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2015年12月 6日 (日)

助産学専攻科学生が国際助産師連盟(The International Confederation of Midwives ;ICM)大会に学生ボランティアとして参加して学生が得たもの

11回ICMアジア太平洋地域会議・助産​学術集会が横浜で7月に開催されました。37カ国から3,200人の方が参加され、「すべての妊産婦と新生児に助産師のよりよいケアを提供する」をテーマに、助産師同士が国や民族,宗教を超えて,講演、研究発表、ワークショップなどで意見を交わして学びを深めていました。

今回、横浜での開催であったことから学生ボランティアの募集があり、助産学専攻科の学生全員(17名)の申し込みをしました。それは、助産学生がボランティアとして国際学会に参加することは,諸外国の助産師と交流を持ち、見聞を広め、学会運営を知るよい機会になると思い参加を決めました。

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大会には,本学を含めた16校から,125名が学生ボランティアとして参加しました。本学の助産学生は,会場進行補助,クローク,会場内外の誘導に配属されていました。

学生ボランティアは毎日,朝のミーティングから始まり,班長,ディレクターの指示の下でマニュアルに従って分担作業を行いました。夕方のミーティンブではその日の振り返りや課題への対応の報告があり,学生は,学会運営の一部の体験から報告,連絡,相談,確認などの大切さを学んでいました。

学生Aさんは,地域母子保健の講演会場のタイムキーパー,照明の調節,座席の誘導,記念品の贈呈などを担当しました。発表はすべて英語で行われていたため,英語力があったら発表内容を理解できるのにと,自分の英語力を高めたいという思いを強くしていました。また,座長は限られた時間の中での進行や,発表者や参加者への配慮などの役割があることを学んでいました。

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学生Bさんは,学会に参加して多くの人の発表を聞いたことで,講義では聞いていない考え方や結果がたくさんあることを知りました。研究は大変だけれども,考えが広がったり,ケアの可能性が見えてきたりすることで,新しい実践にチャレンジしていけるのだと実感していました。 学生の多くは,学会の発表の場で助産師がおのおのの体験や研究から得られた知見をもとに堂々と意見を交わしている様子を見て,将来自分も発表者の一員となって,いろいろな国の人々と助産について語り合うことができるようになりたいという将来の夢を語っていました。今後は積極的に学会に参加していきたいという気持ちを強くしていました。

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