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2016年3月12日 (土)

鮫島道和教授の最終講義が行われました。

2月29日(月)に、鮫島先生(生理学)の最終講義が行われました。

鮫島先生は浜松医科大学で勤務された後、本学で14年間勤務され、3月末にご退職されます。

ご講義では、大学院生時代から始まったご自身の研究の内容を紹介していただきました。最初は植物のオジギソウが研究対象だったそうです。コツコツと地道に実験し、データを取ることが得意だったそうで、指導教員や周りの方からその仕事ぶりが高く評価されていた様子が伺えました。

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オジギソウのお話

その後、八つ目ウナギの研究やヒトを対象にした睡眠の研究もされてきたそうです。動植物を問わず、生命の奥深さについて色々な角度からご研究をされてきたことがわかりました。

また、ご自身の大学入試や就職の経験談をお話され、その時の経験を踏まえながら、本学での入試問題の作成、合否判定、学生への就職アドバイスに生かしてきたとのご紹介がありました。鮫島先生の一つひとつの仕事に対する真摯な姿勢が伝わるエピソードだなと感じました。

2 在校生より寄せ書きの贈呈

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山下学部長より花束の贈呈

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講義終了後の記念撮影

最終講義にはたくさんの教職員、在校生、卒業生がお集まりになり、鮫島先生の人徳の高さを改めて感じました。

鮫島先生は何事もきちんとした論拠に基づいてお話をされる先生ですが、誰に対してもとても接しやすい雰囲気を作ってくださるので、私のような若輩教員でも気軽にお話をさせていただくことができました。そして、鮫島先生との仕事を通じて色々なことを学ばせていただきました。

鮫島先生のご退職は、今でもとても残念に感じています。本学では、入試委員長、学生部長、図書館長、学生委員長など多くの重要な役職も歴任され、本学への貢献度は計り知れません。ご退職後も、お時間がある時には本学のいろいろな行事に参加していただくなど、今後も私たちを温かく見守ってほしいと思います。

<参加した他の先生からのコメント>

先生の優しさや思いやりの心が、お話の中のオジギソウの電気刺激のように次々と学生、卒業生につながっています。先生からいただいた多くの学び、人生訓を大切に私たちは精進してまいります。  

(成人看護学領域 氏原恵子)

研究者でありながら、学生を信じて伴うといった教育理念を体現し、ひそかに大学教員のイメージ改革をしていたのが鮫島先生だったと思います。鮫島先生のたたずまいを思い出しながら、自分らしい大学教員としてのありかたを考えていきたいと思いました。     

(精神看護学領域 清水隆裕)

『宝物のようなことば』がたくさん語られた最終講義でした。先生は「一見役に立たないと思えること」を粘り強く続けて行くことの持つ深い意味をお話くださいました。語られた先生のご経験・人生には、大学人としての教えと学生への愛情が詰まっていたように思います。   

 (母性看護領域 藤本栄子)

鮫島先生、14年間ありがとうございました!

 (文責:教養・専門基礎領域教員 安田 智洋)