小児看護学「離乳食試食演習」取材 & 助産学専攻科に赤ちゃんが訪問
看護学部2年次生の演習を取材させていただきました。助産学専攻科の教員(助産師)です。
毎年、この時期には「小児看護学概論」で、まず、健康な子どもの育児について学びます。そこで、「離乳食試食演習」では市販の離乳食を学生が試食するそうです。
教室に入ると、皆さん、楽しそう♪♪に、いろいろな種類を味わっていました。
離乳食は赤ちゃんに必要な栄養を消化・吸収しやすいように作られていますから、食感や味が物足りないと感じた学生はいたようです。それにしても、今の離乳食は種類が豊富ですね。
実際に育児相談では心配事として、離乳食を始める時期や食べてくれない赤ちゃんにどうしたらいいかという内容が多くあがります。助産師学生にとっても「乳児期の栄養」は重要な知識ですので、授業で学習を深めます。お母さま方に利用されている一般情報や購入されるものについて知っておくことは大切だと思います。
☆スペシャルゲストとして、生後6か月のゆうこちゃんとお母さまをお迎えしました。 (写真の撮影と使用については赤ちゃんの保護者および学生に使用目的を説明し、承諾を得て掲載させていただきました)
かわいらしさに、教室内は大盛り上がり⤴⤴「こっちにも来てくださぁーい」「キャー、カワイイ!!」「抱っこしたい」「私も食べさせていいですか?」
ゆうこちゃんの好きなものは、「食べ物」「縦抱き」とのことで、早速、学生が抱っこさせていただきました。そして、学生のスプーンからペースト食を食べてくれました。
写真のお顔は少し緊張気味ですが、終始、ニコニコしてくれました。
お母さまに抱っこされてモグモグ、今度はマンゴー味よ。
学生のコメント用紙には、赤ちゃん(ゆうこちゃん)との触れ合い体験の感想が次のように書かれていました。
・赤ちゃんがかわいかった。癒された。
・赤ちゃんと触れ合う機会がないので新鮮だった。
・離乳食を食べてくれて感動した。じっと見つめてくれた。
・泣いていてもお母さんだと安心するのが見てわかった。
・薄味のものをおいしそうに食べていた。
授業時間が終了し、ゆうこちゃんとお母さまは、ここで看護学部2年次生の皆さんとお別れです。
続いて、助産学専攻科の休憩時間に教室を訪問してくださいました。こちらでも、大人気。
ゆうこちゃんの好きな音楽「犬のおまわりさん」を助産学専攻科学生が歌って♪♪お迎えしました。
抱っこする学生によって、ご機嫌な時と泣きそうになる時があり、ある学生から「ママと似たメガネをかけて、小顔で、スレンダーな人が抱っこするとニコニコしてくれる。赤ちゃんはよくわかっているんですね。」と。
助産師学生は、授業で「乳幼児の成長・発達」「親子関係論」を学習し、地域助産学実習では助産師による母子訪問の同行や子育て支援ひろばへの参加、小児科診療所での予防接種・健診の見学をしますが、病院実習では生後1か月以降の赤ちゃんと接する機会がほとんどないので、とても貴重な時間でした。
ゆうこちゃん、お母さま、本当にありがとうございました。ゆうこちゃんのお健やかなご成長を心よりお祈りしています。