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2024年2月

2024年2月28日 (水)

小児看護学領域の学内実習におけるシミュレータの紹介

看護学部では、2023年度秋セメスターの10月から3年生の臨地看護学実習が開始になりました。

Covid-19は感染症法上では5類となりましたが、対象者の安全を第1に考え体調チェックシートの項目に一つでもチェックが入る場合は、現地での実習を中止とするなど厳密に体調管理をして取り組んでいます。

 

2月27日、小児看護学実習において、現地での実習ができなくなった学生を対象に、小児看護技術についてシミュレータで体験する学内実習を行いました。

今回、小児看護学領域のシミュレータを紹介します。

小児(幼児)の身体診察シミュレータは、1歳児を想定した全身型シミュレータ人形です。

バイタルサイン測定や身体診察のトレーニングができます。

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新生児のバイタルサイン測定と全身観察が行えるシミュレータ人形です。人形の「泣き声機能」によって、心音・呼吸音の確認を臨床現場に近い状態で測定・観察が行えます。

新生児シミュレータ人形から泣き声が響くことで、小児病棟の臨場感があります。

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呼吸音聴診シミュレータ(小児ラング)で、前胸部5箇所、背部6箇所で聴診の実際の診察手順をシミュレーションで学びます。

レントゲン画像をまじえた症例解説の説明を聞き、小児の聴診イメージをつかみながら肺音聴診の学修をします。

Burogu_3(写真の撮影と使用については学生の承諾を得て掲載させていただきました)

文責 小児看護学 市江和子

2024年2月13日 (火)

小児看護学領域:聖隷おおぞら療育センターの実習での遊びの援助

小児看護学領域では、臨地看護学実習に医療型障害児入所施設の聖隷おおぞら療育センターで病棟実習を展開しています。

 

大学1号館からみえる、社会福祉法人・聖隷福祉事業団 聖隷三方原病院 聖隷おおぞら療育センターです。

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学生たちの受け持ち児は、人工呼吸器装着や気管内吸引、経管栄養などの医療的ケアを受けながら生活しています。

学生たちは受け持ち児に、実習の中で遊びにかかわっています。今回、実習の中で受け持ちの児の個別性をふまえた遊びの用具を作成し、臨床の許可を得てかかわることができたので紹介します。

 

ティッシュの箱に輪ゴムをつけて、作成してあります。輪ゴムを引っ張ると音がなります。

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紙皿にペットボトルの栓を2つ(裏と表に1つずつ)つけると、コマになります。

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2つのカップ(カプセルトイの入れ物)にビー玉をいれて出ないように閉じ、持って振ると音がでます。1番、気に入ってもらえました。

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ペットボトルに水を入れます。中にストローとクリップで浮遊ができるようにしたものを入れて、ペットボトルを押したり戻したりして遊びます。作成した学生の実演です。

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学生が作成した遊び道具を受け持ち児が笑顔でじっと持って、とても気に入ってくれたことが伝わりました。

臨地看護学実習での学生による受け持ち児の成長・発達へのかかわり、受け持ち児のストレス緩和へのケアにつながった実習内容だと思います。

 

(写真の撮影と使用については作成した学生の承諾を得て掲載させていただきました)

文責 小児看護学 市江和子