったです。

 

聖隷クリストファー大学での生活は楽しかったですか?

僕はずっと楽しかったですね。僕は高校までサッカーを一生懸命やっていて、遊びってしなかったんですね。でも大学はいって、勉強はもちろんですけど音楽やったりとかスポーツやったりとか。友達と色んなことして遊ぶのって楽しいなって思った時期でした。それが4年間続いたんで楽しかったですね。看護学実習とか厳しいイメージありますけど、一人で実習行くことはないんです。グループで行くので実習中は仲間同士助け合うんですね。なので、乗り切れないということはなくて、いろんなことを学ぶ機会って思っていました。でも、一番つらかったのも実習ですけどね(笑)。その時は、とにかく何していいかわかんなくてすごく難しく感じたし、看護師さんのアドバイスもなかなか理解できないし、それが解りだした頃に実習が終わったんで、すごく記憶に残ってますね。でも、その時の経験は今の自分を作った貴重な体験になってますよ。辛かった中でも、出会った看護師さんの優しさや指導に救われていましたね。

 

思った以上に活動的な学生生活を送っていた寺田先生。

第2回に続きます。

2023年5月10日 (水)

オープンキャンパスで学生企画委員が頑張りました。

3月25日は聖隷クリストファー大学看護学部のオープンキャンパスでした。

大学教員は高校生の皆さんにとって、かなり年齢が離れているので緊張させてしまうかもしれません。そこで看護学部では、高校生のみなさんに楽しんでいただけるよう、学生企画委員というオープンキャンパスのプログラムや、模擬授業を担当するチームが組まれています。3月25日のオープンキャンパスでは、その学生企画委員が中心となって司会進行や、模擬授業を担当しました。

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司会進行が始まる前の学生の様子です。私よりリラックスしています。

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とても落ち着いて司会進行していました。

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当日は、大学パンフレットに載っているような晴れにはなりませんでしたが、聖隷クリストファー大学の雰囲気は感じていただけたと思います。

皆さんも、聖隷クリストファー大学の学生になって、今度は学生企画委員としてオープンキャンパスに参加してみませんか。

 

精神看護学領域 清水隆裕

 

(学生企画委員の写真は、本人の承諾を得て掲載しています。)

2023年4月26日 (水)

小児看護学領域:2023年度看護研究Ⅱの小児看護学領域オリエンテーションを行いました

看護学部では、4年次生に対し、「看護研究Ⅱ」を開講しています。

 

2023年4月21日(金)、看護研究Ⅱで小児看護学領域を選択した学生さん7名と教員4名でオリエンテーションを行いました。

 

テーマと担当教員

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オリエンテーションは、「研究動機の具体化:もやっとした、曖昧なもの、興味があるもの、解決したい問題について具体的に表現する」「研究の背景の検討:自分が問題としている課題が、どこまで明らかにされているのか?解決されているのか?また、どのように解決したらよいのか?」「文献検討:自分が問題と考えていること、問題と思うことが、既存の研究で明らかにされていることを探索する」ことから、看護研究への取り組みを始めることを説明しています。

 

学生さんがそれぞれ、小児看護学の講義や臨地看護学実習の体験から、自己の取り組みたいテーマを話し合いました。

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提出期限の2023年11月までの時間を有効に活用し、学生さんの研究への学びが深まることを期待しています。

 

(写真の撮影と使用については学生さんの承諾を得て掲載させていただきました)

文責 小児看護学 市江和子

2023年4月12日 (水)

小児看護学領域:2023年度小児看護学領域の看護統合セミナーで小児看護専門看護師とのシンポジウムを行いました

看護学部では、4年次生に対し、「看護統合セミナー」を開講しています。

 

2023年4月11日(火)、小児看護学領域は、看護統合セミナーの中で小児看護専門看護師(小児看護CNS)による小児看護学領域 統合セミナーのシンポジウムを行いました。

シンポジウムの目的は、「さまざまな小児看護の現場での看護実践と課題を理解することで、自分の統合実習のテーマと課題を明確化することに役立てる」です。

 

小児看護学領域 統合セミナー シンポジウム開催のお知らせ(配布プリント)

テーマ:小児看護のさまざまな現場における看護実践と課題について

日時:2023年4月11日 1限・2限

場所:母子看護実習室 小児側(2号館エレベーター側)

シンポジウムの目的:小児看護のさまざまな現場における看護実践と課題を理解することで、統合実習のテーマと課題を明確化することに役立てる

 

1.シンポジストによる講演

 子どもと家族をチームで支えよう

 聖隷浜松病院 C7病棟・小児科外来 小児看護専門看護師 鈴木さと美さん

 集中治療における子どもへの看護

 聖隷浜松病院 救命救急センターICU 小児看護専門看護師 一柳雄輔さん

 重症心身障害児施設における小児看護実践と課題

 聖隷三方原病院おおぞら療育センター 小児看護専門看護師 真木 希さん

 

2.小児看護専門看護師とのディスカッション

  お話を聞いての感想や考えたこと、小児看護についてわからないことやもっと知りたいことなど積極的に質問しましょう。

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1.シンポジストによる講演

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2.小児看護専門看護師とのディスカッション

小児看護専門看護師とのディスカッションでは、講演を聞いての感想や考えたことを述べたり、小児看護についてわからないことやもっと知りたいことなどについて学生から積極的に質問がありました。「なぜ、小児看護専門看護師をめざしたのですか?」という質問に、それぞれの動機が語られ、学生さんの小児看護への興味が深まったと思います。

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統合実習に向けて、学生さんがそれぞれ学修を積み上げ、自分の課題を明確化していくことを期待しています。

 

科目責任者 小出扶美子先生のコメント

今まさに小児看護の現場で働いている看護師の方々が、子どもへの看護で何を大切にしているのか、難しいと思っていることなど、講義や実習だけでは学べない内容たくさんあり、小児看護の奥深さを知るよい機会になりました。

 

専門看護師に興味のある方はこちらをご覧ください⇒https://www.seirei.ac.jp/graduate/about/nursing/aim/

 

 

(写真の撮影と使用については学生とシンポジストの小児看護CNSの承諾を得て掲載させていただきました)

文責 小児看護学 市江和子

2023年4月 7日 (金)

3月9日(木)は聖隷クリストファー大学の卒業式でした。

3月9日(木)は浜松駅のそばにあるアクトシティ中ホールで、聖隷クリストファー大学の卒業式がありました。私がクリストファー大学の学生だった20年前は、まだ看護学部しかなく、卒業式は学校の体育館で行っていました。その時の光景はまだ眼前のように、はっきりと覚えています。その時、友達とどのような話をしたのか、教員からどんな言葉をかけられたのか。

 私は子どものころ4年間と聞くと、すごく長い時間と思っていました。しかし、20歳を超えたころから体感として時間が過ぎるのがどんどん早くなっていきます。そのため、大学4年間の感想をどの学生に聞いても「思ったより、4年間はあっという間だった」という感想が返ってきます。大学4年間が、思ったより早く過ぎるのですから、卒業後30歳、40歳になっていくとますます時間は加速していきます。今年卒業したみなさん、就職してもやりたいことが見つかったら、そしてこれから大学生になる人は、まだまだ時間があるとは思わずどんどんチャレンジしていきましょう。

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2023年3月20日 (月)

シンガポールナンヤン理工学院とのバーチャル交流を行いました

3月14日と15日に海外の交流協定校であるシンガポールナンヤン理工学院とオンラインでのバーチャル交流を実施しました。

新型コロナ肺炎のパンデミック以降、お互いの国を訪問して行う交流はストップしていますが、2年ぶりにオンラインで交流しましたので紹介します。

3月14日(1日目)

ナンヤン理工学院からは8名の学生、聖隷クリストファー大学の看護学部からは8名の学生が参加をしてくれました。今回参加をした本学の8名の学生は国際保健医療福祉プログラム(副専攻)を学んでいる1年次生です。この国際保健医療福祉プログラムはグローバルな時代に必要とされる専門職者を育成するために、2022年4月に開始されたプログラムです。

詳しくはこちらをどうぞ→ https://www.seirei.ac.jp/department/intlprogram/

 

藤本学部長の挨拶のあと、ドローンや360度カメラで撮影して作成されたバーチャルキャンパスツアーの映像を視聴し、大学内を紹介しました。

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バーチャルキャンパスツアーもHP内にて公開されています。

こちらをご覧ください。→ https://www.seirei.ac.jp/topics/2021206n1/

 

次に、「日本の看護教育について」講義を行いました。

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その後、ブレイクアウトで2グループに分かれて交流を行いました。

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シンガポールの学生はとてもシャイでしたが、通訳を担当してくれた看護学部の英語の教員とグローバル教育推進センターの職員が上手にファシリテートしてくれ、お互いの国のおすすめの場所や食べ物の紹介など、和やかに交流がすすみました。

本学の学生も、英語で自己紹介や質問をするなど、この1年間の英語学修の成果を披露してくれました。

Image4(1日目終了時の記念撮影)

 

3月15日(2日目)

昨年退職された川村佐和子名誉教授が東京より来学して下さり、日本の在宅看護の始まりについての講義を行いました。川村先生は日本の在宅看護の基礎をつくり発展させた先生です。

シンガポールでは看護師が訪問するのは自宅でケアする人がいない方が対象になるようで、日本のように在宅で家族のもとで生活している人の自宅に看護師が訪問する日本の在宅看護は新鮮に映ったようでした。また、シンガポールの学生からは「今まで苦労したことを教えてほしい、私たち看護学生へのアドバイスがほしい」などの要望がチャットで入り、その一つ一つに丁寧に答えてくださいました。

孫のような年齢の学生たちに対して、「いろいろな職種のサポートがある中で仕事ができたことは幸せだった。目の前にいる患者さまの幸せとはどういうことなのかを考えてほしい。必要だと思うことは状況によってはできないこともあるが、あきらめずに続けてほしい。」など今までの人生経験をもとにお話ししてくださいました、この言葉は、きっと看護をめざす学生たちの心に響いたと思います。

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Image7(2日目終了時の記念撮影)

すべての写真はブログに掲載することの許可を得ています

 

今回のバーチャル交流は、映像の英語字幕、バーチャル交流の準備、交流中のICTのサポート、通訳などいろいろなサポートがあって無事終わりました。

 

いよいよ、2023年度から海外からの研修生の受け入れが再開します。

日本での研修が充実したものとなるようにしていきたいと思います。

 

グローバル教育推進センター運営会議 看護学部の委員一同

2023年3月 6日 (月)

2022年度大学院看護学研究科 前期課程後期課程合同発表会を開催しました。

2023年3月4日(土)大学院 看護学研究科・リハビリテーション科学研究科・社会福祉学研究科の前期課程後期課程合同発表会を開催しました。

 

看護学研究科は、後期課程3名、博士前期課程3名の修了者が発表しました。

 

聖隷クリストファー大学大学院は、『建学の精神であるキリスト教精神による「生命の尊厳と隣人愛」に基づき、看護学、リハビリテーション科学、社会福祉学の、高度かつ専門的な理論および応用を教授研究し、深奥な学識と研究能力を養い、保健医療福祉に関わる専門教育の向上・発展に寄与するとともに人々の健康・安寧と福祉に貢献すること』を目的としています。それぞれの院生さんの研究内容は、高度実践看護職者としての研究活動における努力の結晶であり、今後の研究活動の基盤になる賜物です。

発表会の様子を紹介します。

発表の研究は、院生さんたちの研究活動の成果であり、努力の賜物です。

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開会の挨拶:樫原理恵研究科長

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発表の様子です。

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(写真の撮影と使用については使用目的を説明し、院生さんと先生方に承諾を得て掲載させていただきました)

文責 看護学研究科 市江和子

2023年2月15日 (水)

小児看護学実習:こども園実習Ⅱをなごみこども園で行っています

小児看護学領域では、3年次の秋セメスター開始からこども園実習Ⅱをはじめています。

小児看護学実習の学生グループのひとつは、2023年2月15日(水)から、社会福祉法人 和光会 なごみこども園で実習を行っています。

なごみこども園は、「一人ひとりの子どもを大切に生きる力を育てる」の理念のもと、0歳児から5歳児までの教育・保育を行う幼保連携型認定こども園です。

三方原台地の広々とした敷地内に多様な遊具があり、園舎は白と木目を基調とした落ち着きのある園です。

今日は、どんよりとした曇り空で、かなり寒い1日になりそうです。

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こども園は聖隷クリストファー大学から、近距離にあるため自転車や自家用車で行きます。

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こども園前の学生さんたちの登園の様子です。Image3

(写真の撮影と使用については使用目的を説明し、保育園の園長先生と学生さんたちに承諾を得て掲載させていただきました。)

文責 小児看護学 市江和子