5-5.国際交流 Feed

2017年7月25日 (火)

サミュエルメリット大学 エンゼルケアプログラムと訪問看護研修

2017年6月9日金曜日、本大学と交流しているサミュエルメリット大学から研修生の訪問看護の見学に引率させていただきました。訪問看護ステーションの看護師1名とともに、90歳代のご夫婦のお宅へ伺いました。全身の観察や日常生活の状況、ADLの様子等把握した後に、入浴介助を実施されました。

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私の果たした役割は片言の通訳が主体でしたが、研修生の方は、大変訪問看護に関心を示してくださり、たくさんの質問を含めた会話もなされ、かなり充実した内容であったと喜んでいただけました。医療費の高いアメリカでは、訪問看護が日本のように利用しやすい環境ではないと私も学ぶ良い機会となりました。

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6月12日月曜日には、サミュエルメリット大学の研修生とともに、3月にアメリカ看護研修に行った本大学3年生10名と基礎看護学領域の教員3名でエンゼルケア研修を行いました。実際にお互いに顔の清拭やスキンケア、お化粧を施す体験ができ、国の違い・文化が違う背景による看護実践の違いが学べる、大変良い機会となった時間でした。

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基礎看護学 柴田めぐみ

2017年6月30日 (金)

SMU研修生の受け入れ報告(第2弾): スペシャルインタビュー

みなさん、こんにちは。

今回は前回に引き続き、米国カリフォルニア州にあるサミュエルメリット大学(SMU)の研修生受け入れ報告(第2弾)として、スペシャルインタビューをお届けします。

研修生の受け入れは今年で3年目、10名の看護学生と教員2名をお迎えして、10日間の日程で行いました(2017年6月3日~12日)。学内での講義、演習に加え、病院見学、訪問看護、ホームステイも体験しています。滞在中は様々なプログラムが組まれ、学生との交流機会が多いのも特徴です。

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(写真:入試広報センターより)

今回インタビューに協力してくれたのは、ルイーズ(Louise)さん、リア(Lea)さんです。

メールでのインタビューにも関わらず、とても丁寧に答えてくださいました。日本語(一部要約)でお届けしますので、興味のある方は是非英語の原文も読んでみてください。記事の最後に掲載します。

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まずは、お二人のプロフィールから。

ルイーズさん:

既卒者を対象とする1年間の看護コース(ABSN)に在籍している看護学生さんです。大学時代は美術を専攻、ファッションとアートをこよなく愛する方です。看護師を志望する前はLevi’sで7年間勤務していました。ショーウィンドウのディスプレイで、マネキンのスタイリングなどを担当していたそうです。

看護を志すきっかけは、4階建ての屋根から落ち、2か月入院する程の大怪我を負った事なのだそうです。足、足首、股関節、脊柱の手術を何度も受け、8ヶ月間のリハビリを強いられました。弱さや恐怖を味わいながらも、次第に生命に対する強い感謝の念を抱くようになったルイーズさん。入院中に受けた医師と看護師の優れたケアに感激し、自分も看護師になり患者に寄り添いたいと思うようになったそうです。専門基礎科目などを2年間受講した後、SMUに入学しました。

リアさん:

同じく、ABSNに在籍する学生さんです。大学時代の専攻は人体生理学でした。医療系の仕事に就きたいという気持ちはありましたが、元々は理学療法士を目指していました。しかし、100時間の見学を経て、もっと全体的な人のケアに興味を持つようになりました。股関節や膝関節だけではなく、人全体を対象にできるのが看護だと思い、志望するに至りました。

※お二人は、来日する1週間前にこのABSNプログラムを終了しています。

それでは早速、インタビューの内容をご紹介します!

看護の中で、興味のある分野は何ですか?

ルイーズさん:

私は整形外科看護や手術室の看護に興味があります。なぜなら、私は患者として整形外科病棟に入院しておりましたし、非常に多くの手術を経験したからです。

リアさん:

私が最も興味を持っているのは救急医療の看護、ICUのケアです。クリティカルケアを必要とする患者さんと、その病状の複雑さに興味があります。ICUの看護師になるためには、高い批判的思考とアセスメント技術が必要です。テレメトリー(心電図等の遠隔測定方式)のデータを解釈する事に興味があります。

研修中で最も楽しかった/学んだことは何ですか?

ルイーズさん:

研修プログラムで驚いたのは、高齢者を対象としたヘルスケアが米国と比べて非常に優れている事です。人々が助け合う介護保険制度は素晴らしく、事実上、国民全てが医療費を支払うことができるのは驚くべきことです。看護師が定期的に家庭を訪問し、毎日の投薬や入浴の介助が可能だと知り、素晴らしい制度だと思いました。私の祖母は、晩年高額な医療費の負担に苦しみました。もしも米国にも日本のような医療制度が整っていたら、祖母の晩年は経済的な困難が少なく、寿命も生活の質も向上していたのではないのかと思います。

 また、研修中で最も楽しかったのは、訪問看護への同行とホームステイの経験でした。ホストファミリーの学生さんはとても親切にしてくださり、共に素晴らしい時間を過ごしました。とても感謝しています。

リアさん:

研修で最も気に入ったプログラムは、訪問看護の同行です。95歳の利用者さんのお宅に訪問させていただきました。彼女は本当に活き活きとしていて、75歳ぐらいかと思うほどでした。米国では訪問看護はあまり一般的ではありませんので、高齢の患者さんが居心地の良い家庭環境でケアを受けることができるのは素晴らしい事だと思います。自営でお茶の生産から加工、販売までを営んでいるお宅で、私たちにお茶まで出してくださいました。幸せで長生きする秘訣は、よく食べ、友人や家族との付き合いを楽しむことだそうです。私はこの思い出を大切にしたいと思います。

日本、または浜松での滞在中で一番驚いたのは何ですか?

ルイーズさん:

リアさん:

人々が親切で礼儀正しく、友好的、他人を思いやり、誰もが歓迎してくれたことに驚きました。

全ての公共交通機関や環境(バス、電車、道路など)が、とてもきれいで驚きました。ゴミを捨てようと思っても、ゴミ箱がなかなか見当たらない事にも驚きました。米国ではあらゆるところにゴミ箱が置いてありますが、それでもゴミが落ちていることがあります。

私たちSMUを訪ねる際には、どんな事がお勧めですか?

ルイーズさん:

リアさん:

サンフランシスコ、カリフォルニア州には、楽しい事、有名な観光地が本当に沢山あります!こちらに来ることがあったら、皆さんをご案内したいと思います。

紹介しきれないので、お二人からのお勧めはこちら(詳しくは原文を読んでね):

  1. カリフォルニア・アカデミー・オブ・サイエンス
  2. ゴールデン・ゲート・ブリッジ
  3. カリフォルニアアシカ・ウォッチング
  4. ケーブルカー体験
  5. ユニオンスクウェアで買い物
  6. アルカトラズ島
  7. ピア39
  8. レイクタホ(タホ湖):シエラネバタ山中にある美しいリゾート地。夏も冬もおすすめ。

余暇はどんなことをして過ごしますか?

ルイーズさん:

家族や友人と過ごす時間が好きです。工芸をしたり、絵画、洋裁も楽しんでいます。

リアさん:

アウトドアが好きです!ハイキング、バックパッキング、ロッククライミング、自転車などが好きです。ヨガや瞑想、ダンスも好きです。看護コースを終了し、ようやく好きな事をする時間ができたことを嬉しく思います。在学中は勉学で忙しく、自分の時間はほとんどありませんでした。みなさんも同じように忙しい毎日を送っているのではないでしょうか。

その他のコメント.

ルイーズさん:

私はこの研修でできた友人や思い出に生涯感謝することでしょう。多くの事を学び、広い視野で物事を理解できるようになりました。日本での、聖隷での研修のおかげで、より良い看護師になれると感じます。

リアさん:

研修プログラムを終えた後、実は私たちは京都と東京へ旅行に行きました。もっと日本を知る機会になり、とてもよい経験ができました。京都では温泉旅館に泊まり、多くのお寺、神社を見学しました。金閣寺、霊山観音、伏見稲荷神社が特に気に入りました。東京ではスカイツリーにも上りました。竹下通りも歩きましたよ。

聖隷の看護学生さん、または高校生の皆さんにメッセージをお願いします。

ルイーズさん:

機会があれば、是非米国に来てサミュエル・メリット大学を訪問してください。海外研修は素晴らしい経験でした。私がオススメしたアクティビティにも是非チャレンジして、サンフランシスコを満喫して欲しいと思います。今回の経験は、私にとって大変意味深いものであり、これまでの人生最高の旅でした。私が体験したように、是非皆さんも米国に来て交流プログラムに参加してください!

リアさん:

看護師の仕事を志すのは、素晴らしい事だと思います。この分野に興味を持っている皆さんは、とても思いやりのある学生さんだと思います。意見を交換したり、異なる文化の視点から話し合うことができたのはとても貴重な体験でした。私たちは(米国と日本で)異なる点があるかもしれませんが、それよりずっと共通点の方が多いという事に気付いたのが、今回の研修を通して一番の学びでした。

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インタビューは以上です。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

お二人からは、関わってくださった全ての学生さん、教員、関連施設の職員の皆さんに深い感謝の気持ちをお預かりしております。この場を借りて、お礼申し上げます。

ありがとうございました。

海外研修、学内での国際交流に少しでも興味を持った方、是非私たちと一緒に参加しませんか。ご質問、ご相談などは、国際交流センター、または国際交流担当の教員までお気軽にお声かけください。

看護学部(英語担当)A.

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以下にインタビューの原文を掲載します。

 

Louiseさん

1. You are an ABSN student, aren't you? What made you change your career path and choose to become a nurse?

Yes, I am an ABSN student. My first degree was in Art. I worked in the fashion industry for 7 years for Levi’s. I used to style and dress the mannequins for window displays. I have always loved fashion and art.

 I changed my career path after I was involved in a bad accident when I fell from a four-story rooftop. I broke multiple bones and was hospitalized for two months undergoing multiple surgeries on my foot, ankle, legs, hips and spine and 8 months of extensive physical therapy. My recovery brought out feelings of extreme vulnerability and fear. Through the experience, I have come to develop an even deeper appreciation for life and am forever grateful for all the excellent care I received from doctors and nurses during my hospitalization.

My experience as a patient allowed me to know first-hand the impact a great nurse can have on their patients, inspiring me to pursue nursing again so that I can be present for my patients in the same way.

Once I was able to walk again, I attended classes for two years to complete my prerequisite classes. In 2016, I was accepted to Samuel Merritt University’s ABSN program, and I graduated about a week before my trip to Japan.

 2.What is the area of your interest in nursing? And why?

I am interested in orthopedics nursing or a nurse in the operating room. I am interested in these areas because while I was a patient in the hospital I was hospitalized in an orthopedic unit and I underwent so many surgeries.

3. What did you enjoy/learn most during the study program? And why?

During the study program in Japan, I was amazed to learn about how much better the healthcare for the elderly is in Japan than in the United States. I admire the fact that there is long-term care insurance, and that people really take care of one another. It is amazing to me that virtually everyone can afford healthcare. I am so impressed to learn that nurses can regularly visit the home, help with daily medication, and bathing assistance.

I was very close to my Grandmother, who passed away while I was in the ABSN program. During her last years of life, she had to pay so much of her own money just to get the healthcare, equipment, and services that she needed to stay alive. If the United States had a healthcare system more like Japan’s I believe my Grandmother’s last years of life would have been less financially stressful for her, and more importantly, her years and quality of life may have been extended as well.

My two most enjoyable experiences were the home visit and also my stay with my host, Yuki. We had such an amazing time together and she was so kind. Despite the language barrier we were able to connect and became close friends quickly. I am very grateful to have had the opportunity to meet and spend time with her. 

4. What surprised you most during the stay in Japan or Hamamatsu? 

I was most surprised by how clean everything is in public (buses, trains, streets, etc.) and also how difficult it is to find a garbage can to throw away your trash. I was also surprised by how nice, polite, and welcoming everyone was.

5. What do you recommend we do when we visit your place?

There is so much to do in the city of San Francisco. If you came to San Francisco, I would recommend that you do some of the following:

a) Visit California Academy of a Sciences

San Francisco is also home to the California Academy of Science- the only place on the planet with an aquarium, a planetarium, a natural history museum, and a four-story rainforest all under one roof. It is best to go Thursday evenings for “Nightlife” where visitors explore a unique theme each week and after-hours access to all academy exhibits.

b) Walk Over the Golden Gate Bridge
The Golden Gate Bridge spans 2.7-kilomerers. I have only walked it once, but if you come visit, I would love to walk it with any of you. :-) The Golden Gate Bridge is said to be one of the most photographed landmarks on Earth.

c) See the Sea Lions

Fisherman’s Warf is also home to Pier 39, a waterfront marketplace that is one of the city’s most popular attractions. A community of California sea lions has decided to make Pier 39 their home. From there it’s a short walk to Ripley’s Believe It or Not, arcades, restaurants, street performers, and crab vendors selling fresh crab and shrimp cocktails.

d) Ride a Cable Car
Cable cars have been transporting people around San Francisco since the late 19th century. The cars run on tracks and are moved by an underground cable on three routes. Their familiar bells can be heard ringing from blocks away. Each one-way ride will provide beautiful views of the city’s hills and can also transport you from downtown SF to fisherman’s Warf and Back. I have ridden the cable cars many times.

e) Shop in Union Square

 Union Square is the place to go if you are into shopping or fashion. Major department stores and designer boutiques line streets like Post, Sutter, Geary, Grant, Stockton and Powell. The Westfield shopping center is a huge mall with plenty of shops as well. This is where I used to work in Fashion, so if you come, I would love to show you around. 

f) Visit Alcatraz
Alcatraz, a former prison, is located on an island of the same name in the middle of San Francisco Bay. Some of the United States’ most notorious criminals were incarcerated there. A visit to Alcatraz today is fascinating. Cell-house tours are available, allowing visitors to learn about the prison as they explore the buildings and grounds. I have gone here once, on a night tour, and it was very interesting and exciting. They take a boat out at night to the island and it is dark and spooky.

Let me know if you make it to San Francisco. I would love to show you guys around!

6. What do you like to do for fun?

I enjoy spending time with my family and friends. I also enjoy making crafts, painting, and sewing. 

7. (Any other comments? If any ...

I am forever grateful for the friends and memories I made on this trip. I learned so much and was able to understand things from a broader perspective and I feel that I will become a better nurse because of my trip to Japan and to your school.

8. Can you give a message to SCU students or future ones?

If given the opportunity I would recommend coming to the United States and visiting Samuel Merritt University. Traveling abroad has been such an amazing experience for me. I would also recommend you explore San Francisco and some of the things to do that I mentioned above.

This experience I had in Japan has meant so much to me and has been the best trip of my life. So please, come visit and do the exchange program like I did!

 

Leaさん 

"To start off I would like to thank all of the students and faculty at Seirei Christopher University who welcomed us and guided us on our journey of learning about the healthcare system in Japan. Thank you so much for your guidance and hospitality!

(1) I originally studied Human Physiology in my 4-year undergraduate degree. I knew I wanted to pursue a career in healthcare but was not sure what specific area I wanted to pursue. I initially thought I wanted to be a physical therapist, but after doing about 100 hours of observation I decided I wanted to go down a pathway that was more holistic in the sense that nursing treats the entire person rather than just a hip or a knee joint.

(2) The area of nursing that I am most interested in is critical care also known as ICU. This is the area that I did my senior preceptorship clinicals in. I very much enjoy critical care because I enjoy being very invested in the care of my patient and knowing all of the complexities of their critical condition. I like that it takes a high level of critical thinking and assessment skills to be an ICU nurse and enjoy interpreting telemetry. 

(3) During our exchange trip at Seirei Christopher University, one of my favorite experiences was accompanying my home health nurse to visit one of her 95-year-old patients. The patient was so full of life and energy I would have thought she was about 75 years old if I hadn't known better. It was so wonderful to see an elderly patient receiving care in the comfort of their own home. Home visiting nursing is not as common here in the United States. The patient lived on a green tea farm with a factory on site to process the tea. We drank tea together and her grandson gave us a tour of the factory. Towards the end of our visit, I asked the patient what her secret was to a long happy life. She told me to eat well and to always enjoy the company of friends and family. I very much treasure this experience.

(4) During my stay in Japan, one of the things that surprised me the most was how friendly and helpful everyone was that we encountered. It was wonderful to be surrounded by a culture in which respect for others is highly valued. Another thing that surprised me was how clean everything is in Japan! In the United States, we have trash cans on nearly every street corner and in every room of every building but it is still very common to see trash on the ground which can be very upsetting.

(5) If you are ever to visit California I highly recommend doing some sightseeing in San Francisco. It is a beautiful city and has many famous sites to see such as the Golden Gate Bridge, the island of Alcatraz, and Pier 39. Another place that is one of my favorite spots is Lake Tahoe which is up in the Sierra Nevada mountains. In the wintertime there is snow and many people go snow skiing, and in the summer it is warm and people enjoy boating and sunbathing. Please come and visit if you ever have the opportunity!

(6) In my spare time, I love doing all sorts of outdoor activities! I love going hiking, backpacking, rock climbing, and biking. I also love to do yoga, meditate and dance. I am happy that I have finished nursing school because now I have more free time to do the things I love. While I was in my program I had very little free time and was too busy to do any exercise or activities. I'm sure many of you can relate!

(7) After our program 2 of my classmates and I extended our trip in Japan and visited Kyoto and Tokyo. I am so glad I had the opportunity to see more of Japan before returning home. In Kyoto, we stayed at a traditional Onsen and visited many of the temples and shrines in the city.  My three favorite locations were the Kinkakuji temple, Ryozen Kannon temple, and the Fushimi Inari Shrine.  In Tokyo, we went to the top of Tokyo tower, Skytree Tower and visited Takeshita street.

(8) My message to SCU students is that it is so wonderful that they are interested in pursuing a career in nursing. I believe it takes a very compassionate individual to enter into this field and it is so wonderful that we have had the opportunity to exchange ideas and perspectives cross-culturally. One thing that I have walked away from the experience having learned is that even though we may perceive variation between us, we are all so much more similar than we are different."

 

2017年6月16日 (金)

Samuel Merritt University(CA,USA)看護大学生、訪問看護を体験!?

  今年も、国際交流協定締結校の米国カリフォルニア州のサミュエルメリット大学の看護学部生と教員が本学に研修に来ました(6月4日~12日)。

  米国の看護学生の研修は、日本の保健医療福祉制度の講義をはじめ聖隷病院、施設の見学、本学部生との交流など多忙なスケジュールでしたが、初めての日本の医療看護を興味深く学んでいました。

  6月9日、研修の終盤、浜松市内の聖隷訪問看護ステーション4カ所での訪問看護の体験でした。日本の家庭で療養されている患者さんの生活や環境を伺えるこのプログラムは人気です。

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訪問の当日、梅雨にも関わらず、木々の緑がまぶしいさわやかな天気に恵まれました。

 

  訪問した患者さんは、できるだけ自分のことは自分でできるようにリハビリを頑張る3世代家族の90代の女性と、病気の進行によって自分で身の回りのことをするのに不自由になっていく中で愛猫「ミーちゃん」の世話を支えに一人暮らしをする80代の女性のお二人です。

 お二人とも米国の看護学生の訪問を心待ちにされて、訪問すると、言葉が通じなくても、体が不自由にも関わらず、一所懸命お話しをしてくださったり、お茶を出してくださるなどなど、米国看護学生を暖かくおもてなしくださいました。

 訪問時の写真はありませんが、素晴らしい国際交流の場となりました。

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2017年5月12日 (金)

アメリカ看護研修参加報告会:サミュエル・メリット大学

2017年3月20日から30日まで、アメリカ・カリフォルニア州オークランド市にあるサミュエル・メリット大学で国際看護研修を行った学生達が、4月27・28日参加報告会を行いました。会場では、研修に興味を持つ計89名の学生が報告に聴き入り、今後の参加を検討していました。

報告会では、サミュエル・メリット大学の教育課程を紹介した後、実際に体験した「看護シミュレーション演習」や「水中療法」の様子などを、写真を交えて分かりやすく説明しました。

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また、セント・メアリーズセンターやセントポールタワーなどの高齢者施設への訪問の様子を紹介しながら、アメリカの社会保障制度の日本の制度との違いについて語りました。

さらに、サミュエルメリット大学の学生・教職員との交流や、教員の自宅に招かれてのホームステイの様子、現地・サンフランシスコ市での観光の様子なども紹介されました。

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最後に、研修を引率された小池先生、炭谷先生、樫原先生が「研修全体」について、「10日間の研修で参加者は皆、本当にタフになった。」「お金や英語力の面で心配はあるだろうけど、事前に研修をやって十分準備していくので大丈夫、ぜひチャレンジしてほしい。」と講評しました。また、看護学部長の藤本先生がこれから参加を検討する学生たちに対して、「10日間で大きく成長できるチャンスなので、是非一歩踏み出してみてほしい」と激励し、報告会を終了しました。記事を読んで興味を持たれた方は、スチューデントプラザにある国際交流センターで、是非一度話を聴いてみてください。

                          (文責 仲村 秀子・成松 美枝)

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2017年3月21日 (火)

ナンヤン理工学院の学生とエンゼルケアの演習をしました

こんにちは。日差しに暖かさを感じられるようになりましたね。

2月末から3月にかけて、ナンヤン理工学院の学生が来学されました。

様々なプログラムがありますが、日本の病院での看護ケアの実際を学ぶプログラムとして、今回エンゼルケアの演習を担当させていただきました。

『病院での』と謳っていますが、実際は看護学部の教員2名で担当し、本学の学生(看護学部・リハ学部)がサポートしてくれました。

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今回研修に来ているナンヤン理工学院の学生さんは、夏にナンヤン理工学院に研修に行った本学の学生のホストファミリーをされていたそうで、お互いに関係を築いていて、積極的に関わってくれました!

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 英語での講義の一場面です。

講義の後はデモンストレーション!!国際交流センターの職員が通訳をしてくださいました。

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シンガポールでは看護師がエンゼルケアを行うことはないそうで、どのようなことをするのか真剣に見学されていました。本学の学生も、学内演習では実施しない内容でしたのでいつも以上に(?)真剣に見学していました。

デモンストレーションの後は、学生同士での演習です。

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本学の学生がサポートしながら実施しました。

日本は寒いのでジャケットを着ていましたが、メイクをするのに脱いでもらうのを忘れてしまい、途中で脱いでもらったりしました。このときも本学の学生とナンヤンの学生がお互いにコミュニケーションをとっていました。

 文化の違いについてもお話を聞きながら、死後のケアであるため怖くはないかなど、ナンヤン理工学院の学生からもいくつか質問をいただきました。

亡くなられても生きているときと同じように話しかけながらケアすること、ご家族と一緒にエンゼルメイクをすることで亡くなられた患者さまに触れ、向き合い、ともに患者さまのことをお話ししながら、闘病中には話す間がなかった元気だったころのお話などを聴かせていただいたりすることで、グリーフケアとして行うこと、また、自分の看護を振り返る機会にもなることなどをお話ししました。本学の学生にも感想を求められ(ナンヤンの学生さんは積極的です!)、実体験をもとに語ってくれた学生もいましたし、初めてのエンゼルケアの率直な感想、家族とのコミュニケーションが重要だと思ったことなどを語ってくれました。

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 最後はみんなで記念撮影をしました。その後も、学生は学生同士で交流するために一緒にランチをしにカフェテリア(学生ホール)に行っていました。研修プログラムは過密ですが、その合間に少しでも交流を深めようとしている学生同士の絆の深さを感じました。

 今回、研修プログラムの一部に参加させていただき、これまで臨床で行ってきたエンゼルケアを振り返る機会をいただきました。また、文化の違いからケアや教育について振り返る機会となりました。学生の意外な一面を見ることもでき、楽しい時間を過ごすことができました。

本学には一年に何度か提携校の教員や学生が研修に訪れます。海外にはなかなか飛び立てませんが、こちらに来てくださったときには積極的に関わっていきたいと思いました。

基礎看護学 水野

2017年2月24日 (金)

中国第三軍医大学からの研修の方との交流

2017210日、本大学と国際交流をしている中国第三軍医大学からの研修生であるおふたりの対応をさせて頂きました。

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中国からみえた研修生のおふたりは、私と同じ基礎看護学の教員の方と、病院にお勤めされている感染を専門にされている看護師の方でした。

 基礎看護学実習室において、教室を二つ使用しながら演習ができるため、モニターやマイクを使用し、2人の教員で2元の中継をしながら、挨拶をさせて頂きました。基礎看護学実習室を大変興味をもってご見学していただき、また、お互いの大学での教育について交流ができたことで、大変学びも大きくなる体験でした。

 今回の交流では、私は大学時代、中国語を学びましたが、本当に簡単な挨拶以外は、教えていただいた先生に心から大変申し訳なく思いますが、日常的に使わない言語は消えてしまうもののようです。そのため、英語にてご挨拶をさせて頂きました。コミュニケーションは大変良好にとることができ、「大変有意義な交流となりました」との言葉をいただきました。

 看護とは、人と人との関わりが大変重要であり、関わりの中で看護者は、「大切な人生を、その人が治療をする中で、治療をしやすくしながら少しでも幸せに生きる手助けをしていく」ことが望まれます。人と人との関わりは、時に誤解や障壁が望まなくとも生まれてしまうことがあります。しかし、人種や国と国との紛争や言葉の壁は、心からの志や相手を思いやる愛情を持ってさえいれば、取り除くことができる、ということを実感させていただくよい機会となりました。

 本大学では、このようなことを感じたり学ぶ機会を必ず手に入れられると思います。

 

                       基礎看護学 

                                                                                                柴田めぐみ


2016年9月30日 (金)

NYP実習生との国際交流 in September

みなさん、こんにちは。

朝夕がめっきり涼しくなり、夜は虫の音も賑やかになりました。 大学生の長い夏休みも終わり、新学期が始まりましたね!皆さんは、それぞれどんな休暇を過ごされましたか。

 一回り成長した元気いっぱいの皆さんに、また大学でお会いできる事を嬉しく思います。

 さて本日は、現在来日中の海外実習生、ケリーさんとマルカスさんについてご紹介します。

 ケリーさんとマルカスさんは、シンガポールのナンヤン理工学院(NYP:Nanyang Polytechnic)で看護を学ぶ3年次生。

 本学の実習先でもある病院や高齢者施設で、約1か月の実習を行っております。

 言葉や文化、教育・保健医療制度も異なりますが、患者さん中心のケアに対する想いは同じ。

毎日活き活きと、臨床での学びを積み重ねています。

 我々スタッフが時々通訳で同行すると驚くのですが、彼らは実に積極的。

現場の看護師の方にどんどん質問を投げかけ、自分の興味のある事については、「学びたい!」という気持ちを前面に出します。

 慣れない外国での実習は大変だと思うのですが、いつも笑顔を絶やさず、前向き。 日本の学生さんも、負けていられませんね!

 そんなお二人からお話を聞いてみると、文化や方法は異なっても、看護の基本は共通。ただ、シンガポールは多民族国家ということもあり、看護師として働くのは、実はとても大変なのだとか。

 お二人の目には、日本はシンガポールと比べると日本の 看護師は職場環境に恵まれており、スタッフがとても幸せそうに働いている、と映るのだそうです。 ハイテクで医療先進国のシンガポール、というイメージからすると意外ですね。

 他にも、日本では患者さんとの対話を大切にしており、高齢者の自立を支援する患者教育も素晴らしい、などなど。 こちらにも、新鮮な気づきと刺激、学びをもたらしてくれる存在です。

 また、実習先での学びと同じぐらい大切なのが、本学での国際交流活動。

今年は、ボランティアの学生さんが、日本語会話練習のセッションを開いてくれたり

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歓迎会を開催してくれたり

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交流会で一緒にリクレーションを楽しんだり

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その他にも、イロイロと楽しい交流の機会が沢山ありました。

つたない英語でも、お互いに理解したい、という気持ちがあれば心は通じるものですね。

 一緒に過ごした時間を大切に、同じ看護師を目指す者同士、これからも互いに学び合って、友情を育んでいけることを願っています。

 最後に、お忙しい中海外実習生を受け入れ、日々丁寧にご指導をしてくださっている看護師の方々、および関連施設の皆さまに、改めて深く感謝申し上げます。

 *お二人からのメッセージをご紹介します*

 >マルカスさんより

Back in June 2016, I had the privilege and opportunity to be selected for the overseas immersion program (OIP). Without a second thought; Japan was my only selection from the myriad of destination choices. I have always loved the country from my first trip here on leisure in 2014. I love the bustling cities (Osaka) and stillness of the countryside (Shizuoka), the focus on precision craft alongside the fascination for tech (nursing skills), the modernity of everything juxtaposed against the beauty of the traditional and so much more ("love thy neighbour as you will love thyself") – it’s genuinely different from anywhere else I’ve been, and brilliant with it.

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Marcus

■ privilege: 特権、名誉

■the overseas immersion program (OIP): 海外イマージョンプログラム

■myriad: 多様な

■destination: 目的地

■bustling: 賑やかな、忙しい

■stillness: 静けさ

■ precision: 正確さ、精密さ

■  craft: 技能、技術、工芸品

■  fascination: 魅了

■ tech: 技術

■ modernity: 近代性、現代性

■ juxtaposed: (対比させるために)並べて置かれた

■ "love thy neighbour as you will love thyself": あなたの隣人を自分と同じように愛しなさい

■ genuinely: 本当に、真に

■ brilliant: 見事な、優れた

 

>ケリーさんより

It is hard not to love Japan. Beautiful and evocative, Japan awakens all my imagination and captures my heart easily. Japanese people are very warmhearted, most of them are willing to help us even though we having the language barrier. Besides that, I'm so touched by the story of Seirei founder-Mr Tamotsu Hasegawa; he is so kind and dedicated to helping people even he is passing away. This reminds me to be more compassionate as a nurse in the future. I will hold close my fond memories of Japan and hope that one day I will return to experience more of this beautiful country. 

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■evocative: 刺激的な

■awaken: 目を覚まさせる、呼び起こす

■capture: ~を捉える

■founder: 創始者、創設者

■dedicated: 献身的な、ひたむきな

■compassionate: 思いやりのある、心の優しい

■fond: 好きな、好んで

 

P.S.

国際交流ボランティアに興味のある方、我々スタッフと一緒に働きませんか?

詳しくは、国際交流センター、または英語教員(渥美)まで。

 

看護学部(英語担当):渥美

2016年7月 8日 (金)

サミュエルメリット大学の看護研修からのひとコマ

前回のブログに引き続き、今週もサミュエルメリット大学から看護研修のひとコマを紹介したいと思います。

※詳しくは下記のブログにもアップされていますので、是非そちらもチェックして下さいね。

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この研修は、聖隷三方原病院や訪問看護ステーションなどに協力していただいています。

その見学場所の一つである、聖隷三方原病院の災害対策の見学に看護学部の教員も同行しました。

院内見学の前に聖隷三方原病院の看護部の松下次長より、静岡県もいつ大地震が起こってもおかしくない地域、東日本大震災のような巨大地震が起こった時、病院はどう対応していくのか、その時職員が慌てず、混乱せず、病院としての役割や機能を果たしていくために、日頃からどのような訓練を行っているのかを紹介していただきました。

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サミュエルメリット大学はアメリカの西海岸、カリフォルニア州のサンフランシスコ近郊にあります。日本と同じように地震が多い地域のようで、学生さんたちも真剣に聞いていました。

その後、院内を見学しました。

学生たちの思いが通じたのか、雨が小休止、見学できるかどうか心配されていた屋上にあるDrヘリを見学することができました。

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Drヘリの見学にはフライトナースも同行して下さいました。

フライトナースになりたいという学生も何人かおり、「どのような勉強が必要なの?」「どのような訓練をすればフライトナースになれるの?」など、質問もいっぱい出ていました。

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お忙しいところご協力していただきました病院のスタッフの皆様、ありがとうございました。

2016年3月16日 (水)

国際交流からのホットな話題

本学は3つの国の大学と国際交流協定を結んでいます。これらの交流協定校とのホットな話題をご紹介したいと思います。

◆ちょうど今、交流協定校の一つであるシンガポールのナンヤン理工学院の学生さん(看護学部10名・リハビリテーション学部10名)と引率の2名の先生が本学で研修中です(3/123/18)。

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*下記も合わせてご覧ください。

国際交流センター ホームページ → https://blg.seirei.ac.jp/intl/top.html     

国際交流センター ブログ→ https://blg.seirei.ac.jp/international_exchange_bl/

◆そして、ちょうど今、二つ目の国際交流協定校のサミュエルメリット大学(アメリカ カリフォルニア州オークランド)には、本学の10名の学生(女性8名、男性2名)が、2名の引率教員とともに看護研修に行っています(3/143/24)。今朝(3/15)のメールでは、無事に現地に到着し、1日目のプログラムを終えたと連絡がありました。きっと、帰国後にブログで報告すると思いますので、楽しみにしていてくださいね

さらに、今月末に、三つ目の国際交流協定校の第三軍医大学(中国 重慶市)に、私は研究科長とともに研究の打合せに行きます(3/263/30)。共同研究をするのは、本学大学院博士後期課程を修了した周明芳さんです。

 第三軍医大学では、教員の皆様や関連病院の看護師の皆様方に、本学大学院のカリキュラムの特徴、およびどのような研究方法を用いて博士研究が行われるのかなど、お話しする予定です。

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*写真は、同意を得て掲載しています。

文責:国際交流委員 藤本栄子(母性看護学)


 

2016年1月12日 (火)

アメリカ看護研修に向けて準備中

Happy New Year!

I wish you all the best in 2016!

皆さま、本年もどうぞよろしくお願いします。

さてさて、新しい年が始まりました。

新年、といえば「抱負」ですね!

ちなみに英語では、New Years' Resolutions といいます。

 新しい年を迎えると気分もウキウキ、今年こそ色んな事にチャレンジしよう!とう気持ちになりませんか?

今年こそ、と毎年意気込んでは何かと三日坊主になりがちなあなた(私もです…)、まずは目標を立てる事から始めてみましょう。

目標を立てるだけでも、何も立てない人より達成できる確率が上がるのだとか。

今年はこれを頑張るぞ!と周りにもどんどんアピールするとよいですね。

 

さてさて、日頃授業や実習で忙しい日々を過ごしている看護学生さん達ですが、この3月には2年次生10名がアメリカ看護研修への参加を予定しております。

彼らにとって、この研修はワクワク、ドキドキ、大きなチャレンジである事は間違いありません。

本学は、アットホームで専門分野も学べる国際交流が盛んな大学で、複数の高等教育機関と交流協定を結んでおります。

3月の研修先は、カリフォルニア州オークランド市にあるサミュエルメリット大学。

昨年度から研修生の受け入れ・派遣がスタートしております。

出発までにはもちろん事前研修がありまして、全部で6回行われます。

皆さんが現地で安心して研修に専念できるように、安全面でのオリエンテーションはもちろん、病院や施設見学、学内演習、そしてホームスティ先で、より豊かな経験と学びが得られるように、様々なプログラムを用意し、我々国際交流担当の教職員が全員体制でバックアップしております。

 

昨年1221日(月)には第2回事前研修が実施され、英語学習に関するオリエンテーションと実践練習を行いました。

冒頭で英語学習のコツや教材について解説をした後は、いよいよ実践編です。

自己紹介

とっさに答える練習(レストランでの会話)

英語でのデモンストレーション(紙飛行機の折り方)

自己紹介はそれぞれ準備をして臨んでいるのですが、今年のメンバーは、何と言ってもその積極性が素晴らしい!各自用意してきたはずのセリフが書かれた紙は見ず、相手の目をしっかり見ながら会話を試みています。上手に質問を挟みながら、頑張って英語で話し続けています。

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横では、引率の先生も一緒に参加してくれていました。こういう一体感がいいですね。

担当より、ちょっとしたアドバイス。

リアクションを大きくね。日本人の話し方、ジェスチャーは、英語でのコミュニケーションではちょっとおとなしすぎます。役者になった気分で、ちょっとハイに、大げさに言うぐらいがちょうどよいですよ!

2回目は立ったまま自己紹介、パーティーをイメージして練習。そうそう、みんな、いい感じ。

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次は、とっさに話す練習。 

私達日本人は、頭の中には習った英語が沢山詰まっているはずなのに、使う機会が少なすぎて、いざ使おうと思うと出てこない。ベテランペーパードライバーの方が多いですね。

研修中はレストランで食事をする事も多いので、店員さんとのちょっとした会話を練習しました。

 場面は食事が終わってデサートを注文するところ。

CDですが、ウェイターのお兄さんがいきなり話しかけてきます。

Waiter: How was your meal?

Students: ‥‥

デザートのオーダーを聞かれ、サイドにアイスクリームを載せるか聞かれみんなの口がモゴモゴしている内に、1回目は終了。

日本と違って、海外のレストランでは店員さんと話す機会が沢山あります。メニューには写真もないので、注文するのにも、色々と質問をする必要がありそうです。

知っているはずの英語が口から出てこない事実を体験した後、返事の仕方を学習。

なんだ、こんな簡単な返事でいいんだ。

そうです。簡単な返事でいいんです。

大切なのは、何か話す事。

日本語には「沈黙は金」ということわざがありますが、一歩外へ出たら「沈黙は禁」ですね。

拙くても構いません。なんとかコミュニケーションを取り続けましょう。その前向きな姿勢がきっと伝わります!

 

2回目はスムーズにやり取りができましたね。これでレストランでの会話もどんと来い。

現地でいいレストランを見つけたら教えてね♪

最後は英語でのデモンストレーション。

研修中には、現地の学生との交流があり、施設を訪問することもあります。

そこでは、何かと歌や芸?などをご披露する機会があるのですよ!

 

この日に習ったのは紙飛行機の折り方。

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折り紙はなかなか使えるツールです。

ペアの片方にだけ折り方を見せて、後は相手に頑張って伝えます。

2つに折りましょう。

Fold in half.

ひっくり返します。

Turn it over.

簡単簡単。


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できたかなー??

 さーて皆さん一列にならんで、One, two, three

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Go!!

飛んだ飛んだ〜

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Wonderful!

Amazing!

引率の先生も、大きく感動を伝える大切さを教えてくれました。

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なんだか、私、話せるかも!!という自信がついたのではありませんか? 

そうです。その自信が大切なのです。 

伝えたい、という気持ち、知りたい、仲良くなりたい、楽しみたい、という皆さんの気持ち、どんどん伝えてください。

分からない事だって、コミュニケーションのきっかけ。聞かれる方も楽しいものですよ。

さあ、3月の夢に向かって、飛んでいけ〜!!

みなさんの成長が楽しみです。

 

看護学部 英語担当 渥美