2-6.小児看護学領域 Feed

2017年7月29日 (土)

母子看護実習室(小児側)の近況報告

こんにちは。

毎日暑い日が続いていますが、みなさん夏バテしていませんか?

久しぶりの登場、1号館5階の母子看護実習室(小児側)にいます「みかん」と「りんご」です。

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今回のブログでは、母子看護実習室(小児側)の近況を報告をしたいと思います。

まずはじめは小児看護実習の統合実習報告からです。

小児看護学領域では、4年生は先週まで統合実習でした。この実習では、3か所の実習場所(聖隷浜松病院の小児病棟と小児科外来、聖隷おおぞら療育センター)で、各自課題を持ち取り組んできました。

7月21日にこの実習室で開催された最終カンファレンスでは、それぞれの実習施設で学んだこと、経験したこと、そしてテーマに関する学びを発表し、実習成果を共有しました。 

(統合実習については過去のブログhttps://blg.seirei.ac.jp/ns/2015/07/cns-b286.html

にも掲載しています)

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 発表会には、2013年度に本学看護学研究科家族支援看護学分野小児看護学領域の小児看護専門看護(Certified Nurse Specialist:CNS)コースを修了した2名のCNS、聖隷浜松病院に勤務する高 真喜さんと聖隷三方原病院 聖隷おおぞら療育センターに勤務する池田麻左子さんが参加してくれました。池田さんは、おおぞら療育センターの実習で直接の指導担当です。

 発表会後には、高さんの小児看護専門看護師の役割などに関する講義がありました。学生さんからは「子どもの疾患を受け入れることが困難な親への対応はどうしたらよいのか」、「CNSの職務手当ては?」など現実的な質問に高さんと池田さんが丁寧に回答していただけました。

今年は講義の中に事例を用いて、患者の看護を考えていくにはどのような情報が欲しいのか、学生間で考える演習も行いました。

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学生間だけでは収集することができなかった情報ですが、子どもの成長・発達や治療から必要な情報を考える大切さを学びました。

 最後にCNSのお二人から、小児看護をめざす学生さんたちへ応援メッセージをいただきました。その一部を紹介します。

高さん:小児看護の業務は大変ですが、学生時代に感じていたフレッシュな視点を看護師になっても忘れないでいてほしいです。子どもや親が何を望んでいるのか、何を伝えたいのか、真摯に傾聴し共に考える姿勢を大切にして下さい。

池田さん:看護がすることには、必ず意味があります。なぜそれを行うことが必要なのかを系統立てて考え続けて欲しいと願います。日々の業務においても意味を考えながら実践して下さい。

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 終了後の記念撮影、みなさん笑顔でした。一回り大きくなった感じですね。

みなさんの成長を実感できて、みかんもりんごもうれしかったです。

(写真は掲載の許可を得ています。)

今回は、久しぶりの登場なのでもう一つ実習室で行った技術演習についても報告させて下さい。

3年次の春セメで学ぶ小児看護援助論Ⅱでは、春セメスター定期試験前の最後の講義授業として小児看護の技術演習を行いました。

 

演習では、学生さんが3つのコーナーを順番に回り、技術を体験していきます。

その一つめが、「観察(バイタルサイン測定)」のコーナーです。

 

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新生児サイズのシュミレーターであるバイタルサイン人形を使います。

この人形は、心音や呼吸数、直腸温だけでなく、浅側頭動脈・頸動脈・橈骨動脈の3か所を触診ができるすぐれものです。心拍の測定方法や、腹式呼吸をしている赤ちゃんの呼吸の測定の仕方を実際に体験します。

また、泣いてしまうと心拍数も脈拍も変動し正確な値が測れないので、体温、心拍数、呼吸数をどの順番から測定するのかについても学んでいきます。

 

 次のコーナーは、「清潔(臀部浴)」です。

 このコーナーでは、赤ちゃんの臀部浴(たらいでお尻を洗うこと)をモデル人形を使って行い、オムツかぶれなどを起こしやすい皮膚の清潔保持の仕方を学んでいきました。

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 最後のコーナーは、「身体計測と採尿」です。

 ここでは、聖隷花子ちゃん(新生児モデル人形)と私みかん(8か月モデル人形)もモデルとなって、学生さんがペアで身体計測を実施しました。

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身長は頭を目と耳孔を結ぶ線が台に垂直になるように固定することなど、正確に測るポイントをいくつか学んでいきました。

みかん(8か月のモデル人形)を抱っこした学生さんから、「おもーい。8Kgは腕が疲れる。ずっと抱っこしているお母さんは大変ですね。」という声がたくさん聞かれました。8か月という成長の速さと体の重さ、大きさを実感していました。

みかんはたくさんのお兄さん、お姉さんに抱っこしてもらってとても幸せでした。

 

 採尿のコーナーでは、採尿パックを人形に貼ってみることを経験しました。採尿パックのテープの粘着力も実感し、1回で確実に必要量を採尿するには、男女の形態的な違いからくるポイントの違いをしっかりと押さえていくことの大切さを学びました。

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(写真の掲載の許可を得ております)

 

 もうすぐ夏休み、実習室に訪れる学生さんも少なくなり、秋セメの実習が始まるまでは静かで寂しい日が続きます。

 オープンキャンパスで多くの高校生が、実習室に訪れてくれるのを今から楽しみにしています。

みかんとりんごより(代筆小児の教員)

2016年6月20日 (月)

小児看護学「離乳食試食演習」取材 & 助産学専攻科に赤ちゃんが訪問

看護学部2年次生の演習を取材させていただきました。助産学専攻科の教員(助産師)です。

 毎年、この時期には「小児看護学概論」で、まず、健康な子どもの育児について学びます。そこで、「離乳食試食演習」では市販の離乳食を学生が試食するそうです。

教室に入ると、皆さん、楽しそう♪♪に、いろいろな種類を味わっていました。

離乳食は赤ちゃんに必要な栄養を消化・吸収しやすいように作られていますから、食感や味が物足りないと感じた学生はいたようです。それにしても、今の離乳食は種類が豊富ですね。

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実際に育児相談では心配事として、離乳食を始める時期や食べてくれない赤ちゃんにどうしたらいいかという内容が多くあがります。助産師学生にとっても「乳児期の栄養」は重要な知識ですので、授業で学習を深めます。お母さま方に利用されている一般情報や購入されるものについて知っておくことは大切だと思います。

 

スペシャルゲストとして、生後6か月のゆうこちゃんとお母さまをお迎えしました。 (写真の撮影と使用については赤ちゃんの保護者および学生に使用目的を説明し、承諾を得て掲載させていただきました)

かわいらしさに、教室内は大盛り上がり⤴⤴「こっちにも来てくださぁーい」「キャー、カワイイ!!」「抱っこしたい」「私も食べさせていいですか?」

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ゆうこちゃんの好きなものは、「食べ物」「縦抱き」とのことで、早速、学生が抱っこさせていただきました。そして、学生のスプーンからペースト食を食べてくれました。

 

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写真のお顔は少し緊張気味ですが、終始、ニコニコしてくれました。

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お母さまに抱っこされてモグモグ、今度はマンゴー味よ。

 

学生のコメント用紙には、赤ちゃん(ゆうこちゃん)との触れ合い体験の感想が次のように書かれていました。

・赤ちゃんがかわいかった。癒された。

・赤ちゃんと触れ合う機会がないので新鮮だった。

・離乳食を食べてくれて感動した。じっと見つめてくれた。

・泣いていてもお母さんだと安心するのが見てわかった。

・薄味のものをおいしそうに食べていた。

 

授業時間が終了し、ゆうこちゃんとお母さまは、ここで看護学部2年次生の皆さんとお別れです。

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続いて、助産学専攻科の休憩時間に教室を訪問してくださいました。こちらでも、大人気。

ゆうこちゃんの好きな音楽「犬のおまわりさん」を助産学専攻科学生が歌って♪♪お迎えしました。

 抱っこする学生によって、ご機嫌な時と泣きそうになる時があり、ある学生から「ママと似たメガネをかけて、小顔で、スレンダーな人が抱っこするとニコニコしてくれる。赤ちゃんはよくわかっているんですね。」と。

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助産師学生は、授業で「乳幼児の成長・発達」「親子関係論」を学習し、地域助産学実習では助産師による母子訪問の同行や子育て支援ひろばへの参加、小児科診療所での予防接種・健診の見学をしますが、病院実習では生後1か月以降の赤ちゃんと接する機会がほとんどないので、とても貴重な時間でした。

ゆうこちゃん、お母さま、本当にありがとうございました。ゆうこちゃんのお健やかなご成長を心よりお祈りしています。

 







2016年2月17日 (水)

はじめまして!みかんです。

こんにちは。はじめまして。

わたしは、いつもブログに登場している聖隷花子ちゃんのいとこの

「みかん」です。

わたしはいつも1号館の母子実習室(小児側)います。

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みなさまにようやく私のこと、いとこの「みかん」を知ってもらえてうれしいです。

私は花子ちゃんより早く生まれて、今8か月なったばりです。体重は8kg、身長は68㎝、健診でもすくすくと順調に成長しているとほめられています。

私の特技はお座り、支えがなくても上手におすわりできます。はいはいも挑戦しています。大好きなのはママのおっぱいですが、最近は舌でつぶせるぐらいまで柔らかく煮た野菜やほぐした白身魚などの離乳食も頑張って食べています。

私が楽しみしているは、学生さんたちにいっぱい抱っこしてもらうことです。でも3kgの花子ちゃんと比べると8kgの私は重く感じるようで、「おもーい、本当に8か月でこんなに大きくなるの?」という疑問の声がたくさん聞かれています。

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本当ですよ。赤ちゃんは生後3か月で体重が2倍、1歳で3倍、身長は1歳で1.5倍になるくらいすくすくと大きく発育していきます。

 

次に、私の横でお姉ちゃんが私もブログに登場したいとうるさいので、今日は特別にお姉ちゃんのことも紹介しちゃいます。

お姉ちゃんの名前はりんごです。

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りんごお姉ちゃんは5歳です。

みかんとりんごの姉妹はよく似ているとみんなから言われます。

りんごお姉ちゃんの楽しみにしていることは、学生さんたちのお話を聞くことです。実習で学んだことを目をきらきらさせて話をしてくれるとうれしくなっちゃうようです。

また、時々折り紙を折ってくれたり、絵を描いてくれたりと遊んでくれるのも大好きです。

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私たちがいる実習室は小児の技術演習やオープンキャンパスだけでなく、日々の小児看護学実習で、オリエンテーションやカンファレンスなどで使用をしています。今週は実習もお休み、学生さんたちも来てくれないので、とても静かで寂しいです。

 

最後にこの実習室にある昔の学生さんたちの作品を紹介します。

Photo_4 長期に入院している子どもたちに季節感やその月の行事がわかるようにと制作したカレンダー、1月から12月までちゃんとそろっています。その日の天気をわかるようになっています。このカレンダー10年近くたった今でも現役で活躍していますよ。






2015年10月16日 (金)

小児看護学実習こども園実習Ⅰがスタート!

3年次生の10月から、本格的に実習が開始されます。今回は、実習の様子をご紹介します。

小児看護学領域では、小児病棟や重症心身障害児施設での実習に行く前に、まず、「乳幼児と関わることにより日常生活の実際を知り、小児への理解を深める」ことを目的に先行実習として、こども園実習Ⅰを行います。場所は、聖隷クリストファー大学から徒歩約15分の所にある、「聖隷クリストファー大学付属クリストファーこども園」です。

実習生達は、緊張しながらも、笑顔で出発です!

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大学からこども園へ向かう道中、「私、5歳児さんの担当だけど、体力ついていけるかな・・・」などと、会話をしながら・・・こども園に到着です。まだ、余裕の表情です。

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ここで・・・認定こども園とは?
(1)就学前の子どもに幼児教育・保育を提供する機能(保護者が働いている、いないにかかわらず受け入れて、教育・保育を一体的に行う機能)
(2) 地域における子育て支援を行う機能(子育て家庭を対象に、子育て不安に対応した相談活動や、親子の集いの場の提供などを行う機能)を備える施設をいいます。
認定こども園は、急速な少子化の進行や家庭・地域を取り巻く環境の変化に伴い、保護者や地域の多様化するニーズに応えるために、2006年10月から創設されたものです。

クリストファーこども園は、2011年4月に開園し、認可幼稚園と認可保育園とが一体的に運営されている、「幼保連携型」の認定こども園です。

 

実習の一場面です。

実習生は、小さな子どもと普段触れ合う機会がなかなかないため、最初は戸惑い、ドキドキハラハラです。子どもと向き合い、乳幼児の示す行動の意味を読み取った語りかけや応答を行い、丁寧な関わりをすることが重要です。

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子どもは、集団生活において仲間との遊びを通して協調性や譲り合い、助け合い、また競争することや自己主張することなどを学び、社会のルールを身につけていきます。

実習生は、次第に子どもに慣れ、自然な笑顔が出てきました・・・。

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実習生の皆さん、これから続く実習、頑張ってくださいね!

*写真掲載の許可は得ております。

2015年7月17日 (金)

小児看護学領域 統合実習の中の小児看護CNS特別講義の紹介

小児看護学領域は76日(月)から統合実習を開始しました。小児看護学領域の統合実習は、原則として領域別実習とは異なる実習場で臨地実習をします。3年生秋セメスターから4年生春セメスターに実施した小児看護学実習の学びを、更に深めることにしています。

実習期間は、病院実習のためのオリエンテーション・事前学習・面接、病院実習・実習記録完成、課題レポート作成の2週間です。2015年度も、6つのグループに別れ、グループごとに異なる時期に行っています。2015710日(金)は、分かれていたグループが集まり、さらに34年次生全体に連絡し、聖隷浜松病院に勤務する高真喜さんに講義をしていただきました。

高さんは、2013年度に本学看護学研究科家族支援看護学分野小児看護学領域の小児看護専門看護師(Certified Nurse SpecialistCNS)コースを修了し、現在、小児看護CNSです。2013年度第23回専門看護師認定審査が行われ、本学大学院看護学研究科小児看護CNSコース修了生から2名が「小児看護専門看護師」にはじめて認定されました。その中の一人です。

講義内容は、1.小児看護学を考える 1)小児看護の特徴・魅力とは、2)小児外来看護の役割、2.専門看護師とは、3.小児看護領域のトピック 1)特定行為に係る看護師の研修制度の概要、2)在宅支援体制の構築、3)プレパレーション、4)虐待、です。

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講義風景

受講した学生たちは、熱心に講義を聞いていました。最後に質疑応答を行い、感想を書いてもらいました。その中の数人を紹介します。

 

 ・就職は小児科を希望しています。実習での中間カンファレンスにも参加してもらい、今回の話しを聞いて、より小児看護に興味をもちました。

 ・実際にあった例をあげながら説明してもらったので、とてもわかりやすく勉強になりました。専門看護師、認定看護師、特定看護師など、さまざまな看護師がいることがわかり、いつかもっと興味をもったら、資格をとりたいなと思いました。

 ・実際の臨床の話しを聞くことができ、とても良い時間になりました。・・・中略・・・就職試験が近く、希望の科ですごく迷っていたので、今回、話を聞くことができて本当に良かったです。

 ・病院などであった実際の出来事やそれに対する対応などを話していただいて、小児看護だけでなく、子どもを育てる両親の思いを改めて知ることができました。

 

 出席した学生の皆さん。素敵な感想、ありがとうございました。質問には、高さんと相談して、皆さんに回答します。

ぜひ、立派な看護職をめざして、学修を深めていってください。

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記念撮影

 

(写真および出席カードの内容について、ブログ掲載は学生の了解を得ています)

 

*「専門看護師(CNS)」とは

複雑で解決困難な看護問題を持つ個人、家族及び集団に対して水準の高い看護ケアを効率よく提供するための、特定の専門看護分野の知識及び技術を深め、保健医療福祉の発展に貢献し併せて看護学の向上をはかります。専門看護師になるには、認定された教育機関(大学院)の課程修了と通算5年以上の実務研修(そのうち3年以上は専門看護分野の実務研修、6ヶ月以上は修了後の実務研修)を経て、日本看護協会が年1回実施する専門看護師認定審査を受け合格することが必要です。


2015年2月13日 (金)

実習に向けて! ~なぁるほどミニ知識編・第2弾~

こんにちは。基礎看護学の水野です。

寒い日が続いていますね!

皆さんは風邪をひいたりしていませんか?

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大学でも一時期インフルエンザが流行していましたね・・・。

息子が通う保育園では、最近年長組で1人ずつくらいインフルエンザに罹っているようです。

ママ友の園ではインフルエンザが大流行した!という話も聞きました。

うちの息子のような乳児クラスはインフルエンザが流行ったら大変!

園の職員もみんなマスクをして感染予防に努めているようです。

この時期の感染予防、大事ですね。

 

さて、とうとう来ました!1歳6か月健診のお知らせ!!

2年生はちょうど今、実習中ですね!?

 

1歳6か月健診では、からだ、運動面、こころ・発達面、生活リズム、食事、歯、子育て・家族の様子などをみてくれます。

浜松市では4か月のときと10か月のときに健診が公費で受けられるので、そのときに受けたっきり。

鼻水や咳での受診や予防接種で毎月のように小児科に行っているけど、いざ“健診”となると緊張しますね!!

「お母さん、虫歯になってますよ。歯磨きしてますか?」

とか言われたら、歯磨きしてたとしても“私、ちゃんと子育てできてない・・・”って思っちゃいますよ、きっと。

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なので、風邪で実家に預かってもらってた間に歯磨き大嫌いになってしまった息子に、何としてでも“歯磨きは朝晩しました!”という事実を作ろうと必死に格闘中。

 アンパンマンや機関車トーマスなど、好きなアニメを見ながらやったり、甘い味のマウススプレーや歯磨き粉を活用したり。

まだうがいができないので、フッ素入り歯磨き粉をガーゼで拭き取るのが面倒でした。

最近は、キシリトール入りのタブレットを使ってます。


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本当は歯磨き後に使うものだけど、大好きなグレープ味のタブレットをなめてる間によだれまみれになりながら磨くのが一番磨きやすいし、楽です。

でも、まだイヤイヤするので、指を噛まれながら毎朝・毎晩格闘してます!!


 

 成長・発達も気になります!

見た目子どもらしい体型してるし、太すぎるわけでもないし、歩くし、ボールも投げるし、蹴るし、できることは増えてきたけど。

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最近は「タクシー」と「バス」と「救急車」が大好きで、ワゴン車とかトラックとか見ると全て「バス」、白い車は「ちゅーちゅーしゃ」って言ってるけど。

それでも、この行動はいいかしら?と不安になることがたくさん!


 

先日、保育園の懇談会で、「早寝・早起きのリズムをつけてくださいね」と言われ、“うーん?夜更かしは何時から??朝は何時までに起きればいい?私、大丈夫?”と心配に。

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ママさんたちにも聞いたら「私も!何時か聞きたかった!」と。

ママ同士で、夜は9時までに寝かせばいいね、朝は7時までに起きればいいね、と確認。

毎日朝5時から6時半までには起きてるし、夜は8時台に寝るので大丈夫かな。


 

家に帰ったとき、食事の前の手洗いも、まだまだ「泡あわしようね」とか「はい、手を洗うよ!」と洗面所に連れていって、抱き上げて洗わないといけないので、大変。

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「ペチャペチャ」と、濡れた袖を見て言われます・・・。

言葉の発達は順調のようです。


 

食事が一番問題かな。

「あった!」とウインナーやエリンギ、しめじ、レーズンだけつまんで食べる、トーストはきなこかかったところだけを剥がして食べる、キャベツはベェーッと出してポイする、納豆ごはんは好きだけど、ママの納豆を先に食べようとする。

午後のおやつはエンドレス・・・。

膝に座らせると食べるけど、椅子はイヤとか。

保育園でおままごと遊びをしてエプロンをしていたからか、お食事エプロンはイヤって外すので、急いで普通のエプロンをネットで注文。今日届くかな?


 

自我が出始めてるので、難しいお年頃。

お散歩も外遊びも、切り上げ時を真剣に悩み、保育園の先生のマネ。

「いっぱい遊んだねー。楽しかったねー。まだ遊びたかったねー。また明日遊ぼうねー」

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こんな子どもたちが大集合する16か月健診!実習楽しみですね!!

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*解説1 ロタウィルス胃腸炎は特に感染力が強く、実習ではもらわないよう要注意です。

*解説2 看護者はこれまでの育児をねぎらい、保護者を不安にさせない対応が大切です。

*解説3 フッ素入り歯磨きは飲み込まないようにすること。中毒になる場合があります。

*解説4 本当は「早起き・早寝」(早起きするから早寝ができる)です。日本の子どもは世界でも有名な夜更かし・寝不足で、脳発達や将来の体への影響が心配されています。

*解説5 「手づかみ食べ」は目と手と口の協調運動であり、摂食機能(食事をする機能)の発達の上で重要な役割を担う(2007年「授乳・離乳の支援ガイド」厚生労働省)

 

結論:水野先生のお子様は変わらず健康で理想的な成長をしており、特に起床と就寝の時間が素晴らしい!

厚生労働省も勧める「手づかみ食べ」もバッチリで、水野先生は子育て上手な優秀なお母さんです。

(解説:小児看護学  宮谷 恵)

(レイアウト:老年看護学 松元 由香)

 




2015年1月30日 (金)

3年生の小児看護学実習中の一コマから

母性看護学実習に引き続いて、3年生の小児看護学実習中の一コマを紹介します。

昨日まで小児科病棟で実習し、病気で入院している子どもに対する看護を考え、実践してきました。

今日は学内日。

学内日は何をしているのかというと

明日から行う保育園実習のオリエンテーションを行っています。

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(みさなん、真剣に実習中の注意事項を確認しています。)

その後、昨日までの実習を振りながら、実習記録をまとめていきます。

このブログを見て下さる方々に小児科病棟での実習の感想や学んだことを教えてくれました。



Aさん「こっちが真剣に接すれば、子どもは答えてくれる♡」

Bさん「子どもたちの一人一人の笑顔や強さ、優しさに、

    逆に元気をもらいました。」

Cさん「子どもは遊びの中で、他者とのコミュニケーション能力を培い、

信頼関係を築いていく。子どもにとって遊びは生活の一部として

大切なことだと学んだ。」

Dさん「子どもは大人が思っている以上にパワーがあって、いろいろなことを

考えていることがわかった。逆に子どもからいろいろなことを教えられました。」



実習では子どもたちと誠実に向かい合い、疾患に対する看護だけでなく、家族に対する看護や検査を受ける子どもの看護などさまざまなことを学んでくれていました。

翌日、保育園実習の出発前に写真をパチリ。

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保育園実習では



Aさん「基本的生活習慣の自立に向けた援助を学んできます。」

Bさん「親と離れて保育園で過ごす子どもが、寂しくて泣いてしまった時の対応について

    学んできたいです。」

Cさん「子どもの目線にあわせてコミュニケーションとってきます。」

Dさん「子どもとたくさん遊んで、遊びの発達について学んできます。」



それぞれが目標を持って、元気に出発していきました。笑顔がステキです。

 


2014年10月17日 (金)

実習に向けて! ~なぁるほどミニ知識編~

こんにちは。基礎看護学の水野です。

秋セメスターが始まりました!!

3年生はこれから実習ですね。

がんばりましょうね。

 

今回はそんな実習に役立つ(?)、とっておきの情報を提供したいと思います。

 

昨年6月、3年生(当時2年生)の皆さんと一時お別れをして、

7月に生まれた男の子が今なんと、12か月になり、

自分で歩けるようになりました!!

 

今年の1月(生後6か月のとき)はこんなだったのに・・・

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寝返りしてバタバタと飛行機のポーズをしていました。

6か月といえば、離乳食が始まった頃ですね。

最初はベーッと出してみたりして、

すごく食べるなーと思ったらゴボーッと大量に嘔吐したり・・・

子どももママも慣れないので大変でした。

特にうどんがね・・・。

離乳食の本には「うどんはのびのびにする」とは書いてなくて、

「やわらかく茹でる」って書いてあって。

初めの数回は茹で時間+5分くらいで茹でたのをあげていたけど、

毎回吐くから「もしかして、小麦アレルギー!?」って心配してしまいました。

でも、よくよく聞いたり、ベビーフードのうどんのをみたりすると、

私が作ってたうどんとは全然違ったので、硬すぎたみたいでした。

「やわらかく」とか「舌でつぶせる硬さ」とかって言われても困ります!

大人は何となくつぶせてしまいますから!!

是非、「のびのびにのびた状態にする」って書いてください。

(そもそも乾麺から茹でたのがいけなかったのか・・・?)

離乳食の失敗談はたくさんあります(笑)

続きは研究室で。

 

そんな離乳食初期を過ごし、中期へ。

この頃には保育園入園に向けてミルクを飲んでいました。

・・・と言うと親の都合っぽいですが、母乳も限界に達していたみたいで、

足りなくなっていたようで、すんなりミルクが飲めました。

4月に保育園入ってからがこれまた大混乱。

離乳食はいつ?ミルクは?・・・あれ??

育児本では、だいたいこんなスケジュール

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でも、保育園では、

9時・・・おやつ+ミルク100ml(離乳食中期の子はミルクのみ)

11時すぎ・・・離乳食

15時・・・おやつ+ミルク100ml(離乳食中期の子はミルクのみ)

というスケジュールが決まっているので、

それに合わせて朝食を摂らないといけません。

入園前に朝とお昼に離乳食にするように調整していたので、

それはいいのですが、問題はミルク。

 

いったい何時に飲ませればいいの??

ミルクは45時間空けましょうって書いてあるし、

おやつのミルク100mlはどう扱うの??

って、わかんないことだらけでした。

でも、そんなにミルクも全部は飲まないし、

離乳食も食べても少ないので心配で。

ちょうど8か月~10か月頃って体重が増えない時期で、

全く増えず、かえって熱を出して減ったりしていて、

ちょっと保育園の先生を恨んだりしていました・・・(ごめんなさい、先生)。

 

でも、1歳になる頃に急に増えて

いつもの成長曲線の真ん中あたりに戻ってきました。

体重が9㎏になった頃、歩いてみる気になったようで

これまで伝い歩きのみだったのが手を離すように!

歩き出してしまえば早いようです。

今はママと手をつないで上手に歩いていますし、

昨日は一人でクイックルワイパーをかけていました(笑)

そんなに床が汚かったのかしら?    

今では、ときどき風邪をもらったりうつしたりしながらも、

元気に遊んでいます。

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以上、みんなが見守ってくれていたおなかの子の成長記録、

もとい、実習に役立つ(?)とっておきの情報でした!!

(小児看護学の先生方に公認していただけるかしら??)

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結論:水野先生のお子様はいたって健康に成長しており、水野先生はお仕事をしながら初めての育児を頑張って、上手に育てている優秀なお母さんです。

                                 (解説:小児看護学  宮谷 恵)

                              レイアウト:老年看護学 松元 由香)

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2014年10月 3日 (金)

小児看護学領域の学修風景

9月25日から秋セメスターが始まり、大学内も学生の活気にあふれ、講内はにぎやかになってきました。

今回のブログは小児看護学の教員が担当します。

初に紹介するのは、夏休み入る前の7月に行った統合実習の話題です。

統合実習は、今まで学んだ知識と技術を統合して行う総まとめとなる実習です。

小児看護学領域では、小児病棟、小児科外来、重症心身障害児施設の3か所で展開をしています。

その実習で聖隷浜松病院で働く小児専門看護師の髙さんに講義をしていただきました。

髙さんは本大学の大学院を修了、狭き門の小児専門看護師の資格認定審査に合格し、聖隷浜松病院の小児病棟で働いている方です。

小児専門看護師の役割や仕事、その資格を得るために何を学んできたのかを講義して下さいました。学生は目をキラキラさせてお話を聞いていました。

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これが専門看護師のバッジです。まぶしく輝いています。

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講義の中では、学生からも「在宅で医療ケアを受けながら生活している親子を看護師はどのように支えているの?」など、ここでは書ききれないくらいのたくさんの質問がでました。

その一つ一つに対して現場での実践例を紹介しながら、具体的なアドバイスをして下さいました。

統合実習小児看護領域を選択した学生は、将来小児病棟で働きたい学生なので、小児看護の奥深さとおもしろさを知る貴重な経験になりました。

次に、10月から領域別実習を行う3年次生に対して、つい先日行った小児看護学実習オリエンテーションについての話題です。

オリエンテーションでは小児看護学実習で何を学ぶのか、どこで実習をするのか、注意事項などを中心に説明をしました。

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小児看護学実習では、まず子どもに慣れる、子どもとの関わり方を学んでもらうことを目的に附属のこども園で導入実習を行っています。

その実習場の園長先生からも子どもの気持ちを大切にした具体的な関わり方についてアドバイスをいただきました。

アドバイスを活かして、楽しく積極的に実習できるよう教員も応援していますね。

事前学習を忘れないでね。 

                            

(小児看護学 小出扶美子)

 



2014年6月20日 (金)

天国か地獄か?お楽しみ離乳食演習2014

看護学部2年次生は今、小児看護学概論で、まず健康な子どものお世話、つまり育児について学んでいます。

この授業の中で、毎年大騒ぎになる?一大イベントが「離乳食試食演習」です。

市販の離乳食を実際に食べてみるのです。

生後5か月からのは「ももと白ぶどうのジュレ」「ほたてと野菜のクリーム」など、生後12ヶ月からでは「煮込みハンバーグ」「クリームシチュー」などなど。

どうですか?とってもおしゃれなメニューで、何だか離乳食ではもったいない感じですよね。

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しかし!!問題はその味と食感です。

赤ちゃんが食べる離乳食は大人の食事よりはるかにやわらかく味も薄味なので、大人が食べると物足りなく感じたり、はっきり言って・・・毎年学生からは「おいしくない」「もう食べたくない」「赤ちゃんが食べているのが不思議」などという否定的な感想コメントが来るのです。

もちろんおいしいという感想もあるのですが、多くはないです。

そのためこの演習は食べた人によって『おいしいかまずいか、天国か地獄か演習』になるのです。

今年の学生さんも私の脅しや?先輩からのうわさでドキドキしながらこの日を迎えました。

 

講義が終わってさあ試食!結果的には意外と(例年に比べれば)悲鳴?はあまりあがらなかったと思います。

みんな積極的に試食をし、演習を楽しんでくれていたようでした。

それでも授業後のコメントは例年並みで、天国(おいしかった人)3割、地獄(おいしくなかった人)4割くらいでした(あとはメニューによって両方ありました)。

 

ただ今年は例年と違うスペシャルゲストが、ママと来てくれたのです!

生後7か月のりんちゃん(男の子)が、サプライズで現れました。

「キャーーー!!」「かわいい~!」「こっちにも来て~!」と、いきなり超人気者。

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ちょっとおねむの時間だった&離乳食は実はあまり好きじゃないというりんちゃんは、大勢の学生にきょとんとしながらも、泣かないでごきげんよく演習に参加してくれて、何と学生のスプーンからちょっと食べてくれたりもして(好きでないものはダメでしたが)、大サービスの働きをしてくれました。

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学生のコメント用紙には「赤ちゃんがむちむちで超かわいかった」「りんちゃんめちゃくちゃかわいい~~」「教室に癒しの天使が来てくれた」などなど、ハートマークが飛びまくるコメントが続々でした。

というわけで、今年はりんちゃんのおかげで間違いなく『天国』のお楽しみ演習となりました。

りんちゃんとママ、ご出演本当にありがとうございました。

(小児看護学  宮谷 恵)