大学教員の地域での活動を紹介します~BEDプロジェクト~
今回はBED プロジェクト(ベッドサイドの環境デザインプロジェクト)という、本学看護学部教員の地域活動の報告です。
病院、療養施設、ご自宅で療養されている方は治療に臨むために非日常的な環境の中、不便な思いをすることがあります。もっと患者さんや地域で療養されている方に良い環境を提供したい。でも看護師のアイデアだけでは限界がある・・・ということで、聖隷クリストファー大学や聖隷三方原病院の看護師の有志を中心に2013年4月「BED Project(ベッドプロジェクト)」を結成しました。
ベッド周囲の環境を、今よりも快適になるようなアイデアを見出すことを目的として、9月28日(土)にワークショップを開催しました。保健医療福祉の関係者、産業、物流、研究機関など、様々な業界の専門職者34名が一堂に会したワークショップをご紹介します。
①まずは、アイデアを生み出す頭の準備運動
Brainstorming Card(ブレインストーミングカード)を使って、「ベッド環境を悪くするには?」をテーマに、あえて逆の発想からアイデアの種を導く【破壊ブレスト】
②ペアになって、互いの経験や専門知識からベッド環境を良くするアイデアを出し合います。ペアを変えながら5分交代×5回の【スピードストーミング】
③出てきたアイデアを紙に書く【アイデアスケッチ】
④魅力を感じたアイデアに☆を付けて回る【良案の抽出】
⑤上位案を中心に他のアイデアスケッチをグループに分けて【グループを作る】
⑥それぞれの上位案を基に「アイデアの詳細」や「今後の課題」などガイドライン(ナンバー・シート)を用いてアイデアを磨く【発展ブレスト】
⑦最後に、発展させたアイデアのプレゼンテーション【動画記録】
今回のワークショップでは、前半のペアブレストによって116のアイデアと、後半の発展ブレストによって7つの動画プレゼンテーションが創造されました。
これらのアイデアの実現に向けて、これからもいろんな取り組みをしていきます。
BEDプロジェクトフェイスブックページはこちらです。
https://www.facebook.com/bedprojectjapan
※今回のワークショップはアイデアプラント代表石井力重先生のご協力により構成、進行していただきました。
※BEDプロジェクトの活動の一部は「みんなのはままつ創造プロジェクト」の助成を受けて実施しています。
今回のワークショップがNHK総合テレビのニュース(9月28日PM6:45~6:53) と9月29日静岡新聞朝刊で紹介されました。