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2019年11月

2019年11月21日 (木)

聖灯祭学生企画「あなたの部屋」開催!

11月2日の聖灯祭にて、看護学部の学生からなるcircle of lifeという団体が、展示会「あなたの部屋」を開催しました。

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自分を見つめたり、命の深さに触れたりすることで、自分や周りの人の命を大切にしようと思えるようになるということを目的とした「あなたの部屋」。

今回は老若男女問わず400人近くの方が足を運んでくださりました。

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上の写真に写っているものは、自分の人生の満足度をグラフで表すライフラインと呼ばれるツールです。

小さい子どもから大人までたくさんの人が、自分の歩いてきた道を振り返り、これから歩いていきたい道を思い描いていました。

下がった時も上がった時もあったかもしれません。その時その時、どんな人が周りに居てくれましたか。どうやって乗り越えてきましたか。嬉しいことも辛いことも、たくさんのことを経験し、一本道で今ここに繋がっていますね。

個性豊かなライフライン、とても素敵でした。

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写真ブースでは、綺麗な景色や美味しそうな食べ物、ほっこりするもの、ユニークなものなど、様々な写真が並びます。

裏に格言が書いてあるものも!

言葉は人を癒してくれたり、突き動かしてくれたり...。言葉の力は偉大ですね。

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妊婦さん体験ブースでは、妊娠週数ごとに大きくなっていく胎児の人形に触れてもらったり、実際に妊婦体験着を着て重さや大変な姿勢を体験してもらったりしました。

妊婦体験着は、特に男子大学生さんに人気でした。未来のお父さんに期待大ですね!

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メッセージボードには多くのメッセージを貼って頂けました!

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親子の温かいメッセージに感動です...。

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中央の方は、本学の助産学専攻科の久保田教授です。お忙しい中、お仕事の時間を縫って会議に参加してくださったり、準備に参加してくださったりと、熱くサポートして頂きました。

また、今回の展示会主催にあたって、現場で働く助産師さんや育児中のお母さん、母性看護学の先生など、多くの方々から助言を頂きました。

関わってくださった多くの方々に感謝申し上げます。

Image11来年度も聖灯祭にて、「あなたの部屋」を開催予定です!ぜひお越しください!

ひとりでも多くの人が、温かい気持ちで自分らしく生きられますように。

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circle of lifeのInstagramアカウントです。

ぜひ覗いてみてください!

https://instagram.com/circle_ofof_life?igshid=1wupu0vai5lnz

と、以上は学生からのメッセージです。

 

このメンバーの皆さんは、自分たちで企画を考え、実施するために、様々な準備を重ねてきました。

「今できることを、自分たちで行動する!」

大学生だからこそ、この経験は将来の夢に活かされることでしょう。

みなさんの将来が楽しみです。

 

 

                   看護学部  室加千佳

2019年11月12日 (火)

大学院看護学研究科:大学院進学にむけた看護職キャリア支援講座

「大学院進学にむけた看護職キャリア支援講座」について、初回講義を2019年11月9日(土)に開催しました。

講座は、大学院進学による看護職キャリア支援として、将来「研究的な視座をもつ臨床の実践者」「研究的な視座をもつ看護教育者」としての活躍を期待して実施しています。

大学院の学修の中心となる看護研究に視点をおき、理論や論理をふまえた研究計画書を作成するプログラムです。大学院看護学研究科の特色をいかした地域連携・地域貢献を基盤に、臨床の皆様への研究に関する支援が目的です。

参加された皆さんが、研究活動に取り組みたいという熱意が伝わる時間でした。

Image1第1回:看護研究と計画書の作成

Image2第2回:看護研究における文献検討

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第3回: 看護研究と看護倫理

 

講座の内容

日時 内容 講師

2019年11月9日

9時30分~11時

第1回:

看護研究と計画書の作成

市江和子

教授

2019年11月9日

11時10分~12時30分

第2回:

看護研究における文献検討

酒井昌子

教授

2019年11月9日

13時30分~15時

第3回:

看護研究と看護倫理

大石ふみ子

教授

受講者と日程調整

第4・5回:

研究に関するグループワーク(研究計画書の具体的作成等について)

参加者の

関係領域教員

受講者と日程調整

第6回:

各看護学領域教員の取り組む研究トピックス(個別ワーク)

参加者の

関係領域教員

 

(写真の撮影と使用については受講生の皆様の承諾を得て掲載させていただきました)

文責 市江和子

2019年11月11日 (月)

北海道北翔大学FDサミットに参加してきました!

FD(Faculty Development)とは授業内容・方法を改善し向上させるための組織的な取り組みという意味です。本学では、学生が大学での学びの主体者として、本学の教育活動の改善・向上に積極的に参画し、教育環境の改善や授業の内容および質の向上に対して、様々な意見を取り入れていく活動団体として「学生FDスタッフ」が活躍をしています。

今回、北海道の北翔大学を会場に、全国の大学が集まり、FD活動についての報告研修会が開催されたので、本学の活動を報告するために、参加をしてきました。

 

〇参加日程:2019年8月27日~28日

〇開催場所:北海道 北翔大学

〇参加者数:大学(大学院を除く) 43校 、短期大学 3校

(教員32名、職員17名、学生170名、大学院生2名、その他8名、主催校6名) 

合計253名

〇スケジュール:

 一日目/ ポスターセッション、情報交換会

 二日目/ しゃべり場、グループ発表

 

「ポスターセッション」

ポスターセッションは、各大学の紹介に加え、自分の大学の特色やFD活動について紹介を行いました。時間内に全ての大学をまわり切るのは難しかったですが、ポスターで分からないことや興味に思った事を、直接学生同士で質問しあうことができ、より詳しい情報を得ることができました。実際に、学生とコミュニケーションをとることでその大学のカラーや特色、熱意を知る機会にもなりました。

私たちは今回、他校の大学で行っているFD活動や今、本校の抱えている問題を解決するための情報収集を行ってきました。本校の問題としては学生に対する認知度の低さと、それによる集客率の低さがあげられます。

まず一つ目に認知度では、他大学ではFD委員自体の歴史が深いところが目立って高いように思われました。それも単に、できてからの期間が長いというだけでなく教師陣や学生からの信頼関係などが構築されているように思われました。これは、教師や学生の意見を反映してきたことが大きな要因のように思われました。

二つ目に集客では、他大学でも苦労をしているところが多いという印象を受けました。まず、一番効果的だと感じたのは、大きな規模で開催していた「食事会」です。参加者の費用は無料で開催日は、FD委員会が持つ予算から出していました。FD委員の多くはこの時に、学生スタッフの勧誘を行うと言っていました。他にも、入学者全員にFD委員のSNSに事前に登録をしてもらうというものもありました。このように、学生が活用しやすいツールを取り入れていくことは、私達にもできる活動の一つだと感じました。以上のことから今ある問題解決には、長い時間をかけることが必要ではありますが、多くの方法を知ることができ、今後に活かしていきたいと思いました。

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(感想) 

私は、一般の学生と本校のような専門技術を学ぶ学校では違いが多く驚きました。他大学では、学生の履修する授業や活動の幅の自由度が高く、自分が選択した学習であるからこそ、その中で感じることや学ぶことも多いと語っていました。また、自己選択であるがゆえに、学生の学びへの姿勢には大きな差がありそれらを問題視する声も多かったです。

本学のように専門職を育てる大学では、学ぶことがほとんど決まっているだけに自由度こそ少ないですが、学ぶための環境は整えやすいように感じました。

 これらのことから、各大学にはそれぞれのカラーや特色がありそれらを理解することがこれからのFD活動に必要なのだと感じました。

 

「情報交換会」

食事をしながら他校の学生とコミュニケーションをとる場でした。かしこまった場ではなく、フランクな場で各個人の友好関係の構築など自由に時間を過ごしました。

 

(感想)

食事会ではみんなで食事を楽しみながら他大学との交流をすることができた。また、ポスターセッションで聞けなかったことを聞いたり、普段の学校生活について情報交換をしたりしました。食事をしながらの交流だったので気軽に交流することができました。

 

「しゃべり場」

今回のテーマである「大学はつまらない」についてグループに分かれ、ディスカッションを行い、その場で出た意見を全体会で発表をしました。今回はとてもインパクトの強いテーマ(題材)であるため、学生の意見も様々なものが交わされていました。

 

(感想)

活発に意見を交わす場は大学の授業でもあまり機会がないことなので、とても新鮮でした。自分が思っている意見を相手に伝え、それらをより深めるためには、伝え方に多くの工夫が必要であることを学びました。今後、本校でも今回おこなった「しゃべり場」のような活動をしていきたいです。

 

「今後のFD活動」

今回のFDサミットではとても多くのものを学ぶことができました。今年度からすぐに取り入れていくことは難しいかもしれませんが、来年度から始められそうな活動もあったため、それらの準備をする必要があると感じました。

また、ポスターセッションを通して本校でのFD活動の問題点や改善点が浮き彫りになったので、まずは現在行っている活動から見直していく必要があると思いました。

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2019年11月 7日 (木)

慢性看護学実習 看護実践の事例検討会を行いました!

いよいよ10月から看護学部3年生の領域別実習がスタートました。慢性看護学実習では、今年から実習の初めと終わりの2日間で学内演習を行っています。

 

臨地実習前の2日間では、慢性疾患における看護の視点について、紙上事例を用いてグループで討議します。翌日からの臨地実習で、どのようなところを看護として大切にしていきたいかをしっかり考察し、臨地実習に臨みます。

 

臨地実習では、受け持ち患者さんの疾患だけでなく、入院前・退院後の生活を見据えた看護について悩みながらも(指導者さんから助言をいただきながら)実践できていました!


臨地での実習のあとは、慢性看護の本質に迫ります!実習で個々が学んだ多様な患者さん、看護についての事例を振り返り、患者さんにとってどのような看護が必要か、自分たちの課題は何かなど自由に話し合います。

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最終日の事例検討会では、パワーポイントで発表するグループもあればポスターで発表するグループもありました。

  

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(臨地での実習を終えたあとの学生さんは顔立ちが違います!!)

 

自分たちの発表だけでなく、色々な学生さんの発表も聞きながら慢性看護の在り方や自分の大切にしたい看護観がみえてくると良いなと思います。

 

これからも領域別実習は続きます。

体調管理を行いながら、頑張っていきましょう!

 

(写真の撮影と使用については学生の承諾を得て掲載させていただきました)