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2020年6月 9日 (火)

小児看護学概論:「基本的生活習慣の発達とその援助(離乳食について)」を遠隔授業で行いました

6月から看護学部は遠隔授業とともに、段階的に対面授業が開始になります。

 

小児看護学領域では、2年次の春セメスターの「小児看護学概論」において、健康な子どもと家族の看護について学修します。小児期の基本的生活習慣の援助として、学生さんたちに離乳食の試食の演習を取り入れています。小児看護学領域では、毎年、スペシャルゲストとして、離乳食の時期のお子さんとお母様を授業にお迎えしていました。

2020年度は、感染症対策のため離乳食の演習が遠隔授業になりました。ゲストのお子さんへの依頼を検討していただけにとても残念です。

 

今回、2020年6月5日(金)、遠隔授業の中での離乳食の授業内容を皆さんにお伝えします。 

Image1単元「基本的生活習慣の発達とその援助(離乳食について)」の担当の宮谷先生の授業風景です。

Image2学生さんに自宅で離乳食体験ができるように市販のベビーフードを2種類郵送しました。「かぼちゃとさつまいも」「こめがゆ」のスティックです。おかゆは全員同じですが、野菜は人によって違うものが行きました。

 

12年次生の皆さんの体験用離乳食は、今年は5か月の子どもさん用です。

 

Image5子どもたちの離乳食用の容器とスプーンです。

 

授業担当教員のコメント(小児看護学  宮谷 恵)

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今年は本物の赤ちゃんに来ていただく離乳食試食演習ができず、本当に残念でした。

そこで郵送可能なタイプのベビーフードを学生に送ることを思い立ち、初めて実施しました。

どうなることかと思いましたが、リアクションペーパーのコメントを読むと、自宅生では自分の親御さんとともに試食してくれて、子どもの頃の離乳食の話ができたという人もいました(これは思わぬ効果でした)。

食べてみた感想としては、「味が薄い」「食感が苦手」「おいしいとは思えない」が多かったですが、赤ちゃんには適している薄味で、食べやすいなめらかな食感であることは、分かってもらえたようでした。

やはり実際食べてみるという体験はなかなかできないと思うので、今年思い切って郵送をしてみてよかったと思いました。

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新型コロナウイルス感染症への対策を行ってきましたが、来週からは看護学部の登校が段階的に始まります。皆さんの学び多い授業となるように工夫を進めたいと思っています。

 

看護学部の皆さんと元気にお会いすることを楽しみにしています。

 

文責 小児看護学 市江和子