2-3.成人看護学領域 Feed

2016年6月10日 (金)

春セメスター最初の「急性期看護学実習」が終了しました。

2016年度が始まり早6月となりました。  

この時期、本学卒業生の1年目ナース皆さんの姿を臨床実習の現場で見かけます。4年生は一生懸命に働く先輩の存在に刺激を受けつつ、将来の自分を想像しながら実習に取り組んでいるように思えました。  

今日はそんな専門職としての自覚がより一層高まってきた4年生の急性期実習学内発表会の様子をご紹介します。  

急性期看護学実習は3週間の実習で、学生は3-5名のグループに分かれ、各病棟で手術を受ける患者さんを受け持たせていただき看護を学びます。今回は、学生23名が7グループに分かれ、聖隷三方原病院・聖隷浜松病院で実習を行わせていただきました。

発表会は、実習の最終週に学内で行われるもので、学生は各診療科の特徴を踏まえながら、自分たちの実践を発表し意見交換を行います。

発表会は学生主体で運営されます。

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グループメンバーで協力し合い発表を行います。

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色々な質問がでて意見が活発に交わされます。

時折、意外な?質問や意見があり盛り上がります。 

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発表会が終わると、ほっと一息(学生も教員も)。

各グループの写真をパシャリ。

藤浪グループ

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氏原グループ

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森グループ

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松井グループ

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学生の皆さん一人一人が確実に成長していることを実感できた発表会でした。

皆さん、お疲れ様! 

 






2015年7月10日 (金)

統合実習2015が始まります。

成人看護学、急性期看護学領域の統合実習は713日~24日までの2週間で行われます。

統合実習というのは、すべての領域実習が終了した後で、

各学生が自分の希望する領域で行う実習で、

まるで本物の看護師さんのように病棟の看護師さんのチームの中に入って複数の患者さんを受け持って看護の業務をこなしてみる・・・という実習です。

  新人看護師さんの働きを体験する実習ですね。

 

そこでいろいろと準備が必要ということで、

   3人の患者さんを受け持った!

という設定で行動計画をたてて・・・それをロールプレイングで演じてみてもらい・・・意見交換で学びを深めて・・・みました。










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グループワークで複数患者さんを受け持った日の行動計画を立てます。

退院間近のAさん、

本日手術のBさん、

術後2日目のCさん、

を受け持つことになりました。今日の指示は?

・・さあ、どうする?




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患者さんの看護に必要な物品を

探して・・集めて

・・・準備します。

 何が必要かな・・・・?

どういう順番に準備しておく・・?

んー・・・これはいらない・・・か

















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さあ、本物の??3人の患者さん達を相手に看護の実践です・・・

(急性期看護学には、良い役者が揃っています!)

 術後2日目のCさん

・・・痛みは?

点滴は?ドレーンは?離床は?










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看護の・・・演技の後では

気づきの意見交換です。







































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たくさんの気づきがありました。


















いよいよ実習が始まります。病棟では、看護師さんと患者さんが待っています。

演習での学びをいかして立派な「看護師さん」を演じてきてくださいね。





2015年6月 8日 (月)

「急性期看護学実習(5クール)、がんばりました!!」

こんにちは、成人看護学領域氏原です。

今回は急性期看護学実習最終日に行った「ヒヤリ・はっとカンファレンス」の様子を紹介します。

実習中にヒヤッとした体験やハッとしたことなどをSHELLモデルで分析しています。

まずは、体験した「ヒヤリ・はっと」場面の共有です。みんないろんな体験をしていました。

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たくさんの意見や疑問、解決策などが出ました。

さすが4年次生、発想も豊かで、目の付け所がすごい!! 

看護師の役割もしっかり考えることができました。

話し合った内容は学内全体カンファレンスで発表して、他の病棟で実習した学生と共有します。

急性期看護学実習では手術見学もあり、みんなドキドキで実習スタートしました。

記録は書けるかな?手術見学で倒れないかな?

看護師さんは優しいかな?寝坊しないで毎日実習に行けるかな?

・・・不安や緊張でいっぱいでした。

でも、こんなに笑顔いっぱいで実習を終わることができました!!

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このユニフォームを着ることも残り少なくなりました。

体調に気を付けてこれからもがんばってください。応援しています。

2015年4月30日 (木)

さすが!4年次生。

成人看護学領域の藤浪です。

今回は、41721日の2日間にわたり行われた看護技術演習の一コマを紹介します。

演習のテーマは「輸液ポンプ」「心電図モニター」の取り扱いです。

これらの医療機器は、臨床現場で目にすることが多く、臨床実習で学生が受け持たせていただいた患者さんが使用しているケースも多々ありました。

学修の必要性を理解している4年次生は、積極的に演習に取り組んでいました。

 

また、今回の演習では、学生さんから「さすが4年次生!」と感じられる質問をいくつか受けました。

様々な経験を積み、着実にプロとして成長している4年次生。

なんだか、とてもうれしくなりました・・・・。これから始まる春セメの急性期実習・統合実習がとても楽しみです!

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21日演習の皆様:写真撮影のご協力ありがとうございました!!

また、お忙しい中、片づけへのご協力も感謝いたします。)

2015年4月24日 (金)

4年生 統合実習(慢性看護学領域)のご紹介 – 演習が始まりました!

新年度になり、4年生の統合実習が始まりました。

統合実習は、学生最後の実習として、4年間学んできた知識・技術を統合しながら、

現場の専門職とともに看護の実際を経験する実習です。

学生は7つの看護学領域から自分が実習したい領域を希望して、2週間の実習を行います。

 慢性看護学領域は、病院の内科系病棟で7月に2週間の臨地実習を行います。

その前の演習が先週から始まりました。

統合実習ではケア度の高い患者様を受持つため、

根拠と安全性を考慮した看護技術を確実に行うことが求められます。

患者にあわせた援助が行えるよう、

ベッド上しか動けない嚥下機能(飲み込み能力)の低下した患者を想定して、

実習で実施する可能性の高い看護技術の復習を行いました。

まずは、先生から援助のポイントについて、レクチャアを受けました。

基本的な手順は低学年で学習していますが、

嚥下機能の低下した患者に対して援助することを想定すると、

誤嚥を起こさないために、援助のタイミングや患者の体位、

方法の工夫など細やかな配慮が必要になります。

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その上で、経管栄養のモデル人形を使用して、栄養物注入前の確認事項を復習。真剣です!

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実際の患者の身体の中は見えないけれど、

解剖学的な知識を踏まえて援助を行うことが大切です。

演習ではモデル人形を使用して、

身体構造を確認しながら行えるので理解が深まります。

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こちらは、点滴静脈内注射薬の準備。

医療事故につながりやすいポイントを踏まえて、

ミスを起こさないよう一つ一つ確認して行うことが大事です。

しかし、臨床では患者をお待たせしないよう、効率的な看護技術であることも重要です。 

基本的な手順は確認できたので、この後、

7月の統合実習まで各自が空き時間を利用して、

さらなる看護技術の上達を目指して自己練習(セルフトレーニング)を繰り返していきます。

みんな、頑張れ!!

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また、これまでの実習では患者1名を受け持って看護を学んできましたが、

統合実習では卒業後に向けて複数の患者を受け持ち、

優先度や時間管理を考えながら看護を行うことを経験します。

そのため、複数患者に対する行動計画作成の事前課題への取り組みも、あわせて開始しました。

そして統合実習直前の7月に、

事前課題と看護技術を合わせた演習を行った上で、臨地での実習本番になります。

統合実習は初めてケア度の高い患者様を受持つため緊張しますが、

看護の実際を経験でき、将来看護師として働くことに向けてのやりがいや楽しさも感じられる実習です。

実習目標の達成に向けて、これからも主体的に取り組んでいきましょう。

2014年12月26日 (金)

2クール目の急性期看護学実習が終わりました。

最終カンファレンスでは、展開の早い看護にとまどいながらも患者さんとの関わりや手術看護、救急看護の場面にふれてたくさんの学びがあったことが報告されました。

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実習お疲れさまでした。

聖隷浜松病院実習グループ

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聖隷三方原病院実習グループ

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キャロリングに参加しました。

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聖隷三方原病院の玄関ホールと ホスピスのチャペルで歌ってきました。

みなさんにMerry Christmas!!

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2014年11月28日 (金)

4年生「災害看護論」災害発災時の総合演習の様子

11月13日(木)に4年生の選択科目「災害看護論」の授業で災害発災時の救助活動の総合演習をしました。

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模擬血液やオブラートなど使って特殊メークをしました。

松井先生の「余震に注意しながら、手当班、レスキュー班、搬送班は災害本部へ集合せよ!」の合図で演習開始です。

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レスキュー班、搬送班が災害現場に到着。瓦礫の下敷きになっている人を救出!! 

担架で迅速に、安全に、トリアージポストまで搬送します。

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トリアージポストには救出された人たちが横たわっています。

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ここでトリアージが行われます。3人一組になってトリアージします。

呼吸は?循環は?意識レベルは?自分で歩けそう?

緑、黄、赤、黒の判定をしていきます。

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トリアージでは、黒タッグ(生命兆候なし)を付けなければならない時もあります。

救護所では、トリアージ後に搬送されてきた傷病者の手当てをしました。

痛み、不安、恐怖を訴える傷病者に心身両面の「手当て」をしました。

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皆さんお疲れ様でした。

災害現場で活用できる知識・技術を学習することができましたね。

今後の皆さんの活躍に期待しています。

2014年7月29日 (火)

4年生 統合実習(慢性看護学領域)の風景

今回は、4年生の統合実習(慢性看護学領域)の様子をご紹介します。

統合実習は、学生最後の実習として、4年間学んできた知識・技術を統合しながら、

現場の専門職とともに看護の実際を経験する実習です。

学生は7つの看護学領域から自分が実習したい領域を希望して、

2週間の実習を行います。

慢性看護学領域では、聖隷浜松病院、聖隷三方原病院の内科系病棟で、

1病棟2~3名で実習を行います。これまでの実習では患者様1名を受持ち

看護を学んできましたが、統合実習では、複数(2名)の患者様を受け持ち、

優先順位を考えながら看護を行うことを経験します。

実習前に、患者様に行う可能性のある援助を患者役・看護師役に分かれて疑似体験。

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そして、いよいよ病棟実習。事前に行動計画を立てても、

実際には計画した時間通りに進まないことも多いです。

そんな時は、実習指導担当看護師さんに相談。的確なアドバイスを得て、

行動を修正できました。

看護チームの一員として、自分から積極的にスタッフに相談・報告できましたね。

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看護師さんの見守りのもと、緊張しながら、点滴静脈内注射薬の準備。

安全な看護技術を行うためには、

一つ一つの行為の根拠をしっかりと理解することが、必要だと学べました。

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病棟での実習を終えて、学びの報告会も行いました。

病棟ごとの学びを共有しあい、さらなる気づきが得られました。

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実習病棟からも多くの病棟実習指導者様がご参加くださり、

暖かな講評をいただけました。

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統合実習を通して、看護の実際を経験し、将来看護師として働くことに向けての

自分の課題や目標を見つめることができましたね。

2週間前より、それぞれ成長してますよ。

みなさん、お疲れ様でした! 

看護師になって活躍してくれることを楽しみにしてます。

2014年2月21日 (金)

成人看護学領域 急性期看護担当教員の松井謙次です。

担当している科目は急性期看護なんですが、人間は非常に慢性的というか、ゆっくりのんびりモードの人間です。

最近は、聖隷浜松病院での実習が多く、学内の皆さんと会う機会が少ないです。

今回は、松井の日曜日の姿をお伝えしようと思い、掲載します。

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三方原特産の馬鈴薯を収穫しています。

なかなかいい出来だと思いませんか。おいしいですよ。

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こちらはプチベールと言って今、農協が力を入れている野菜です。

冬に緑鮮やかな野菜です。一度食べてみてください。

 

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こちらはトラクターで畑を耕しに行くところです。

日曜日はリフレッシュをかねて畑作業に精を出す日々です。

見かけたらぜひ松井ファームの野菜を買ってくださいね。

今後ともよろしくお願いします。 松井謙次

 

 

2014年1月24日 (金)

実習前の学内演習について

こんにちは、成人看護学領域教員の井上です。

今日は現在3年生が行っている臨地看護学実習のひとつである慢性看護学実習について紹介いたします。

 

慢性看護学実習の目的は、「慢性疾患を抱える患者と家族を総合的に理解し、看護実践に必要な能力および態度を養うこと」であり、主に内科系病棟で実習を行ないます。

実習では、入院中の患者様を受け持たせて頂き、患者様の病態やADL(日常生活行動)の状態などをアセスメントしたうえで看護計画を立案し、日常生活の援助、症状緩和、検査・治療・処置に対する援助などを実施していきます。

また、看護師さんとともに輸液(点滴)管理や食事介助など看護技術を実践することによって、とても多くの学びを得ることができる実習です。

安全に、かつ正確に実施するためには、予習・復習が欠かせません。そのため、成人看護学領域では、実習が開始される前に1・2年時に学習した内容を復習するために、フィジカルアセスメント、輸液管理、バイタルサイン測定、環境整備などの内容から成る学内演習を行ない、実習に臨んでいます。

その他にも、実習病棟や受け持ち患者様に応じて必要な看護技術を学ぶために、学内演習を適宜行っています。

 

今回の実習グループの学生4名は、消化器内科病棟で実習を行ないます。受け持ち患者様の多くは、疾患や検査、治療のために点滴を必要とされる方々です。そのため、実習初日のオリエンテーション終了後、成人看護実習室で輸液管理の復習を行いました。

 

はじめに、基礎看護技術のテキストを使用して、輸液に必要な物品や手順、注意点を確認します。

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イメージトレーニングをしてから、実際に病棟で使用されている輸液セットを使用して、練習を行います。

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今日は生理食塩液100mlのボトルに成人用輸液セットを接続し、先端まで薬液で満たす、という練習を繰り返し行いました。

何度か繰り返しているうちに、スムーズに実施できるようになってきます。

この調子なら、病棟でも看護師さんの指導のもとで輸液の準備ができそうです。

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注射指示箋(例)を見ながら『1分間あたり何滴滴下するように調整したら良いか』を計算しています。

(ベッドサイドで患者さんをお待たせしないために、看護師には計算能力も求められます。)

計算通りに輸液が滴下するよう、時計とにらめっこしながら、滴下調整を行います。

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このように、約1時間輸液管理の演習を行いました。

点滴の準備と滴下調整のほか、注射器の操作も復習しました。

 

臨地実習では1病棟あたり4~5名の学生さんが配置され、大学教員と病棟の看護師さんとで協力しながら実習指導にあたっています。

さまざまなフィールドで実習を行うことで視野が広くなり、自分の傾向(長所や短所など)に気がつくことができます。現場ならではの楽しさ、厳しさなど多くのことを吸収し、自分の将来を考えていってほしいと思っています。

 

実習初日のこのガッツポーズが、終了日にはどのように変化しているでしょうか・・・。

3年生の皆さんの成長を期待しています!

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