「授乳支援(演習)」に取り組んでいます!
今日は母性看護援助論で行っている「授乳支援(演習)」についてお伝えしたいと思います。
授乳支援は3・4年次に行う母性看護学実習の“産褥期の看護”で援助させていただいていますが、それに先駆けて2年次の母性看護援助論で産褥1日目の初産婦さんへの授乳支援を演習で学んでいます。
学修目標は、①授乳場面がイメージできる ②コミュニケーションを通してアセスメントすることができる ③母乳育児をしている母親と児への援助を考えることができる ことです。
場面1.産褥1日目のAさんに「赤ちゃんに母乳を与えたいので、授乳ができているか様子をみて欲しい」と言われました。あなたは、どのような観察や援助をしますか?
事前学修として、褥婦さんへの声掛けの仕方、オムツ交換、授乳の説明・観察方法などについて各自が学習して演習に臨みます。
事前学修で取り組んだ内容を踏まえてグループごとに意見を出し合い、Aさん親子に合った援助を考え、ロールプレイに取り組んでいきます。
・昨夜はあまり睡眠が取れていないようなので、ベッド上で授乳してもらおうかな。
・赤ちゃんが吸啜しやすいように授乳枕も使用してみよう。
・いろいろな抱き方があるけれど、Aさんは横抱きがいいかな。
・疲れていないか、Aさんに聴いてみよう。
・Aさんができているところを伝えよう。
などなど他にもたくさん・・・
ロールプレイの場面
看護学生役の学生とAさん役の学生
オーバーテーブルの周りにいるのは観察者です
ロールプレイ終了後、振り返りを行い、Aさん親子にとってさらに良い方法を検討していきます。
学生役の人に抱き方が上手だと言われて嬉しかった。
本物の新生児は本当に口を大きくあけるのかな、含ませるタイミングが難しい気がする。
赤ちゃんの体が真っ直ぐになるような抱き方ができていたかしら。
赤ちゃんを抱いていると結構肩と腕に力がはいっちゃう。手が痛くなりそう。
母子ともに楽な姿勢になるような方法を考えたり、伝えたりするのって難しい。
等々
この後、話し合ったことを生かして、再度ロールプレイと振り返りを行います。
グループでの話し合いを通し、少しずつAさん親子の理解も深まり、良い援助を考えることができました。まだ、最後の全体のまとめが残っていますが、3・4年次の実習で今日の学びがいかせることを期待したいと思います。
*ブログへの写真掲載は口頭で了承を得ています。