助産専攻科の演習風景から
今回は、助産学専攻科の演習風景をお届けします。
6月の臨地実習に向けて、校内での助産技術演習にも熱が入ってきました。専攻科で注文した白衣がまだ届かず、学生はみな自前の白衣で演習に臨んでくれました。
ー4月22日ー
某業者さんのご厚意により、超音波断層装置のデモ機をお借りすることができ、超音波診断の研修会が実現しました。初めての器械に恐る恐る触れていましたが…、「画面の左右、どっちが母体の頭側?」「上がお腹ってどういうこと?」「今何が写ってるの???」などと言っていた学生も、画像の見方がわかってくると、だんだん面白くなってきて、最後には皆、画面に釘付けになっていました。
説明を受けるのも、みな真剣な眼差しです。
超音波断層装置は、今や医師だけが扱えるものではなくなり、助産師も、助産院や助産師外来はもちろんのこと、病棟においても扱う機会が増えています。もっともっと勉強しなくては!!
ー4月21日ー
本日は、妊婦健康診査の演習です。
聖隷三方原病院勤務の助産師さんに、妊婦健診でのプロの技を見せてもらいました。助産師さんの手際の良さと、妊婦さんとの会話の滑らかさ、その優しい口調、そして妊婦さんへのさりげない配慮の仕方をみせていただき、自分たちは、数か月後にこんな妊婦健診ができるのだろうかとため息をついていました。
でも、助産師さんが配慮していることに気付ける学生たちもすごいです!
ちなみに、このお腹は自腹ではありません!?
某教員が、保冷材に胎児人形を埋め込み子宮を作成し、
後半は、妊娠33週の妊婦さんにご登場いただきました。助産師役の学生は緊張しまくり、手は震え、事前学習してきた手順もすっ飛んでしまいましたが、最後まで助産師として演じてくれました。このドキドキの体験が、学生たちの成長の糧となります。きっと、いい助産師さんになれますよ。
最後に、助産師さんと妊婦さんとで、リアルな妊婦健診の1コマを演じてもらいました。
みな、助産師さんの言動を1つも見逃さないという勢いでした。
ご協力いただいた、助産師さん、妊婦さんどうもありがとうございました。元気な赤ちゃんを無事ご出産されますようお祈りします。