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2016年6月

2016年6月27日 (月)

サミュエルメリット大学の皆さん、ようこそ、本学へ!!

みなさん、こんにちは。

梅雨ですね・・・。

ジメジメした毎日が続いていますが、そんな中、先日、

リフレッシュ企画を実施しました。

 

66日(月)~14日(火)にかけ、

米国西海岸を代表するヘルスサイエンス系大学として知られる

サミュエルメリット大学の学生や先生が本学を訪れました。

サミュエルメリット大学と本学は、国際交流協定を結んでいます。

 

本学の学生の母性看護学実習を行っている4年生が、母子看護実習室で、

サミュエルメリット大学の学生さんに、呼吸法や足浴を実施しました。

日本では、分娩を促進し、乳汁分泌を促すために、薬剤ではなく、

リラクゼーションを通じて呼吸法や足浴を実施します。

そのため、日本の看護を体験してもらいました。

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上記の写真は、リラックスし、心を整えるところから始まります。

その後、心が整ったところで、体を整えるため足浴に入ります。

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足を湯の中に浸けてもらい、マッサージです。

その後下記の写真のように、「日本の看護がわかりよかったわー」「体が温まったわー」

「気持ちがよかったー」とサミュエルメリット大学の学生さんたちから笑顔と共に、

次々と嬉しい感想が聞かれました。

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心身共にリフレッシュできたところで、本学学生とサミュエルメリットの学生で

自然に国際交流。

ケアを通じて、心が通い合う! んー、まさに、看護の神髄!!

素晴らしいことです!!!

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最後に、記念写真☆

サミュエルメリット大学の皆さんと心が通じ合った一日となりました。

 




 


2016年6月24日 (金)

2017年度新セミ活動がスタート!

今回から看護学部ブログを初めて学生が担当することになりました。よろしくお願いします♪

『新セミ』とは「新入生セミナー」のことで、毎年4月に行われる新入生を歓迎するための大学行事です。有志の学生がスタッフとして,1年間かけて企画、運営を行っています。

2016年度の新セミも無事に終了し,来年度の新セミに向けての活動がスタートしました!

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1番はじめの活動として、1年生にも新セミに入ってもらうため、新入生への説明会が428日に行われました。90名にも及ぶ1年生がスタッフとして参加の意思を示してくれて新セミ役員一同嬉しく思います。

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スタッフは,学校紹介、キャンパスツアー、運動会(各種目)、クリストページ(新入生がキャンパスライフを少しでも充実できるよう役立つ情報(実習着の着方、サークルなど)を載せた冊子です)の4部門に分かれて活動しています。

今回は各部門の新しいリーダーとなった3年生から,各部門がどのような活動を行っているかについて,スライドを使って説明がありました。

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これからは私たち3年生が引っ張っていく立場になるので、不安もたくさんありますが、新セミスタッフ全員で素晴らしい新入生セミナーになるよう全力を尽くしたいと思います!

 

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(ブログ担当:べじーた&ちゃんこ鍋)

2016年6月20日 (月)

小児看護学「離乳食試食演習」取材 & 助産学専攻科に赤ちゃんが訪問

看護学部2年次生の演習を取材させていただきました。助産学専攻科の教員(助産師)です。

 毎年、この時期には「小児看護学概論」で、まず、健康な子どもの育児について学びます。そこで、「離乳食試食演習」では市販の離乳食を学生が試食するそうです。

教室に入ると、皆さん、楽しそう♪♪に、いろいろな種類を味わっていました。

離乳食は赤ちゃんに必要な栄養を消化・吸収しやすいように作られていますから、食感や味が物足りないと感じた学生はいたようです。それにしても、今の離乳食は種類が豊富ですね。

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実際に育児相談では心配事として、離乳食を始める時期や食べてくれない赤ちゃんにどうしたらいいかという内容が多くあがります。助産師学生にとっても「乳児期の栄養」は重要な知識ですので、授業で学習を深めます。お母さま方に利用されている一般情報や購入されるものについて知っておくことは大切だと思います。

 

スペシャルゲストとして、生後6か月のゆうこちゃんとお母さまをお迎えしました。 (写真の撮影と使用については赤ちゃんの保護者および学生に使用目的を説明し、承諾を得て掲載させていただきました)

かわいらしさに、教室内は大盛り上がり⤴⤴「こっちにも来てくださぁーい」「キャー、カワイイ!!」「抱っこしたい」「私も食べさせていいですか?」

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ゆうこちゃんの好きなものは、「食べ物」「縦抱き」とのことで、早速、学生が抱っこさせていただきました。そして、学生のスプーンからペースト食を食べてくれました。

 

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写真のお顔は少し緊張気味ですが、終始、ニコニコしてくれました。

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お母さまに抱っこされてモグモグ、今度はマンゴー味よ。

 

学生のコメント用紙には、赤ちゃん(ゆうこちゃん)との触れ合い体験の感想が次のように書かれていました。

・赤ちゃんがかわいかった。癒された。

・赤ちゃんと触れ合う機会がないので新鮮だった。

・離乳食を食べてくれて感動した。じっと見つめてくれた。

・泣いていてもお母さんだと安心するのが見てわかった。

・薄味のものをおいしそうに食べていた。

 

授業時間が終了し、ゆうこちゃんとお母さまは、ここで看護学部2年次生の皆さんとお別れです。

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続いて、助産学専攻科の休憩時間に教室を訪問してくださいました。こちらでも、大人気。

ゆうこちゃんの好きな音楽「犬のおまわりさん」を助産学専攻科学生が歌って♪♪お迎えしました。

 抱っこする学生によって、ご機嫌な時と泣きそうになる時があり、ある学生から「ママと似たメガネをかけて、小顔で、スレンダーな人が抱っこするとニコニコしてくれる。赤ちゃんはよくわかっているんですね。」と。

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助産師学生は、授業で「乳幼児の成長・発達」「親子関係論」を学習し、地域助産学実習では助産師による母子訪問の同行や子育て支援ひろばへの参加、小児科診療所での予防接種・健診の見学をしますが、病院実習では生後1か月以降の赤ちゃんと接する機会がほとんどないので、とても貴重な時間でした。

ゆうこちゃん、お母さま、本当にありがとうございました。ゆうこちゃんのお健やかなご成長を心よりお祈りしています。

 







2016年6月10日 (金)

春セメスター最初の「急性期看護学実習」が終了しました。

2016年度が始まり早6月となりました。  

この時期、本学卒業生の1年目ナース皆さんの姿を臨床実習の現場で見かけます。4年生は一生懸命に働く先輩の存在に刺激を受けつつ、将来の自分を想像しながら実習に取り組んでいるように思えました。  

今日はそんな専門職としての自覚がより一層高まってきた4年生の急性期実習学内発表会の様子をご紹介します。  

急性期看護学実習は3週間の実習で、学生は3-5名のグループに分かれ、各病棟で手術を受ける患者さんを受け持たせていただき看護を学びます。今回は、学生23名が7グループに分かれ、聖隷三方原病院・聖隷浜松病院で実習を行わせていただきました。

発表会は、実習の最終週に学内で行われるもので、学生は各診療科の特徴を踏まえながら、自分たちの実践を発表し意見交換を行います。

発表会は学生主体で運営されます。

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グループメンバーで協力し合い発表を行います。

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色々な質問がでて意見が活発に交わされます。

時折、意外な?質問や意見があり盛り上がります。 

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発表会が終わると、ほっと一息(学生も教員も)。

各グループの写真をパシャリ。

藤浪グループ

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氏原グループ

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森グループ

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松井グループ

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学生の皆さん一人一人が確実に成長していることを実感できた発表会でした。

皆さん、お疲れ様! 

 






2016年6月 3日 (金)

精神看護学実習について

 精神看護学実習に来る前の、精神看護学のイメージは「よく分からない」とか「とっつききくい」とか、とにかく未知の領域であると学生は体験しているようです。実はそんなに未知の領域ではありません。よく学生は「患者さんのこころに寄り添いたい」と思って看護学部に入ってくるのですが、そのこころに寄り添う姿勢を学ぶ実習だからです。

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 患者さんを目の前にすると、私たち援助者は病的なところを治していく視点や科学的根拠・データ重視の客観的視点に偏っていく傾向があります。科学的根拠重視の考え方はもちろん重要です。しかし患者さんが病と闘いつづける大変さや苦悩などの主観的な体験に寄り添える援助者として存在していることも同じくらい重要なのです。

 その客観的な視点と、患者さんの体験している主観的視点がうまく調和して一人前の看護になるのだと思います。精神看護学実習ではその患者さんが体験している主観的な視点を大切にアプローチします。

 具体的な進行としては、患者さんと語り合ったり、レクリエーションを楽しみながら患者さんの主観的な体験やその人らしい生き方を考えたり、また自分という人間がどういう人間かを考えていきます。それはとても骨の折れる作業なので、「精神の実習はレクをやっていて、楽しくて体は疲れないはずだけど、なぜか疲れている」と感じる人が多いようです。それは、患者さんの主観的な体験やその人らしい生き方という、答えがわからないことに身を置き続ける疲労なのでしょう。しかし、看護とは人間を扱っているので答えはありません。そうやって「なぜか疲れている」ときは、学生の看護が磨かれている証しなのだと思います。  

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                          精神看護学 清水隆裕