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2017年8月

2017年8月28日 (月)

学生レポート:定期試験を終えて

うだるような暑さが続く毎日ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

先日、私たち1年次生は入学後初めての定期試験を終えました。

履修登録やレポート、様々な課題を乗り越え迎えた定期試験でした。

初めてのことばかりでわからないことがたくさんありましたが、先輩方に聞いたり、自分なりに考えて行動したりすることで、何とかやりきることができました。

7月頃から試験勉強を始め、試験に備えました。

授業内で先生方に告げられた試験問題の出題傾向を聞き漏らさず、それぞれの科目にあった試験対策をしたり、友人と問題を出し合ったり教えあったりして、効率よく勉強しました。

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12日の成績発表までは落ち着かない日々を過ごしておりましたが、 発表後の今では充実した毎日を送ることができています。

秋セメスターに向けて、適度に勉学に励み、充実した学校生活を送れるようにこの夏を過ごしていきたいと思います。

ブログ作成 ゆめの

2017年8月18日 (金)

静岡県専任教員養成講習会の演習風景(シミュレーション教育)

静岡県では3年毎に看護教員の養成講習会を実施しています。今年度の受講生は看護学校の教員、病院勤務の看護師など年齢、経験も様々な35名です。

講習会では初めてシミュレーション教育が講義科目として取り入れられました。1_4
シミュレーション教育は医療教育にとって今話題の教育方法です。

本学で演習を行った理由は、昨年9月に導入された高機能患者シミュレーターを活用した教育が始まり、実際に高機能患者シミュレーターが使用できるためです。

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シミュレーション教育は、様々な手法が取られます。今回の演習では受講者5名でグループを作り、職場や学校を超えたメンバーでシナリオを作成し学習者の学習ニーズに合った教育方法を模索しました。学生のニーズを考える、学習目標を明確にする、ということが簡単なようでとても難しく活発な議論が交わされました。

また、受講生が学生の動きを考えながら実際に学生役、教員役を演じ自分達が考えた場面設定や内容を修正し、より良いシナリオを作成しました。実り多い研修となったようです。

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成果発表会は静岡県看護協会で行いました。

専任教員講習会講師兼シミュレーション教育委員兼基礎看護学教員

2017年8月16日 (水)

看護学原論 学生によるフォーラム

2017年7月26日水曜日10:25~、看護学原論の第15回目最終講義は、学生主体のフォーラムでした。テーマは、「看護学生の責務とは何か-専門職者になるために」。

 これまで、「看護とは何か」「看護職者は何をするのか」「看護学とはどのような学問なのか」などの原理を探求し、看護の本質的な理解を深め、看護学の発展を担う創造性豊かな看護職者としての基礎を培うこと、これ以後に展開される看護学全体の学びの動機づけを図ることを看護学原論の授業目的とし、14回の講義で1年次の学生たちは学びました。そのことの集大成として、「看護学生の責務とは何か」に関する自己の考えを表現するためのフォーラム。

 学生の意見は、とても活発に話し合われ、同時期に並行して学んだコミュニケーション論の影響もあり、患者との信頼関係を築くこと、人間の尊厳の尊重、専門的知識の修得の必要性、各自の人間性や心を成長させることなどの大切さを語り合うことができていたことは、学生の看護への魅力への関心と、意欲を感じずにはいられない、貴重な時間であったと確信しています。これから、本大学で看護を学び、人の役に立つ看護者として羽ばたいてほしいと願う瞬間でした。

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2017年8月12日 (土)

聖隷クリストファー大学の夏休みの始まり

定期試験も終わり、やれやれやっと一息というところです。今回は、ハンドベルサークル部員と一緒にバーベキューをしました。

キャベツの切り方、玉ねぎの剥き方、切り方など丁寧にご指導させていただきました(笑)何とか食べられる状態へと頑張りました。校庭のキャンパスで食べる焼きそばはとても気持ちのいいものでした。1_8 
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食べ終わったところはご勘弁を!5_5


最後に花火をしました。「えー!怖い!」

と言いながら結構、大胆にやっていました。

どうぞ学生の皆さん、元気で素敵な夏休みをお過ごしください。

秋セメでまたお会いしましょう!

                            看護学部 松井謙次

2017年8月10日 (木)

今年の夏も「命の大切さを伝える授業」(性教育) 従来の中学3年生向け+1・2年生向けの対象拡大版

オープンキャンパス直前の今、看護学部ブログにアクセスして下さった皆様、ありがとうございます。このタイミングでブログを更新できるよう、原稿作成のミッションが本日の仕事の最優先になりました、助産学専攻科教員(助産師)です。

助産学専攻科は、大学などで看護学を修めた後に入学し、助産師の国家試験受験資格の取得をめざす1年間のコースです。「ウィメンズヘルス実習」で、学生17名が併設校の中学生を対象に、第二次性徴の心身の変化、自分や相手を大切にする重要性を知ってもらおうと、毎年1回、実施しています。

今年度は、従来の中学3年生のクラスごと少人数から、対象を拡大し、初めて1・2年生にも行いました。助産学専攻科学生(以下、専攻科学生)は、事前アンケートで生徒さんの性に関する知識や関心、自分自身に対する気持ち、理想の将来像などをお聞きし、1・2年生向けと3年生向けの2種類を準備しました。

Ⅰ.7月13日(水)3年生2クラス合同45名に実施

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生殖にかかわる身体の働きについて、専攻科学生が作成した男女両方の模型を使用して説明しました。

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寸劇では、制服姿の専攻科学生が中学3年生カップルを演じます(専攻科学生の写真掲載は同意を得ました)。さすがにお二方のコスチュームは着用できませんが、将来は看護師志望と言うちえみちゃんと高校でもサッカーを続けたい池崎くんの場面を観た後で、「今、私が妊娠したら・・・」「彼女が妊娠したら・・・」を、グループで話し合い、発表してもらいました。専攻科学生はファシリテーターとして各グループに入り、発言しやすい雰囲気をつくりました。

次に、避妊法や、性行為によって感染する疾患の予防についてスライドで説明し、今は関係ないと思っていても正しい知識を身に付けることは大切であると強調しました。

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全員で「新生児人形の抱っこ体験」と「妊婦体験」です。事後アンケートでは「妊婦さんは大変だと思った。重くて、自分が思うように行動できないと感じた。」という感想が多数ありました。

 

そして、授業のおさらいクイズ○×式です。

4生徒さんの事後アンケートを見ると、自由記載に「知らなかったことが分かるようになり、将来のためになると思った。」「人の命について深く考える良いきっかけになった。」という感想が多かったようです。

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終了後は生徒さんからのサプライズ\(◎o◎)/!3年生を代表して(写真中央・背中の男子生徒さん)から、「自分たちのために有難うございました。大切なことをこれから将来に活かしていきたいと思います。(概略)」というお礼の言葉が述べられました。こちらこそ、感謝です。

 

Ⅱ.7月14日(木)1・2年生合同94名に実施

人数が多いため、ホールで行いました。6_2生徒さんには男女のボードに身体の変化を表すパーツを貼り付けてもらいました。

誰がどこに貼りつけるか、キャーキャーと楽しそう(●^o^●)

7完成!!

8_2第二次性徴の身体的変化について、多くの(性的少数者への配慮としてこの言葉を使用しました)男女にあらわれる特徴を説明しました。恥ずかしいことではないし、個人差があるので他の人と比べる必要はないことも強調しました。生徒さんがイメージしやすいよう、教材は他にも手作りの生殖器模型やスライドを工夫しました。

9人の命が誕生するまでの確率を、宝くじの当選や初恋の人と結婚する確率などと比較して説明したり、受精卵の大きさと同じ小さな穴を開けた紙を見てもらいました。

次に、こころのはたらきについてです。寸劇で専攻科学生が中学生の友人同士を演じて、「もし、一緒にトイレに行こうと言われたら・・・」「もし、同じ部活に入ろうと誘われたら・・・」、どのように感じるかをイメージし、自分は何を決定するか、相手にどのように伝えるかを生徒さんに考えてもらいました。ファシリテーター役の専攻科学生がマイクを向けると、いろいろな意見を発言してくれました。会場内で“なるほど、そういう考え方もあるか”と感心の声をあげたのは、教員側です。共通していたのは、自分の気持ちと同じように相手の気持ちも尊重し、きちんと伝えることの大切さでした。

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 家庭内では親から注意されると、時には反抗的な態度を取ってしまうこともありますよね。

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13専攻科学生にとっては、思春期の性教育の重要性を知り、どのように伝えるかを学ぶ貴重な機会になりました。また、生徒さんと接する中で、1年生と3年生の違いを実感したという感想を聞きました。1回限りの授業でしたが、聞くだけの知識はしばらくして忘れても、話し合ったり、身体を動かしたり、自分の頭で考えたことは、印象に残ります。このことは専攻科学生と生徒さんに共通する学びです。それぞれが心に留めて、これから必要な時に思い出して活かしてもらえたらと思います。

ご参加ならびにご協力いただきました中学生の皆様、併設校の先生方に深く感謝申し上げます。

 

暑い夏に熱いテーマでしたので、最後に涼しさをお届けできるような写真を、というわけで、今年ではないのですが、某水族館で筆者が撮影したものです。14自然の生き物にとって、展示やショーはいかがなものかという見方もありますが、ここでは魚たちが大切にされている様子が伝わってきて、愛おしさが湧いてきました。日常のいろいろな場面で「いのちの大切さ」を感じます。

そして、水族館近くで食した大あさりが美味でした。有難く頂きました。15_2

オープンキャンパスにご参加されましたら、ぜひ、在学生や教職員に気軽にお声かけくださいね。

交流の機会を楽しみにお待ちしております♪♪