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2016年8月30日 (火)

ボランティアサークル「マナの会」

今回のブログは、私が顧問をしているボランティアサークル「マナの会」について紹介します。マナの会は本学の英語科目を担当されている平野先生がサークルを創設され、10年以上の歴史があり、浜松市「青少年の表彰 善行賞」も受賞したことのあるサークルです。(私は昨年からの2代目顧問です)

マナの会の活動は聖隷三方原病院ホスピス病棟で行っています。ホスピスとは、末期がんなどで終末期にある患者に対して緩和ケアを行う施設のことで、患者の肉体的な苦痛だけでなく、精神的苦痛、孤独などを軽減し、最後まで人間らしく尊厳をもって生きることをサポートする場所です。

そのため活動に先立ち、メンバーは年1回「ホスピスボランティアとしての心得」について、病棟課長から説明を受けます。ホスピス病棟は全室個室で、病室は患者様にとって生活の場で家庭の延長でもあるため、お部屋を訪問させていただいていることを忘れずに、患者様の了解を得ることや約束を守ることなど、マナーを守って活動することが大切になります。

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マナの会の主な活動は、土曜日と日曜日の昼間(1115時頃)、昼食前に各お部屋へお茶とおしぼり配り、談話室の花の水替え、ファミリーキッチンの整頓、カレンダー作り、バースディカード作りです。要望があれば、患者様とお散歩や、コーヒーや紅茶を振る舞う喫茶マナを談話室で開くこともあります。

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カレンダーは、ベッドに寝たままの患者様にも見やすいよう、文字を大きく、季節感が感じられるよう色付けしたものを、毎月、希望枚数作ります。

またホスピスで定期的に開かれる行事のお手伝いも、ボランティアの大切な役割です。8月には納涼祭が行われました。ホスピス病棟のチャペル・談話室がお祭り風に飾りつけされ、マナの会メンバーも浴衣を着て、納涼祭を盛りあげます。看護師さんから、当日の役割について説明を受け、患者様やご家族が入院していても夏祭りの雰囲気が楽しめるよう、ホスピスチームの一員として協力して活動できました。

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マナの会の部員は現在29名で、1年生15名、2年生7名、3年生7名です。毎月担当活動日1日を決めて、各日2~3名で協力し合って活動しています(3年生は秋から実習が始まると、なかなか活動が難しくなるので、1,2年生ファイト!)。学部内訳は、看護学部生(約6割)、社会福祉学部生(約4割)ですが、リハビリテーション学部の学生さんも大歓迎ですよ。 マナの会のみんな、いつもありがとうです!! これからも継続して楽しくボランティア活動を続けてください。