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2021年8月 2日 (月)

小児看護学領域統合実習:実習の報告会と小児看護専門看護師(CNS)の講義

2021年7月27日をもって、小児看護学領域の統合実習は、7グループ全ての実習が終わりました。

 

小児看護学領域は1グループ3~5名の小グループで実施しています。1年次生からの臨地看護学実習のまとめであり、4年間の集大成の実習です。

 

小児看護学領域の統合実習の配置期間は6月28日~7月9日、7月12日~27日の2クールとしています。それぞれのクールごとに実習の報告会と小児看護専門看護師(CNS)による講義を取り入れています。担当は、本学大学院看護学研究科の高度実践看護師コース(小児看護学領域)を修了し、小児看護専門看護師(小児CNS)の資格を取得した、聖隷三方原病院と聖隷浜松病院で実践を重ねているお二人です。報告会の講評と、講義をお願いしました。

 

統合実習における各施設のグループのまとめと、学生個人の実習テーマの学びを発表していきます。

第1クールは、7月9日(金)に実習の報告会を行いました。Image1

Image2

そして、看護職としてのキャリア形成につなげるため、小児看護CNSによる高度実践看護師の役割などの講義が行われました。

 

興味のある方は、「看護学研究科 博士前期課程→ CNS・CNAを目指す方へ」をご覧ください。

 

第2クールは、7月27日(火)に実習の報告会を行いました。Image3

指導教員コメント

実習生の皆さん、統合実習、本当にお疲れ様でした。コロナ禍において、今まで以上に体調管理を厳重に行い、緊張した毎日を過ごしたと思います。そうした皆さんの努力もあって、入院中の子ども達とかかわる機会をいただくことができ、充実した実習ができたと思います。この統合実習は、4年間の集大成ということもあり、実習だけでなく最後の報告会の内容も素晴らしかったです。小児看護に興味のある学生さんはぜひ、小児看護専門看護師をめざしてくださいね。応援しています。

山本智子

 

昨年度の秋セメスターからの実習はCOVID-19の影響で、いろいろな制限を受けた中での実習でした。最後のまとめとなる統合実習では、今までの経験から自分が知りたい、考えたいテーマを決め、目標達成に向けて一生懸命に頑張っており、皆さんの1年間の成長を実感しました。それぞれの小児看護の場での対象者の特徴から、小児看護における看護師の役割についてより深く考えていくことができた実習になりました。お疲れ様でした。

小出扶美子

指導教員兼科目代表者コメント

今年度は統合実習でもコロナによる制約があり、学生の学びができるのか不安な部分がありました。しかし報告会では例年に引けを取らない内容が発表され、本当に安心しました。お二人の専門看護師の方には講義と質問にもたくさん答えていただき、貴重な機会になったと思います。コロナ世代と引け目に感じるのではなく、その中でこれだけ学べたことに自信をもって臨床に出て行って欲しいと思います。皆さんお疲れ様でした。

宮谷恵

 

(写真の撮影と使用については学生の承諾を得て掲載させていただきました)

文責 小児看護学領域 市江和子