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2018年9月28日 (金)

シンガポール ナンヤン理工学院からの看護学生、2名頑張っています。

本学と大学間交流協定を結んでいるシンガポールのナンヤン理工学院(Nangyang Polytechnic)から看護学生2名が、9月3日から1か月の予定で日本の看護を学びに来ています。

彼女たちは日本の医療保険制度と看護教育制度の講義を受けた後、聖隷浜松病院で1週間入院病棟での看護を学び、12日から聖隷三方原病院6日間、聖隷おおぞら療育センター 1日の実習を行いました。

聖隷三方原病院の初日には、彼女たちの希望であったドクターヘリを見学することができました。

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シンガポールは琵琶湖と同じくらいの大きさのため、ドクターヘリはないとのこと。将来ER(緊急救命室)、ICU(集中治療室)の看護師をめざしている彼女たちにとって、「ヘリに乗れる人数は?」、「どの範囲まで患者を搬送するのか?」など多くの質問が出ていました。

病棟では、聖隷三方原病院の看護システムであるパートナーシップナーシングを体験したり、看護師の看護業務のシャドーイングを行いました。

シンガポールの公用語は英語のため、現場の看護師さんたちも、慣れない英語で一生懸命に伝えてくれたり、難しい部分はスマホのアプリも活用したりで、コミュニケーションをとって交流していました。

聖隷三方原病院の看護師さんの患者に対する姿勢、誠実さ、やさしさは言葉で表さなくても、看護師の患者と関わる姿からしっかりと感じ取ることができたようです。

日本では当たり前な楽のみ(吸いのみ)がシンガポールではないこと、誤薬がないように内服薬の管理がIT化されていること、床上便器はリサイクルできる素材のディスポーザブルであることなどシンガポールの看護も紹介してくれました。

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《カンファレンスを終えてお世話になった看護師さんたちのとの記念撮影》

写真掲載の許可はとれています。

重度心身障害者の施設である聖隷おおぞら療育センターでも実習を行いました。シンガポールの看護実習では、このような施設での実習は行わないそうで、病院とは違う生活の場での実習は貴重な体験となったようです。この実習でも障害はあっても一人の人として尊厳をもって看護する看護師の姿勢に感動していました。

浜名湖エデンの園での高齢者看護、訪問看護ステーションでも実習を行います。

※ナンヤン理工学院の看護コースの紹介はこちらです。

                              (小出扶美子)