「新入生セミナー」が行なわれました
ゴールデンウィークも終わりましたね.新入生のみなさんは,大学に少しは慣れてきたでしょうか?
看護学部では,他学部と同じく4月21日に,新入生を歓迎するための運動会が行われました.
新入生のみなさんは先輩たちと一緒のチームとなって,ドッヂボール,台風の目,障害物競走,しっぽとりなどの競技を行いました.みなさんとても楽しそうでした.
毎年4月に行われる,運動会をはじめとした新入生を歓迎するための行事は,「新入生セミナー」と呼ばれています.新入生セミナーは,新入生の皆さんの不安や緊張をやわらげ,はやく大学での生活に慣れてもらうためのイベントで,入学生ガイダンスでのセッションⅠ(学校紹介,キャンパスツアー)とセッションⅡ(運動会)に分かれています.
この「新入生セミナー」は,有志の学生がスタッフとして1年間かけて企画,運営を行っています.在学生スタッフは総勢160名を超えます.迎える新入生も155名ですので,運動会は,300名以上が参加するイベントになります.準備としての活動は授業時間外に行われますし,単位とか成績とかまったく関係ありません.金銭的な見返りもありません.報酬は,連帯感と達成感です.大所帯での活動は,うまくいかないことも多くありますが,学生時代に組織的な活動を経験することは貴重な機会だなと思います.スタッフは,ただただ『同じ志をもつ仲間と一緒に,新入生をあたたかく迎えたい』という気持ちで3年間続けています.みんなが同じ熱量でなくても,「誰かのために一生懸命がんばることができる」エネルギーを持てることが素敵だなと思います.
その年のイベントがすべて終了すると,新入生に次年度からの「新入生セミナー」スタッフが募集されます.新入生たちは「温かく迎えられた」体験から,自分たちも,頼もしく,やさしく,楽しんでいる先輩のようになりたいと思い,スタッフを希望します.今年もたくさんの参加希望があったようです.この看護学部の新入生セミナーの活動は,2003年度から始まり,先輩から後輩へと受け継がれています.これからも,この活動を守り,進化しつづけていってほしいと願っています.
今年の新入生セミナーも,大成功でしたね.スタッフの皆さん,本当にお疲れさまでした.
これからは,勉学での活躍を期待しています!
(基礎看護学領域 教員 佐久間)