2015年11月19日 (木)

11月某日、2年生のフィジカルアセスメント演習終了後の勉強会の様子です!!

2年生は次回のフィジカルアセスメントの予習として、90名以上(34年生含む)の学生が自主的に勉強会に参加しました! 

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教員「胸鎖乳突筋は、胸骨・鎖骨が起始で乳様突起が停止部なので、胸鎖乳突筋なのですよ。」 

学生「おーーー!なるほど!」

と、覚えやすい?説明に会場はどよめいていました!

(フィジカルアセスメントでも伝えているはずなのですが・・・苦笑) 

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90分の勉強会修了後も複数の学生が、教員に質問に来ました!

「ヒトの身体は、不思議~!」と解剖の知識を身近なものに感じてくれており、

きっと今後の看護にいかしてもらえるだろうと期待しております!

 

授業や演習で疲れていたと思いますが、学生は皆よく頑張っていました。

より良い看護師になれるよう、一緒に勉強を続けましょう!

 

看護学部 藤井、荒川、藤本



2015年11月13日 (金)

2015 聖灯祭 初出店報告!

今年も11月7日(土)に、2015年度の聖灯祭が行われました。当日の2つの模擬店の初出店報告をさせていただきます。

「周」の店

ウエルドニッヒ・ホフマン病(筋肉が萎縮していく難病)の中村周平君のお店です。もう大人なので「周平君」などと呼んでは失礼なのですが、小さいときから知っているためついそう呼んでしまいます。難病のイメージで彼に会うと驚くかと思いますが、いたって明るく楽しい、恐竜&特撮オタクです。寝たきりですが、左足の指先でパソコンのトラックボールを操り、とても味のある温かい絵を描く「画伯」です(たびたびメディアにも登場しています。今年の24時間テレビにも出ました)。

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周平君とお母さん&周平画伯のポストカード

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彼の描いたイラストの入ったタオル、Tシャツ、トートバッグ

大学祭では、足だけで描いた彼のポストカード、Tシャツ、トートバッグ、カレンダーなどを売りました。皆さん興味を持って下さり、たくさんの人にお買い上げいただきました。ポストカードの売り上げの一部は個展開催の資金とさせていただきます。ご協力ありがとうございました(そう、実はこのときは鴨江アートセンターでの個展を次週に控えていました。またの機会には皆さん個展にも来て下さいね)。

「えほん文庫」

大学から程近いところのご自宅で「えほん文庫」を開催し、多くの親子に親しまれている大村由実さんのお店です。ご自身はダウン症を持つお子様のお母様でもあり、今年は大学の助産学専攻科の授業のゲストスピーカーにも来てくださいました。大学祭ではミッフィーちゃんのバリアフリーグッズを中心に、何と11月8日発売の著書『うちの子育てはっけよい! ダウン症がなんのその!? 』も一足早くお目見えしました(大村さんもたびたびメディアに登場する有名人です。「えほん文庫」のブログをぜひ見てください。実はえほん文庫は今年で8周年を迎え、この日はその記念イベントを翌日に控えていたのでした)。この著書は大学図書館にも寄贈していただきました!(読みやすいコンパクトな本なので、皆さんぜひ読んで下さいね)

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写真右が大村さん

(ダウン症を持つ息子さんのごうちゃんと、お姉ちゃん、お父さんも当日来てくれました)

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かわいいミッフィーちゃんグッズはお客さんにも大好評で、本も売れていました。両方のお店とも足を止めて見てくださった方、お買い上げいただいた方、本当にありがとうございました。多くの方に障害やバリアフリーを知っていただくきっかけになったと思います。次年度も大学祭での出店を目指しますので、応援よろしくお願いします!

(サポーター&レポーター 小児看護学  宮谷 恵)


2015年11月 4日 (水)

養護教諭課程:4年次生による小・中学校・高校での養護実習

平成25年度から始まった養護教諭課程4年次生の養護実習も今年で3度目となり、今年度は830日~930日の期間に13名の学生が自身の母校で実習を行いました。

3週間の「養護実習」で学生たちは、保健指導・救急処置・健康相談活動・健康診断・学校環境衛生活動・学校保健活動・保健室活動等の実際の養護教諭の職務を体験します。中でも実習期間の後半に行う「研究授業」は、これまでの授業実習・保健指導の成果を校長先生をはじめ学校内の全ての先生方に参観して頂き、今後の指導の向上に役立てるという、貴重な指導実践のお披露目の機会となっています。

執筆者が訪問した静岡市の小学校では、本学の実習生が5年生32名の学級で「手洗い指導」の研究授業を行いました。この日は実習最終日で既に4度目の授業であったためか、実習生も生徒たちの顔をよく見て、大変落ち着いて笑顔で指導を進めていました。

子どもたちが示す「教師の発問」への素晴らしいリアクションは、3週間生徒たちと良い関係を築くことを務めてきた実習生の努力の証しにほかなりません。授業終了後には、生徒たちから実習生への「御苦労様のプレゼント」の“サプライズ”が待っていました。さすがの実習生も生徒たちとの写真撮影の間ですら感動の涙が止まらず、近い将来教壇に帰ってきますと生徒たちに約束していました。

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他にも、看護演習で学んだ「胸骨圧迫」の技術を中学生に伝授した実習生や、得意の絵画を広報・掲示物で活かして多くの中学生を保健室前にひきつけた実習生など、学生たちはこれまでの大学での学修の成果や自身の能力を遺憾なく発揮し、全員が充実した養護実習を終えることができました。

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夏休み明けのご多忙の中で、本学の学生たちを最後まで懇切丁寧に御指導下さった学校現場の先生方に深く感謝を申し上げて実習校を後にしました。    

                                                                                      (文責:成松 美枝)

2015年10月30日 (金)

~国際交流の紹介~ ナンヤン理工学院看護実習生が本学で長期実習を完遂!

本学は、シンガポールにあるナンヤン理工学院(NYP)と交流協定を結んでいます。

毎年、国際交流を希望する看護学部の学生が、研修や実習のためにNYPを訪問しています。またNYPの看護学生も来日し、本学を拠点に研修・実習を行っています。

今年も、NYPのヘルスサイエンス学部で看護ディプロマコースを専攻する3年生2名が、8月末に看護実習のために来学しました。

実習生は、約1か月間、ホームステイや交流会で本学学生との交流を深めながら、本学での講義を皮切りに、一般病院、高齢者施設、訪問看護ステーション、健康診断センター等で看護実習を行い、日本の文化、ヘルスケアシステム、看護実践について学びました。

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 -実習生と本学学生との交流会-

前列左から5番目がMs.Jemima Tan Shen Neo、

     6番目がMs.Yeo Jia Yee

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シンガポールについてプレゼンテーションしたり…

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-看護学部アドバイザー会に参加- 

看護学部のアドバイザー会にも喜んで参加しました。

実習では、積極的に疑問を問いかけ、ケアに参加していました。

場に順応する力が優れており、真摯に学ぶ姿勢に指導者さんも感心しておられました。

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実習報告会には、実習生と、シンガポールでの国際実習に参加した看護学部生、看護学部教員や国際交流センター職員が参加しました。

シンガポールと日本におけるヘルスケアシステムの違いや、医療・看護に関わるシステム・関わりや技術の違いなどについて意見を交換しました。

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実習生は、高齢者ができるだけ自立して生活することを目指したセルフケア援助・支援のありかたや、病棟のシステマティックな業務分担により、忙しい看護師が患者様と関わる時間を確保していることなどを例にあげて、個を尊重し、大切にする日本の看護に関心を寄せていました。

国やヘルスケアシステムは違っても、

看護の対象を大切に想う気持ちは万国共通なんですね。

嬉しくて、心が温かくなりました。

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実習生の達成感と充実感にあふれた笑顔が印象的でした。

実習生は、冬までシンガポールで実習を続け、来春、看護師としてデビューします。

日本での実習を乗り越え、また一回り成長したふたりの今後のご活躍を期待しています!

国際交流センター運営会議

看護学部構成員  樺澤三奈子

2015年10月22日 (木)

“聖隷花子ちゃん”の独り言・・・

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こんにちは、聖隷花子です。8月に弟分の聖隷サクラが公衆衛生看護学実習の紹介で登場してから2ヶ月ぶりに皆さんの前に登場しました。皆さん、お変わりありませんか?

花子は・・・今までと少しだけですが、変化していることにお気づきですか?

 

今回は、聖隷浜松病院の実習でお世話になっている別棟の紹介をいたします。

 20151月より、聖隷浜松病院の実習では大変に馴染み深かった“篁二会館”から、別棟へ移動しました。「今まで使用していた篁二会館は、一体どうなったの?」と思われる方もみえるのではないかと思います。篁二会館は老朽化に伴い解体され、跡地には新棟が建築されています。

また、篁二会館玄関に設置されていた大野篁二先生の銅像は聖隷クリストファー大学の長谷川保先生の近くにお引越しされました。

 

 別棟です。この建物を病院職員の方達と共同で使用させていただいています。この写真を見て、「わぁ!懐かしい~」と思った方がいらっしゃるかも知れませんね。

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カンファレンスルームです。各領域のカンファレンス等で使用できるように、このような部屋がいくつか用意されています。

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篁二会館よりも部屋の間取りは若干広くなっています。1516名まで収容可能ですが、常時は612名が使用しています。長期休暇前のカンファレンスルームはカーテンが閉まっているためか、少し暗く寂しく感じますが、実際に学生さん達が使っているとこのような感じになります。カーテンが開いて、陽射しが入っていることもありますが、これからの実習に向けての期待や希望に満ちて、明るい感じですね。(写真撮影には承諾を得て掲載しています)これから、ここで頑張って実習を乗り越えて行くぞ~!!

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2015年10月16日 (金)

小児看護学実習こども園実習Ⅰがスタート!

3年次生の10月から、本格的に実習が開始されます。今回は、実習の様子をご紹介します。

小児看護学領域では、小児病棟や重症心身障害児施設での実習に行く前に、まず、「乳幼児と関わることにより日常生活の実際を知り、小児への理解を深める」ことを目的に先行実習として、こども園実習Ⅰを行います。場所は、聖隷クリストファー大学から徒歩約15分の所にある、「聖隷クリストファー大学付属クリストファーこども園」です。

実習生達は、緊張しながらも、笑顔で出発です!

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大学からこども園へ向かう道中、「私、5歳児さんの担当だけど、体力ついていけるかな・・・」などと、会話をしながら・・・こども園に到着です。まだ、余裕の表情です。

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ここで・・・認定こども園とは?
(1)就学前の子どもに幼児教育・保育を提供する機能(保護者が働いている、いないにかかわらず受け入れて、教育・保育を一体的に行う機能)
(2) 地域における子育て支援を行う機能(子育て家庭を対象に、子育て不安に対応した相談活動や、親子の集いの場の提供などを行う機能)を備える施設をいいます。
認定こども園は、急速な少子化の進行や家庭・地域を取り巻く環境の変化に伴い、保護者や地域の多様化するニーズに応えるために、2006年10月から創設されたものです。

クリストファーこども園は、2011年4月に開園し、認可幼稚園と認可保育園とが一体的に運営されている、「幼保連携型」の認定こども園です。

 

実習の一場面です。

実習生は、小さな子どもと普段触れ合う機会がなかなかないため、最初は戸惑い、ドキドキハラハラです。子どもと向き合い、乳幼児の示す行動の意味を読み取った語りかけや応答を行い、丁寧な関わりをすることが重要です。

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子どもは、集団生活において仲間との遊びを通して協調性や譲り合い、助け合い、また競争することや自己主張することなどを学び、社会のルールを身につけていきます。

実習生は、次第に子どもに慣れ、自然な笑顔が出てきました・・・。

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実習生の皆さん、これから続く実習、頑張ってくださいね!

*写真掲載の許可は得ております。

2015年10月 9日 (金)

臨地看護学実習の時期が近づいてきました

ついに3年生10月から4年生6月にかけて、病院、施設、地域に出向き、実際の患者さんと向き合う臨地看護学実習が始まろうとしています。その準備のために、実習ガイダンスが連日開かれて、否が応でも、緊張感が高まってきています。

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今までは、教室の中で学び理解できたことでも、実際の現場で患者さんや看護師さんたちとの出会いを想像するだけでも緊張し、頭真っ白…なんてのはよくある話ですよね。その中でも「患者さんとよい関係になれなかったら…」「先生や看護師さんに厳しくされたら…」「記録が書けなかったら…」というのは、ほとんどの学生が体験する不安です。

 このような不安感は、成長するために未知の世界に飛び込む過程の上で当たり前の感情です。だって知らない世界に入っていくんですから、それは恐ろしくて当たり前。でも、ときどきこの当たり前の不安感が、過剰になりすぎてしまう場合があります。

 そのような時はたいてい「自分が傷ついたらどうしよう」という、気持ちが自分に向けての姿勢になっている場合が多いかなあ。緊張しすぎちゃって、自分を守ろう守ろうという思考が働いちゃうんですね。そのようなときには、「相手を癒したい」という自分のもともと抱いていた、病と闘う者に対する願いを思い出すとよいのかもしれませんね。そうすると、相手への思いやりが自然と湧いてきておのずから看護らしい営みが発動することになるのだと思いますよ。

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精神看護学 清水


2015年10月 2日 (金)

第6回せいれい看護学会学術集会が開催されました!

2015年9月12日(土)「第6回せいれい看護学会学術集会」が本学にて開催されました。

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この学会は、看護実践の場に携わる多くの看護専門職や学生そして教員が多く集まります。そして、領域にとらわれない看護の研究発表や実践報告がされ、最新の情報や課題を共有化できることが特徴です。今年も「療養生活支援」「安全管理」「母性看護」「看護管理・看護教育」「在宅看護・精神看護」など幅広い内容で発表が行われました。

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講演については、式守晴子学術会会長(静岡県立大学特任教授)による会長講演をはじめ、武井麻子先生(日本赤十字看護大学名誉教授)による特別講演「ひと相手の仕事はなぜ疲れるのか-組織と個人の間で-」や本田美和子先生(独立行政法人国立病院機構 東京医療センター 総合内科医長)・膽畑敦子先生による看護技術セミナー「ユマニチュード-哲学にもとづいた実践的なケアの展開-」といった講演内容であり、座る席を確保するのが大変なくらい盛況でした。

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また、学会には看護学部の学生が1年から4年まで幅広くボランティアに参加してくれ、教員と共に一緒に運営してくれました。授業以外でも、先輩や後輩、学生と教員が交流できる場はとても貴重ですね。

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来年度も本学が会場となり、第7回せいれい看護学会学術集会が開催されます。

皆さまのご協力、多数のご参加を心からお待ちしています。

(※写真の掲載は、参加者及び学生の皆さんの承諾を得ています)

2015年9月28日 (月)

学生・院生と学会に参加しました

こんにちは。夏休みも終わり、秋セメスターが始まりましたね。

今日は、8月に4年生と行った日本看護研究学会についてお伝えします。

822日(土)・23日(日)に広島国際会議場で行われました。

会場は平和記念公園にあり、8月ということで多くの日本人、外国の方々が原爆ドームや平和記念資料館にいらしていました。

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基礎看護学領域には博士前期課程の大学院生が2名、看護研究Ⅱを履修している4年生が3名います。博士後期課程の大学院生は私を含め大勢います。隔週でゼミを行い、文献検討や研究計画の検討を行っています。

日本看護研究学会には、前期課程の大学院生2名と4年生1名も参加しました。大学院生は病院で働いていた時にも学会に参加した経験がありますが、学生は初めてです。緊張しながらも、研究発表を真剣に聴き、ポスター発表では発表者に質問することができました。

すばらしい!!

私も久しぶりに学会参加し、自分の関心のあるテーマ(排泄や入浴に関すること)の発表者とお話しし、とてもいい刺激を受けました。

そして、何よりも、4年生が学会に参加したことがとてもうれしかったですし、前期課程の大学院生がちゃんと後輩の面倒をみてくれていたことに感動しました。

学生・大学院生ともに今回の学会での学びをもとに、研究計画をさらに具体的なものにしています。 

その学生が学会参加の感想を添えてくれました。

 

 様々な口演を聴く中で、長い時間をかけて行った研究をわずか7分で発表することの難しさを感じました。スライド参照で省略した事柄を発表後に質問されたり、質問者の内容が上手く演者に伝わらないことがあり、内容を簡潔に伝達する大切さを痛感しました。そのために、文章力やコミュニケーション能力、自身の研究を研究に関わっていない者の視点で客観視する力を養いたいと思います。

将来が楽しみですね。

私も、育児と仕事と大学院とをバランスよく前進していくように、がんばります。

                        (基礎看護学 水野美香)


2015年9月11日 (金)

夏休みの図書館

 

みなさんには、ここにきたら、なぜだか落ち着く、気持ちがリフレッシュするといったような特別な場所があると思います。

聖隷クリストファー大学の図書館は、多くの人にとってそのような場所のようです。

 今日は、夏休みの図書館の様子をご紹介します。

図書館は5号館の2階にあります。

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右写真の建物の2階と3階が図書館になっています。

今日も学生さんたちが、静かに使用しています。

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邪魔をしないように気をつけながら3階への階段を上がると多くの蔵書に圧倒されます。

 多くの先輩方が利用された図書を、大切に使っています。

今は、夏休み中ですが、国家試験の勉強、実習の準備に頑張っている学生のみなさんも、

図書館を活用しているようです。

ラーニングコモンズでは、真剣に話し合っている

グループがいました。

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図書館には、ナイチンゲール著書初版本もあり、

看護の歴史に、思いを馳せてみるのでした。