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2017年9月12日 (火)

夏のオープンキャンパス2回目 体験授業報告をお届けします。

基礎看護学領域の教員が中心となって担当した体験授業の内容は、「点滴の準備と滴下調整」でした。成人看護学領域の教員が企画した体験授業の内容が「点滴管理」でしたので、内容が若干重複しており、満員御礼とはなりませんでした。しかし、その分の時間的余裕が生まれ、学生スタッフ6名が中心となって高校生のみなさんと深く交流を図ることができたと思います。体験後の情報交換会がとても盛り上がっていました。

まずは、少人数のグループに分かれ、実際の授業で使用している教材を使っての点滴の準備です。当大学では看護学部2年生が点滴の技術を学んでいます。

体験授業では費やせる時間が50分と短いため、参加者の安全を優先し今回は注射針を用いることはしていません。高校生のみなさんにとっては注射が出来なかったので、残念だったかもしれませんね。ごめんなさい。

1グループを教員あるいは学生スタッフ1名が担当し、一人ひとりの動作を確認しながら進めています。実際の点滴を使用し、点滴内容、量、時間などの確認を行いました。この時、点滴の表示を確認するだけでなく、本当にその量が入っているか、異物が混入していないかも確認します。点滴のゴム栓部分の消毒を行い、輸液セットとつなぎ、チューブ内を薬液で満たしました。

Photo_3 いよいよ、今回の体験授業のテーマである点滴の滴下調整です。点滴の落ちる速度を時計の秒針を見ながら確実に調整します。病院で見る看護師さんはササッと合わせていきますが、なかなか難しい作業のようです。今回は10秒間に5滴落ちるように調整してもらいました。Photo_4高校生のみなさんは緊張した表情でしたが、体験後はどの方も笑顔になっていました。安全に実施することができ、担当者一同ホッとしています。   

                      (9月ブログ担当 新實夕香理)