2017年9月29日 (金)

2017年度実習担当者会議が開催されました。

3_10 2017年9月7日(木)14:00~16:30 聖隷クリストファー大学1701教室で本学の看護学部の臨地実習でお世話になっている聖隷三方原病院、聖隷浜松病院、朝山病院の臨床指導担当者の看護師の皆さんにご来校頂きました。

 大城学長からの本学の実習へのご協力とご尽力への感謝が述べられました。臨床指導者の看護師の皆さんが、ケアを提供しながら、学生指導を行って頂いていることに大変なご苦労があることについて、ご経験を踏まえながらお話がありました。

Photo_13  藤本学部長からは、実習へのご協力への感謝とともに、今後の看護学教育の転換点ともなる「コア・カリキュラム」についての本学の取り組みが話されました。また、シミュレーション教育を取り入れた看護教育についても説明されました。 

Photo_14  看護学部の森教務委員長より、2016年10月~2017年7月までの臨地看護学実習の振り返り、2017年度統合実習の振り返り、2017年10月~2018年7月までの臨地看護学実習および実習施設(全体)使用計画案、2017~2018年臨地看護実習の手引きについて概略が説明されました。今年度は、事前事後学修が充実するように授業内容から取り組んでいること、アクティブラーニングを取り入れた演習の充実、実習での技術教育評価にルーブリックを取り入れて看護技術の習熟を質的に向上させようとする取り組みなどが説明されました。

 その後、各領域に分かれて2016~2017年度の実習の評価、今後の課題などが活発に話し合われ時間を超過して熱く語られていたようでした。学生への指導者の皆さんの思いがあり、より良い環境で実習できるにはどうしたらよいかと協働して取り組んでいることを実感した一日でした。

                              (文責:森)

2017年9月26日 (火)

学生レポート:秋セメスターに向けて

夏休みが終わり、これから秋セメスターが始まります。

春セメスターを振り返ってどのように過ごすべきか考え行動していこうと思います。

ガイダンスを受け、「あぁ、もう夏休み終わりなんだな」と実感し、これから講義が始まるんだなと気が引き締まる思いでした。

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履修登録単位数の上限ぎりぎりまで履修しようと考えていますが、上限である25単位から必修科目を引くと選択科目が限られたものしか履修することができません。受けたいと思ったものすべてを履修することができないため、頭の中で何度も計算し、上限を超えないよう気を付けました。たくさんの科目があり、どの科目を履修するか迷いますが、今後の自分にためになるものを選び、勉強したいと考えています。

履修する科目を決めたら、講義に必要な指定図書を買いに行きました。1冊1冊が厚く重かったです。これを毎回持ち帰りするのは大変だと思いました。

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夏休みの間、だらけてしまっていた生活を正し、単位を落とさないよう気を付け、しっかりと気を引き締めて頑張ろうと思います。

 

ブログ担当:夢月

2017年9月22日 (金)

2017年度 専門職連携演習

今年度も3学部合同の専門職連携演習が実施されました。

参加人数は約190名で看護学部は57名でした。

これまでの講義や実習などの体験から専門職連携・協働における各自の役割やその必要性、重要性を自分の言葉で語り、他者と共有できる。または多面的な視点から専門職連携・協働の意義及びその実践方法について考えることができるということで、4日間に亘るグループワークや中間・全体報告会などが行われました。

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1日目の主な内容  

・各学部生のプレゼンテーション  

それぞれの学部での学びの概要やそこで感じたこと・考えたこと、また自分たちが考える専門職連携とはについて発表されました。

・教員によるミニレクチャーは  

各専門領域の機能と他職種との連携について、看護学部は村松先生と山本先生がされました。(写真)

・グループメンバー間の自己紹介  

まだスタートなのでやや緊張気味なグループも・・・

2日目の主な内容

専門職連携をテーマとした事例作成を各グループで行い、午後は中間発表を行いました。

関係性が十分でないため、やや遠慮がちなグループワークでしたが、何とか中間発表まで形にしました。(写真)

発表することで、修正点や深めなければならない点が見えてきました。

3日目の主な内容

中間発表が3日目以降のグループワークに活かされ、かなり活発な意見交換がされていました。

夜遅くまで頑張りましたネ!

 

 

3日目 グループワーク5

 

4日目の全体報告会の様子です

 腰椎圧迫骨折の患者の退院時支援の事例や四肢麻痺患者の心理的側面に配慮した連携、自殺願望があるうつ病患者の事例、回復期病院における脳出血患者の事例、在宅で難病と闘う家族など様々な年齢や疾病・家族背景の事例に対して、テーマを絞って話し合い一部ロールプレイを交えて報告されました。

頑張った結果なので、どのグループも堂々と発表され、活発な質疑応答もあり学びの多い報告会になったと思います。

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以下のような学びの内容がありました

・患者さんからみたらみんな病院の人、まずは医療者ではなく人として関わることが大切。

・医療従事者として広い目で患者を取り巻く環境を理解する。

・それぞれの専門職から出た異なる考えや意見をぶつけあいながらも互いに尊重して折り合いをつけることも時には必要。

・職種間での考え方の違いがあり、一つにまとめることが難しかったが、他職種の考え方がわかった。

・専門職が患者にできることを当てはめるのではなく、患者の求めていることを知ることが大切。

・チームとして患者をサポートするうえで一番大事なことは、患者の思いを共有しあい、共通認識を持つこと。

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リフレクションの様子です、やり遂げた達成感と仲間同士の絆を感じます。

この後メール交換もしたりして関係性が続きそうでした・・・・

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Aグループの皆さんです。  

元気一杯のやり遂げた顔ですね!!












Bグループの皆さんです。  

小さくて少しわかりにくいのですが、 皆さん満足感あふれる笑顔でした!!





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今回、看護学部は井上先生・村松先生・ 山本先生・野崎の4名の教員が担当させていただきました。    

若いパワー?で協力して頑張りました。

 


 

           担当 野崎玲子

2017年9月12日 (火)

夏のオープンキャンパス2回目 体験授業報告をお届けします。

基礎看護学領域の教員が中心となって担当した体験授業の内容は、「点滴の準備と滴下調整」でした。成人看護学領域の教員が企画した体験授業の内容が「点滴管理」でしたので、内容が若干重複しており、満員御礼とはなりませんでした。しかし、その分の時間的余裕が生まれ、学生スタッフ6名が中心となって高校生のみなさんと深く交流を図ることができたと思います。体験後の情報交換会がとても盛り上がっていました。

まずは、少人数のグループに分かれ、実際の授業で使用している教材を使っての点滴の準備です。当大学では看護学部2年生が点滴の技術を学んでいます。

体験授業では費やせる時間が50分と短いため、参加者の安全を優先し今回は注射針を用いることはしていません。高校生のみなさんにとっては注射が出来なかったので、残念だったかもしれませんね。ごめんなさい。

1グループを教員あるいは学生スタッフ1名が担当し、一人ひとりの動作を確認しながら進めています。実際の点滴を使用し、点滴内容、量、時間などの確認を行いました。この時、点滴の表示を確認するだけでなく、本当にその量が入っているか、異物が混入していないかも確認します。点滴のゴム栓部分の消毒を行い、輸液セットとつなぎ、チューブ内を薬液で満たしました。

Photo_3 いよいよ、今回の体験授業のテーマである点滴の滴下調整です。点滴の落ちる速度を時計の秒針を見ながら確実に調整します。病院で見る看護師さんはササッと合わせていきますが、なかなか難しい作業のようです。今回は10秒間に5滴落ちるように調整してもらいました。Photo_4高校生のみなさんは緊張した表情でしたが、体験後はどの方も笑顔になっていました。安全に実施することができ、担当者一同ホッとしています。   

                      (9月ブログ担当 新實夕香理)

2017年9月 1日 (金)

学生レポート:夏季休暇

残暑厳しき折ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

私たち1年次生とって初めての大学生としての夏季休暇も半分が過ぎました。

友人と出かけたり、アルバイトに勤しんだり、勉学に励んだりと皆思い思いの夏を送っています。

先日は、友人と大学近隣のお店に昼食を食べに行きました。入学当時よりも仲が深まり、一緒に過ごせる時間をとても楽しく感じています。

4年間を共にする仲間として、これからも多くのことを一緒に経験していきたいです。

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さて、9月に入るにつき、そろそろ秋セメスターについて考えることが多くなってきました。

次セメスターからは座学に加え、実習や技術演習が始まります。実際に病院に足を運んだり、看護の技術を学んだりするのだと思うと、不安や期待の気持ちでいっぱいです。

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まだまだ暑い日が続いていますが、秋セメスターも集中して勉学に励むべく、今から健康面にも十分気を付けて、残りの夏季休暇も充実させていきたいと思います。

 

 ブログ作成:みのむし

2017年8月28日 (月)

学生レポート:定期試験を終えて

うだるような暑さが続く毎日ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

先日、私たち1年次生は入学後初めての定期試験を終えました。

履修登録やレポート、様々な課題を乗り越え迎えた定期試験でした。

初めてのことばかりでわからないことがたくさんありましたが、先輩方に聞いたり、自分なりに考えて行動したりすることで、何とかやりきることができました。

7月頃から試験勉強を始め、試験に備えました。

授業内で先生方に告げられた試験問題の出題傾向を聞き漏らさず、それぞれの科目にあった試験対策をしたり、友人と問題を出し合ったり教えあったりして、効率よく勉強しました。

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12日の成績発表までは落ち着かない日々を過ごしておりましたが、 発表後の今では充実した毎日を送ることができています。

秋セメスターに向けて、適度に勉学に励み、充実した学校生活を送れるようにこの夏を過ごしていきたいと思います。

ブログ作成 ゆめの

2017年8月18日 (金)

静岡県専任教員養成講習会の演習風景(シミュレーション教育)

静岡県では3年毎に看護教員の養成講習会を実施しています。今年度の受講生は看護学校の教員、病院勤務の看護師など年齢、経験も様々な35名です。

講習会では初めてシミュレーション教育が講義科目として取り入れられました。1_4
シミュレーション教育は医療教育にとって今話題の教育方法です。

本学で演習を行った理由は、昨年9月に導入された高機能患者シミュレーターを活用した教育が始まり、実際に高機能患者シミュレーターが使用できるためです。

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シミュレーション教育は、様々な手法が取られます。今回の演習では受講者5名でグループを作り、職場や学校を超えたメンバーでシナリオを作成し学習者の学習ニーズに合った教育方法を模索しました。学生のニーズを考える、学習目標を明確にする、ということが簡単なようでとても難しく活発な議論が交わされました。

また、受講生が学生の動きを考えながら実際に学生役、教員役を演じ自分達が考えた場面設定や内容を修正し、より良いシナリオを作成しました。実り多い研修となったようです。

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成果発表会は静岡県看護協会で行いました。

専任教員講習会講師兼シミュレーション教育委員兼基礎看護学教員

2017年8月16日 (水)

看護学原論 学生によるフォーラム

2017年7月26日水曜日10:25~、看護学原論の第15回目最終講義は、学生主体のフォーラムでした。テーマは、「看護学生の責務とは何か-専門職者になるために」。

 これまで、「看護とは何か」「看護職者は何をするのか」「看護学とはどのような学問なのか」などの原理を探求し、看護の本質的な理解を深め、看護学の発展を担う創造性豊かな看護職者としての基礎を培うこと、これ以後に展開される看護学全体の学びの動機づけを図ることを看護学原論の授業目的とし、14回の講義で1年次の学生たちは学びました。そのことの集大成として、「看護学生の責務とは何か」に関する自己の考えを表現するためのフォーラム。

 学生の意見は、とても活発に話し合われ、同時期に並行して学んだコミュニケーション論の影響もあり、患者との信頼関係を築くこと、人間の尊厳の尊重、専門的知識の修得の必要性、各自の人間性や心を成長させることなどの大切さを語り合うことができていたことは、学生の看護への魅力への関心と、意欲を感じずにはいられない、貴重な時間であったと確信しています。これから、本大学で看護を学び、人の役に立つ看護者として羽ばたいてほしいと願う瞬間でした。

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2017年8月12日 (土)

聖隷クリストファー大学の夏休みの始まり

定期試験も終わり、やれやれやっと一息というところです。今回は、ハンドベルサークル部員と一緒にバーベキューをしました。

キャベツの切り方、玉ねぎの剥き方、切り方など丁寧にご指導させていただきました(笑)何とか食べられる状態へと頑張りました。校庭のキャンパスで食べる焼きそばはとても気持ちのいいものでした。1_8 
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食べ終わったところはご勘弁を!5_5


最後に花火をしました。「えー!怖い!」

と言いながら結構、大胆にやっていました。

どうぞ学生の皆さん、元気で素敵な夏休みをお過ごしください。

秋セメでまたお会いしましょう!

                            看護学部 松井謙次

2017年8月10日 (木)

今年の夏も「命の大切さを伝える授業」(性教育) 従来の中学3年生向け+1・2年生向けの対象拡大版

オープンキャンパス直前の今、看護学部ブログにアクセスして下さった皆様、ありがとうございます。このタイミングでブログを更新できるよう、原稿作成のミッションが本日の仕事の最優先になりました、助産学専攻科教員(助産師)です。

助産学専攻科は、大学などで看護学を修めた後に入学し、助産師の国家試験受験資格の取得をめざす1年間のコースです。「ウィメンズヘルス実習」で、学生17名が併設校の中学生を対象に、第二次性徴の心身の変化、自分や相手を大切にする重要性を知ってもらおうと、毎年1回、実施しています。

今年度は、従来の中学3年生のクラスごと少人数から、対象を拡大し、初めて1・2年生にも行いました。助産学専攻科学生(以下、専攻科学生)は、事前アンケートで生徒さんの性に関する知識や関心、自分自身に対する気持ち、理想の将来像などをお聞きし、1・2年生向けと3年生向けの2種類を準備しました。

Ⅰ.7月13日(水)3年生2クラス合同45名に実施

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生殖にかかわる身体の働きについて、専攻科学生が作成した男女両方の模型を使用して説明しました。

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寸劇では、制服姿の専攻科学生が中学3年生カップルを演じます(専攻科学生の写真掲載は同意を得ました)。さすがにお二方のコスチュームは着用できませんが、将来は看護師志望と言うちえみちゃんと高校でもサッカーを続けたい池崎くんの場面を観た後で、「今、私が妊娠したら・・・」「彼女が妊娠したら・・・」を、グループで話し合い、発表してもらいました。専攻科学生はファシリテーターとして各グループに入り、発言しやすい雰囲気をつくりました。

次に、避妊法や、性行為によって感染する疾患の予防についてスライドで説明し、今は関係ないと思っていても正しい知識を身に付けることは大切であると強調しました。

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全員で「新生児人形の抱っこ体験」と「妊婦体験」です。事後アンケートでは「妊婦さんは大変だと思った。重くて、自分が思うように行動できないと感じた。」という感想が多数ありました。

 

そして、授業のおさらいクイズ○×式です。

4生徒さんの事後アンケートを見ると、自由記載に「知らなかったことが分かるようになり、将来のためになると思った。」「人の命について深く考える良いきっかけになった。」という感想が多かったようです。

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終了後は生徒さんからのサプライズ\(◎o◎)/!3年生を代表して(写真中央・背中の男子生徒さん)から、「自分たちのために有難うございました。大切なことをこれから将来に活かしていきたいと思います。(概略)」というお礼の言葉が述べられました。こちらこそ、感謝です。

 

Ⅱ.7月14日(木)1・2年生合同94名に実施

人数が多いため、ホールで行いました。6_2生徒さんには男女のボードに身体の変化を表すパーツを貼り付けてもらいました。

誰がどこに貼りつけるか、キャーキャーと楽しそう(●^o^●)

7完成!!

8_2第二次性徴の身体的変化について、多くの(性的少数者への配慮としてこの言葉を使用しました)男女にあらわれる特徴を説明しました。恥ずかしいことではないし、個人差があるので他の人と比べる必要はないことも強調しました。生徒さんがイメージしやすいよう、教材は他にも手作りの生殖器模型やスライドを工夫しました。

9人の命が誕生するまでの確率を、宝くじの当選や初恋の人と結婚する確率などと比較して説明したり、受精卵の大きさと同じ小さな穴を開けた紙を見てもらいました。

次に、こころのはたらきについてです。寸劇で専攻科学生が中学生の友人同士を演じて、「もし、一緒にトイレに行こうと言われたら・・・」「もし、同じ部活に入ろうと誘われたら・・・」、どのように感じるかをイメージし、自分は何を決定するか、相手にどのように伝えるかを生徒さんに考えてもらいました。ファシリテーター役の専攻科学生がマイクを向けると、いろいろな意見を発言してくれました。会場内で“なるほど、そういう考え方もあるか”と感心の声をあげたのは、教員側です。共通していたのは、自分の気持ちと同じように相手の気持ちも尊重し、きちんと伝えることの大切さでした。

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 家庭内では親から注意されると、時には反抗的な態度を取ってしまうこともありますよね。

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13専攻科学生にとっては、思春期の性教育の重要性を知り、どのように伝えるかを学ぶ貴重な機会になりました。また、生徒さんと接する中で、1年生と3年生の違いを実感したという感想を聞きました。1回限りの授業でしたが、聞くだけの知識はしばらくして忘れても、話し合ったり、身体を動かしたり、自分の頭で考えたことは、印象に残ります。このことは専攻科学生と生徒さんに共通する学びです。それぞれが心に留めて、これから必要な時に思い出して活かしてもらえたらと思います。

ご参加ならびにご協力いただきました中学生の皆様、併設校の先生方に深く感謝申し上げます。

 

暑い夏に熱いテーマでしたので、最後に涼しさをお届けできるような写真を、というわけで、今年ではないのですが、某水族館で筆者が撮影したものです。14自然の生き物にとって、展示やショーはいかがなものかという見方もありますが、ここでは魚たちが大切にされている様子が伝わってきて、愛おしさが湧いてきました。日常のいろいろな場面で「いのちの大切さ」を感じます。

そして、水族館近くで食した大あさりが美味でした。有難く頂きました。15_2

オープンキャンパスにご参加されましたら、ぜひ、在学生や教職員に気軽にお声かけくださいね。

交流の機会を楽しみにお待ちしております♪♪