2024年3月 8日 (金)

2023年度 聖隷クリストファー大学看護学部卒業生のみなさんへ

卒業生の皆さん、本日(2024年3月7日)はご卒業おめでとうございます。

皆さんは、まさにコロナ禍に入学され、様々な大学行事が開催されないことや対面での授業ができないという、初めての状況の中、ご入学されました。

1年次生の基礎看護学実習Iは、臨地に行くことができましたが、2年次生の基礎看護学実習IIはコロナ禍によりzoomを利用した実習となりました。

急遽事例を作成し行った実習が、つい昨日のことのように感じられます。

4年次生の1年間を除いて、ほとんどの大学生活をコロナ禍で過ごされた皆さんは、どのような大学生活でしたか?

春から皆さんは社会人になって、旅立ちます。

この困難な経験から、学んだこともあると思います。

この時期だったからこそ、培って伸びた能力も必ずあると思います。

自分に自信を持ち、精一杯、全力で幸せな人生を歩んでいってください。

これからの人生、選択の繰り返しです。

その選択は、必ず自分で決定し、他責することなく、突き進んでくださいね。

皆さんの人生、ずっと応援しています。

卒業生のご家族の皆様、本日はおめでとう御座います。

本当に長い道のりだったと思います。

心より素晴らしい応援を有難うございました。

 

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(写真は学生の許可を得て掲載させていただきました)

文責:基礎看護学領域 吉里心希

2024年3月 6日 (水)

小児看護学実習で「ホスピタル・クラウン」さんに弟子入りさせてもらいました!

それは3年次生の領域別実習最後の、病棟実習最終日のことでした。聖隷浜松病院小児病棟で実習していた学生たちは、素敵なイベントに参加させてもらいました。

その日は偶然に月に2回の「ホスピタル・クラウン」さんの訪問日だったのです。

 

クラウン(日本では「ピエロ」と言う名前で親しまれています)が病院へ行って入院中の子ども達に対してパフォーマンスする活動が「ホスピタル・クラウン」です。つらい入院生活を送る中で、本来の子どもらしさを失いがちになっている子ども達に笑顔を届け、キラキラした瞳を取り戻すお手伝いをしています(日本ホスピタルクラウン協会 ホームページより)。

 

学生たちはまずマスクの鼻のところに、ピエロの鼻になる赤い丸いシールを貼ってもらい、さらにクラウンさんにあっという間にバルーンアートで可愛い飾りもの(犬や花、頭の飾りなど。花は中に鈴が入っていて振ると鳴ります。オレンジ色の頭飾りは何と宇宙人だそうです!)を作ってもらいそれを身に着けて、スタンバイOK。にわか弟子として活動のお供をさせてもらいました。

Burogu作っていただいた飾り物

 

クラウンさんたちは入院している子ども、そして子どもの入院に付き添っているご家族の方たちに陽気な笑顔で話しかけ、つぎつぎにバルーンアートを作って渡し、大きい子どもには、学生もびっくりのマジックを披露し、あっという間に病棟がテーマパークのようになりました。

 

つらい事が多い入院生活を送っている子どもだけでなく、そのご家族までどんどん笑顔になっていくクラウンさんの魔法の力を目の前で見せてもらい、学生たちは入院生活にも楽しみが必要で、それが気持ちを明るくさせるためにどんなに大切なことなのか実感していました。

Blog2このような姿でクラウンさんのお供をさせてもらいました

実習の最後にこのような幸運な体験をさせてもらったのだから、学生はこの思い出を胸にこれから看護師を目指して、勉強を頑張るしかありませんね!

 

聖隷浜松病院小児病棟の皆様、ホスピタル・クラウンの皆様、本当にありがとうございました。

(写真と記事は病棟、学生の許可を得て掲載させていただきました)

 

文責:宮谷 恵(小児看護学)

 

2024年3月 4日 (月)

2023年度大学院看護学研究科 後期・前期課程合同発表会を開催しました。

2024年3月2日(土)大学院看護学・リハビリテーション科学・社会福祉学研究科は、後期・前期課程合同発表会を開催しました。

看護学研究科は、後期課程2名、博士前期課程8名の修了者が発表しました。

 

まず大学院とは、大学の学部卒業後さらに専門性を高めたい人が研究のために進学する機関です。学部を卒業後、2年間(長期在学 3年間)の課程を博士前期課程といい、さらにその後の3年間(長期在学 4年間)の課程を博士後期課程といいます。

聖隷クリストファー大学大学院の目的は、『建学の精神であるキリスト教精神による「生命の尊厳と隣人愛」に基づき、看護学、リハビリテーション科学、社会福祉学の、高度かつ専門的な理論および応用を教授研究し、深奥な学識と研究能力を養い、保健医療福祉に関わる専門教育の向上・発展に寄与するとともに人々の健康・安寧と福祉に貢献すること』を目的としています。

大学院生の研究内容は、高度実践看護職者としての研究活動における努力の結晶であり、今後の研究活動の基盤になる賜物です。

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発表会の様子を紹介します。

会場から、活発な質問があり、質疑応答の場となりました。大学院生の皆さんが、自身の研究疑問の解明の場になったと思います。

 

開会の挨拶と博士後期課程の進行:樫原理恵研究科長

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博士後期課程の発表の様子です。

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博士後期課程の発表の様子です。

司会進行などは前期課程の大学院生の担当です。

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樫原研究科長の終了の挨拶で、会場にほっとした穏やかさが伝わりました。

大学院生の皆さんの研究活動がより充実することを願っています。

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(写真の撮影と使用については使用目的を説明し、大学院生と先生方に承諾を得て掲載させていただきました)

文責 看護学研究科 市江和子

2024年2月28日 (水)

小児看護学領域の学内実習におけるシミュレータの紹介

看護学部では、2023年度秋セメスターの10月から3年生の臨地看護学実習が開始になりました。

Covid-19は感染症法上では5類となりましたが、対象者の安全を第1に考え体調チェックシートの項目に一つでもチェックが入る場合は、現地での実習を中止とするなど厳密に体調管理をして取り組んでいます。

 

2月27日、小児看護学実習において、現地での実習ができなくなった学生を対象に、小児看護技術についてシミュレータで体験する学内実習を行いました。

今回、小児看護学領域のシミュレータを紹介します。

小児(幼児)の身体診察シミュレータは、1歳児を想定した全身型シミュレータ人形です。

バイタルサイン測定や身体診察のトレーニングができます。

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新生児のバイタルサイン測定と全身観察が行えるシミュレータ人形です。人形の「泣き声機能」によって、心音・呼吸音の確認を臨床現場に近い状態で測定・観察が行えます。

新生児シミュレータ人形から泣き声が響くことで、小児病棟の臨場感があります。

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呼吸音聴診シミュレータ(小児ラング)で、前胸部5箇所、背部6箇所で聴診の実際の診察手順をシミュレーションで学びます。

レントゲン画像をまじえた症例解説の説明を聞き、小児の聴診イメージをつかみながら肺音聴診の学修をします。

Burogu_3(写真の撮影と使用については学生の承諾を得て掲載させていただきました)

文責 小児看護学 市江和子

2024年2月13日 (火)

小児看護学領域:聖隷おおぞら療育センターの実習での遊びの援助

小児看護学領域では、臨地看護学実習に医療型障害児入所施設の聖隷おおぞら療育センターで病棟実習を展開しています。

 

大学1号館からみえる、社会福祉法人・聖隷福祉事業団 聖隷三方原病院 聖隷おおぞら療育センターです。

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学生たちの受け持ち児は、人工呼吸器装着や気管内吸引、経管栄養などの医療的ケアを受けながら生活しています。

学生たちは受け持ち児に、実習の中で遊びにかかわっています。今回、実習の中で受け持ちの児の個別性をふまえた遊びの用具を作成し、臨床の許可を得てかかわることができたので紹介します。

 

ティッシュの箱に輪ゴムをつけて、作成してあります。輪ゴムを引っ張ると音がなります。

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紙皿にペットボトルの栓を2つ(裏と表に1つずつ)つけると、コマになります。

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2つのカップ(カプセルトイの入れ物)にビー玉をいれて出ないように閉じ、持って振ると音がでます。1番、気に入ってもらえました。

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ペットボトルに水を入れます。中にストローとクリップで浮遊ができるようにしたものを入れて、ペットボトルを押したり戻したりして遊びます。作成した学生の実演です。

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学生が作成した遊び道具を受け持ち児が笑顔でじっと持って、とても気に入ってくれたことが伝わりました。

臨地看護学実習での学生による受け持ち児の成長・発達へのかかわり、受け持ち児のストレス緩和へのケアにつながった実習内容だと思います。

 

(写真の撮影と使用については作成した学生の承諾を得て掲載させていただきました)

文責 小児看護学 市江和子

 

2024年1月31日 (水)

寺田先生・河野先生の聖隷クリストファー大学のおすすめポイント

インタビューの最後に両先生に、聖隷クリストファー大学のおすすめポイントを解説していただきました。

河野:リスが見られるところ。野生のリスが見られるところはなかなかないですよ(笑)

寺田:鶯とか録音かと思うもんね。

寺田:同じ学年の人が多いのは、いいところですね。今は少人数の方がいいって話もありますけど、やっぱり150人いるといろんな人がいるから、新しい友達とか出会えるし、一生の友達にもなるから人が多いのはいいところと思います。当然学ぶ難しさはあるけど、楽しさもあるって今になれば思う。 

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河野:150人もいたらたしかに合わない子はいるけど、それは無理して合わす必要はないからね。学生としたら居心地はいいんじゃないかな。(150人いたら自分の親友になれる人もいますよね) 

寺田:実習病院が近いのは強みですよ。

河野:その病院に働いている先輩も卒業生だから、そこは強いと思いますよ。クリストファー大学の卒業生が指導しているので、伝えたいことは同じというか、やってきたことはあまり変わりませんもんね。別のところに行くと、またそこの教育・グループ・流れがあるので適応するのが大変かもしれない。

寺田:実習も安心、就職も安心。

河野:聖隷病院に就職してからは大学の教員も変わらないから、看護学生にどの先生教わったの?とかどこに実習行ったの?とか話しやすさはありましたよね。

河野:あと他学部との関わりですね。友達が他学部にいたので、他職種で仲良くなれるのは大きいと思います。大学生活で他職種の連携は常に意識していることはないかもしれないけど、就職した時に他職種に知り合いがいるっていうのはかなり影響ありますね。あ、同期。みたいな。

寺田:電話もしやすい。

河野:今でも、病院行って偶然出会うと「おお!」みたいに話しやすい。マンモス大学でもないし、他職種でも医療を目指すのは同じ学生集団なので、つながりを考えたときにはすごく大きいですよ。

 

 

寺田先生も河野先生も、私の教え子の世代になります。その学生たちが大学に戻ってきて、教育者・研究者として立派に責務を果たしている姿は、成長を感じずにはいられませんし、逆に自分はそんなに変わっていないな、気持ちなるのでした。

精神看護学領域 清水隆裕

2023年12月11日 (月)

看護学研究科博士後期課程修了生が第43回日本看護科学学会学術集会で演題発表をしました

2023年12月9‐10日 第43回日本看護科学学会学術集会が海峡メッセ下関・下関市生涯学習プラザ(山口県下関市)で開催されました。

本学術集会のメイン・テーマは、「未来を拓く看護のサイエンス&アーツ:伝統と革新の融合」です。

 

看護学研究科博士後期課程修了生の二十軒温美さんが、「ヘルスリテラシーを活用したセルフケア支援に向けた非アルコール性脂肪性肝疾患患者の実態の明確化」について、演題発表を口頭でしました。

演題題目は、博士論文「非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)患者のヘルスリテラシーを活用したセルフケア支援モデルの作成」の「第1研究:非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)患者のセルフケア支援のための実態調査」の1部をまとめたものです。

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大学院の院生さん、修了生の皆さんの研究活動がより充実していくように取り組みたいと思っています。

 

(写真の撮影と使用については修了生の承諾を得て掲載させていただきました)

文責 看護学研究科 市江和子

 

2023年12月 6日 (水)

小児看護学実習:こども園実習Ⅰ・Ⅱをはじめています

小児看護学領域では、3年次の秋セメスター開始からこども園実習Ⅰ・Ⅱをはじめています。

小児看護学実習の学生グループのひとつは、11月29日(水)から30日(木)、聖隷こども園ひかりの子でこども園実習Ⅱがはじまりました。


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聖隷こども園ひかりの子は、聖隷福祉事業団の保育・教育理念を基に『ひかりの子として歩みなさい』(エフェソ信徒への手紙5:8)が独自の理念です。

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こども園の周囲の田園は、すっかり稲刈りが終わっていました。

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こども園前に集合した学生さんたちです。

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新型コロナ感染症(COVID‑19)やインフルエンザがさらに拡大することなく、実習が円滑に進むことを願っています。

 

 

(写真の撮影と使用については使用目的を説明し、こども園の先生と学生さんたちに承諾を得て掲載させていただきました)

文責 小児看護学 市江和子

 

 

2023年12月 1日 (金)

令和5年度JICA課題別研修「乳幼児ケアと就学前教育」の講義を担当しました

2023年11月28日に、『令和5年度 独立行政法人国際協力機構(JICA)課題別研修「乳幼児ケアと就学前教育」』で「子どもの保健・衛生・発育・栄養等」について講義を担当しました。

 

アジア・アフリカ等の開発途上国から、研究員9名の方が日本で研修をされています。

とても熱心に研修を受け、受講をされている姿勢が伝わりました。

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研修員の方々から、活発な質疑があり、日本の子どもの保健に関するディスカッションをしました。

 

(写真の撮影と使用については研修員とJICA引率職員の承諾を得て掲載させていただきました)

文責 小児看護学 市江和子

2023年10月18日 (水)

看護師国家試験勉強会:小児看護学領域 「小児の成長・発達」勉強会を行いました

2023年10月17日に、2023年度 看護師国家試験勉強会で、「小児の成長・発達」の勉強会を担当しました。

2年次の時の授業の「小児看護学概論」や「小児看護学実習」の学びを復習する内容です。健康な小児の成長・発達は、看護師国家試験の頻出問題です。

教室に多くの学生さんが出席し、看護師国家試験への熱気が伝わりました。

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2024年2月11日(日)に実施される第113回(2023年度)看護師国家試験の概要は以下のようです。

厚生労働省 看護師国家試験の施行 
https://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shikaku_shiken/kangoshi/

試験日:2024年(令和6年)2月11日(日)

試験地:北海道、青森県、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、石川県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県

合格発表:2024年(令和6年)3月22日(金)午後2時

出題範囲:

・人体の構造と機能

・疾病の成り立ちと回復の促進

・健康支援と社会保障制度

・基礎看護学

・成人看護学

・老年看護学

・小児看護学

・母性看護学

・精神看護学

・在宅看護論

・看護の統合と実践

 

本学の学生さんたちは、愛知県の試験地の会場での受験になります。

体調を管理して、受験対策に取り組んでもらえたらと思っています。

 

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(写真の撮影と使用については学生の承諾を得て掲載させていただきました)

文責 小児看護学 市江和子