小児看護学領域の学修風景
9月25日から秋セメスターが始まり、大学内も学生の活気にあふれ、講内はにぎやかになってきました。
今回のブログは小児看護学の教員が担当します。
最初に紹介するのは、夏休み入る前の7月に行った統合実習の話題です。
統合実習は、今まで学んだ知識と技術を統合して行う総まとめとなる実習です。
小児看護学領域では、小児病棟、小児科外来、重症心身障害児施設の3か所で展開をしています。
その実習で聖隷浜松病院で働く小児専門看護師の髙さんに講義をしていただきました。
髙さんは、本大学の大学院を修了、狭き門の小児専門看護師の資格認定審査に合格し、聖隷浜松病院の小児病棟で働いている方です。
小児専門看護師の役割や仕事、その資格を得るために何を学んできたのかを講義して下さいました。学生は目をキラキラさせてお話を聞いていました。
これが専門看護師のバッジです。まぶしく輝いています。
講義の中では、学生からも「在宅で医療ケアを受けながら生活している親子を看護師はどのように支えているの?」など、ここでは書ききれないくらいのたくさんの質問がでました。
その一つ一つに対して現場での実践例を紹介しながら、具体的なアドバイスをして下さいました。
統合実習で小児看護領域を選択した学生は、将来小児病棟で働きたい学生なので、小児看護の奥深さとおもしろさを知る貴重な経験になりました。
次に、10月から領域別実習を行う3年次生に対して、つい先日行った小児看護学実習オリエンテーションについての話題です。
オリエンテーションでは小児看護学実習で何を学ぶのか、どこで実習をするのか、注意事項などを中心に説明をしました。
小児看護学実習では、まず子どもに慣れる、子どもとの関わり方を学んでもらうことを目的に附属のこども園で導入実習を行っています。
その実習場の園長先生からも子どもの気持ちを大切にした具体的な関わり方についてアドバイスをいただきました。
アドバイスを活かして、楽しく積極的に実習できるよう教員も応援していますね。
事前学習を忘れないでね。
(小児看護学 小出扶美子)