天国か地獄か?お楽しみ離乳食演習2014
看護学部2年次生は今、小児看護学概論で、まず健康な子どものお世話、つまり育児について学んでいます。
この授業の中で、毎年大騒ぎになる?一大イベントが「離乳食試食演習」です。
市販の離乳食を実際に食べてみるのです。
生後5か月からのは「ももと白ぶどうのジュレ」「ほたてと野菜のクリーム」など、生後12ヶ月からでは「煮込みハンバーグ」「クリームシチュー」などなど。
どうですか?とってもおしゃれなメニューで、何だか離乳食ではもったいない感じですよね。
しかし!!問題はその味と食感です。
赤ちゃんが食べる離乳食は大人の食事よりはるかにやわらかく味も薄味なので、大人が食べると物足りなく感じたり、はっきり言って・・・毎年学生からは「おいしくない」「もう食べたくない」「赤ちゃんが食べているのが不思議」などという否定的な感想コメントが来るのです。
もちろんおいしいという感想もあるのですが、多くはないです。
そのためこの演習は食べた人によって『おいしいかまずいか、天国か地獄か演習』になるのです。
今年の学生さんも私の脅しや?先輩からのうわさでドキドキしながらこの日を迎えました。
講義が終わってさあ試食!結果的には意外と(例年に比べれば)悲鳴?はあまりあがらなかったと思います。
みんな積極的に試食をし、演習を楽しんでくれていたようでした。
それでも授業後のコメントは例年並みで、天国(おいしかった人)3割、地獄(おいしくなかった人)4割くらいでした(あとはメニューによって両方ありました)。
ただ今年は例年と違うスペシャルゲストが、ママと来てくれたのです!
生後7か月のりんちゃん(男の子)が、サプライズで現れました。
「キャーーー!!」「かわいい~!」「こっちにも来て~!」と、いきなり超人気者。
ちょっとおねむの時間だった&離乳食は実はあまり好きじゃないというりんちゃんは、大勢の学生にきょとんとしながらも、泣かないでごきげんよく演習に参加してくれて、何と学生のスプーンからちょっと食べてくれたりもして(好きでないものはダメでしたが)、大サービスの働きをしてくれました。
学生のコメント用紙には「赤ちゃんがむちむちで超かわいかった」「りんちゃんめちゃくちゃかわいい~~」「教室に癒しの天使が来てくれた」などなど、ハートマークが飛びまくるコメントが続々でした。
というわけで、今年はりんちゃんのおかげで間違いなく『天国』のお楽しみ演習となりました。
りんちゃんとママ、ご出演本当にありがとうございました。
(小児看護学 宮谷 恵)