2018年4月27日 (金)

【看護学部】新任の教員4名が加わりました。

新学期を迎え、看護学部には4名の新任教員が加わりました。授業だけでなく、アドバイザー教員としても学生をサポートしていきます。

 

西川 浩昭(にしかわ ひろあき)・教授

【メッセージ】昨年度まで大学院後期課程の非常勤をしていましたが、今年度より常勤の教員として

      赴任しました。

      微力ではありますが、優秀な医療人を輩出できるように努力していきます。

【担当科目】疫学、公衆衛生学

【専門分野】疫学・生物統計学、テスト理論

 

大山 末美(おおやま すえみ)・准教授

【メッセージ】4月2日からガイダンス、入学式、学生運動会と目まぐるしく過ぎていきました。

       その一つ一つが詳細かつ丁寧で、その根底には人を大切にする建学の精神があるのだと

       感じました

【担当科目】成人看護学領域(慢性)、がん看護学など
【専門分野】がん患者の抑うつ状態に関するケア、ストレス軽減

 

津田 聡子(つだ さとこ)・准教授

【メッセージ】この度、養護教諭課程に着任しました。主に養護教諭を目指す学生のサポートを行って

      いきます。これからよろしくお願いします。

【担当科目】学校保健、養護概説、養護実習Ⅰ・Ⅱ、教職実践演習など

【専門分野】学校保健、小児保健、特別支援教育

 

早川 ゆかり(はやかわ ゆかり)・助教

【メッセージ】母校で学生の皆さんとともに学べることを嬉しく思っています。

       皆さんの学生生活が充実したものとなりますように頑張りますのでどうぞよろしく

       お願いします。

【担当科目】基礎看護学領域の授業・実習・演習など

【専門分野】基礎看護学

 

2018年4月13日 (金)

【看護学部】2018年度入学式を行いました。

2018年4月5日(木)、午後2時30分より、2018年度聖隷クリストファー大学入学式がアクトシティ浜松中ホールで行われました。今年度の看護学部には、174名の新入生が入学しました。入学式に参加した入学生は今日から始まる学生生活の期待を胸に、少々緊張した面持ちで式に臨んでいました。

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式では、新入生代表が、入学生のことばを述べました。「聖隷クリストファー大学の新入生として入学式を迎えられることを大変嬉しく思います。私達がこれから学んでいくものは、命にさえ関わることがある分野であり、学べることに大きな喜びがあると同時に、今まで経験したことのない厳しさを味わうことがあるかもしれません。その中で、相手を尊重し心から寄り添うことのできる看護師となれるよう、励んでいきたいと思います。自分の可能性を信じ、共に学びあう仲間と協力し支え合い、目標に向かって進んでいきます。」と力強い決意を述べました。

 

入学式に先立ち、午前中は、オークラアクトシティホテル浜松において、新入生の保護者ガイダンスが行われました。藤本栄子学部長の挨拶に引き続き、教務・実習関連、国際交流関連の説明があり、最後に、学生生活におけるキャンパスルールの説明と学部教員の紹介が行われました。

Photo2保護者ガイダンス

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教員紹介

2018年4月 4日 (水)

学生レポート:春休みもあと少し

桜は見頃を迎え、暖かく過ごしやすい気温になってきました。 Photo_9

私は約2ヶ月の春休みに福岡に住んでいる祖父母の家に遊びに行ったり、友達と旅行に行ったり、県外の大学に行っている友達と久しぶりに会ったりと、充実した時間を過ごしました。 

大学はもうすぐ新入生を迎えます。新入生セミナーでは4月3日に学校紹介・キャンパスツアー、6日には運動会が行われます。

新入生セミナーでの私の担当はクリストページの作成です。4月に入学する新1年生がよりよい大学生生活を送ることができるように心を込めて一つ一つ作っていきたいと思います。

たくさんのメンバーが新入生セミナーのために時間をかけて準備をしてきたので、絶対に成功させたいです!!Photo_3

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新2年生は5月からは実習が始まります。気を引き締めて4月を迎え、5月からの実習に向けて準備をしていきたいと思います! 

ブログ担当:りほ

2018年4月 3日 (火)

キャンパスの木々

だいぶ暖かくなり、キャンパスの木々もそれぞれ活動をはじめています。

真っ先に芽吹き花を咲かせる木々もあれば、まだその準備をしている木々、中には「もしや枯れてしまったのでは…」と心配させるような木々もあります。

ですが、毎年どの木も5月~6月頃になると、各々にみずみずしい青葉を繁らせ風にそよがれるようになります。 

今年も4月に新入生が入学してきます。キャンパスの木々に個性があるように、学生さんたちも入学したその日から、日常の生活、授業、演習などに各自の個性を現してくることでしょう。早くても遅くてもいい。学生さんたちには大学生活の中で、自分さえ気づかない未知の能力を引き出してほしいと思います。

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藤浪千種

2018年3月20日 (火)

待っています!!

35日に2017年度の卒業式が行われました。ご卒業おめでとうございます。

皆さんのご活躍をお祈りしております。

さて、この時期の学内はたいへん静かです。保健師課程を選択した学生の集中講義、2年次生の老年看護学実習Ⅰなどが行われていますが、多くの教室、実習室は新年度に向けての準備中です。今回は『春休みの実習室』をお伝えします。 

ここは「基礎看護実習室1」。1年次生・2年次生の演習や看護技術の授業が行われます。

学生は身だしなみを厳しくチェックされて、緊張してこの扉を開けます。 

もしかして“セルトレ”(セルフトレーニングの略語)をしている学生がいるかな? Photo_7 誰もいませんでした。ベッドにはシーツもなく布団もありません、カバーを外された枕は椅子の上にきちんと乗せられていました。シーツや布団たちはどこに行ったのでしょうか・・・? 

Photo_8 ありました!!新年度に向けてクリーニングされ、きれいになりました。シーツは皺がなく、ピーンとベッドに張られることを待っていました。枕カバーも、包布も学生さんがしっかりとシーツ交換の看護技術をマスターしてくれることを祈ってここで待っています。Photo_9 ここは手洗い場。整理・整頓、掃除がされています。手洗いは感染予防策のひとつです。汚れが残っていないかも専用の機械でチェックされます。 Photo_10

新入生のみなさん、新2年次生のみなさん、この基礎看護実習室が皆さんの看護技術向上のために活用されることを準備万端、待っています。 

次は「成人看護実習室」。3年次生・4年次生の演習や看護技術の授業が行われます。Photo_11 成人看護学領域の急性期看護学実習、慢性看護学実習を前に看護技術をセルフトレーニングします。実習前の不安や緊張感いっぱいで、この扉を開けます。

5月からの実習に向けて“セルトレ”している学生さんはいるかな?と思いましたが・・・。誰もいませんでした。 

Photo_12 ベッドにはすでにシーツが張られ、布団も置かれ。いつも通りの実習室でした。でも、シーツがきれい!!。クリーニング後のシーツや包布を使って2月の末には3年次生がベッドを作ってくれました。5月からの成人看護学領域の実習に備えて春休みから“セルトレ”に来る学生もいます。

新3年次生、新4年次生のみなさんが実習で出会う患者さんに確かな看護技術が提供されるよう、この実習室で実習前“セルトレ”に励み、自信をもって実習に向かうことができるように成人看護実習室はみなさんが来ることを準備万端、待っています。 

桜の開花予想がニュースで流れ始めました。

暖かな春の日差しの中、みなさんの笑顔と笑い声が学内にあふれる日を、『お待ちしています。』

 

2018年3月 9日 (金)

卒業生が就職をサポート!

3年生はそろそろ就活です。エントリーシートも提出し始めたようです。でも、まだまだどういう領域に進もうか、迷っている学生も多いです。

そんな中、2月26日(月)に『卒業生と在学生との懇談会』が開催されました。

35名卒業生をお招きして、臨床・地域の現場のお話、領域(病棟)の特徴や業務など具体的なお話をしていただきました。Mizuno_1 学生ホールで、学生は気になる領域・病院の先輩のお話を聞きに行きます。先輩たちは病院の看板を背負って来ているので、病院・病棟の特徴はもちろんですが、「夜勤や独り立ちに慣れるのはいつくらい?」「病院・病棟の雰囲気は?」「お給料、生活について」などなど、身近な卒業生にだからこそのぶっちゃけトークもたくさんありました。学生たちもいつになく積極的に質問します。先輩たちからの喝!を入れていただいた学生もいたようです(笑)

ここに来てくださった卒業生も、学部の3年生のときには同じように就職、自分に合う領域などを不安に思っていて、この懇談会で先輩たちの話を聞いて、就活に臨んでいます。学生の不安も理解して話してくれていました。また、先輩たちの中には、これから初めての新人指導も担うという先輩もいました。新人指導への不安も聞いて、学生はいろいろ感じることがあったようです。Mizuno2_2 卒業生同士も久々の再開です。他学年の仲良しさんたち♪

ちょっとした合間に近況報告をしていましたよ。

在校生が他のプログラムに移ってからは卒業生同士の懇談です。Mizuno3 同級生でプチ同窓会。

卒業生の皆さん、ありがとうございました。

卒業生には、毎年秋に開催(今年は、2018年11月3日(土)です!)される『ホームカミングデー』にも是非参加していただきたいです。 

3年生も、一日のプログラム、お疲れさまでした。

就活、国家試験の勉強、実習・・・とまだまだ盛りだくさんですが、元気にやっていきましょう!

2018年2月27日 (火)

松井先生インタビュー

松井謙次先生は、聖隷短大の時代も含めて、長年聖隷の看護教育に尽力を尽くしてきた方です。その松井先生が3月で退職されることになりました。そこで、ぜひとも松井先生の看護のとらえ方を皆さんに紹介したくなり、インタビューしに行きました。

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なぜ看護師になろうとしたのですか?

「もともと、本が好きだったのですね。人間の生き方、気持ちの揺れ動き、生きづらさ、悲しみ…中学・高校生くらいから総じて生きることの深さに興味を持っていたので、そのことが本には書かれていた。そこに自分の波長が合ったのですね。でも、社会での自分の働きはそのとき考えていなかった。大学も本が好きだから文学部に行った。卒業して就職したけれど、管理社会で人間の気持ちは大事にされないのが嫌になって辞めました。そんな時に、男性看護師に出会った。その人との対話のなかで、看護は患者さんのつらいことや悲しみを扱うということが伝わってきて、本の世界と繋がったのです。それで自分の道はこれだと思った」

 

学生のときはどんな生活をしていた?

「自分は文学部の大学生のとき学校に行かず、本を読むか酒を飲んですごしていました。でも看護学部に来てからは、学生らしい生活をしようと思って、自分なりにテーマを持って調べたり、考えたり、サークル活動、部外活動とかいろいろな先生のところに行って体験世界の対話をすることが多かったです。その中で自然と看護のこころは培われてきたかなと思います」

 

聖隷の看護って何なのですか? 

「聖隷の看護という定義は示せれないと思います。人間と人間がかかわる中で、自分は何を大切にして来たのか、どこへ行きたいのかを自分で感じ取れればいい。こうじゃなくちゃいけないって言うのはないですね。どう考えてもいいんだけれど、こう生きたいという自分の生き方を考えられることが大切なんじゃないですかね。自分が学生時代に教員との交流の中で一番シンパシーを感じたのは、他者に対して祈りをささげること、我をなくして自分を道具にして相手と向き合うという生き方ですね。自分はまず横において、相手と向き合う。その結果として、相手がどう寝て、呼吸して、活動して、外出して、食べて…何がその人らしいのかを丁寧に導き出していく。それは、自分をまず放棄しないとできないことですね。その場の解決は本当の解決じゃなく、生きづらさを共に背負っていくその苦しさに耐えること、その生き様ですね。看取られたかたもたくさんいると思いますが、そのようなケア者がそばにいてくれたときは、祈りの中に安らぎが生まれてきたのではないかと思う。なので宗教の次元が大切になってくるのだと思います。聖書に〈小さい者の一人にしたのは、 わたしにしてくれたことなのである〉とあるように、小さきもの、弱いもの、貧しいものが最も大切だと思う。それらに対して自分を無にしてかかわる。そうすると自分の中に生きる意味が生まれてくる。自分のなかに弱さ、醜さ、取るに足らなさがある。嘘も言うし、都合のいい解釈もする。でもそれだからこそ、人間なのだといえることが大切。それは自分を無にしたときに生まれるのだと思う」

 

松井先生の看護は?

「患者さんというのは、何かしら辛さ、切なさ、悲しみを持って生きていると思う。そこを眺めたり、理解しようと努力しかかわること。苦しみを軽くできるように対話すること。辛いところをわかろうとして存在すること。それがあってこそ看護になっていく。しかし、そのようなことはできない自分もあることは自覚している。」

 

悲しみや苦しみを背負えるような人生を歩むためのヒントを高校生や学生に

「自分が生きるという意味、生きるという言い方が妥当かどうかはわからないが、生きる意味を問うてみること。生きることに意味があるのか?役に立ちたいと考えるなら、自分は何で役に立ちたいと願っているのか?もう一歩もう一歩と深めていく。自分は真の意味で生きているのか。なぜここにいてどこに行くのかを掘り下げていく。人のためと言いながらも、自分がなぜそうしているのか意味を探ることを大切にしてほしい。意味を見出していくのは、自分を探す旅のようなもの。聖隷と宗教は切り離せないが、すぐに宗教に答えを求める必要はないと思う」

 

インタビュー中、松井先生は語ることや伝えることが難しいとおっしゃっていました。松井先生の語ろうとしていることは言葉が生まれる前の、人間同士の真のつながりという次元の内容だからでしょう。言葉にするとどうしても、実体験と言葉にずれが生じてきます。しかし、松井先生は大変学生からの信頼を得た看護教員でした。おそらく言葉以前の、松井先生という人間が醸し出す雰囲気や空気や態度、音声、音調…などを学生が肌で感じ取っていたのだと思います。その醸し出されている雰囲気の原点は、キーワードにもなっている、辛さや苦しみや悲しみを伴って生きることでしょう。自分の辛さ苦しさ悲しみから逃げずに、その意味を吟味していく。その過程を経て初めて、相手の苦しみと向き合えるようになるということなのだと思います。そして松井先生はそれを実際に実践してきたからこそのお話だったと感じました。

 

精神看護学領域 清水隆裕

2018年2月19日 (月)

学生レポート:春休みです!

寒厳しい日々が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

私たち看護学部一年生はもう春休みを迎えています。

定期試験の合否発表も無事に終わり、安心して充実した日々を過ごしています。

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先輩方の中には、実習や試験にむけての勉強で忙しい人もいると聞きます。

沢山遊べるのは一年生のうちだけだと色々な先輩から聞いたので、この春休みは沢山遊んでおきたいと思います。

しかし、今回の定期試験で自分が如何に勉強不足か思い知ったので、遊ぶだけでなくしっかりと勉強もしていきたいと思います。

また、実技試験のフィードバックも教員と行い、自分で気づくことができなかった反省点、修正点などを知ることができたので、そこを直すためにも春休みでも学校に行き、セルフトレーニングに励みたいと思います。

春休みを遊ぶだけでなく、いままで学んできたことの復習もして、有意義なものにしたいと思います。

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暦の上では春ですが、まだ寒い日が続きます。皆様、体調に気を付けてお過ごしください。

 

ブログ作成:ゆめの

2018年2月16日 (金)

2年次生の授業紹介【小児看護学:小児看護援助論Ⅰ】

1年次生、2年次生は先日、定期試験が終了しホットしている頃ですが、3年次生は実習の真っ最中です!小児看護学領域では、病院(小児科病棟・小児科外来)、障害児施設、こども園などで実習を行っています。そして、4年次生は、今月実施される国家試験に向けて猛勉強中です!

今回のブログでは、1月の最終講義の様子を紹介します。

看護専門領域の必修科目である「小児看護援助論Ⅰ」では、小児期の特徴的な疾病について学修します。また、健康障害・入院が子どもと家族に及ぼす影響について学び、健康を障害された子どもとその家族を理解し、子どもの成長・発達段階、健康レベルおよび子どもと家族の権利をふまえた看護援助の方法を学ぶことを目標としています。2年次生、約160名が受講しました。講義は9月下旬から1月下旬まで開講し、合計15回の講義となっています。最終講義は、「慢性期にある子どもと家族の看護」でした。

現代は医療の高度化により、救える命が増え、また通院しながら治療をすることが可能になりました。

入退院を繰り返しながら長期的な療養を継続しなければならない現状があります。子どもや家族が、疾患のコントロールのため、薬物療法、食事療法、自己検査など自己管理することも多く、それぞれの子どもや家族に合わせた支援が必要になってきます。「小児看護」では、子どもの成長・発達を常に念頭におき、子どもの思いを大事にし、できたことを褒めるかかわりが大切です。また、家族に対しては、常に傾聴の姿勢でかかわり、心配事や不安事をいつでも話せる環境作りが大切です。講義では、担当教員の臨床での経験談も踏まえてお話され、学生の皆さんは真剣に、そして興味深く講義を聞いていました。Photo_2 子ども達の中には、気管支喘息、糖尿病、腎疾患などの慢性疾患を抱えながら幼稚園や学校に通っている子も多くいます。そのため、幼稚園・学校関係者との調整や、医療機関との連携、そして周囲の理解が必要です。地域・社会全体で病気の子ども達を思いやることができると良いと思います。

慢性疾患を抱えた子ども、家族が安定した日常生活を送るための看護を考える講義でした。

                        文責:小児看護学 山本智子

2018年2月 9日 (金)

いよいよ国家試験です

2月を迎えました。2月には看護師や保健師として社会に踏み出すための最後の関門となる、国家試験の受験があります。

 これまで聖隷クリストファー大学看護学部4年次生も国家試験のために、様々な準備をしてきました。受験生一人ひとりが合格を目指して、プレッシャーや不安と向かいあいながら準備を進めてきました。そのような受験生の中でも、本日は学生国家試験委員を紹介します。

学生国家試験委員は、9名います。もちろん学生国家試験委員も受験生。これまで自分自身の受験準備を進めながら、同時に受験に向かう仲間たちのために尽力してくれました。模擬試験の際は、問題の運搬、配布準備、全員が集中できる環境作り、そして勉強会企画など、時間や手間を惜しむことなく学年全体の受験準備を支えてくれました。

 このような様々な力があり、今日まで準備が積み重ねられてきました。そしていよいよ今月、国家試験受験を迎えます。頑張れ。受験生。

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写真は、学内での最後の国家試験ガイダンスの様子です

(写真の掲載は学生の皆さんの許可を得ています)