2013年12月26日 (木)

4年次生の授業 「統合演習」 ~ケア・シミュレーション~ のご紹介

この科目は、1年次から4年次までに学習した基本的な看護の専門知識と看護技術に関する能力の習得状況を明確にし、自らの克服すべき課題に対して計画的に取組み、臨床看護実践力の基礎を統合することを目的にしています。しかし、実際は全国的にもユニークな授業展開します。

3つの代表的な疾患事例(A・B・C)に対して、クラスを27チームに編成します。

 各チームは、その患者の<いま最適なケア>を考えて、実演を繰り返します。

 最終的に、クラス全員の前で、各事例の優秀チームがケア・シミュレーションを実演し、最優秀チームを決定しました!

 

実際の各チームのケア・シミュレーションの選考風景です。

<事例A 右大腿骨頸部骨折の80歳女性、術後2週間目、独居生活>

Blog201312261

<事例B 細菌性肺炎を併発し、COPD(慢性閉塞性肺疾患)が急性増悪したため再入院した70歳男性、入院2週間目、妻と二人暮らし>

Blog201312262

<事例C 乳がんと診断された50歳女性、化学療法を2カ月間実施した後、胸筋温存乳房切除術施行、術後2日目、夫と二人暮らし>

Blog201312263

4年次生のみなさん、お疲れ様でした。

国家試験の勉強も頑張ってください!(^^)

2013年12月13日 (金)

小児看護学実習でクラウン(ピエロ)になっちゃいました!

今、3年次生は実習の真っ最中。

そんな中、がんばっていた小児看護学実習グループに素敵なごほうびが!

実習させていただいている小児病棟にホスピタルクラウンさんが来る日と、

実習の日が(とても珍しいことに)重なったのです。

ホスピタルクラウンとは、ロビン・ウィリアムズ主演の映画『パッチ・アダムズ』(1998年アメリカ)で有名になりましたが、病気で入院している子どもたちをクラウン(ピエロ)の姿で訪問し、パフォーマンスをして楽しませる活動です。

「つらい入院生活を送る中で、本来の子どもらしさを失いがちになっている子ども達に笑顔を届け、キラキラした瞳を取り戻すお手伝いをしています(日本ホスピタルクラウン協会ホームページより)」

Blog12111

 

その日は病院の子どもたちに負けないくらい、看護学生も朝から楽しみにしていました。

午後に現れた二人のクラウンさんは、病室をつぎつぎと回りながら子どもたちにバルーンアートで動物や花を(ときどき無茶ぶりされながら)作り、クリスマスカードにその場でメッセージを書いてくれたりして、病室が急にテーマパークになったようでした。

印象的だったのは、付き添っているお母さんたちにもバルーンアートを作ってくれたり、パフォーマンスをしてくれるのです。

子どもが病気になって入院し不安でいっぱいのお母さんたちにも、ホスピタルクラウンは笑顔と元気を届けていました。素敵な活動だなあと、間近に見て改めて思いました。

 

4人の看護学生は初めは受け持ちの子どものそばか、廊下からそっとホスピタルクラウンさんの活動を見ていました。

しかし、気づいた時には鼻に赤くて丸いシールを張られ、ホスピタルクラウンの子分?になって見よう見まねでバルーンアートを作り、活動の仲間に入れてもらっていました。

Blog12112

実習そっちのけで(え?)ホスピタルクラウンの子分として働き、

「素敵なお仕事だわ。進路変更しようかしら?」と思わず考えてしまった学生もいたとか・・・。

とにかくホスピタルクラウンさんたちの、子どもたちやお母さんたちを笑顔にしてしまうマジックにすっかり魅せられて、さらに患者さんでもないのにクリスマスカードまで書いてもらってしまいました。

Blog12113

 

これをもらったからには、これからの実習&国家試験までこの思い出を胸に、がんばるしかありません!

Blog12114

きっと彼女たちはまだまだ続く実習を乗り越えて、素敵な看護師になってくれることでしょう(この小児看護学実習は、本当にとっても頑張ったんですよ。これからもこうご期待!)。

なお、マスク着用なのは全員あまりに美女なため「ブログに載って、ストーカーに狙われたら困るわ」ということです(笑)。

以上、レポーターは指導教員:小児看護学の宮谷でした。

2013年12月11日 (水)

12月4日(水)ボランティア演習の発表会を開きました

3学部共通科目のボランティア演習が、2013年度初めて開講され、履修した学生さんたちの報告会がありました。

看護学部、社会福祉学部、リハビリテーション学部の学生、科目責任者の落合先生はじめ運営担当の先生方、関係する事務職の皆さんの参加で、和やかな雰囲気の発表がされました。

1

発表会は予定時間を超えましたが、みなさんが真剣に報告を聞きました。

2

挨拶と報告会の概要について、進行の説明を受けました。

3_3

ボランティア体験について、それぞれ5分の発表をしました。3学部の学生さんたちのボランティア活動はさまざまでした。

ホスピスボランティア、こども園ボランティア、障害児・知的障害児施設ボランティア、社会福祉協議会等で、いろいろな活動に取り組んできた体験が話されました。

「ボランティアにやりがいがあった」、「相手の気持ちを考えることが大切」、「やってみなければわからない」、「楽しむことの重要性」など、人とむきあう体験から、地域の中での人々とふれあうことで、感動や自己の成長につながるという多くの学びの発表がありました。

4

5

6

最後に、ボランティアセンター担当者の塚田さん、各学部の運営委員からの講評がされ、報告会を終了しました。

ボランティア活動の継続性と、それぞれにとっての専門性と一市民としてのボランティア活動について考えてほしいなどが話され、報告会終了後も学生同士で話しあうことができました。

 

2013年12月 9日 (月)

野外調理実習(BBQ)・親睦会「楽しんでいま~す」

学生生活における楽しいひと時です。

看護学部生は、卒業時の国家試験に備え学習、実習などの多忙な中、仲間で集い英気を養っています。

「良く学び」そして「遊べ」

場所は、浜名湖弁天島「渚園」へ行きました。

22_2

21

作る男性? 食べる女性?

メニューは?

23

24

25

26

良く食べ、良く喋り、満足・満腹!!

2013年12月 6日 (金)

老年看護学実習『3年生がんばってま~す』

高齢者施設での実習の一部を紹介します。 

1.疑似体験中です。

高齢者の視点、立場になって物事が考えられる。又は日常生活において身体機能の低下が心身にどのような影響を及ぼすかを考えるために疑似体験を行っています。この体験から高齢者の日常生活援助のあり方を考え臨地実習に向けての準備をします。

急に片麻痺の高齢者になってしまい戸惑いながらも一生懸命援助を考えます。

11

写真は散歩をしている場面です。

2.集団レクリェーションの準備と実施の様子です。

実習最終日にグル―プで集団レクリェーションを行います。

認知症の高齢者を受け持っている学生が多いので、高齢者の方々に喜んでもらえるように、個々の出身地の方言で自己紹介を行い、一緒に歌ったり、劇を行いました。劇の中では高齢者も参加できるように工夫をし、最後に学生が英語でアメージンググレースを歌いました。高齢者の皆さんにとても喜ばれていました。

12

皆で協力して準備をしています 

13

迫真の演技です。
14

レクが終って最後に記念撮影。

15

最後に一人一人参加して下さった方々にお礼の言葉を述べています。

達成感のある笑顔です。           

 

3.最終カンファレンスの様子です

最終カンファレンスは臨床指導者も参加して下さり、実習中に実施した看護活動や評価について報告し合い意見交換やアドバイスを頂きます。

16

活発な意見交換が出来ました。

実習を頑張った分だけ学びも多く、受け持たせていただいた高齢者の方への思いも強くなりました。最後は感謝の気持ちで一杯でした。

 

2013年12月 5日 (木)

【聖灯祭】教員有志のお店「まったりほんぽ」を出店しました

11月2日聖灯祭に看護学部教員有志が「まったりほんぽ」を出店しました。

Photo_4

「まったりほんぽ」は、お客様にゆったりとした時間とスペースを提供することをコンセプトにパンケーキのカフェコーナーとバザーコーナー、ゲームコーナーを開設しました。

Photo_5

当日は、学生さんのみでなく、子どもからお年寄りまで様々な方がまったりされていきました。

Photo_6

ご来店ありがとうございました。

Photo_8

おかげさまで、売り上げ58,100円を「世界のこどもたちにワクチン基金」へ寄付することができました。

Photo_9

来年もぜひご来店ください!

心よりお待ちしております。

2013年12月 3日 (火)

11月26日(火) 「あったカフェ」特別企画 ~落ち葉カフェ~ が行われました!

11月26日(火)のお昼休み、大学の中庭で催された「落ち葉カフェ」に参加しました。

これは学生相談室が行う「あったカフェ」の、秋の特別イベントです。

「あったカフェ」は、学生さんたちの一つの居場所であり、そこでほっと一息つきながら、

大学生活への力をたくわえる場所です。

人間関係などのソーシャルスキルを学べる場所でもあります。

Blog11271

いつもは少人数での催しですが、本日は特別なイベントだけあって、

多くの学生や教職員が参加しました。

みんながボランティア活動として、秋を感じながら落ち葉拾いをした後、

ふるまわれたあたたかいお汁粉と焼き芋をいただきました。

すっかり秋が深まり、キャンパスの木の葉っぱが、黄や紅に色づいています。

もうすぐ冬が訪れようとしています。  

<精神看護学領域 篁宗一>

2013年12月 2日 (月)

11月21日(木) 1年次の授業「基礎看護技術演習Ⅰ」のご紹介

この演習では【口腔ケア】の技術を習得します。みんな真剣に演習に取り組みました。

教員「プロトコール1、スコア8点の患者の口腔ケアのデモンストレーションを開始します。まず始めに介入前の評価を行います。口腔内の評価にはEilers Oral Assessmet Guid (OAG)を用います。そしてケアの方法と回数は口腔ケアプロトコールをもとに決定します」

Blog11275png

教員「洗口液をつけたスポンジブラシで口腔粘膜を保湿しながら清掃します。次に柔らかい歯ブラシに低刺激性の歯磨剤をつけ、歯みがきを行います。最後に口唇と口腔内全体に口腔内保湿ジェルを塗布します」

Blog11276png

教員「ここまでのところで質問は有りませんか?」

Blog11277png

教員「質問が無い様でしたら看護師役、患者役に分かれて介入前の評価から始めましょう」

Blog11278png

Blog11279png

看護師役のふり返り

『ガーグルベースンの使い方がうまくできなかったので、患者の顔にしっかりつけて使用することを忘れないようにする。スムーズにできなかったので手順をしっかり覚えておく』

『口腔ケアを行うのに夢中になりすぎて患者と顔の距離が近くなりすぎたので、適度な距離を保ちながら進めていきたい』

患者役のふり返り

『コミュニケーションが少ないと不安や不信感が大きくなると思った。また人に口腔ケアをしてもらうのは抵抗があった』

『患者役を演じたので、介入自体はできなかったが、どのような感じで看護介入がされているのかがわかった』

いろいろと学びがあったようですね!学生のみなさん、お疲れ様でした!

(この演習ではT&Kティーアンドケー株式会社よりご提供頂いた試供品等を使用させて頂きました。)

2013年11月29日 (金)

日本看護技術学会 第12回学術集会 のご紹介

 少し前になりますが、2013年9月14日(土)、15日(日)にアクトシティ浜松にて、

日本看護技術学会第12回学術集会が開催されました。

 日本看護技術学会の学術集会が浜松で開催されるのは初めてのことでした。

本学基礎看護学の渡邉順子教授が会長をつとめ、聖隷三方原病院看護部長の

吉村浩美氏が副会長のもと、聖隷クリストファー大学の教員を中心に2年がかりで

企画・運営をしました。

Blog11272

 そもそも日本看護技術学会は、『「看護技術」:Nursing Art & Scienceは、

単に手先のテクニカルなことだけではなく、目に見えない「看護(の技)」が

どのように人々の病を回復させ元気にするか』を追求しています。

今回の学術集会では、<看護の美>を強調したいと考えました。

 そこで第12回学術集会のメインテーマを、

「美しく看護る(みまもる)ための心技体~技術の真価/進化をめざして~」としました。

キーセッション5題、ワークショップ5題、ランチョンセミナー1題、交流セッション9題、

一般演題総数103題からなる盛大な学術集会を開催することができました。

参加者総数は約800人に及びました。

 キーセッション1(会長講演)では、美しさには計算尽くされた強さがあり、

世の中では「技」として評価されていることが多く、さらに美しい技には人々を

幸せにする力があることや、美しい技をもつナースにはより美しい心と体が

求められている現状が話されました。

 さらに、いま、多くの看護師たちはさまざまな葛藤から原因不明の腰痛という

身体症状となり苦しめている現状をご報告し、身体的姿勢の改善よりも

むしろ心理社会的姿勢の改善が必要と警鐘されました。

Blog11274

  キーセッション2(特別講演)として、「能楽」の第一人者で

「梅若会」の角当行雄氏とご子息の角当直隆氏のご協力を得て、

能楽独自の美の世界観についてご講演と実演をしていただきました。

能学独自の美の世界観と看護の接点を心ゆくまで堪能できました。

 

Blog11273

 キーセッション3(教育講演)として、現在、名古屋市東部を活動拠点とする

若き医師集団の代表舩木良真先生をお招きし、60カ所の訪問看護ステーションとの

連携により新しい都市型在宅医療モデルを提唱し、医療と看護の連携技術の醍醐味を

ご講演していただきました。

また、(株)資生堂さまのご協力を得て、キーセッション4「化粧療法」を企画しました。

「化粧」は、美の追求と皮膚科学が織りなす「技」の極致であり、進化発達が

めざましい分野でもあり、美の追究だけでなく、「化粧療法」すなわち整容技術が

認知症高齢者の心と体に与える力強さを実体験できました。

 キーセッション5(パネル徹底討論)として、川嶋みどり先生と

労働経済ジャーナリストの小林美希氏、そして聖隷三方原病院総看護部長の

吉村浩美氏により「病院看護の真価と進化」のテーマのもと、病院看護の真価は何か、

どの方向に向かって進化すべきかを討議していただき、会場との白熱した討論が

充実していました。

 看護学部の学生さんもボランティアとして、アカデミックな刺激を受けながら、

普段、大学内では経験することができない有意義な時間を過ごしていました。

2013年11月22日 (金)

サミュエルメリット大学 訪問団との交流

114日(月)、5日(火)の2日間にわたり、サミュエルメリット大学(アメリカ カリフォルニア州)学長ら6名が本学を訪れ、学生・研究者の交流、専門知識の共有、プロジェクトの協働などをめざして、交流協定を締結しました。本学と同大学は、2011年度から、各大学の教員が訪問し合いしながら相互理解を深めてきました。今回の交流では、キャンパスツアーと本学の教育に関するプレゼンテーションなどを行い、意見交換をしました。

Photo

キャンパスツアーの様子です。

看護学部の学生による実習室での看護ケアの練習風景を視察されました。

Photo_2

基礎看護学実習室を視察されました。

Photo_3

本学の基礎看護学・成人看護学・老年看護学領域の講義・演習・実習についてプレゼンテーションが行われました。

Photo_4

プレゼンテーションに対して、活発な意見交換が行われました。

ヘルスケア専門職を養成するサミュエルメリット大学との交流を通じて、国際的な視野を拡げていきましょう。