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この科目は、1年次から4年次までに学習した基本的な看護の専門知識と看護技術に関する能力の習得状況を明確にし、自らの克服すべき課題に対して計画的に取組み、臨床看護実践力の基礎を統合することを目的にしています。しかし、実際は全国的にもユニークな授業展開します。
3つの代表的な疾患事例(A・B・C)に対して、クラスを27チームに編成します。
各チームは、その患者の<いま最適なケア>を考えて、実演を繰り返します。
最終的に、クラス全員の前で、各事例の優秀チームがケア・シミュレーションを実演し、最優秀チームを決定しました!
実際の各チームのケア・シミュレーションの選考風景です。
<事例A 右大腿骨頸部骨折の80歳女性、術後2週間目、独居生活>
<事例B 細菌性肺炎を併発し、COPD(慢性閉塞性肺疾患)が急性増悪したため再入院した70歳男性、入院2週間目、妻と二人暮らし>
<事例C 乳がんと診断された50歳女性、化学療法を2カ月間実施した後、胸筋温存乳房切除術施行、術後2日目、夫と二人暮らし>
4年次生のみなさん、お疲れ様でした。
国家試験の勉強も頑張ってください!(^^)
今、3年次生は実習の真っ最中。
そんな中、がんばっていた小児看護学実習グループに素敵なごほうびが!
実習させていただいている小児病棟にホスピタルクラウンさんが来る日と、
実習の日が(とても珍しいことに)重なったのです。
ホスピタルクラウンとは、ロビン・ウィリアムズ主演の映画『パッチ・アダムズ』(1998年アメリカ)で有名になりましたが、病気で入院している子どもたちをクラウン(ピエロ)の姿で訪問し、パフォーマンスをして楽しませる活動です。
「つらい入院生活を送る中で、本来の子どもらしさを失いがちになっている子ども達に笑顔を届け、キラキラした瞳を取り戻すお手伝いをしています(日本ホスピタルクラウン協会ホームページより)」
その日は病院の子どもたちに負けないくらい、看護学生も朝から楽しみにしていました。
午後に現れた二人のクラウンさんは、病室をつぎつぎと回りながら子どもたちにバルーンアートで動物や花を(ときどき無茶ぶりされながら)作り、クリスマスカードにその場でメッセージを書いてくれたりして、病室が急にテーマパークになったようでした。
印象的だったのは、付き添っているお母さんたちにもバルーンアートを作ってくれたり、パフォーマンスをしてくれるのです。
子どもが病気になって入院し不安でいっぱいのお母さんたちにも、ホスピタルクラウンは笑顔と元気を届けていました。素敵な活動だなあと、間近に見て改めて思いました。
4人の看護学生は初めは受け持ちの子どものそばか、廊下からそっとホスピタルクラウンさんの活動を見ていました。
しかし、気づいた時には鼻に赤くて丸いシールを張られ、ホスピタルクラウンの子分?になって見よう見まねでバルーンアートを作り、活動の仲間に入れてもらっていました。
実習そっちのけで(え?)ホスピタルクラウンの子分として働き、
「素敵なお仕事だわ。進路変更しようかしら?」と思わず考えてしまった学生もいたとか・・・。
とにかくホスピタルクラウンさんたちの、子どもたちやお母さんたちを笑顔にしてしまうマジックにすっかり魅せられて、さらに患者さんでもないのにクリスマスカードまで書いてもらってしまいました。
これをもらったからには、これからの実習&国家試験までこの思い出を胸に、がんばるしかありません!
きっと彼女たちはまだまだ続く実習を乗り越えて、素敵な看護師になってくれることでしょう(この小児看護学実習は、本当にとっても頑張ったんですよ。これからもこうご期待!)。
なお、マスク着用なのは全員あまりに美女なため「ブログに載って、ストーカーに狙われたら困るわ」ということです(笑)。
以上、レポーターは指導教員:小児看護学の宮谷でした。
3学部共通科目のボランティア演習が、2013年度初めて開講され、履修した学生さんたちの報告会がありました。
看護学部、社会福祉学部、リハビリテーション学部の学生、科目責任者の落合先生はじめ運営担当の先生方、関係する事務職の皆さんの参加で、和やかな雰囲気の発表がされました。
発表会は予定時間を超えましたが、みなさんが真剣に報告を聞きました。
挨拶と報告会の概要について、進行の説明を受けました。
ボランティア体験について、それぞれ5分の発表をしました。3学部の学生さんたちのボランティア活動はさまざまでした。
ホスピスボランティア、こども園ボランティア、障害児・知的障害児施設ボランティア、社会福祉協議会等で、いろいろな活動に取り組んできた体験が話されました。
「ボランティアにやりがいがあった」、「相手の気持ちを考えることが大切」、「やってみなければわからない」、「楽しむことの重要性」など、人とむきあう体験から、地域の中での人々とふれあうことで、感動や自己の成長につながるという多くの学びの発表がありました。
最後に、ボランティアセンター担当者の塚田さん、各学部の運営委員からの講評がされ、報告会を終了しました。
ボランティア活動の継続性と、それぞれにとっての専門性と一市民としてのボランティア活動について考えてほしいなどが話され、報告会終了後も学生同士で話しあうことができました。
高齢者施設での実習の一部を紹介します。
1.疑似体験中です。
高齢者の視点、立場になって物事が考えられる。又は日常生活において身体機能の低下が心身にどのような影響を及ぼすかを考えるために疑似体験を行っています。この体験から高齢者の日常生活援助のあり方を考え臨地実習に向けての準備をします。
急に片麻痺の高齢者になってしまい戸惑いながらも一生懸命援助を考えます。
写真は散歩をしている場面です。
2.集団レクリェーションの準備と実施の様子です。
実習最終日にグル―プで集団レクリェーションを行います。
認知症の高齢者を受け持っている学生が多いので、高齢者の方々に喜んでもらえるように、個々の出身地の方言で自己紹介を行い、一緒に歌ったり、劇を行いました。劇の中では高齢者も参加できるように工夫をし、最後に学生が英語でアメージンググレースを歌いました。高齢者の皆さんにとても喜ばれていました。
皆で協力して準備をしています
レクが終って最後に記念撮影。
最後に一人一人参加して下さった方々にお礼の言葉を述べています。
達成感のある笑顔です。
3.最終カンファレンスの様子です
最終カンファレンスは臨床指導者も参加して下さり、実習中に実施した看護活動や評価について報告し合い意見交換やアドバイスを頂きます。
活発な意見交換が出来ました。
実習を頑張った分だけ学びも多く、受け持たせていただいた高齢者の方への思いも強くなりました。最後は感謝の気持ちで一杯でした。
11月26日(火)のお昼休み、大学の中庭で催された「落ち葉カフェ」に参加しました。
これは学生相談室が行う「あったカフェ」の、秋の特別イベントです。
「あったカフェ」は、学生さんたちの一つの居場所であり、そこでほっと一息つきながら、
大学生活への力をたくわえる場所です。
人間関係などのソーシャルスキルを学べる場所でもあります。
いつもは少人数での催しですが、本日は特別なイベントだけあって、
多くの学生や教職員が参加しました。
みんながボランティア活動として、秋を感じながら落ち葉拾いをした後、
ふるまわれたあたたかいお汁粉と焼き芋をいただきました。
すっかり秋が深まり、キャンパスの木の葉っぱが、黄や紅に色づいています。
もうすぐ冬が訪れようとしています。
<精神看護学領域 篁宗一>
この演習では【口腔ケア】の技術を習得します。みんな真剣に演習に取り組みました。
教員「プロトコール1、スコア8点の患者の口腔ケアのデモンストレーションを開始します。まず始めに介入前の評価を行います。口腔内の評価にはEilers Oral Assessmet Guid (OAG)を用います。そしてケアの方法と回数は口腔ケアプロトコールをもとに決定します」
教員「洗口液をつけたスポンジブラシで口腔粘膜を保湿しながら清掃します。次に柔らかい歯ブラシに低刺激性の歯磨剤をつけ、歯みがきを行います。最後に口唇と口腔内全体に口腔内保湿ジェルを塗布します」
教員「ここまでのところで質問は有りませんか?」
教員「質問が無い様でしたら看護師役、患者役に分かれて介入前の評価から始めましょう」
看護師役のふり返り
『ガーグルベースンの使い方がうまくできなかったので、患者の顔にしっかりつけて使用することを忘れないようにする。スムーズにできなかったので手順をしっかり覚えておく』
『口腔ケアを行うのに夢中になりすぎて患者と顔の距離が近くなりすぎたので、適度な距離を保ちながら進めていきたい』
患者役のふり返り
『コミュニケーションが少ないと不安や不信感が大きくなると思った。また人に口腔ケアをしてもらうのは抵抗があった』
『患者役を演じたので、介入自体はできなかったが、どのような感じで看護介入がされているのかがわかった』
いろいろと学びがあったようですね!学生のみなさん、お疲れ様でした!
(この演習ではT&Kティーアンドケー株式会社よりご提供頂いた試供品等を使用させて頂きました。)