8月20日(土)「夏のオープンキャンパス」が開催されました。
こんにちは、看護学部の精神看護学(こころのケア)領域です。
「夏のオープンキャンパス」では、『自分らしさを活かし人とつながる~人と関わる時の自分のクセを知ろう~』という内容で、高校生のみなさんに20分の模擬授業をしました。
看護というのは、こころのケアでなくてもケア者と患者さんという人間同士の交流によって発生してくる現象です。ロボットに看護はできません。そのため、私という人間が相手に対しどのように関わるのか・存在するのか?という私自身が、癒しの道具となることを探求する学問でもあります。それには自分がどのような人間なのか知っておく必要があります。私はいるだけで相手を癒す花のような人間ですか?知らない間に相手を傷つけやすい刃物のような人間ですか?(しかし、つかいどころを知っていれば刃物はとても有意義な道具です)。
そこで、今回は自分の情動に関する傾向を探るためにEQS(エクス)という、対人関係の力・自分自身を見る力・状況に対する力を測定する試験紙を用いました。
模擬授業のスケジュールは以下の通りです。
・こころのケアについて
・EQSに回答
・点数を計算する
・自分の情動に関する強み・弱みの傾向を知る
私も、今回の模擬授業にあたってEQSを回答しましたが、対人関係力が一番低い点数になりました。こころのケアの専門家なのに、対人関係能力が低いとは面白い結果です。いや、それだからこそ「対人関係って難しいなあ」という思いがあり、人間対人間で行う癒しの関係を追及しているのかもしれません。
精神看護学領域 清水隆裕