5-5.国際交流 Feed

2023年12月 1日 (金)

令和5年度JICA課題別研修「乳幼児ケアと就学前教育」の講義を担当しました

2023年11月28日に、『令和5年度 独立行政法人国際協力機構(JICA)課題別研修「乳幼児ケアと就学前教育」』で「子どもの保健・衛生・発育・栄養等」について講義を担当しました。

 

アジア・アフリカ等の開発途上国から、研究員9名の方が日本で研修をされています。

とても熱心に研修を受け、受講をされている姿勢が伝わりました。

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研修員の方々から、活発な質疑があり、日本の子どもの保健に関するディスカッションをしました。

 

(写真の撮影と使用については研修員とJICA引率職員の承諾を得て掲載させていただきました)

文責 小児看護学 市江和子

2021年4月 5日 (月)

Covid-19禍での海外とのオンライン研修・交流

毎年、看護学部では交流協定校であるアメリカのカリフォルニア州にあるサミュエルメリット大学(SMU)とシンガポールのナンヤン理工学院(NYP)へ学生を派遣したり、学生を受け入れたりと交流を行っています。

2020年度はCovid-19感染拡大による影響ですべての交流の派遣と受け入れが中止になり、2021年3月にオンラインでの研修と交流を実施しましたので紹介します。

 

現地との時差を考慮し、研修は日本の9時(SMUは17時、NYPは8時)にスタートしました。

3月9日は毎年海外からの研修生の関心が高い「災害対策と災害医療」をテーマに、聖隷三方原病院の高度救命救急センターでフライトナースとして活躍されている看護師が、いつ来てもおかしくない巨大地震などの災害に対して、日本ではどのような体制がとられているのか、病院としてどのような準備をしているのかについて講義をして下さいました。

また、日本のフライトナースの役割やフライトナースになるまでの道についても紹介して下さいました。

Image1Zoomでの講義の様子

Image2講義終了後の集合写真。本学部の学生も9名参加をしました。

スクリーンに映っているのは海外のSMUとNYPの参加者です。

 

東日本大震災が発生した日に近いこの日は、日本時間の14時から本学部の教員による「災害対策」の講義も行いました。あなたが訪問看護ステーションの所長として利用者のお宅を訪問していた時に、同じような地震が勤務中に発生した場合、どう動いたらとよいかについて、海外の研修生とディスカッションを行いました。

Image3_4講義中の風景

Image4リアルタイムに送られてきます。

3月10日は、病院や施設で亡くなった後、死によって起こる変化を目立たないようにし、患者の生前の面影が美しく保てるようにする「エンゼルケア」について、本学の教員が実技を交えてZoomで講義を行いました。このエンゼルケアは日本独自の文化でアメリカやシンガポールでは行われておらず、実技を通して、家族の悲嘆のケアの一つになることについて学んでくれました。

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エンゼルケアの実技の場面

 

3月16日はSMUが主催するプログラムで、同じくZoomでSMUのキャンパスツアーとアメリカの医療制度の講義が行われました。

 

3月23日はSMUの教員が本学部の教員約20名を対象にCovid-19が感染拡大し学生が大学に登校できない中、オンラインでどのように工夫して看護技術のシミュレーション教育を行っていたのかについて、紹介して下さいました。

3月30日は本学の学生6名、SMUの学生10名、NYPの学生10名が参加し、Zoomのブレイクアウト機能を使い4グループに分かれて、「Covid-19により大学での学びや生活がどのように影響を受けたか」をテーマにディスカッションを行いました。それぞれのグループには日本語の通訳者もおり、本学の学生も日本の現状を、時には英語を交えながら伝えていました。

Image6_2ブレイクアウトでグループディスカッションをしている学生たち

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ブレイクアウト後、Zoomのメインルームに集合してグループごとの発表している場面

 Covid-19の感染拡大によりオンラインでの講義となり、友だちと交流できない寂しさや一人で学習する孤独やストレスはどの国も共通でした。日本ではインフルエンザや花粉症対策でマスク生活には抵抗がないことが、マスクをする習慣がない国にとっては慣れるまでが大変であることなどの違いも発見しました。それ以外に自分の国に来てくれたら連れて行ってあげたい場所の紹介などお楽しみのコーナーもあり、あっという間の1時間でした。

2020年度は海外に行く、海外の方を受け入れるということが残念ながらできませんでしたが、飛行機でアメリカのサンフランシスコまではおよそ9時間半、シンガポールまではおよそ7時間、遠く離れた国の方たちとオンラインによって近くに感じることのできた実りある交流でした。

 

2020年度グローバル教育推進センター運営委員会メンバー

2019年10月 2日 (水)

今年もナンヤン理工学院の看護実習生2名を受け入れました

毎年9月になると本学と大学間交流協定を結んでいるシンガポールのナンヤン理工学院(Nanyang Polytechnic)から看護学生が、日本の看護を学びにきます。

今年も2名の学生が、1か月間滞在し、聖隷浜松病院、聖隷三方原病院、聖隷おおぞら療育センター、浜名湖エデンの園、訪問看護ステーションなど様々な施設で実習しました。

ナンヤン理工学院は日本でいうと高等専門学校にあたる学校で、彼女たちは卒業したら、大学に編入し、より専門的な看護を学び、研究をしたいと志が高い学生たちでした。

聖隷三方原病院での実習写真より

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将来、手術室や救急救命室の看護師になりたいという夢を持つ彼女たちは、手術室、ICU、ER、Dr.ヘリを見学しました。シンガポールでは大きな地震はありませんが、隣国のインドネシアの大地震、津波が発生していることから日本の地震訓練についても関心が高く、実習中に行われた救急外来での救護所訓練の様子も見学させていただきました。

大地震に備えて日ごろから訓練している様子に驚いていました。

入院病棟の実習では、看護師さんについてシャドーイング実習を行いました。日本語はわからない彼女たちですが、日本の看護師が担っているタスクの多さに驚きながらも、チームワークのよさ、お互い尊重をし合っていること、患者と家族の気持ちに配慮していることなど感じ取っていました。

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(カンファレンスを終えてお世話になった看護師さんたちのとの記念撮影)

 

実習も終わりに近づいてきた25日に、お別れ会も兼ねて看護学部の教員と9月に聖隷クリストファー大学からシンガポールで2週間国際看護実習を行った学生たちと一緒に食事会を開催しました。

シンガポールの看護教育の現状など、とても興味深いお話を聞けて楽しいひとときでした。

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9月27日の実習最終日は、4週間の実習の成果をパワーポイントにまとめ、看護学部の教員9名と学生2名を対象にプレゼンテーションをしてくれました。

自分たちの国との看護の違いがきちんとまとめてあり、積極的、意欲的に多くのことを吸収してくれた実習であったことがわかりました。

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最後に、4週間の実習をコンプリートした証として修了証が看護学部長より手渡されました。

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   (Amyさん)          (Jengさん)

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(実習報告会に参加してくれた人たちとの記念撮影)

*写真はすべて掲載の許可を得ております。

文責 小出扶美子

2019年5月 7日 (火)

【看護学部】アメリカ看護研修報告会

看護学部では、2019年3月14日から24日にアメリカ・カリフォルニア州オークランド市にあるサミュエル・メリット大学において「アメリカ看護研修」を実施しました。

この看護研修に参加した9人の看護学部生が、4月18日(木)に本学・1701教室で研修報告会を行いました。

会場では、多くの学生が熱心に報告を聴き入りました。

サミュエル・メリット大学での看護研修は、聖隷クリストファー大学がサミュエル・メリット大学と交流協定を結んだ2013年度から2018年度までに既に5回実施され、総計43人の学生を派遣してきました。

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報告では参加学生9人が、アメリカの看護教育の特色や、日本とアメリカの医療保険制度の違い、シミュレーション看護の体験、ジョン・ミュアー病院での看護師の仕事の様子、ブライタービギニングス・クリニックで見学した「ナース・プラクティショナー」の仕事について説明しました。

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また、楽しかったサミュエル・メリット大学の学生・教職員との交流や、現地でのホームステイやサンフランシスコ市観光の様子なども紹介しました。

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最後に学生たちは、会場に集まった学生たちに対して、「行く前は、英語力の不安などもいっぱいあったけど、日本やアメリカの看護や医療についてもっと勉強したいと思うようになった。」「海外で看護師として働いてみたいと思うようになった。」「看護の勉強にも積極的になり、自分の人生を大きく変えるチャンスになったと思うので、皆さんも勇気を出してせび参加してみてください!」と語りかけました。

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学生の発表後、藤本栄子看護学部長が、「アメリカ看護研修に参加した学生たちは、研修で学んだことを自分の言葉で表現できるようになります。」「9人のように10日間で大きく成長できるチャンスなので、一歩踏みだして、日本を飛び出してほしいです!」とこれから参加を検討する学生たちを激励し、報告会を終了しました。

     

グローバル教育推進センター運営会議委員 

成松 美枝

2018年12月14日 (金)

ナンヤン理工学院の卒業生を迎えての交流会

 去る2018年11月29日(木)、本学との交流協定締結校であるシンガポールのナンヤン理工学院Nanyang Polytechnic(NYP)から卒業生のNaomiさんが5年ぶりに本学を来訪し、在学生と交流の機会を持ちました。

 NYP: https://www.nyp.edu.sg/schools/shss/full-time-courses/nursing.html  

 日頃から卒業生との交流機会を大切にする聖隷ですが、交流協定校から卒業生をお迎えしたのは、今回が初めてだと思います!

 2013年9月に当時NYPの3年生だったNaomiさんは友人のSuhanaさんと共に看護実習生として来日し、聖隷三方原・浜松病院、エデンの園、訪問看護ステーションなどで、約1か月の実習を行いました。今回の浜松来訪も、その時の縁がきっかけで実現したものです。忙しい旅行の合間を縫って参加してくれて、彼女の厚意に心より感謝です。

 今回の交流会は、興味のある学生さん7名、Naomiさんとパートナー、そしてご友人2名での、和やかな「英語でhealthcareを語る会」となりました。

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  ゲストの4人がそれぞれ特徴のある流暢な英語で話すので、なんとか話を理解しようと一生懸命耳を傾け、拙い言葉でも伝えようと努めた学生さん達にとっては、さぞかし刺激たっぷりだったことでしょう。1年次の英語の授業とは違ってトピックは自分の専門分野。しかも、手加減のないスピード‥。ちょっぴり緊張したかもしれませんが、その真剣さと友好の気持ちは十分伝わったと思います。

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 以下、どんな話をしたのか少し紹介します。

 まず、みんなが気になったのは、Naomiさんがこれまでどんなキャリアを歩んできたのか、今、どんなお仕事をされているのか、ということでした。

 実はNYP入学前にも既に病院の手術室で看護助手としてお勤めだったNaomiさん。正看護師の資格を取るために、NYPへ入学したそうです。Secondary School(中・高等学校)の時にはそれほど勉強が得意でもなかったそうですが、1年生の時、3年生になったら絶対に海外での看護実習に参加しよう、と心に決めて猛勉強開始。3年生になった頃には、なんと成績は学年6位の実力に(1学年に約800名在籍)!

 NYPでは、上位20名の学生が、アメリカ、イギリス他、世界の国々で行われる実習プログラムに派遣されるのだそうです。そんな中で、彼女は日本語も頑張って修得し、どうしても日本に行きたい!と強く希望して来日を実現、実習も後半にはほとんど通訳を使わずに内容が理解できるほどになりました。卒業後はイギリスで学士の資格を取り、現在はまた元の病院の手術室へ戻り、麻酔医師の元で働いているそうです。

でも、どうして日本に来たかったのでしょう?

 この日の交流会に参加した学生さんたちは、その多くがシンガポール研修に参加した経験があり、多民族国家シンガポールの繁栄と教育水準の高さ、医療技術の発展など、衝撃を受けたのが記憶に新しい方も多かったはず。シンガポールから来たNaomiさんの目には、日本の医療・看護はどんな風に映るんだろう、そして、今どんな事を感じるのだろう、と興味津々。

 日本とシンガポールの看護はどんなところが違うのでしょうか?

 Naomiさんは、日本の病院では看護師も患者さんも、とても穏やかで優しく、医療スタッフが協力して患者さんをとても大切にしていますね、と。その一方で、できるだけ自分の身の回りの事ができるように、自立支援を目的とした患者教育が行われている、と感心していました。

 一方のシンガポールでは、患者さんは、入院すると自分が医療費を払っているのだからサービスを受ける権利がある、という認識を持つようで‥。足の怪我で入院しており、手の機能は十分使える患者さんでも、看護師に「水を取ってほしい」等の要求をするなど、自分でできる事でもなかなかやろうとしない、という傾向があるそうです。

 多忙な看護師が、患者さんの小さな要求一つ一つに対応するのは大変なだけでなく、退院後の自立に向けた訓練の機会も失ってしまうため、看護師としては頭の痛いところなのだそうです。

 また、日本の医療機器や介助用具がとても進んでいる、と言っていたのは意外でした。寝たままでも入浴できる介助用具など、お風呂文化を持つ日本ならではの技術開発や、細やかな工夫はあるかもしれませんね。その点、シンガポールは効率を重視するがために細やかさに欠けるというのか、大ざっぱ…ということのようです。

 参加者からは病院食についての質問も出ました。

「シンガポールの病院食は、色々選べてとても良いと思うのですが、日本の病院食はどう思いますか?」

 それについてNaomiさんは、シンガポールの病院食が色々と選べるのは、それは多民族、多宗教の患者さんに対応するためであって、特別美味しい訳でもありませんし、私は食べたいとは思いません(笑)、ですって。それに比べて、日本の病院食は、とても美味しそうですね、ということでした。

 それぞれ、相手の国の方がよく見える、というところが興味深いですね。

 国際交流を通してお互いに相手のよさを見つけ、伝え合うことができるのは、新しい事を学ぶだけでなく、自国のよさも再確認することができる良い機会であるとも言えます。

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 国際交流を、学生時代の1回の経験で終わらせず、長い友好関係を育んでいってほしいものです。また、英語は壁ではなく共通の言語であり、英語を通して友情を育み、学び合える言語。世界を広げ、人生を楽しむための扉であることを、もっと多くの方に知ってほしいですね。

 その扉を開ければ、世界は意外にすぐ目の前にあるのですから。

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 最後に、Naomiさんから頂いたメッセージの一部を掲載します。

 Hello everyone!

  It has been a great pleasure and honour to meet all of you. Although I was an overseas exchange student from Nanyang Polytechnic for more than 5 years ago, thank you for bringing me back to school and bringing back all the good memories. I truly miss being a student in Japan and given the opportunity to come back was really exciting for me as well.

 Being in the healthcare profession is a blessing and sometimes it can get tiring but never give up! Always remember that if you don't do this job, no one else will. You are so important for the patients and although they may not say it, they can feel it. Whatever we do for our patients, we have to do it with pride, respect and most importantly putting our patients in the centre of interest. Doing what is best for them.

 Whenever you feel like giving up, remember the times when a patient thanked you for your service and a smile that you put on their faces. You cannot buy their smile with money, only through your heartfelt service.

 I hope with your great service to the healthcare systems, patients will be happier and healthier. I wish all of you the best in your studies and good luck for your national examination. Pray and buy omamori for your examinations. Once again thank you for having my family and friends. We enjoyed ourselves during that small gathering. See you guys soon.

 Naomi

                                                                              看護学部:渥美

2018年9月28日 (金)

シンガポール ナンヤン理工学院からの看護学生、2名頑張っています。

本学と大学間交流協定を結んでいるシンガポールのナンヤン理工学院(Nangyang Polytechnic)から看護学生2名が、9月3日から1か月の予定で日本の看護を学びに来ています。

彼女たちは日本の医療保険制度と看護教育制度の講義を受けた後、聖隷浜松病院で1週間入院病棟での看護を学び、12日から聖隷三方原病院6日間、聖隷おおぞら療育センター 1日の実習を行いました。

聖隷三方原病院の初日には、彼女たちの希望であったドクターヘリを見学することができました。

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シンガポールは琵琶湖と同じくらいの大きさのため、ドクターヘリはないとのこと。将来ER(緊急救命室)、ICU(集中治療室)の看護師をめざしている彼女たちにとって、「ヘリに乗れる人数は?」、「どの範囲まで患者を搬送するのか?」など多くの質問が出ていました。

病棟では、聖隷三方原病院の看護システムであるパートナーシップナーシングを体験したり、看護師の看護業務のシャドーイングを行いました。

シンガポールの公用語は英語のため、現場の看護師さんたちも、慣れない英語で一生懸命に伝えてくれたり、難しい部分はスマホのアプリも活用したりで、コミュニケーションをとって交流していました。

聖隷三方原病院の看護師さんの患者に対する姿勢、誠実さ、やさしさは言葉で表さなくても、看護師の患者と関わる姿からしっかりと感じ取ることができたようです。

日本では当たり前な楽のみ(吸いのみ)がシンガポールではないこと、誤薬がないように内服薬の管理がIT化されていること、床上便器はリサイクルできる素材のディスポーザブルであることなどシンガポールの看護も紹介してくれました。

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《カンファレンスを終えてお世話になった看護師さんたちのとの記念撮影》

写真掲載の許可はとれています。

重度心身障害者の施設である聖隷おおぞら療育センターでも実習を行いました。シンガポールの看護実習では、このような施設での実習は行わないそうで、病院とは違う生活の場での実習は貴重な体験となったようです。この実習でも障害はあっても一人の人として尊厳をもって看護する看護師の姿勢に感動していました。

浜名湖エデンの園での高齢者看護、訪問看護ステーションでも実習を行います。

※ナンヤン理工学院の看護コースの紹介はこちらです。

                              (小出扶美子)

2018年7月 4日 (水)

外部講師による講義を、海外研修生が聴講されました!

 訪問看護ステーション三方原に勤務されている、緩和ケア認定看護師の方に、在宅看護援助論の講義を1コマご担当いただきました。

「在宅における終末期看護の展開、在宅での看取りの看護」という内容です。
 看取りに対するイメージを、色で表すワークもありました。学生の看取りに対する素直な気持ちが、表出されたワークとなりました。
 講義の中で、訪問看護師として日々の勤務で大切にしている看護観もお伝えいただきました。

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 米国サミュエルメリット大学から海外研修として来学している、看護学生10名も聴講しました。後半30分間でしたが、大講義室で講義を受けるという体験をしていただきました。サミュエルメリット大学ではグループワークが多いそうで、全員で受ける講義にびっくり!

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皆さん写真掲載への許諾をありがとうございました。在宅看護学教員 山村江美子 

2018年6月27日 (水)

サミュエルメリット大学研修生のみなさんの 学内キャンパスツアーで・・・

  6月18日(月)にサミュエルメリット大学の研修生のみなさんが、1号館3階の地域看護実習室を見学されました。

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  畳の和室や布団、障子など、日本の一般家庭を想定した看護実習室を、興味深く見学されていました。異文化を体感する一場面だったのではないでしょうか。この和室には、茶道の茶釜を沸かす炉があります。

 ご存知でしたか・・・

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2018年5月14日 (月)

【看護学部】アメリカ看護研修・参加報告会を行いました。

2018年3月15日から25日まで、アメリカ・カリフォルニア州オークランド市にあるサミュエル・メリット大学で国際看護研修を行った8人の看護学部生が、4月27日に参加報告会を行いました。会場では研修に興味を持つ多くの学生が、熱心に報告を聴き入りました。

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報告では、参加学生8人がサミュエル・メリット大学の教育課程を紹介した後、実際に体験したシミュレーション看護演習や、マグネットホスピタル(質の高い看護サービスを提供している病院の認証)と呼ばれるジョン・ミューア病院でのシャドーイング、日本の教育課程との違い、学生生活の様子などを説明しました。

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また、ジョージ・マーク・チルドレンズ・ハウス(小児ホスピス)、セントポールタワー(高齢者施設)の訪問の様子を紹介し、日米の医療・社会福祉制度の違いについて語りました。さらに、サミュエル・メリット大学の学生・教職員との交流や、現地でのホームステイやサンフランシスコ市観光の様子なども紹介されました。

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最後に学生たちは、会場に集まった学生たちに対して「英語での授業や演習についていけるか不安だろうけど、行く前に事前研修を沢山やっていくから大丈夫」、「アメリカの看護を体験でき、アメリカの学生と友だちになれて本当に充実した研修だった」と語りました。

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学生の発表後、研修を引率された小池先生、仲村先生、渥美先生が「研修中、参加者は皆よく対象を観察してメモを取り、積極的に質問をして、自分の意見を持つようになっていった」「サミュエル・メリット大学の先生方からも何と熱心な学生さんたちだろうとお褒めの言葉を戴いた」と講評し、「10日間で大きく成長できるチャンスなので、是非一歩踏み出してみてほしい」と今後の参加を検討する学生たちを激励し、報告会を終了しました。

 

記事を読んで興味を持たれた方は、スチューデントプラザにあるグローバル教育推進センターで、是非一度話を聴いてみてください。                       文責 成松 美枝

2017年12月15日 (金)

~国際交流の紹介~ 国際看護実習生が実習の学びを報告しました!

本学は、シンガポールにあるナンヤン理工学院(NYP)と国際交流協定を結んでいます。

毎年、海外の看護に関心をもつ看護学部の学生が、NYPで開講される国際看護実習に参加しています。

今年度も4年生2名が、9月に2週間にわたる実習に参加しました。

とはいっても、実は実習生は、実習の半年前から、語学のトレーニングや実習事前学習に取り組んでいました。

この期間は、ちょうど臨地実習にあたり忙しい時期のはずでしたが、実習指導担当教員や英語教員、グローバル教育推進センターの職員による温かで熱心な支援を受けて乗り越えてきました。

 その成果をもって、実習生は現地に飛び、ホームステイ、一般病院・高齢者施設・訪問看護ステーション・健診センター等で実習し、シンガポールに特徴的な健康問題や、健康に関わる政策、看護実践について学び、その学びをまとめてプレゼンテーションしました。もちろん英語で、です。英語版の資料もしっかり準備しました。

 プレゼンテーションでは、NYPの先生方から指導をいただいて修正しました。NYPの先生方から、よいしあがりであったことや、率直な学習態度に対するお褒めの言葉をいただきました。

 写真は、帰国後、後輩に実習の学びを報告している様子です。

 実習生はそれぞれ、自分の関心のある看護について学ぶための実習目標を自分で設定していたので、その目標に沿って学んだこと、気づいたことを、考察を加えて伝えていました。

実習生の成長ぶりがよく伝わる報告でした。

Photo -国際看護実習 学びの報告会① -

Photo_3    -国際看護実習 学びの報告会② -
実習生の木下美穂さん(向かって左)、森 恵美菜さん(右)です。

実習生は、2月の国家試験受験を経て、来春、看護師としてデビューします。
国際看護実習で得た自信や学びの可能性を大切に、活躍してほしいと願っています。


                                                     国際看護実習 科目責任者
                                                                 樺澤三奈子