プラハでのICM国際学会に参加して
助産学専攻科 久保田君枝
第30回 国際助産師連盟(The International Confederation of Midwives ;ICM)大会が、2014年6月1日~5日までチェコ共和国のプラハにて開催された。約130か国から約3,800人が参加する大会でした。
プラハの街です
大会のテーマは「世界中で女性の健康を向上しよう」演題は世界85か国から1,360題の提出があり、日本からは口頭発表演題9題、ポスター発表73題でした。
カレル橋と火薬棟です
「世界の助産」報告:グローバルレポートの発表場面です。
質問に答えている場面
Q,低出生体重児の出産が増えることがなぜ問題なのか、昔は小さく産んで、大きく育てればよいといわれていたのになぜですか?
A,低出生体重児は胎児期に低カロリーに曝され遺伝子が組み替えられるために、成人になって、ストレス等が加わると生活習慣病になるという説(バーカー説)の説明をしています。
ドイツ人の助産師さんと研究のお話をしてお友達になりました。
ドイツの妊婦さんの栄養は高カロリー傾向にあり、ダイエットを指導するのに
苦労しているようでした。
Institute母子ケアセンターの見学
建物から歴史を感じさせてくれる母子センターです。
母子センターは(日本の総合周産期母子医療センター)と同じ役割をもっている病院です。
分娩室の分娩台、インファンとフォーマー、保育器は日本と変わらない器材を使っていました。
皆さん、国内、国外の学会に参加してみませんか!
学会に参加することで新しい知見を得ることが多々あり、いろいろな方との出会いがあり、思いがけない楽しみがあります。
自分を成長させるためにも、仕事のスキルアップのためにも学会に参加しましょう。
ブルグガーデンのモーツアルト像 (ウイーンにて)