« 2017年10月 | メイン | 2017年12月 »

2017年11月

2017年11月29日 (水)

「授乳支援(演習)」に取り組んでいます!

今日は母性看護援助論で行っている「授乳支援(演習)」についてお伝えしたいと思います。 

授乳支援は3・4年次に行う母性看護学実習の“産褥期の看護”で援助させていただいていますが、それに先駆けて2年次の母性看護援助論で産褥1日目の初産婦さんへの授乳支援を演習で学んでいます。

学修目標は、①授乳場面がイメージできる ②コミュニケーションを通してアセスメントすることができる ③母乳育児をしている母親と児への援助を考えることができる ことです。

場面1.産褥1日目のAさんに「赤ちゃんに母乳を与えたいので、授乳ができているか様子をみて欲しい」と言われました。あなたは、どのような観察や援助をしますか?

事前学修として、褥婦さんへの声掛けの仕方、オムツ交換、授乳の説明・観察方法などについて各自が学習して演習に臨みます。

Photo

事前学修で取り組んだ内容を踏まえてグループごとに意見を出し合い、Aさん親子に合った援助を考え、ロールプレイに取り組んでいきます。

・昨夜はあまり睡眠が取れていないようなので、ベッド上で授乳してもらおうかな。

・赤ちゃんが吸啜しやすいように授乳枕も使用してみよう。

・いろいろな抱き方があるけれど、Aさんは横抱きがいいかな。

・疲れていないか、Aさんに聴いてみよう。

・Aさんができているところを伝えよう。       

などなど他にもたくさん・・・

 

ロールプレイの場面

Photo_2看護学生役の学生とAさん役の学生

オーバーテーブルの周りにいるのは観察者です

 

ロールプレイ終了後、振り返りを行い、Aさん親子にとってさらに良い方法を検討していきます。

Photo_3

学生役の人に抱き方が上手だと言われて嬉しかった。

本物の新生児は本当に口を大きくあけるのかな、含ませるタイミングが難しい気がする。

赤ちゃんの体が真っ直ぐになるような抱き方ができていたかしら。

赤ちゃんを抱いていると結構肩と腕に力がはいっちゃう。手が痛くなりそう。

母子ともに楽な姿勢になるような方法を考えたり、伝えたりするのって難しい。   

等々

 この後、話し合ったことを生かして、再度ロールプレイと振り返りを行います。

グループでの話し合いを通し、少しずつAさん親子の理解も深まり、良い援助を考えることができました。まだ、最後の全体のまとめが残っていますが、3・4年次の実習で今日の学びがいかせることを期待したいと思います。 

*ブログへの写真掲載は口頭で了承を得ています。

2017年11月24日 (金)

アカデミックカフェ?

 今年度の聖灯祭はお天気にも恵まれたこともあり、多くの皆さんにきていただき、とても活気がありましたね。

 聖灯祭では、毎年有志教員による「まったりほんぽ」というチャリティバザー&カフェを出店しています。早いもので、今年で5回目の参加となりました。おかげさまで、「まったりほんぽ」も大盛況でした。

1_2

さて、今年は「まったりほんぽ」の一角をお借りして、新しい試みをさせていただきました。

選択科目「看護研究Ⅱ」で基礎看護学領域を希望した学生の皆さんの研究計画書のポスター発表です。

Photo

皆さんは、4月から臨地実習のハードスケジュールのなかで、まず自分の関心テーマを明らかにし、テーマに関する文献検討をし、ゼミでのプレゼンテーションや担当教員の指導を経て、研究計画書を作成しました。

皆さん、計画で終わらせるのはもったいないくらいの有意義な研究でした。プロセスは大変だったと思いますが、自分が懸命に取り組んできたことがこのように成果として形になるのは嬉しいですね。

コーヒーやパンケーキをいただきながら研究について語り合う、アカデミックな雰囲気のカフェとなりました。

学生の皆さんには、「まったりほんぽ」の会場設営や片付けもお手伝いいただき、ありがとうございました。来年度は、卒業生として遊びに来てくださいね。

(基礎看護学領域教員 佐久間)

2017年11月21日 (火)

成人看護学(急性・慢性)実習に向けて実習前演習、頑張っています!

秋も深くなり中庭のアメリカンフーは、真っ赤に紅葉しています。

2017年10月2日より2017年度の臨地実習が各領域でスタートし、成人看護学実習室でも実習を控えた学生たちが、実際の援助が行えるように日々練習をしています。ベッドメーキングや病衣交換、清拭、オムツ交換、洗髪、手足浴などを、状況(麻痺がある患者、点滴をしている患者、移動に介助を要す患者など)を設定して行う学生もいます。また、成人看護学の実習中には、輸液管理を学生が、指導の下に行うこともありますので、実習前演習では教員の指導の下に包帯法をはじめ、輸液管理(薬液のミキシング・プライミング・滴下調整など)を、物品の準備・投与・片付けの一連の動作なかで、6Rや清潔不潔、投与時の観察点を意識しながら行っています。

写真は、成人看護学(急性・慢性)実習を直前に控え、輸液管理の演習に取り組む学生たちの様子です。注射針の取り扱いやアンプルカットは、学生にとって大変緊張する手技ですが、全員が真剣に取り組んでいました。

学生たちにとって、実習前は緊張や不安を抱えやすいようです。そのような実習前・実習中の学生たちのサポートを、教員はしていきたいと思います。1_3

2_3

3_3
注)写真掲載に関して、学生全員から承諾を口頭で得ています。

2017年11月17日 (金)

学生レポート:初めての実習

 私たち1年生は、10月中旬から11月中旬にかけて実習を行っています。初めての実習ですのでとても緊張して臨んでいます。

 この実習は、5つの実習先に分かれて行います。実習施設について自己学習を行い、初めに施設見学をしました。今まで患者として行っていた病院でしたが、実習では看護師の視点で観察しました。

看護師は患者さんの耳の近くで話しかけ、簡単な言葉を選んでコミュニケーションをとっていました。実際に自分が患者さんとコミュニケーションをとらせていただく場面では、春セメスターの授業で習ったコミュニケーションの技法を意識して、患者さんの安楽に配慮しながらコミュニケーションをとることを心がけました。

秋セメスターに入ってから、手指衛生やバイタルサイン測定、ベッドメイキング、シーツ交換などの本格的な看護技術の演習が始まり、授業の空き時間があると、友達とセルフトレーニングを行っています。

臨床の現場でも活かせるよう、何度も練習していきたいと思います。

 

1