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2015年10月 9日 (金)

臨地看護学実習の時期が近づいてきました

ついに3年生10月から4年生6月にかけて、病院、施設、地域に出向き、実際の患者さんと向き合う臨地看護学実習が始まろうとしています。その準備のために、実習ガイダンスが連日開かれて、否が応でも、緊張感が高まってきています。

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今までは、教室の中で学び理解できたことでも、実際の現場で患者さんや看護師さんたちとの出会いを想像するだけでも緊張し、頭真っ白…なんてのはよくある話ですよね。その中でも「患者さんとよい関係になれなかったら…」「先生や看護師さんに厳しくされたら…」「記録が書けなかったら…」というのは、ほとんどの学生が体験する不安です。

 このような不安感は、成長するために未知の世界に飛び込む過程の上で当たり前の感情です。だって知らない世界に入っていくんですから、それは恐ろしくて当たり前。でも、ときどきこの当たり前の不安感が、過剰になりすぎてしまう場合があります。

 そのような時はたいてい「自分が傷ついたらどうしよう」という、気持ちが自分に向けての姿勢になっている場合が多いかなあ。緊張しすぎちゃって、自分を守ろう守ろうという思考が働いちゃうんですね。そのようなときには、「相手を癒したい」という自分のもともと抱いていた、病と闘う者に対する願いを思い出すとよいのかもしれませんね。そうすると、相手への思いやりが自然と湧いてきておのずから看護らしい営みが発動することになるのだと思いますよ。

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精神看護学 清水