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2021年3月

2021年3月30日 (火)

オープンキャンパス:看護学部小児看護学領域

大学の3月のオープンキャンパスは、新型コロナウイルス感染症が拡大する中、厳重に感染防止に配慮し、日程・人数を分散して実施しました。

 

2021年3月27日、看護学部小児看護学領域においては、密閉、密集、密接を避け、消毒と換気の実施、ソーシャルディスタンスを保ち、シミュレータトレーニングモデルによるバイタルサイン測定演習の模擬授業を実施しました。

 

大学入り口の準備です。

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母子看護実習室(小児側)の模擬授業準備です。

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生徒さんが、ペアになりモデル人形、聴診器、ストップウォッチを使用できるように準備しました。

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感染症対策をして、小児看護技術のバイタルサイン測定演習の模擬授業です。

赤ちゃんの心音を測定します。

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ストップウォッチで1分間、心拍数を数えます。

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生徒さんたちは一生懸命、新生児のバイタルサイン測定に取り組んでいました。

モデル人形による演習は短い時間でしたが、生徒さんたちにとっては、子どもの生命の徴候であるバイタルサインの測定を通して、子どもの生きることを考える体験になったと思っています。

 

(写真の撮影と使用については参加した生徒さんに使用目的を説明し、承諾を得て掲載させていただきました)

 

文責 小児看護学 市江和子

2021年3月22日 (月)

小児看護学実習:秋セメスター小児看護学実習のこども園実習Ⅰが終わりました

9月28日(月)から始まったこども園実習Ⅰですが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の中、感染症対策を徹底して実習を行ってきました。保育施設の協力をいただき、3月の3年次生の学年配置期間まで、無事に実習を継続することができました。

今年度は、新型コロナウイルス感染症の対策のため、実習施設間の間隔を2週間あけることを原則とした実習配置でした。

 

聖隷こども園わかばでの実習では、学生さんたちは大学に集合して教員が健康管理表を確認し、体温チェックをして現地に向かいます。

子どもたちの歓声が聞こえる園庭前です。

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こども園実習Ⅰは午前中の実施のため、学生さんたちは午後に小児看護技術セルフトレーニングに自主的に取り組んでくれています。新生児・乳児のモデル人形を使って小児看護学実習で必要な、バイタルサイン測定、身長・体重などの身体計測、おむつ交換、検体採取などの技術練習を行います。

 

新型コロナウイルス感染症が収束し、臨地看護学実習が円滑に実施できるようになることを願います。

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(写真の撮影と使用については使用目的を説明し、こども園の先生と学生さんたちに承諾を得て掲載させていただきました)

文責 小児看護学 市江和子

2021年3月 8日 (月)

大学院修士論文・課題研究論文発表会(博士前期課程)・博士論文発表会(博士後期課程)を開催しました。

2021年3月6日(土)大学院看護学・リハビリテーション科学・社会福祉学研究科は、修士論文・課題研究論文発表会(博士前期課程)・博士論文発表会(博士後期課程)を開催しました。

2020年度は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大のため研究活動への影響があり、博士前期課程発表会を3月に延期したため、感染対策を講じたうえで博士後期課程と合同にて行いました。

看護学研究科は、博士前期課程6名、博士後期課程4名の修了者が発表しました。研究内容は、それぞれの院生の努力の結晶であり、今後の研究活動の基盤になる賜物です。それぞれの院生さんの学習成果の発表では、いきいきとした表情がとても印象的でした。発表会の様子を紹介します。

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―大学院看護学研究科修士学位論文題目一覧―

・地域で暮らす摂食障害を持つ人の心身の健康に関するビリーフと取り組みについての研究

・介護老人保健施設の看護師人員配置を増員した看護管理者のマネジメント

・急性期病院の退院支援における病棟看護師長の組織化の現状

・重症心身障害児者施設の看護管理者が認識している看護師と生活支援員との協働のありよう-感染管理に焦点をあてて-

・病棟看護師が捉える既卒看護師の組織再社会化の様相-小規模病院に焦点をあてて-

・初回手術を経験し初めて退院にいたった先天性心疾患の子どもをもつ父親のレジリエンス

―大学院看護学研究科博士学位論文題目一覧―

・消化管の緩和ストーマをもつがん患者の排泄の自律性を維持した穏やかな療養生活を支援する看護介入プログラムの検討

・搾乳中の早産児の母親に対する乳汁分泌維持促進のための乳房自己管理支援モデルの作成-母親の乳房感覚を強化して-

・精神科カンファレンスにおいてメンバーの感情表出を促すマッピングシート活用プログラムの作成と有用性の検証-境界性パーソナリティ障害(BPD)の問題行動に焦点を当てた場合-

・バーチャル・リアリティによる放射線の可視化を用いた看護師への放射線防護教育のための研修プログラム構築と効果検討

 

今後も、研究科教員の方々と院生さんの学修を深めていけるよう取り組んでいきたいと感じました。

 

文責 看護学研究科 市江和子

2021年3月 3日 (水)

発達講座「知的障害・発達障害のある思春期女子のための月経教育プログラムの効果検証」

2月27日(土)、浜松市浜松手をつなぐ育成会主催の発達講座を担当しました。

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本講座では、知的障害や発達障害のある女子の思春期の課題を取り上げ、これまで行ってきた月経教育に関する研究報告とともに、研究成果物等を参加者に提示・配布しました。

近年、月経用品の開発も進み、経血吸収型ショーツ等、新たな衛生用品が市場にも出回るようになってきています。これらの衛生用品を提示しながら、障害の有無にかかわらずすべての子どもたちが、月経時の対応・月経用品を知り、選ぶ権利があることについてお話ししました。さらに、具体的指導方法の例を提示し、ご家庭での月経教育や学校での対応に活かしていただくための教材・工夫等を説明しました。

 まとめの時間では、実際に知的障害のある子どもの月経時対応をしてこられた保護者の体験談なども話していただき、和気あいあいとした雰囲気の中で講座を行うことができました。

 参加してくださいました保護者・支援者の皆様ありがとうございました。また、会場設営から受付での体温チェック、子どもたちの託児担当などの手伝いをしてくれた学生の皆さんありがとうございました。

文責 養護教諭課程 津田聡子