小児看護学実習:小児看護学実習の学内実習:シミュレーターについて
2021年10月から開始された看護学部の臨地看護学実習は、実習受け入れ施設との調整で、学内実習の期間があります。
小児看護学領域の学内実習では、呼吸音聴診シミュレーター “小児ラング”を活用しています。“小児ラング”は、学生が子どもへの聴診イメージをつかみ、臨地看護学実習で活かせる肺音聴診学習シミュレーターです。小児肺音ならではの4つの特徴、「呼吸数」「心拍数」「音の伝播」「サイズ」について学修ができます。
シミュレーターでは、成人と比較すると下肺野で上肺野の音が伝わりやすいように設計されています。
1~5歳がイメージされており、小児看護学実習で受け持つことが多い事例の体型です。
学生同士で、シミュレーターを操作し、肺音の分類のアセスメントを話し合います。
シミュレーターでは、実際の子どもに近い肺音の伝わり方が再現されています。しかし、学生さんたちが音を聴取して、肺音分類をアセスメントするためには多くの体験が必要になることが学内実習の練習から伝わります。
今後も、小児看護学におけるシミュレーション教育を充実するよう、教員一同取り組みます。
文責 小児看護学 市江和子
(写真の撮影と使用については学生に使用目的を説明し、承諾を得て掲載させていただきました)