養護教諭課程: 中高の教頭先生による「教員採用試験・面接対策講座」
養護教諭の教員採用試験を間近に控えた学生が、6月20日、併設校の聖隷クリストファー中学・高校の教頭先生から面接試験に対応する「模擬面接」のご指導を戴きました。
養護教諭の教員採用試験は、全国自治体の合格率平均8.4倍(平成25年度)と大変な難関ですが、本課程からは毎年合格者を輩出しています。筆記試験と実技試験については2年次から大学教員が中心となって対策講座を実施していますが、特に近年重視される「面接試験」の対策については、併設校の中学・高校の教頭先生が4年次生への受験指導を担当して下っています。合格者からは「教頭先生の質問がそのまま出題され、大変役立った」と既に大好評を得ている講座です。
当日は前半、「個人面接」を一人約25分間、入室から退室まで本番さながらに練習し、お辞儀の仕方から試験官への視線の向け方まで教頭先生に懇切丁寧な指導をして戴きました。
後半は、対策が難しいといわれる「集団討論試験」を練習しましたが、「ゲームにはまって睡眠時間の少ない生徒をどう指導するか」、「不登校の生徒を学校に復帰させるには」をテーマに採り上げ、学生たちは課題へのアプローチの仕方、他の学生の発言に対する切返しの仕方、協調性の必要性等について、教頭先生から具体的なご教示を戴きました。
今回の講座が学生たちにとって大きな自信の糧となり、来月から始まる全国各地での養護教諭の教員採用試験で良い結果をもたらしてくれることを願ってやみません。