静岡県専任教員養成講習会の演習風景(シミュレーション教育)
静岡県では3年毎に看護教員の養成講習会を実施しています。今年度の受講生は看護学校の教員、病院勤務の看護師など年齢、経験も様々な35名です。
講習会では初めてシミュレーション教育が講義科目として取り入れられました。
シミュレーション教育は医療教育にとって今話題の教育方法です。
本学で演習を行った理由は、昨年9月に導入された高機能患者シミュレーターを活用した教育が始まり、実際に高機能患者シミュレーターが使用できるためです。
シミュレーション教育は、様々な手法が取られます。今回の演習では受講者5名でグループを作り、職場や学校を超えたメンバーでシナリオを作成し学習者の学習ニーズに合った教育方法を模索しました。学生のニーズを考える、学習目標を明確にする、ということが簡単なようでとても難しく活発な議論が交わされました。
また、受講生が学生の動きを考えながら実際に学生役、教員役を演じ自分達が考えた場面設定や内容を修正し、より良いシナリオを作成しました。実り多い研修となったようです。
成果発表会は静岡県看護協会で行いました。
専任教員講習会講師兼シミュレーション教育委員兼基礎看護学教員