「周術期看護シミュレーション」で看護実践力UP!!
急性期看護学実習は3年生の秋セメスター~4年生の春セメスターに行われる領域別実習の1つです。手術を受ける患者さんを受け持ち、患者さん(ご家族)に必要な看護実践を行うための知識・技術・態度を学修します。
近年は、医療技術の進歩から、高齢者や様々な病気を抱えている方も手術を受ける機会が増えています。そのため、看護師には患者さんの状態を適切に判断し、根拠ある実践を行う能力が必要となっています。急性期看護学実習では、このような能力を強化するために今年度から「周術期看護シミュレーション」を行っています。
「周術期看護シミュレーション」は、臨地で手術を受ける患者さんの看護実践した後に学内で行います。約30名の学生さんが複数のグループに分かれ、グループ内で患者・看護師・観察者の役割分担をします。患者役の学生さんはあらかじめ用意されたシナリオに沿って役を演じ、看護師役の学生さんはグループで検討した看護を実践し、観察者役の学生さんが患者・看護師を観察し気づいたことをメモします。その後、演じた内容について、グループメンバーで振り返り(ディブリーフィング)を行います。
どのグループの患者・看護師役の学生さんも実にリアルな演技をしています。
ディブリーフィングでも、今後の看護実践につながる具体的で活発な意見交換がすすめられています。
周術期シミュレーション後、学生さんからは、臨床実践で解決できなかった疑問が解消できた、自らの成長を改めて実感できた、お互いの経験が共有できて考え方が広がった、などといった感想が寄せられました。さらに、心強いことに、シミュレーションへの提案や工夫などの意見もいただいています。
今後の学生さんの成長・活躍が楽しみで仕方ありません。
皆さん、お疲れ様でした!
急性期看護学教員一同