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2022年4月

2022年4月28日 (木)

季節の手しごと

4月から新しい土地での生活をスタートさせた方は少し慣れてきた頃ではないでしょうか。助産学専攻科は1年間の修業期間のためタイトなスケジュールですが、キャンパス周辺の四季も思い出にしてもらえることを願います。COVID-19の影響で公私ともにICT化は加速したものの、おうち時間の楽しみは無かったなあ(個人的意見)。ワタクシ達(敢えて“達”)は職業柄、毎日通勤し対応に追われてきました。

COVID-19に関係なく、浜松に移り住んでから梅シロップを手作りしています。これから梅が出回る季節なので作り方をご紹介します。画像は2年前ですが、5月に青梅を漬けました。熟した梅で作れば濃厚な味に仕上げるのでお好みで。下準備は①傷の無いものを選別し洗う。②キッチンペーパーで水分を軽く拭き取り、乾かす。液に漬けるからと言ってそのままはカビの原因になるそうです。③軸を取り除く。少し面倒なので時間の余裕をみて一気に!④ビンを煮沸消毒し、冷めたら梅・氷砂糖をミルフィーユ状に交互に重ね入れる。レシピはいろいろあり、防カビ目的で梅を凍らせてから漬ける方法もあるようです。私は最後に酢を注ぎます。防腐とサッパリ味にしたいから。⑤涼しい暗所に置き、毎日1回、「美味しくなーれ」と愛情込めて💛ビンをクルクル回し、梅の位置を移動させる。濡れたまま液面から出た状態が続くとカビ発生しやすいそうです。

<4日後>
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<さらに10日後>

梅から果汁が出て水分量が増えました。ビンの底にはまだ氷砂糖が残っています。溶けきれるのか、気になるところですが、大丈夫。

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<さらに2週間後の6月(漬け始めから約4週間)>

透明になってきました。梅が完全に浮いたら取り出すタイミング。取り出した梅は水分が抜けて果肉が無く、硬いので食べることはできません。

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完成!! 🙌(写真は全て筆者撮影)

MENU梅ジュース🍹は水または炭酸やお湯で希釈。かき氷のシロップは原液で。

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以前、浜松で無農薬栽培の麦わらストローを見つけて購入。環境にやさしく、自分専用なら洗って繰り返し使えます。先が割れたらハサミでカットすればO.K。麦わら栽培復活のウンチクを家族に話しました。「第二次世界大戦前はストローと言ったらプラスティックではなく、麦わらとか細い竹だったから、驚かない。」と言われて拍子抜け。「こういうのを作るようになったとは。年をとったね。」の言葉に“そういうことかもなあ”と妙に納得したワタクシでした。その時、その土地で経験できる暮らし、佳き人やモノとの豊かな出会いを大切にしたいと思います。

助産学専攻科 稲垣恵子

 

2022年4月20日 (水)

「浜松市と大学との連携事業~学生による講座」 Care for Mommy!~家族の幸せは私の健康から~

助産学専攻科学生の有志を中心に2021年12月に浜名協働センターにおいて、COVID-19感染拡大防止策のもと90分の講座を開催しました。ブログ更新が遅れましたが、ご紹介したいと思います。

講座の目的は、家事や育児に追われている母親に心と身体をリフレッシュしてもらう、産後の身体の変化や生涯を見据えた健康づくりを考えてもらう機会にすることです。

プログラムは①ストレッチ、産後ヨガ②赤ちゃんとできる骨盤体操③“あなたのお産を想い出してみよう”④乳がんのセルフチェック⑤子宮頸がんの啓発講座です。①~④は助産学専攻科学生3名が行い、⑤をSGE♡プロジェクト(聖隷クリストファー大学の学生と聖隷福祉事業団保健事業部が共に活動している婦人科検診啓発プロジェクト)2年次生3名が分担しました。参加者は数組のご家族で和やかな雰囲気でした。

(写真撮影と掲載について全員からご承諾を得ています)Image1

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生後2~4か月の赤ちゃんを抱っこしてスクワット。スクリーン前でデモンストレーションをする学生は新生児人形で実施。写真右側のお子さんに注目!スクワットの型がキマッテます。普段からやっているのかな、可愛いですね💛

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出産体験の振り返りとして紙芝居「わたしがうまれるとき」を読みました。その後は車座になって、妊娠中のことや出産時のことを語り合いました。

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最後は、女性特有の乳がんや子宮頸がんについてです。子育て中は自分の身体のことを後回しにしがちですので、子育て世代に起こりやすい疾患の早期発見についてお話ししました。

写真は乳がん模型を使用し、しこりを触る体験の様子です。

【参加者の感想】

・子育てで忙しい中の息抜きになりました。ストレッチが気持ちよく、家でもやりたいと思いました。

・とても楽しかったです。骨盤体操は子どもと遊びながらできそうな方法を教えてもらえたので、やりたいと思いました。子宮頸がん検診の大切さや乳がんのセルフチェックを知り、お風呂でやってみたいと思いました。

・紙芝居に感動しました。妊娠中を想い出して幸せな気持ちになりました。無事に生まれてきてくれたことに感謝です。

・同じ年代の同じくらいの子どもがいるママさんに会う機会があまりないので、参加して良かったです。

・時節柄、他のママさんや赤ちゃんと会う機会が無いので新鮮でした。

【学生の感想】

・初めは緊張したが、母親同士が赤ちゃんの話題で場が和み、自分たちも楽しかった。

・地域の住民対象に健康教育を実施するのは貴重な経験になった。

・内容に関心をもっていただけてうれしかった。

・正しい知識を伝えることの重要性をあらためて学んだ。

【教員の感想】

・準備段階、当日の受付から後片付けまでを協力し、1つのチームとして取り組むことができていた。

・取り組みを通して助産学専攻科学生と学部生との交流の場にもなった。

💛2022年度は新規プログラムを企画中ですので、乞うご期待。

文責:助産学専攻科 稲垣恵子

2022年4月15日 (金)

小児看護学領域:2022年度小児看護学領域の看護統合セミナーでシンポジウムを行いました

2019年度入学生に対して、看護学部では「看護統合セミナー」を開講しています。

 

2022年4月14日(木)、小児看護学領域は、看護統合セミナーのなかで小児看護専門看護師(小児看護CNS)による小児看護に関するシンポジウムを行いました。

シンポジウムの目的は、「さまざまな小児看護の現場で看護実践と課題を理解することで、自分の統合実習のテーマと課題を明確化することに役立てる」です。

プログラムは、「1.シンポジストによる講演」「2.小児看護専門看護師とのディスカッション」です。

 

科目責任者の小出先生からのオリエンテーションです。Image1

1.シンポジストによる講演

子どもと家族を チームで支えよう

聖隷浜松病院 小児病棟・小児科外来 小児看護専門看護師 鈴木さと美さん

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救命救急外来の場における小児看護実践と課題

聖隷浜松病院 救命救急センターICU 小児看護専門看護師  一柳雄輔さんImage3

重症心身障害児施設における小児看護実践と課題

聖隷三方原病院おおぞら療育センター 小児看護専門看護師 真木 希さん Image4

学生さんたちは、真剣に小児看護専門看護師の講義を聞いていました。Image5


2.小児看護専門看護師とのディスカッション

小児看護専門看護師とのディスカッションでは、感想や考えたこと、小児看護についてわからないことやもっと知りたいことなど積極的に質問がありました。Image6

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Photo

学生さんたちからの質疑応答の時間では、活発に質問がありました。小児看護専門看護師の皆さんからは、それぞれ丁寧な回答がありました。Image9

統合実習に向けて、学生さんがそれぞれ学修を積み上げていくことを期待しています。

 

(写真の撮影と使用については学生と講師の小児看護CNSの承諾を得て掲載させていただきました)

文責 小児看護学 市江和子

 

2022年4月14日 (木)

小児看護学領域:2022年度小児看護学領域の看護統合セミナー・統合実習のオリエンテーションを行いました

本学看護学部では、4年次に「看護専門分野や諸学の学識を用いて課題を探究し、多面的に考察することができる」という位置づけで「看護統合セミナー」を開講しています。

統合実習から選択した看護学領域実習において、自己の課題を明確にして、保健・医療・福祉の現状にあわせて看護実践を展開する能力を養います。

 

2022年4月11日(月)、小児看護学領域の看護統合セミナー・統合実習のオリエンテーションを行いました。Image1

 

学生さんたちは、真剣にオリエンテーションを聞いています。

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母子看護実習室(小児側)には、先輩たちの課題レポートをまとめてあります。

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新型コロナ感染症の状況によって、実習には制限がありますが、小児看護学の学びがさらに深まることを期待しています。 

(写真の撮影と使用については学生の承諾を得て掲載させていただきました)

文責 小児看護学 市江和子

 

2022年4月12日 (火)

聖隷クリストファー大学 入学式

4月4日(月)浜松アクトシティ 中ホールで入学式が行われました。

今年度は160名の新入生が看護学部に入学しました。

新入生の皆さん,保護者の皆様、ご入学誠におめでとうございます。

 

さて聖隷クリストファー大学の入学式は、キリスト教精神にのっとって、礼拝形式で行われるので、驚かれた人もいたかもしれません。聖書朗読や讃美歌の斉唱など、多くの入学生には異文化に触れるスタート地点になるでしょう。ただ、宗教の多様性に触れることは、人間の生き方の多様性を許容する素養につながっていきます。それは、医療専門職者をめざすうえでとても大切な視点です。

高校生から大学生になる時、最初は戸惑いも多いと思いますが、今後4年かけて、聖隷精神(生命の尊厳と隣人愛)を身につけた医療専門職者として、巣立っていってくれることでしょう。

精神看護学 清水隆裕

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