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2014年12月15日 (月)

☆看護学部2年次生の「災害看護論の演習風景」をご紹介します。

2年次生の「災害看護論」では、授業の中で、2コマを使い避難所のシミュレーション演習を行っています。

この演習では、静岡県危機管理局で開発した「避難所HUG」を使用しています。

「避難所HUG」では、避難者の年齢や性別、国籍やそれぞれが抱える事情が書かれたカードを、避難所の体育館や教室に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、また避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを模擬体験するものです。

「災害看護論」を履修した112名の2年次生が2グループに分かれて、121日と8日に行いました。

この演習の設定は、「12月の雨の日曜日の午後4時、午前中に御前崎沖でマグニチュード8.0の大地震が発生し、電気、ガス、水道が止まる中、小学校の避難所に200名以上の避難者が続々と避難してくる」というものです。

避難者の状況を書いたカードを読み手が次々読み上げる中、45名のグループメンバーが避難者の処遇を検討して配置していきました。

また、途中で、「毛布200枚明後日届く」「仮設トイレ20基・・日に届く」などのイベントにも対応します。これらの情報を避難所の掲示板にどう掲示するか、グループで掲示物を作成しレイアウトを検討しました。

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“避難所のトイレは使用禁止、トイレどうする?”

“外国人旅行者の一団が避難してきた。外国語のできる人を探そう”

“避難者がペットを連れて来た。校庭の鉄棒にリードでつないでもらう?盲導犬は一緒なの?”

“食料は?”

“車いすの高齢者はどこに?”

“インフルエンザの症状がある人は保健室?”

とグループで一生懸命話し合い、配置を決めていきました。

「避難所掲示板へのレイアウトを考えてみました」

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途中休憩を挟みましたが、およそ3時間近く、全員が真剣に取り組み、「難しくて、疲れたけど、避難所演習に取り組むことができて良かった」という感想が聞かれました。