小児看護学領域:聖隷おおぞら療育センターの実習での遊びの援助
小児看護学領域では、臨地看護学実習に医療型障害児入所施設の聖隷おおぞら療育センターで病棟実習を展開しています。
大学1号館からみえる、社会福祉法人・聖隷福祉事業団 聖隷三方原病院 聖隷おおぞら療育センターです。
学生たちの受け持ち児は、人工呼吸器装着や気管内吸引、経管栄養などの医療的ケアを受けながら生活しています。
学生たちは受け持ち児に、実習の中で遊びにかかわっています。今回、実習の中で受け持ちの児の個別性をふまえた遊びの用具を作成し、臨床の許可を得てかかわることができたので紹介します。
ティッシュの箱に輪ゴムをつけて、作成してあります。輪ゴムを引っ張ると音がなります。
紙皿にペットボトルの栓を2つ(裏と表に1つずつ)つけると、コマになります。
2つのカップ(カプセルトイの入れ物)にビー玉をいれて出ないように閉じ、持って振ると音がでます。1番、気に入ってもらえました。
ペットボトルに水を入れます。中にストローとクリップで浮遊ができるようにしたものを入れて、ペットボトルを押したり戻したりして遊びます。作成した学生の実演です。
学生が作成した遊び道具を受け持ち児が笑顔でじっと持って、とても気に入ってくれたことが伝わりました。
臨地看護学実習での学生による受け持ち児の成長・発達へのかかわり、受け持ち児のストレス緩和へのケアにつながった実習内容だと思います。
(写真の撮影と使用については作成した学生の承諾を得て掲載させていただきました)
文責 小児看護学 市江和子