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2015年7月

2015年7月22日 (水)

学生FDサロンを実施しました!

日時:79日(木)12:0013:00

参加者:1年生17名、2年生4名、3年生11名、4年生6

教員:FD委員会(8名)

FD委員会活動で「学生FDサロン」を行いました。授業や実習を通して学生の皆さんに呼びかけ45名の学生さんが集まってくれました。

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できるだけ多くの学生さんと一緒に、どうすれば学習効果が上がるか、ということを話し合う場を持ちました。例年とは違い今年は2回の開催です。参加者は出席をチェックして各自学年ごとのテーブルに着きます。今までは学年を超えて話し合う機会が持てるように1年生から4年生の混成でグループ分けを行っていました。今年は、同じ学年で話しやすい場を作ってみました。

3種類のお弁当の中から自分の好きなものを選び、お菓子も選び(早く来た人が好きなものを選べたかも)、お茶を飲みながら和気あいあいで開始時間を待っていました。

藤井先生から今日の話し合いのテーマについて説明があり、最後に発表してください、と短いオリエンテーションがありました。早速、歓談が始まります。

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4年生はお弁当を食べながらすでに中身の濃~~い話になっているようでした。さすがは4年生!! 3年生や2年生も学習活動を振り返って前向きな取り組みについて話し合っているようでした。1年生は3グループに分かれての話し合いで、グループごとに話し合っている内容が違うようです。

発表時間になりました。

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4年生は、実習で先生からの支援がどのようにされていたか、学生の個別性に合わせて指導があるので、学生によっていわれることが違うのは納得できたなど、体験をもとに学習効果の上がるような今後の自分たちの課題を話していました。

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3年生はロッカーの使い方などの生活面についてのことを、2年生は通学についての要望を話してくれました。

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1年生は、生活面が中心でしたが、新入生のころと違い、学ぶために何が必要かという視点で考え、少しずつ「看護師の卵」になっているようでした。

発表が終わった後は、教室をもとの形に戻す手伝いを4年生が自主的に行ってくれたりして4年生が実習を終えて成長している姿に胸が熱くなったのでした。

今年は第2回の「学生FDサロン」を925日(金)12:0013:00に開催します。第2回もお弁当とお菓子がありますので、学習効果が上がるために学生としてできることは何か、を話し合います。勉強の方法について先輩に聞いてみたい、どんな参考書がいいか、試験勉強の仕方とか、普段、話せないことを話してみましょう。

(文:森)

 

2015年7月17日 (金)

小児看護学領域 統合実習の中の小児看護CNS特別講義の紹介

小児看護学領域は76日(月)から統合実習を開始しました。小児看護学領域の統合実習は、原則として領域別実習とは異なる実習場で臨地実習をします。3年生秋セメスターから4年生春セメスターに実施した小児看護学実習の学びを、更に深めることにしています。

実習期間は、病院実習のためのオリエンテーション・事前学習・面接、病院実習・実習記録完成、課題レポート作成の2週間です。2015年度も、6つのグループに別れ、グループごとに異なる時期に行っています。2015710日(金)は、分かれていたグループが集まり、さらに34年次生全体に連絡し、聖隷浜松病院に勤務する高真喜さんに講義をしていただきました。

高さんは、2013年度に本学看護学研究科家族支援看護学分野小児看護学領域の小児看護専門看護師(Certified Nurse SpecialistCNS)コースを修了し、現在、小児看護CNSです。2013年度第23回専門看護師認定審査が行われ、本学大学院看護学研究科小児看護CNSコース修了生から2名が「小児看護専門看護師」にはじめて認定されました。その中の一人です。

講義内容は、1.小児看護学を考える 1)小児看護の特徴・魅力とは、2)小児外来看護の役割、2.専門看護師とは、3.小児看護領域のトピック 1)特定行為に係る看護師の研修制度の概要、2)在宅支援体制の構築、3)プレパレーション、4)虐待、です。

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講義風景

受講した学生たちは、熱心に講義を聞いていました。最後に質疑応答を行い、感想を書いてもらいました。その中の数人を紹介します。

 

 ・就職は小児科を希望しています。実習での中間カンファレンスにも参加してもらい、今回の話しを聞いて、より小児看護に興味をもちました。

 ・実際にあった例をあげながら説明してもらったので、とてもわかりやすく勉強になりました。専門看護師、認定看護師、特定看護師など、さまざまな看護師がいることがわかり、いつかもっと興味をもったら、資格をとりたいなと思いました。

 ・実際の臨床の話しを聞くことができ、とても良い時間になりました。・・・中略・・・就職試験が近く、希望の科ですごく迷っていたので、今回、話を聞くことができて本当に良かったです。

 ・病院などであった実際の出来事やそれに対する対応などを話していただいて、小児看護だけでなく、子どもを育てる両親の思いを改めて知ることができました。

 

 出席した学生の皆さん。素敵な感想、ありがとうございました。質問には、高さんと相談して、皆さんに回答します。

ぜひ、立派な看護職をめざして、学修を深めていってください。

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記念撮影

 

(写真および出席カードの内容について、ブログ掲載は学生の了解を得ています)

 

*「専門看護師(CNS)」とは

複雑で解決困難な看護問題を持つ個人、家族及び集団に対して水準の高い看護ケアを効率よく提供するための、特定の専門看護分野の知識及び技術を深め、保健医療福祉の発展に貢献し併せて看護学の向上をはかります。専門看護師になるには、認定された教育機関(大学院)の課程修了と通算5年以上の実務研修(そのうち3年以上は専門看護分野の実務研修、6ヶ月以上は修了後の実務研修)を経て、日本看護協会が年1回実施する専門看護師認定審査を受け合格することが必要です。


2015年7月13日 (月)

3年次生授業「キャリアデザイン」の紹介です

「キャリアデザイン」という授業があることを、皆様ご存知ですか?カリキュラムの改正により、昨年度から開始された新しい授業科目です。

科目概要は以下です

看護職としてのキャリア形成に向けて、自分自身について、および看護職のキャリアコース(進路)について理解を深め、自分の将来像を自分なりに描く。また、社会に出るために必要な基礎的能力を身につける。

おお~何だかすごそう?少なくとも私のような古い教員の学生時代には、全くなかった科目です。

到達目標はこちらです

1.自分の人生におけるキャリアについて考えをまとめることができる(キャリアデザイン)。

2.社会人として必要なマナー・コミュニケーション能力、文章表現力等を身につける。

3.身近な課題をもとに、遭遇するストレスに対する対処法・解消法について知り、

    自分に合った具体的方法を挙げることができる。

授業の最初に「キャリアとは」「キャリアデザインとは」を学びます。「キャリア=昇進だと思っていた」という学生が多いのですが、実はもっと意味が広く、指定図書『看護師のキャリア論』(勝原由美子 ライフサポート社)には『人の生涯にわたり、仕事に関連した諸処の体験や活動を通して、個人が自覚し得る態度や行動のつながり』(Hall による定義)が紹介されています。

授業の中では到達目標1・2を達成するべく自分の性格特性を調べたり、先輩看護師からお話を聞いたり(これは毎年大好評です)、マナーや正しい敬語の使い方などまで学びます。そして最終的には到達目標3の達成を目指してグループワークを行います。

グループワークは苦手、とかめんどう?とか思う学生さんもいるでしょうが、グループの中で自己開示(自分の意見を率直に話すこと)をすること、また将来への不安(これからの実習・国試・就職などについて)を共有し、悩むのは自分だけではないことを知り、自分なりの対処方法を見つけておくことは『看護職としての将来にとても大切』なことなのです!(某実習病院の新人教育担当の看護次長様が力説しています)

今年のグループワークの様子です。

この日は午前中に成人看護学の演習が2コマ続きであったということで、学生はさぞお疲れかと思いきや・・・とっても活発に話し合いをしていました(若いね~)。

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話し合いのあとは、その内容をグループごとに発表します。

不安に思うことについては、具体的な内容があがりました。それらへの対処法・ストレス解消法については、特に自分のグループでは出なかった新しいアイディアが出ると、みんな真剣に聞いていました。

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授業後のリアクションペーパーには、「実習・国試・就職などへの不安が大きかったが、みんなもそうだという気持ちを分かち合えて安心した。これから仲間としてお互いに支え合っていけると思った」「不安を表出し話し合うことで、一人で抱え込むより前向きになれると分かった」「不安への対処法が参考になった。これからぜひ活かしたい」「授業の中で先輩看護師の体験談を聞けて、とても参考になった」などいうコメントがありました。この授業が学生さんの今後に役立てば、教員としては何より嬉しいです。みなさんお疲れ様でした(文責:宮谷 恵)。

2015年7月10日 (金)

統合実習2015が始まります。

成人看護学、急性期看護学領域の統合実習は713日~24日までの2週間で行われます。

統合実習というのは、すべての領域実習が終了した後で、

各学生が自分の希望する領域で行う実習で、

まるで本物の看護師さんのように病棟の看護師さんのチームの中に入って複数の患者さんを受け持って看護の業務をこなしてみる・・・という実習です。

  新人看護師さんの働きを体験する実習ですね。

 

そこでいろいろと準備が必要ということで、

   3人の患者さんを受け持った!

という設定で行動計画をたてて・・・それをロールプレイングで演じてみてもらい・・・意見交換で学びを深めて・・・みました。










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グループワークで複数患者さんを受け持った日の行動計画を立てます。

退院間近のAさん、

本日手術のBさん、

術後2日目のCさん、

を受け持つことになりました。今日の指示は?

・・さあ、どうする?




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患者さんの看護に必要な物品を

探して・・集めて

・・・準備します。

 何が必要かな・・・・?

どういう順番に準備しておく・・?

んー・・・これはいらない・・・か

















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さあ、本物の??3人の患者さん達を相手に看護の実践です・・・

(急性期看護学には、良い役者が揃っています!)

 術後2日目のCさん

・・・痛みは?

点滴は?ドレーンは?離床は?










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看護の・・・演技の後では

気づきの意見交換です。







































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たくさんの気づきがありました。


















いよいよ実習が始まります。病棟では、看護師さんと患者さんが待っています。

演習での学びをいかして立派な「看護師さん」を演じてきてくださいね。





2015年7月 2日 (木)

6月18日(木)基礎看護技術演習Ⅱにおける演習風景の一コマ

看護学部2年生の春セメスターは、基礎看護技術を学びます。6月からは薬物管理に関する看護技術に取り組んでいます。

今日は、筋肉内注射法です。

 学生さんたちは実技演習を始める前に、教員によるデモンストレーションで学習内容を確認します。

 画像は、その場面です。どの学生さんも熱心に参加しています。

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 さて、今月から実習室内に設置されているオーディオビジュアル機器が新しくなりました。

 これによって、演習進行状況のライブ映像を2つの基礎看護学実習室でそれぞれ見ることができるようになったため、効率の良い教育・学修が展開できるのではないかと期待しています。

 非常に鮮明な画面であり、細かい技術も確認できるため、学生のみなさんにも好評です。

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