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2015年10月

2015年10月30日 (金)

~国際交流の紹介~ ナンヤン理工学院看護実習生が本学で長期実習を完遂!

本学は、シンガポールにあるナンヤン理工学院(NYP)と交流協定を結んでいます。

毎年、国際交流を希望する看護学部の学生が、研修や実習のためにNYPを訪問しています。またNYPの看護学生も来日し、本学を拠点に研修・実習を行っています。

今年も、NYPのヘルスサイエンス学部で看護ディプロマコースを専攻する3年生2名が、8月末に看護実習のために来学しました。

実習生は、約1か月間、ホームステイや交流会で本学学生との交流を深めながら、本学での講義を皮切りに、一般病院、高齢者施設、訪問看護ステーション、健康診断センター等で看護実習を行い、日本の文化、ヘルスケアシステム、看護実践について学びました。

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 -実習生と本学学生との交流会-

前列左から5番目がMs.Jemima Tan Shen Neo、

     6番目がMs.Yeo Jia Yee

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シンガポールについてプレゼンテーションしたり…

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-看護学部アドバイザー会に参加- 

看護学部のアドバイザー会にも喜んで参加しました。

実習では、積極的に疑問を問いかけ、ケアに参加していました。

場に順応する力が優れており、真摯に学ぶ姿勢に指導者さんも感心しておられました。

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実習報告会には、実習生と、シンガポールでの国際実習に参加した看護学部生、看護学部教員や国際交流センター職員が参加しました。

シンガポールと日本におけるヘルスケアシステムの違いや、医療・看護に関わるシステム・関わりや技術の違いなどについて意見を交換しました。

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実習生は、高齢者ができるだけ自立して生活することを目指したセルフケア援助・支援のありかたや、病棟のシステマティックな業務分担により、忙しい看護師が患者様と関わる時間を確保していることなどを例にあげて、個を尊重し、大切にする日本の看護に関心を寄せていました。

国やヘルスケアシステムは違っても、

看護の対象を大切に想う気持ちは万国共通なんですね。

嬉しくて、心が温かくなりました。

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実習生の達成感と充実感にあふれた笑顔が印象的でした。

実習生は、冬までシンガポールで実習を続け、来春、看護師としてデビューします。

日本での実習を乗り越え、また一回り成長したふたりの今後のご活躍を期待しています!

国際交流センター運営会議

看護学部構成員  樺澤三奈子

2015年10月22日 (木)

“聖隷花子ちゃん”の独り言・・・

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こんにちは、聖隷花子です。8月に弟分の聖隷サクラが公衆衛生看護学実習の紹介で登場してから2ヶ月ぶりに皆さんの前に登場しました。皆さん、お変わりありませんか?

花子は・・・今までと少しだけですが、変化していることにお気づきですか?

 

今回は、聖隷浜松病院の実習でお世話になっている別棟の紹介をいたします。

 20151月より、聖隷浜松病院の実習では大変に馴染み深かった“篁二会館”から、別棟へ移動しました。「今まで使用していた篁二会館は、一体どうなったの?」と思われる方もみえるのではないかと思います。篁二会館は老朽化に伴い解体され、跡地には新棟が建築されています。

また、篁二会館玄関に設置されていた大野篁二先生の銅像は聖隷クリストファー大学の長谷川保先生の近くにお引越しされました。

 

 別棟です。この建物を病院職員の方達と共同で使用させていただいています。この写真を見て、「わぁ!懐かしい~」と思った方がいらっしゃるかも知れませんね。

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カンファレンスルームです。各領域のカンファレンス等で使用できるように、このような部屋がいくつか用意されています。

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篁二会館よりも部屋の間取りは若干広くなっています。1516名まで収容可能ですが、常時は612名が使用しています。長期休暇前のカンファレンスルームはカーテンが閉まっているためか、少し暗く寂しく感じますが、実際に学生さん達が使っているとこのような感じになります。カーテンが開いて、陽射しが入っていることもありますが、これからの実習に向けての期待や希望に満ちて、明るい感じですね。(写真撮影には承諾を得て掲載しています)これから、ここで頑張って実習を乗り越えて行くぞ~!!

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2015年10月16日 (金)

小児看護学実習こども園実習Ⅰがスタート!

3年次生の10月から、本格的に実習が開始されます。今回は、実習の様子をご紹介します。

小児看護学領域では、小児病棟や重症心身障害児施設での実習に行く前に、まず、「乳幼児と関わることにより日常生活の実際を知り、小児への理解を深める」ことを目的に先行実習として、こども園実習Ⅰを行います。場所は、聖隷クリストファー大学から徒歩約15分の所にある、「聖隷クリストファー大学付属クリストファーこども園」です。

実習生達は、緊張しながらも、笑顔で出発です!

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大学からこども園へ向かう道中、「私、5歳児さんの担当だけど、体力ついていけるかな・・・」などと、会話をしながら・・・こども園に到着です。まだ、余裕の表情です。

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ここで・・・認定こども園とは?
(1)就学前の子どもに幼児教育・保育を提供する機能(保護者が働いている、いないにかかわらず受け入れて、教育・保育を一体的に行う機能)
(2) 地域における子育て支援を行う機能(子育て家庭を対象に、子育て不安に対応した相談活動や、親子の集いの場の提供などを行う機能)を備える施設をいいます。
認定こども園は、急速な少子化の進行や家庭・地域を取り巻く環境の変化に伴い、保護者や地域の多様化するニーズに応えるために、2006年10月から創設されたものです。

クリストファーこども園は、2011年4月に開園し、認可幼稚園と認可保育園とが一体的に運営されている、「幼保連携型」の認定こども園です。

 

実習の一場面です。

実習生は、小さな子どもと普段触れ合う機会がなかなかないため、最初は戸惑い、ドキドキハラハラです。子どもと向き合い、乳幼児の示す行動の意味を読み取った語りかけや応答を行い、丁寧な関わりをすることが重要です。

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子どもは、集団生活において仲間との遊びを通して協調性や譲り合い、助け合い、また競争することや自己主張することなどを学び、社会のルールを身につけていきます。

実習生は、次第に子どもに慣れ、自然な笑顔が出てきました・・・。

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実習生の皆さん、これから続く実習、頑張ってくださいね!

*写真掲載の許可は得ております。

2015年10月 9日 (金)

臨地看護学実習の時期が近づいてきました

ついに3年生10月から4年生6月にかけて、病院、施設、地域に出向き、実際の患者さんと向き合う臨地看護学実習が始まろうとしています。その準備のために、実習ガイダンスが連日開かれて、否が応でも、緊張感が高まってきています。

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今までは、教室の中で学び理解できたことでも、実際の現場で患者さんや看護師さんたちとの出会いを想像するだけでも緊張し、頭真っ白…なんてのはよくある話ですよね。その中でも「患者さんとよい関係になれなかったら…」「先生や看護師さんに厳しくされたら…」「記録が書けなかったら…」というのは、ほとんどの学生が体験する不安です。

 このような不安感は、成長するために未知の世界に飛び込む過程の上で当たり前の感情です。だって知らない世界に入っていくんですから、それは恐ろしくて当たり前。でも、ときどきこの当たり前の不安感が、過剰になりすぎてしまう場合があります。

 そのような時はたいてい「自分が傷ついたらどうしよう」という、気持ちが自分に向けての姿勢になっている場合が多いかなあ。緊張しすぎちゃって、自分を守ろう守ろうという思考が働いちゃうんですね。そのようなときには、「相手を癒したい」という自分のもともと抱いていた、病と闘う者に対する願いを思い出すとよいのかもしれませんね。そうすると、相手への思いやりが自然と湧いてきておのずから看護らしい営みが発動することになるのだと思いますよ。

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精神看護学 清水


2015年10月 2日 (金)

第6回せいれい看護学会学術集会が開催されました!

2015年9月12日(土)「第6回せいれい看護学会学術集会」が本学にて開催されました。

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この学会は、看護実践の場に携わる多くの看護専門職や学生そして教員が多く集まります。そして、領域にとらわれない看護の研究発表や実践報告がされ、最新の情報や課題を共有化できることが特徴です。今年も「療養生活支援」「安全管理」「母性看護」「看護管理・看護教育」「在宅看護・精神看護」など幅広い内容で発表が行われました。

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講演については、式守晴子学術会会長(静岡県立大学特任教授)による会長講演をはじめ、武井麻子先生(日本赤十字看護大学名誉教授)による特別講演「ひと相手の仕事はなぜ疲れるのか-組織と個人の間で-」や本田美和子先生(独立行政法人国立病院機構 東京医療センター 総合内科医長)・膽畑敦子先生による看護技術セミナー「ユマニチュード-哲学にもとづいた実践的なケアの展開-」といった講演内容であり、座る席を確保するのが大変なくらい盛況でした。

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また、学会には看護学部の学生が1年から4年まで幅広くボランティアに参加してくれ、教員と共に一緒に運営してくれました。授業以外でも、先輩や後輩、学生と教員が交流できる場はとても貴重ですね。

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来年度も本学が会場となり、第7回せいれい看護学会学術集会が開催されます。

皆さまのご協力、多数のご参加を心からお待ちしています。

(※写真の掲載は、参加者及び学生の皆さんの承諾を得ています)