8.そのほか Feed

2024年1月31日 (水)

寺田先生・河野先生の聖隷クリストファー大学のおすすめポイント

インタビューの最後に両先生に、聖隷クリストファー大学のおすすめポイントを解説していただきました。

河野:リスが見られるところ。野生のリスが見られるところはなかなかないですよ(笑)

寺田:鶯とか録音かと思うもんね。

寺田:同じ学年の人が多いのは、いいところですね。今は少人数の方がいいって話もありますけど、やっぱり150人いるといろんな人がいるから、新しい友達とか出会えるし、一生の友達にもなるから人が多いのはいいところと思います。当然学ぶ難しさはあるけど、楽しさもあるって今になれば思う。 

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河野:150人もいたらたしかに合わない子はいるけど、それは無理して合わす必要はないからね。学生としたら居心地はいいんじゃないかな。(150人いたら自分の親友になれる人もいますよね) 

寺田:実習病院が近いのは強みですよ。

河野:その病院に働いている先輩も卒業生だから、そこは強いと思いますよ。クリストファー大学の卒業生が指導しているので、伝えたいことは同じというか、やってきたことはあまり変わりませんもんね。別のところに行くと、またそこの教育・グループ・流れがあるので適応するのが大変かもしれない。

寺田:実習も安心、就職も安心。

河野:聖隷病院に就職してからは大学の教員も変わらないから、看護学生にどの先生教わったの?とかどこに実習行ったの?とか話しやすさはありましたよね。

河野:あと他学部との関わりですね。友達が他学部にいたので、他職種で仲良くなれるのは大きいと思います。大学生活で他職種の連携は常に意識していることはないかもしれないけど、就職した時に他職種に知り合いがいるっていうのはかなり影響ありますね。あ、同期。みたいな。

寺田:電話もしやすい。

河野:今でも、病院行って偶然出会うと「おお!」みたいに話しやすい。マンモス大学でもないし、他職種でも医療を目指すのは同じ学生集団なので、つながりを考えたときにはすごく大きいですよ。

 

 

寺田先生も河野先生も、私の教え子の世代になります。その学生たちが大学に戻ってきて、教育者・研究者として立派に責務を果たしている姿は、成長を感じずにはいられませんし、逆に自分はそんなに変わっていないな、気持ちなるのでした。

精神看護学領域 清水隆裕

2023年9月15日 (金)

看護学部教員インタビュー 成人看護学慢性看護学領域 河野先生編(2)

看護師になってからのエピソードを教えてください。

最初は、外科中心の病棟でしたね。そこでは新しいことを自分たちで作っていくことが必要な病棟状況だったので、楽しかったですね。ビシバシ来る感じではなく、あったかい雰囲気だったんですよ。指導者さんもすごく丁寧にしてくれて、同期もたくさんいて、お互いに成長していくって感じでした。でもやっぱり内科もやりたくて、内科に異動しました。次のところは、あったかいというよりは、しまってやる感じだったのでまた違う視点で成長しました。

 

その次に仕事をしながら大学院に進学したんですか?

大学院は病院を辞めて入りました。看護師の時に自分の担当の患者さんに対してうまく看護ができたのか分からなくて、その後また同じ人が再入院してきたりしていたんですね。Image1_2それに対して、自分の看護に対してもやもや感があったわけです。それを振り返る機会がなかったので、ちょっと一回勉強する機会がほしかった時に、仲良くしていた先輩が「ちゃんと看護師やってくなら大学院とかでておかないとね」みたいなことを言って、ああそうなんだ、って思ったんですね。大学院に入ってみたら印象が違って、座って講義を受ける教育だと思っていたら、全部自分がプレゼンテーションするんですね。びっくりしました。まず、プレゼンテーションの方法がわからない(笑)。でもいろんな学生がいたので、自分は「自分の病棟だけ」という狭い世界で生きてきたんだなと思いました。いろんな病院の人たちとも交流があって、こういう人もいるんだ、こういう考え方もあるんだ、みたいな発見は大きかったですね。50歳代などの自分よりずっと上の人がいたり、課長とか次長みたいな管理職の人がいたりですもんね。

 

教員になったのはどういう経緯ですか?

僕は教員になる気はなかったんですね。ただ大学院生のアルバイトとして実習のサポートをしていたんです。で、その時、大学の教員になってみない?ってその時の指導教授から誘われたのがきっかけですね。今でも学生と実習に行くと、「臨床は楽しそうだな」とは思いますけどね(笑)。ただ教員は看護師と違うのは、時間の使い方が自分である程度調整できるという強みはありますね。1年間でこれをやろうかなとか、5年後にはこうしようとか人生設計がしやすいのはありますね。その分それを実行する自分に課せられた責任は大きくなっていきますけど。

 

教員になってみて学生とのやり取りはどうですか?

実習指導の時は、僕も指導教員の顔になりますけど、それ以外は卒業生として後輩の学生は可愛いなとは思いますよ。SNSでどういう情報が回ってるのかはわかりませんけど(笑)。(人気あるでしょう。)いやあ、その辺はわからない。恐いですよ。おびえてますよ。あと、教員になってからは、看護学を意識して伝えてます。看護師のころは業務を伝えていたところもあって、今は何で看護師さんがそういうことをしているのか、考えているのか、ってところを伝えられるように頑張っています。

2020年4月14日 (火)

クリスマスツリー点火祭の木と周りの樹々が緑になっています

新年度がはじまり、2週間が過ぎようとしています。学生の皆さん、体調いかがでしょうか。看護学部は、来週から開始になる遠隔授業の準備を進めています。

今回、公共交通機関で登校する経路を紹介します。Image1_2病院玄関前に路線バスが到着します。

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登下校の際に病院の中を歩くと患者さんのご迷惑になるため、病院の外を通学します。

Image2_2大学に向かって歩きます。雨になって、5号館前玄関の桜が散りだしました。

Image3_2玄関横の樹木の緑がとてもきれいになってきています。

Image512月には、点火祭がおこなわれます。皆さんに、その素敵な景色をお届けします。

今年のクリスマスが、心穏やかに過ごせる日となることを願います。

 

看護学部の皆さんと元気にお会いすることを楽しみにしています。

文責 小児看護学 市江和子

2019年11月11日 (月)

北海道北翔大学FDサミットに参加してきました!

FD(Faculty Development)とは授業内容・方法を改善し向上させるための組織的な取り組みという意味です。本学では、学生が大学での学びの主体者として、本学の教育活動の改善・向上に積極的に参画し、教育環境の改善や授業の内容および質の向上に対して、様々な意見を取り入れていく活動団体として「学生FDスタッフ」が活躍をしています。

今回、北海道の北翔大学を会場に、全国の大学が集まり、FD活動についての報告研修会が開催されたので、本学の活動を報告するために、参加をしてきました。

 

〇参加日程:2019年8月27日~28日

〇開催場所:北海道 北翔大学

〇参加者数:大学(大学院を除く) 43校 、短期大学 3校

(教員32名、職員17名、学生170名、大学院生2名、その他8名、主催校6名) 

合計253名

〇スケジュール:

 一日目/ ポスターセッション、情報交換会

 二日目/ しゃべり場、グループ発表

 

「ポスターセッション」

ポスターセッションは、各大学の紹介に加え、自分の大学の特色やFD活動について紹介を行いました。時間内に全ての大学をまわり切るのは難しかったですが、ポスターで分からないことや興味に思った事を、直接学生同士で質問しあうことができ、より詳しい情報を得ることができました。実際に、学生とコミュニケーションをとることでその大学のカラーや特色、熱意を知る機会にもなりました。

私たちは今回、他校の大学で行っているFD活動や今、本校の抱えている問題を解決するための情報収集を行ってきました。本校の問題としては学生に対する認知度の低さと、それによる集客率の低さがあげられます。

まず一つ目に認知度では、他大学ではFD委員自体の歴史が深いところが目立って高いように思われました。それも単に、できてからの期間が長いというだけでなく教師陣や学生からの信頼関係などが構築されているように思われました。これは、教師や学生の意見を反映してきたことが大きな要因のように思われました。

二つ目に集客では、他大学でも苦労をしているところが多いという印象を受けました。まず、一番効果的だと感じたのは、大きな規模で開催していた「食事会」です。参加者の費用は無料で開催日は、FD委員会が持つ予算から出していました。FD委員の多くはこの時に、学生スタッフの勧誘を行うと言っていました。他にも、入学者全員にFD委員のSNSに事前に登録をしてもらうというものもありました。このように、学生が活用しやすいツールを取り入れていくことは、私達にもできる活動の一つだと感じました。以上のことから今ある問題解決には、長い時間をかけることが必要ではありますが、多くの方法を知ることができ、今後に活かしていきたいと思いました。

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(感想) 

私は、一般の学生と本校のような専門技術を学ぶ学校では違いが多く驚きました。他大学では、学生の履修する授業や活動の幅の自由度が高く、自分が選択した学習であるからこそ、その中で感じることや学ぶことも多いと語っていました。また、自己選択であるがゆえに、学生の学びへの姿勢には大きな差がありそれらを問題視する声も多かったです。

本学のように専門職を育てる大学では、学ぶことがほとんど決まっているだけに自由度こそ少ないですが、学ぶための環境は整えやすいように感じました。

 これらのことから、各大学にはそれぞれのカラーや特色がありそれらを理解することがこれからのFD活動に必要なのだと感じました。

 

「情報交換会」

食事をしながら他校の学生とコミュニケーションをとる場でした。かしこまった場ではなく、フランクな場で各個人の友好関係の構築など自由に時間を過ごしました。

 

(感想)

食事会ではみんなで食事を楽しみながら他大学との交流をすることができた。また、ポスターセッションで聞けなかったことを聞いたり、普段の学校生活について情報交換をしたりしました。食事をしながらの交流だったので気軽に交流することができました。

 

「しゃべり場」

今回のテーマである「大学はつまらない」についてグループに分かれ、ディスカッションを行い、その場で出た意見を全体会で発表をしました。今回はとてもインパクトの強いテーマ(題材)であるため、学生の意見も様々なものが交わされていました。

 

(感想)

活発に意見を交わす場は大学の授業でもあまり機会がないことなので、とても新鮮でした。自分が思っている意見を相手に伝え、それらをより深めるためには、伝え方に多くの工夫が必要であることを学びました。今後、本校でも今回おこなった「しゃべり場」のような活動をしていきたいです。

 

「今後のFD活動」

今回のFDサミットではとても多くのものを学ぶことができました。今年度からすぐに取り入れていくことは難しいかもしれませんが、来年度から始められそうな活動もあったため、それらの準備をする必要があると感じました。

また、ポスターセッションを通して本校でのFD活動の問題点や改善点が浮き彫りになったので、まずは現在行っている活動から見直していく必要があると思いました。

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2019年10月21日 (月)

エクランド先生講演会を開催しました

9月に、米国のNPである、エクランド源稚子先生をお招きして、「米国でのNP制度と看護文化の多様化と高度化:教育現場の役割」をテーマに、看護学部の教員や大学院生、臨床看護師を対象とする講演会を開催しました。

NPというのは、ナースプラクティショナー(Nurse Practitioner)の略です。

アメリカでは、1965年から始まり、看護師でありながら、一定の治療や診断を行うことができるのが、NPです。

そのNPの中でも、エクランド先生は、新生児専門のNPとして臨床で勤務されながら、大学で臨床エキスパートとして経験やアカデミックな考察や協力を提供されています。

講演の中で、エクランド先生は、NPの役割や、NPの教育プログラムを紹介するとともに、NPは医師と同等もしくはそれ以上の質の高いケアを提供していることを、研究結果を示しながら、科学的根拠に基づいて説明されました。

会場には、日本でNP教育課程を修了した本学の卒業生の看護師さんも同席してくださいました。

日本は、少子高齢化社会、地域の医療ニーズに対応した医療がますます求められる中で、エクランド先生の講演は、日本の未来の看護を考える貴重な機会となりました。

 

講演会終了後も、多くの質問がなされ、看護のこれからの未来に皆さん興味があるようでした。

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                                                藤本栄子・室加千佳

2019年5月17日 (金)

看護学部の教員が撮影した写真を紹介します。

看護学部には、大学の風景や教育・研究活動に関係する写真の投稿制度があります。

授業や実習の合間に、あるいは通勤の途中で、学内や大学周辺の写真をスマホで撮る教員を見かけます。

今回は、今年3月から5月までに投稿のあったものから大学の自然を撮影した写真を選んでご紹介します。

①本学2号館食堂付近から聖隷三方原病院へ抜ける小道沿いに桜並木があります。右側の校舎は、本学2号館(手前)と1号館(奥)です。

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②本学の南側には学生駐車場(写真右下)や聖隷おおぞら療育センター(写真左側の黒い屋根)があり、道沿いあるいは川沿いに桜並木があります。写真は1号館の7階(最上階)から撮影しました。

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③満開の桜と青い空をバックに美しく映える大学5号館(本学校門近く)です。

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④5号館前の花壇で咲くパンジーです。春の庭を華やかに彩ってくれるかわいい花です。

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⑤大学北側に位置する遠州栄光教会の軒先に咲くクリスマスローズです。5

⑥キャンパス中庭(2号館食堂近く)にある新緑のモミジバフウ(マンサク科)です。桜の花が散ると、本学のキャンパスも新緑の季節がやってきます。6

いかがでしたでしょうか。

今後も、看護学部の教員から投稿された写真を随時紹介していきます。

また、本学の公式インスタグラムhttps://www.instagram.com/seirei_univ/にも看護学部の教員が撮影した写真が掲載されています。

今回の写真①と⑥は公式インスタグラムで公開中です。

是非ご覧下さい。

2019年3月27日 (水)

社会人学生 卒業しました!

 本学部には、看護以外の社会人経験がある「社会人学生」が在籍しています。彼女・彼らが勉学に励む熱心な姿に感心し、2年生だった2016年7月29日にインタビューし、このブログの記事にさせてもらいました。

 あれから2年半の月日が流れ、それぞれ優秀な成績(学長表彰、学部長賞、助産学専攻科への進学などなど、素晴らしいですよね!)を修め、卒業の時期を迎えました。この機会に卒業を前にした今の心境、大学生活の感想・思い出などについて最後のインタビューをさせてもらいましたので、以下にご紹介します。

 <Eさん 女性 30歳代(半ば)もと託児所保育士>

 元ワーカホリック保育士、アラフォーでダブルライセンスを取得…ふと振り返れば、ずいぶん遠くまで歩き、そしてまた、出発点に辿り着きました。私には大切な居場所があります。そこで必要とされる人材で在ることが、専門職を選んだ自分のプライドであり、学び続ける原動力だと改めて気付かされる今日この頃。本学での出逢いと学びは、新たな専門性の獲得に加え、職業人としての自己を見つめ直し、成熟を促すかけがえのない日々であったこと、心より感謝しています。とは言え、保健師課程では社会人学生唯一ひとりだったので、人知れず?奮闘しました。演習や実習で顕かになったフィーリングの相違は年齢差か個体差か、永遠の命題ではないかと考えた程です。直感と割り切りの悟り世代、恐るべし。時を経て価値が見えてくる努力や経験もあるはず、と、この場を借りて言い逃げたいと思います(笑)。

 働き盛りの30代に現場を離れる不安は想像以上で、学業の傍ら3つも4つも副業を抱える大学生活でしたが、人と縁に恵まれ、副業を通して看護の学びを深められたと感じています。何より、仲間や家族、恩師の支えがあってこそ、学生に与えられた時間を精一杯、つかい切ることができました。この4年間を糧に再出発します。本当にありがとうございました。

 末筆ながら、いつも社会人学生にスポットライトを当ててくださる実は同じ社会人学生の宮谷先生、フルタイム教員をされながらの博士号取得、誠におめでとうございます!

 <Yさん 女性 アラフォー もと会社員→主婦だった2児の母>

 家族をはじめ、15N(同級生)の皆さん、大学の先生方、職員の方、友人、地域の皆さん、私と関わる全ての方々のサポートで無事に卒業することができました。この場をお借りしてお礼を申し上げます。ありがとうございました。一言で言うと…看護を学んで本当に良かったです。実に奥深くて、難しくて、学びがいのある分野だと思いました。何より自分のためになりました。年齢が心配でしたが、いろいろな方とのつながりや、聖隷の素晴らしい学びの環境に助けられました。もし、社会人で「看護師になりたい」と思っている方がこのブログを見てくださっていたら…ぜひ、勇気をもって一歩を踏み出してほしいと思います。4月からは、自分の興味のある領域について、さらに学びを深めていきます。一日でも早く、周囲の皆さんや社会に恩返しできるようになりたいと思っています。

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EさんとYさんの後姿(前姿もとっても素敵だったのですが・・・)

<Tさん 男性 アラフォー もとLSI(大規模集積回路)開発設計のエンジニア>

 入学した当初、大学生活の4年間は長いと感じていましたが、気付いたら卒業式を終えており、長いようでとても短い4年間でした。大学生活を振り返ってみますと、入学当初、私の場合、社会人を経験してからの二度目の大学生活ということで、年齢差がとてもあり、若い人たちと一緒に大学生活を送ることができるかどうかが不安でした。しかし、若い人たちが私を温かく受け入れてくれたお蔭で、共に看護を学ぶことができました。また、若い世代の人の力強さや活気という良い刺激を受けることもでき、良い経験となりました。臨地実習では、患者さんへの看護を満足に実施することができなくて、自分の知識や技術がまだまだ未熟であると痛感し、自信を失うこともありました。しかし、実習グループのメンバーや学内の仲間と協力し支えあい励ましあうことで何とか実習を終えることができ、改めてメンバーや仲間の存在の大切さを学ぶこともできました。大学生活は色々と大変なこともありましたが、良き仲間や諸先生方、など多くの方々のお蔭で、4年間を乗り切ることができ、また楽しむこともできと感じており、感謝しています。お世話になりました皆様、本当にありがとうございました。現在、無事に卒業を迎えることができて、ほっとしていますが、4月から病院で看護師として働き始めるということに期待と不安を感じています。本大学で学べたことを誇りに、少しでも早く一人前の看護師になれるように頑張っていきたいと思います。

 <Yさん 女性 30歳代前半 もと企業勤務、保険担当>

 私の大学4年間は本当に忙しく毎日がバタバタでした。しかし、大変でも、得たものは大きく、素晴らしいものでした。私は大学生活が楽しいと思えたことがラッキーでした。嫌な事もたくさんあったし、3年次に出産した時は、大学生活本当にやっていけるか不安になったこともないわけではないです。ただ、ただ、やらねば!と産後まもない身体に無理をした事も。退院した翌日から大学の授業に参加していたのです…。でも私のこの生活を応援してくれる人ばかりではありませんでした。良く思わない教員もいました。確かに子どものことで時間を割くことはありました。1番辛かったのは産後2日目、病室で13領域の課題をこなした時。ベッド一面に広げた資料を見て看護師さん、助産師さんに驚かれ、身体を休めなさいって怒られたな…笑 。試験や記録、課題は子どもたちを寝かせた後からで、寝れない日々も。でも今、その全ての日々に感謝しています。そしてこの大学で学べた多くの時間にも。看護学校は確かに大変だと思います。 覚えることだらけ、見慣れない言葉も多いし。だけど目の前の課題から目をそらさず、ぜひ楽しんで学んでほしいです。私が言うのもなんですが、どんなに勉強が苦手でも、挫折しそうになっても自分の『看護師になりたい!』という気持ちと辛い時相談できる友達または信頼できる教員が1人いればなんとかなります!(笑事)実際、私はそれで乗り越えられました。私のような社会人の方もそうでない方も、夢を諦めず頑張ってください。その気持ちが強ければ必ず夢は叶います。私はもう1年助産専攻科に進学します。学んだことを無駄にしないよう、この機会を与えてくださった家族と教員の方々、大学に感謝し、持ち前のガッツで頑張ろうと思います。ここまで読んでくださりありがとうございました。

最後に。

私の友人でギャル詩人?(笑)をしている友人が教えてくれました。

『今日がどんなに辛いと思っても明日は必ず違う日になる。だからどんなに辛くても前を向いて歩きつづけよう。それが生きてるってことだから。 』

 その言葉で今日まで頑張っています。

 人一倍苦労してがんばってきた社会人(経験のある)学生の皆さん。皆さんに出会えてよかったです。ご卒業本当におめでとうございます。心からのお祝いを申し上げます。

                   (小児看護学 宮谷 恵)

 

2019年1月24日 (木)

看護学部の教員が撮影した写真を紹介します。

 看護学部には、大学の風景や教育・研究活動に関係する写真の投稿制度があります。授業や実習の合間に、あるいは通勤の途中で、学内や大学周辺の写真を撮る教員を見かけます。

今回は、昨年8月から今年1月までに投稿のあった写真の一部をご紹介します。

 ①大学の夜景

 向かって右側の建物が2号館、左側が1号館(たくさん明かりが付いている方)です。2号館右下が学生ホール(学生食堂)です。夜遅くまで、学生が勉強やサークル活動で使用しています。

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②夜のアーチ回廊

 本学は赤レンガとベージュの校舎が立ち並んでいますが、3号館から1号館にかけてアーチの回廊にも特徴があります。夜のアーチ回廊は幻想的な雰囲気です。

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③早朝のアーチ回廊

 奥に写っているネコは、聖隷三方原病院のホスピス産まれのマイちゃんだそうです。恥ずかしがりやで、なかなか近寄らせてもらえませんでした。

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④キャンパスの駐輪場にいたゴマダラチョウ

 黒色地に白色の斑紋が散りばめられた翅をもつ大きなタテハチョウの一種で、複眼は橙色。漢字では「胡麻斑蝶」だそうです。樹木の多い本学のキャンパスでは、樹液を吸ったり、地表で吸水したりするゴマダラチョウの姿が見かけられます。

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⑤夕刻にたたずむ教会

 本学のキャンパス内には、遠州栄光教会三方原礼拝堂があります。聖隷学園のクリスマスツリー点火祭(2018年12月12日)では、ツリーのイルミネーション点灯の前に、学生や教職員がこの教会に集まって礼拝が行われました。

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ドウダンツツジ

 3号館前の通路には、アーチ回廊に沿ってドウダンツツジの生垣が続きます。昨年10月の台風24号の塩害による影響で、葉が枯れたり、変色したりしている部分があります。毎年、春はスズランのような可憐な白い花が鈴なりにつき、秋になると葉が真紅に透き通るように染まります。

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⑦寒椿

 1号館と3号館の間の通路にカンツバキの生垣があります。寒さに負けず、美しい花を咲かせる、浜松の冬を代表する花の1つです。

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 いかがでしたでしょうか。今後も、看護学部の教員から投稿された写真を随時紹介していきます。また、本学公式インスタグラムにも看護学部の教員が撮影した写真が掲載されていますので、是非ご覧下さい。

2018年12月20日 (木)

ぞうさんの会(医療的ケアのある子の親の会)    クリスマス会が開催されました!

 今年も“医療的ケア”(経管栄養や気管切開、人工呼吸器をつけていたりすることで行われる日々の医療的なお世話)のある子どもたちの親の会、『ぞうさんの会』のクリスマス会が12月16日(日)に行われました。

 今年は城北の家(浜松市中区)での2度目の開催になりました。数十名の大勢の家族とボランティアの参加で、二胡によるクリスマスソングの演奏あり、腹話術やちょっと早い?獅子舞、抽選会などで楽しい時間を過ごしました。

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   サンタさんが二胡を演奏できるなんて、びっくりです!

 毎年本学の学生さんが、学部・学年問わず参加してくれています。今年のボランティアは、看護学部2年生の2名でした。準備から片づけまでお手伝いしてくれました。その上サンタさんの助手としてトナカイとオラフになってくれて、子ども達と一緒にサンタさんとの写真撮影、お楽しみのプレゼント配り、さらにいきなり獅子舞の説明までさせられましたが・・・快く引き受けてくれました。

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トナカイ&オラフがサンタさんの助手として、子どもたちにプレゼントを届けました。

ボランティア学生の感想

・学生Nさん

 このようなボランティアは初めてでしたが、とても楽しくやらせていただきました。医療的ケア児とあり緊張していましたが、コミュニケーションが取れた時は嬉しかったです。また機会があれば参加したいと思います。

・学生Mさん

 子どもたちやそのご家族と一緒にクリスマス会ができて、楽しい時間を過ごすことができました。衣装を着て、子どもたちが喜んでくれたのが嬉しかったです。また参加したいです。

  医療的ケアがあるとお出かけすることも大変で、なかなか外出を楽しむ機会のない子どもたちや家族もいます。このような患者会のイベントは、そのような方々に喜んでいただける大切な場です。また多くの学生さんがボランティアに来てくれることを、お待ちしています。8月ごろには「夏の集い」もやってます。ぜひよろしくお願いします。

        *写真の掲載については、撮影許可をもらっています。

 

                 文責:小児看護学 宮谷 恵

2018年12月 6日 (木)

看護学部 FDサロン  しゃべCafe2018

 2018年9月28日(月)の昼に、看護学部FD(Faculty Development)活動の一環として、「学部FDサロン しゃべCafe2018」を実施しました。

学部FDサロンとは、学部学生と教員の懇談の場で、学生の視点から大学の教育や教員の講義等への要望や課題を話し合い、より学部教育の充実を目的として毎年、開催しています。

 当日は、学部学生FDスタッフを含めた1年生から4年生までの学生20名、と学部FD委員会の教員5名が参加し、3つのグループに分かれ話し合いを行いました。話し合いは、学生にとって大きなテーマである「臨地実習」に絞り「臨地実習を乗り越えるためのコツや工夫」、「臨地実習を通し、教員に望むこと」について話し合いました。司会、進行は学生FDスタッフが担い、和やかなに話し合いが進みました。

 臨地実習を乗り越えるコツとして、先輩から後輩の学生に以下のようなアドバイスが沢山あり、意義のある会となりました。皆さんもご参考にしてください。

  • 生活を規則正しくする。
  • グループと仲良くする。
  • 記録が平日は進まないので、土日を活用すると良い。
  • メンバーと連絡をとりあって、ケアしあいながら、長期を乗り切る。
  • ナーシングスキルをコピーして基礎看護の手順を学んで活用した。
  • 看護技術は病棟に応じた技術を予習することが大切。
  • 根気よく頑張る。
  • モチベーションを保つために自分へのご褒美をあげる。
  • 周囲の子から情報を聞いて心構えをする。
  • 実習目標は具体的に書くと看護師さんに伝わりやすい。

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          しゃべCaféの様子

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            発表の様子

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 ☆お弁当を持ち寄りながら、和気藹々と、意見交換がされました。

 看護学部では、今後も学生の皆さんに教育の質や授業改善に

関心持ってもらえるような機会を設けていくことを計画して

います。        

                           FD委員会 若杉早苗