統合実習が始まります(精神看護学領域)
統合実習は、4年生が領域実習を踏まえて、
知識・技術を統合して看護の実際を経験し理解するという実習です。
精神看護学領域では、その実習場の看護チームの一員として、
臨地の状況を判断しての主体的な実習内容の調整・ケアの優先順位・
チームの役割の理解・精神看護技術の実践などを目標としています。
そこで実際の現場に出る前に、自分の課題を明確にするために
事前自己学習をして、発表会を開きました。
これがその場面です。
自分が興味のある、精神看護につながりそうな本を一冊読んで、
学んだこと、そこから考えられる看護などを伝え合うのですが、
人に伝えるのは結構大変。なので、みなさんお互いの苦労が分かっていますので、
いつもよりもまして真剣に仲間の話を聞いています。
当然こころのことなので、目に見えませんから言葉では上手く伝わりません。
ですから時には、
こうやって、こころを図にして説明しないと理解できないところも出てきます。
こういった伝えたくても伝えられないもどかしさという苦悩の中に耐えてとどまるということ、
相手の評価や動向を気にしてしまう不安感、努力している人に敬意を払うということ。
などなど、この発表会の中にも精神看護のエッセンスは詰まっています。
みんな気づいていたかな。
ちなみに、今回皆さんが読んできた本は「青年看護師、精神看護の荒野を行く!」
「対象関係論を学ぶ」「依存症と家族」「愛するということ」「子どもはなぜあそぶの」です。
どれもこれも一筋縄ではいかない著作です。
私は、一応教員として全部読んで発表会に挑みましたが、
自分でも理解できないところが多々あり読むのに結構疲れました。
学生のみんなはもっと疲れたでしょう。がんばったみんなに拍手!