2020年10月 6日 (火)

小児看護学実習:小児看護学実習のこども園実習Ⅰと小児看護技術セルフトレーニングをはじめています。

小児看護学領域では、3年次の秋セメスター開始とともに始まる臨地看護学実習に関して、小児看護学実習オリエンテーションとこども園実習Ⅰのオリエンテーションを行っています。

9月18日、小児看護学実習科目責任者の小出扶美子先生による小児看護学実習全体と、聖隷クリストファー大学附属クリストファーこども園の副園長の山崎五月先生によるこども園実習Ⅰのオリエンテーションを遠隔授業で実施しました。

 

小出先生からは、実習における配慮点や関わり方が話されました。

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山崎先生からは、こども園の役割、保育における子どもへの関わり方、事故防止などが話されました。

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9月28日(月)から、小児看護学実習のこども園実習Ⅰがはじまりました。今年度は、新型コロナウイルス感染症への対策のため、実習施設間の間隔を2週間あけることを原則として、実習配置を組んでいます。

また、学生の配置を分散するため、聖隷クリストファー大学附属クリストファーこども園とともに、聖隷こども園わかば、和光こども園での実習を行っています。

 

健康観察及び行動履歴確認にそって、実習学生の全員分をチェックします。

直前のオリエンテーションをし、体温測定で実習前の体調を確認します。

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和光こども園は、現地集合です。実習前の緊張感がただよいます。

園庭では、子どもたちの元気な声が響いて、実習学生さんから、「朝早くから、子どもが元気!」「保育士さん、走っている!」という感嘆の声がありました。

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こども園実習Ⅰの目的は、「乳幼児と関わることにより日常生活の実際を知り、小児への理解を深める」ことです。

2020年度は、新型コロナウイルス感染症による臨地看護学実習の制限がある中、こども園実習Ⅰをはじめることができました。短時間の実習ですが、学生さんたちが子どもたちの成長・発達、子どもひとりひとりの個別性などを学んでもらえたらと教員一同考えています。

 

小児看護技術セルフトレーニングは、3年次生春セメスターの小児看護援助論Ⅱの技術演習を臨地看護学実習前に再確認するために実施しています。臨地看護学実習にむけて、技術練習に主体的に取り組むために、活用をうながしています。

 

バイタルサイン測定、身体計測、おむつ交換、検体採取などの技術です。

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(写真の撮影と使用については使用目的を説明し、こども園の先生と学生さんたちに承諾を得て掲載させていただきました)

文責 小児看護学 市江和子

2020年9月29日 (火)

【看護学部】アドバイザー懇談を実施しました。

9月24日(木)と25日(金)、看護学部のアドバイザー懇談が実施されました。

看護学部には、教員が学生一人ひとりのアドバイザーとなり、修学上の問題、対人関係、将来のことなど、大学生活での悩みについて質問や相談に応える制度があります。この制度では、1人のアドバイザー教員が1~4年次の学生15名程度を担当します。毎年4月と9月の授業が始まる直前に、アドバイザー教員と学生が集まって懇談(アドバイザー懇談)が行われます。今年度は、新型コロナウイルス感染予防のため、1年次生と2年次生が24日、3年次生と4年次生が25日の両日に分かれ、マスク着用、手指消毒、登校時セルフチェックなどの対策のほか、3密を避けるために、換気が施された広い教室を使って懇談が実施されました。

最初に、アドバイザー教員から学生生活上の注意点、新型コロナウイルス感染対策、奨学金、アルバイト、心のケアなどに関する全体説明がありました。その後、アドバイザー教員から担当学生に春セメスター(前期)の成績表が配付され、学修の振り返りや秋セメスター(後期)に向けての目標などについて個別面談が行われました。

アドバイザーグループには、複数の学年が含まれます。勉強方法、実習・演習やサークル活動などについて、後輩が先輩に質問したり、先輩が後輩の悩みを聞いてあげたり、アドバイザー懇談は学生同士の交流の場にもなっています。 

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アドバイザー教員による全体説明

Photo先輩と後輩の交流

2020年9月28日 (月)

聖隷クリストファー大学卒業式・修了式

2020年9月23日(水)、聖隷クリストファー大学卒業式・修了式が行われました。

大学院看護学研究科博士後期課程では、9月修了の1名が修了式に臨みました。

 

本学の研究科博士後期課程の修了式では、修了生は式服(アカデミックガウン)と帽子を着用します。

大城学長の祝辞の中で、修了生の博士論文のテーマと研究内容が述べられました。修了生にとって、今後の研究活動の励みにつながったと感じました。

 

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学長から、学位記が授与されます。Image2

修了生の看護学研究科がん看護学領域の諸先生と共に、学位取得の記念写真です。Image3


指導教授の大石ふみ子先生から花束が贈られ、学位取得のお祝いの言葉がかけられました。Image4

看護学研究科の院生さんの研究活動に、今後も、研究科教員の方々と連携し教育に取り組んでいきたいと感じました。

 

(写真の撮影と使用については修了生の承諾を得て掲載させていただきました)

文責 看護学研究科 市江和子

2020年9月24日 (木)

第11回せいれい看護学会学術集会をWEBで開催しました

2020年9月19日(土)、聖隷クリストファー大学にて第11回せいれい看護学会学術集会をWEB開催しました。準備の段階では、総合病院 聖隷浜松病院 大会議室(医局管理棟)で開催予定でした。しかしながら、新型コロナウイルス感染症への感染が拡大し、会員の皆様の安全を第一に考え、従来の集合型開催ではなくWEB(オンライン)開催となりました。学会創設以来の初めての試みの中、理事長、学術集大会長、企画委員一同の努力の結果、盛会な学術集会になりました。

 

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<プログラム>

◆会長講演

「みんなちがって、みんないい!~多様な価値観に寄り添うダイバーシティマネジメント」森本俊子氏(社会福祉法人 聖隷福祉事業団 総合病院 聖隷浜松病院 総看護部長)

◆ビデオメッセージ エクランド源稚子氏

(Pediatrix Medical Group Of Tennessee 新生児ナースプラクティショナー)

◆シンポジウム「多様性を活かす人材育成と人材活用」

岡 俊明氏(社会福祉法人 聖隷福祉事業団 総合病院 聖隷浜松病院 院長)

鎌田裕子氏(社会福祉法人 聖隷福祉事業団 理事・常務執行役員)

津島準子氏(公立森町病院 副院長兼看護部長)

◆演題発表

◆閉会の挨拶

 

演題発表では、2会場で遠隔によるビデオ会議によって、座長の進行のもとに発表者と参加者間での活発な質疑応答が行われました。

第1会場(座長 佐久間佐織准教授)Image2

第2会場(座長 久保田君枝教授)Image3

 

 

Image4左(第11回せいれい看護学会大会長 森本俊子氏)

中央(せいれい看護学会理事長 藤本栄子教授)

右(第12回せいれい看護学会大会長 樫原理恵教授)

 

文責 看護学部 市江和子

 

2020年9月15日 (火)

小児看護学実習:こども園実習に関する認定こども園・保育園実習連絡会議を開催しました。

小児看護学領域では、3年次生から4年次生の臨地看護学実習において、こども園実習Ⅰとこども園実習Ⅱ(保育園を含む)を行っています。現代の学生像として、子どもとの接触体験の少ない学生や子どもを苦手に感じたりする学生がいます。そのため、子どもたちとの関わりを通して、成長や発達、健康な生活についての理解をめざしています。

 

こども園実習Ⅰの目的は、「乳幼児の日常生活の実際を知り、小児への理解を深める」こと、こども園実習Ⅱ(保育園含む)の目的は、「健康な小児の保育に参加し、日常生活の援助の実際を通して、小児に適した援助の方法を学ぶ」です。

 

2020年9月11日(金)、こども園実習に関する認定こども園・保育園実習連絡会議を開催しました。実習施設のすべての園から、園長先生にご出席いただきました。こども園実習について、「臨地看護学実習:こども園実習のまとめ」「2020年10月~2021年6月までの臨地看護学実習計画の概要」「こども園実習に伴う新型コロナウイルス感染予防対策について」などを話し合いました。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大の中、小児看護学領域で最大限に感染対策をして、学生の学びがより多くなるよう、実施可能な実習を検討していきたいと考えています。

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Image2(写真の撮影と使用についてはご出席いただきました園長先生に使用目的を説明し、承諾を得て掲載させていただきました)

 

文責 小児看護学 市江和子

 

2020年8月28日 (金)

看護学部「夏のオープンキャンパス」(第2回)を開催しました。

8月22日(土)、看護学部の「夏のオープンキャンパス」を開催しました。今回は第2回目ですが、前回(第1回)の8月8日(土)と同様、オープンキャンパスは新型コロナウイルス感染症の感染予防のために例年よりも規模を縮小し、小グループ(9名まで)によるキャンパスツアー形式で行われました。

キャンパスツアーは、最初に学部長挨拶があり、感染予防を呼び掛けるキャンパスツアーマニュアル(学生制作動画)を視聴後にスタートしました。今回は、看護学部の各領域、シミュレーション教育委員会、入試・広報センターの教職員がミニ体験授業、ミニ講義、展示、動画による説明・紹介などを担当しました。1

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看護学部「夏のオープンキャンパス」は、8月29日(土)に第3回が実施される予定です。また、現在、看護学部の「WEBオープンキャンパス」(←クリックするとページに飛びます)も大学ホームページで開催中です。

2020年8月17日 (月)

オープンキャンパス:看護学部小児看護学領域

大学の8月のオープンキャンパスは、新型コロナウイルス感染症への感染防止に配慮し、日程・人数を分散した形での来場形式にて実施しています。

2020年8月8日は、看護学部小児看護学領域は3密(3つの密)の密閉、密集、密接を避け、消毒と換気の実施、ソーシャルディスタンスを保ち、紙おむつ交換の演習の模擬授業を実施しました。

 

大学入り口の準備です。

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母子看護実習室(小児側)の模擬授業準備です。

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生徒さん1人に対してモデル人形、紙おむつ、手袋、防護用エプロンを準備しました。

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感染症対策をして、小児看護技術の中のおむつ交換演習の模擬授業です。

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赤ちゃんを正面にするようにして、おむつ交換を始めます。
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実際の手順を、生徒さんに説明します。2_2

生徒さんたちは一生懸命、乳幼児のおむつ交換の体験をしていました。

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新生児や乳児は膀胱の機能が不十分なため、排泄回数が大人よりも多く、日常生活の中でおむつを使用しています。おむつ交換は、小児看護学実習では経験することが多い技術です。基本的な技術として、子どもが小さくても声をかけてスキンシップをとり、手早くおむつ交換をすることが必要になります。

モデル人形による演習で短い時間でしたが、生徒さんたちにとっては、子どもの清潔や感染予防の大切さを考える体験になったと思っています。

 

 (写真の撮影と使用については参加した生徒さんに使用目的を説明し、承諾を得て掲載させていただきました)

 

文責 小児看護学 市江和子

2020年8月 3日 (月)

Zoomを利用したグループ発表会 :2020年度「基礎演習」の授業風景

看護学部の1年次生対象の「基礎演習」は、6月15日からの対面授業再開に伴い、3密を避けるため、複数の教室を用いて授業を実施してきました。

第11回目からは、グループ発表会に向けたグループワークを実施してきました。下記3つの主題に関連するテーマを各グループで設定し、テーマ内容について討議、資料収集を行い、プレゼンテーション用資料を作成してきました。今回(第14回・第15回)は、各グループがまとめた内容を5分間で口頭発表する「グループ発表会」でした。
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テーマ設定や発表内容を考える上での留意点は以下の内容を学生に示し、これらの内容を踏まえてグループワークに取り組んできました。

・ 他のグループの学生達にも伝える価値のある事柄であること

・ 客観的な事実や科学的根拠に基づく内容であること

・ 事実や根拠をもとに、自分たちの考えや意見を述べること

・ 論理的にわかりやすく説明すること

・ 出典を明記すること(本、雑誌、新聞、インターネットURL等)

 

例年のグループ発表は、グループメンバーが順番に壇上にあがり、パワーポイントを映しながら対面で口頭発表をする形式をとってきました。

しかし、今年度は新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、Zoomを用いた発表形式を導入しました(学生が壇上まで移動し密になる空間を生み出さないことや、同じパソコンを不特定多数が触るということを避けるためです)。

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今回導入した発表形式は、次の通りです。発表会は3つの教室に分散して開催しました。学生は1メートル間隔に配置されたグループ指定の座席に着席します。各グループの代表が持参したパソコンを立ち上げZoomの「基礎演習ミーティング」に参加をします(※今年度の1年次生からはPC必携化が開始されています)。自分たちのグループ発表の番が来たら、Zoom内で画面共有した発表資料(パワーポイント)を用いながら、各座席から口頭発表します。
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  (※マイクは発表者が変わるたびに教員が消毒をしました。)

このような発表方法は初めての試みでしたが、学生は積極的に意見交流をしており、各グループの発表後には大きな拍手が沸き、活気あふれる報告会となっていました。

 

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15回にわたる講義の中で、大学教育の基礎的な学習方法を学んできました。本講義で学んだことが今後4年間の学びにつながっていくことを期待します。

看護学部 津田聡子

2020年7月22日 (水)

大学院看護学研究科公開講座を対面と遠隔を併用して開催しました。

2020年7月18日(土)、看護学研究科の公開講座を開催しました。

 

看護学研究科の公開講座では、地域の実践現場である臨地で看護研究に取り組もうとされる看護職者の皆様に、「看護研究の基礎」について、「研究」に重点をおき開講することを計画しています。今年はCOVID-19 の感染拡大により、開催の可否を検討してきましたが、感染対策として、ソーシャルディタンス、除菌シートによる清掃、換気を徹底することで対面と遠隔を併用した開催としました。

 

第1回:看護研究と研究計画書の作成       市江和子教授

第2回:量的研究の進め方と調査票の作成     佐久間佐織准教授

第3回:文献検索と文献の読み方         酒井昌子教授

 Image1会場の受付です。

Photo受付担当の小平先生、野崎先生です。

Image4感染対策のため、ソーシャルディタンスをとるよう、大教室で開催しています。

 

看護研究と研究計画書の作成

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量的研究の進め方と調査票の作成

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文献検索と文献の読み方

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遠隔(Zoom)では大学から離れた地域の看護職の視聴も可能であり、多くの皆様が参加くださいました。

 

皆様の感想は、会場では直接記入で受け取り、遠隔の受講の方はWEB回答になっています。内容を丁寧にまとめ、今後の大学の地域貢献活動につなげたいと思っています。

ご参加、本当にありがとうございます。

以下のような感想をいただきました。

・具体的に書籍の紹介があり、今後の自己学習に役立つ内容で参加してよかった

・計画書がまとまらなかったが、内容ができ、資料まで配布があってとても良かった

・量的研究を行う予定で、アンケート作成方法など分かりやすくて良かった。今後にいかせると思う。

・調査票の具体的作成方法と注意事項について理解しやすく、今後、行っていくイメージをしながら聴くことができた

・検索データベースの種類などがわかり、とても良かった。とにかく、多くの文献を集めることから始めたいと思う。読み込むことが大事であることがわかった。

・今まで文献検討が効果的にできず、多くの時間を使って苦手意識があった。講義の効果的な検索と管理で、研究、学習を深めていけると実感した

 

大学院看護学研究科に興味のある皆様は、ホームページをご覧ください。→研究科ホームページへ

 

次回は、「大学院進学にむけた看護職キャリア支援講座」を2020年11月14日(土)から開催します。興味のある方は、ぜひ、大学ホームページをご覧ください。

大学院進学にむけた看護職キャリア支援講座

 日時

内容

講師

2020年11月14日

9時30分~11時

第1回:看護研究と計画書の作成

市江和子教授

 

2020年11月14日

11時10分~12時30分

第2回:看護研究における文献検討

酒井昌子教授

2020年11月14日

13時30分~15時

第3回: 看護研究と看護倫理

大石ふみ子教授

受講者と日程調整

第4・5回:研究に関するグループワーク

(研究計画書の具体的作成等について)

参加者の関係領域教員

受講者と日程調整

第6回:各看護学領域教員の取り組む研究

トピックス(個別ワーク)

参加者の関係領域教員

 

(写真の撮影と使用については受講生の皆様の承諾を得て掲載させていただきました)

文責 市江和子

2020年7月17日 (金)

このたびの令和2年7月豪雨で被災された方々へ、心よりお見舞いを申し上げます。
オンライン授業期間中に「アマビエ」のイラストを募集しました

SNS上で海外から逆輸入された形でブームとなった「アマビエ」の由来は、日本に伝わる妖怪で、江戸時代後期の弘化3(1846)年4月中旬に製作された瓦版に絵と文が書かれています。

Image1_2所蔵:京都大学附属図書館 Main Library,参考資料(84コマ目「肥後国海中の怪(アマビエの図)」):湯本豪一編『明治妖怪新聞』柏書房,1999.

 

改行の位置は原文のまま、横書きで表すと、、、

「肥後国海中江毎夜光物出ル 所之役人行

見るニ づの如之者現ス 私ハ海中ニ住アマビヱト申

者也 當年より六ヶ年之間 諸国豊作也 併

病流行 早々私ヲ写シ人々ニ見セ候得と

申て海中へ入けり 右ハ写シ役人より江戸江

申来ル写也

     弘化三年四月中旬」

現代語訳では、「肥後国(現在の熊本県)で夜毎に海中から光るものが出現したため、役人が見に行くと、『私は海中に住むアマビエと申すもの。今年から6年間は豊作が続く。しかし、同時に疫病が流行するから、私の姿を書き写した絵を人々に早々に見せよ。』と予言し、海中に帰って行った。」とあります。アマビエについての記載は、この1つのみであるにもかかわらず、瓦版は遠く江戸まで伝わり、疫病に苦しむ人々の願いが込められ、いわゆるブームになったそうです。

 

アマビエの特徴

①金色の長髪、②クチバシ、③体にウロコ、④3本の足ひれが特徴です。ワタクシが瓦版の画像を観て驚いたのは、カタカナ表記で「アマビエ」と書かれたネーミングと絵の斬新さでした。怖さよりも希望を感じさせる予言、温かさと親しみやすさ、色さえイメージさせるような(ぬり絵にしたくなる)描写です。そして、所蔵印には“昭和17年”、つまり、いくつもの時代を経て戦時中にこのような資料が保管されたと知ると、感慨深いものがあります。

今回のアマビエのイラストブームについて、ウィキペディアによれば、2020年2月、妖怪掛け軸専門店が解説とともにTwitterに投稿するやいなや、3月に入るとSNSでイラスト素材や関連商品が急激に増えたそうです。ついには、4月に厚生労働省が新型コロナウイルス感染症拡大阻止を若者に呼びかけるアイコンとして採用しました。

Image2_3(転載:厚生労働省ホームページより)

 

私がアマビエを知ったきっかけ

2020年4月19日(日)放送のNHK Eテレ「日曜美術館」で『疫病をこえて 人は何を描いてきたか』“人間はどのように疫病と向き合い、乗り越えてきたかを探る”をテーマに西洋・日本の美術史から解説されました。番組ではヤマザキマリさんがイタリアの知人を想いながら、ルネサンス風に描いた美しいアマビエの絵も紹介されました。ヤマザキさんのWebサイトにも掲載されています。妖怪といえば、この方、水木しげるさんが1984年の発刊「妖怪図鑑」のために1枚画を描いておられます。無断転用を避けたいので、ご興味のある方は、是非、どちらも検索してみてください。

 

助産学専攻科の新入生に募集した「アマビエ」イラストのご紹介

4月末。学生たちは入学後から本当に我慢の1か月でした。近いうちに学生たちが登校して仲間と学び合える日を願いつつ、ワタクシ、オンライン授業時間後に「アマビエ」のイラストを募集しました!

アマビエのイメージとして、坂崎千春さん(イラストレーター・絵本作家で代表作にJR東日本「Suicaペンギン」,千葉県のマスコット「チーバくん」,車のCMキャラクター「カクカク・シカジカ」など多数)のイラストをオンライン会議システムアプリの画面で見せながら、言い伝えを話しました。実のところ、反応は少ないだろうと思っていました。ましてや、ブログ掲載までは考えていませんでした。なぜなら、新入生とはまだWeb上での連絡や配布資料と提出物の受け渡し、オンライン会議システム画面を通した授業のみの関係だったからです。学生たちはインターネット環境を準備しながら複数の講師からの課題に取り組まなければならない状況でした。いや、だからこそ、「絵の上手い、下手は関係なし。気分を変えるつもりで描いてみませんか。」と呼びかけました。すると、まもなく、4人が自作のイラストを携帯やメール添付で送ってきてくれました。とても、うれしいことでした。そして、4月末~5月初め当時、学生の気持ちがひしひしと伝わってくる作品でした。

今、豪雨災害と再度のCOVID-19感染拡大が懸念されています。ブログの件を打診すると、快諾してくれましたので、一言メッセージもお願いしました。

Image3_2長谷川さん“イラストを見た方がコロナにならないことを願っています!”

 

Image4内野さん“健康で楽しい学生生活を送れますように。”

 

Image5大村さん“早くコロナがなくなり世界中の人たちが元気になれるようにと思いながら描きました。”

Image6聖隷クリ子さん“コロナ退散!!!”

 

助産学専攻科の学生たちは、その後、在宅でオンライン授業→半日登校で対面+半日在宅でオンラインのハイブリッド授業→分散して実習室で技術演習→通常登校→初めての分娩介助実習→地域での助産学実習の順に学修を進めてきました。仲間と一緒に学べること、周囲の方々からの励ましに感謝し、助産師になることを目指して意欲的に学んでいます。