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2014年4月

2014年4月29日 (火)

助産学専攻科の演習がスタートしました

聖隷クリストファー大学には、大学等で看護学を修めた後に入学し、1年間の学修で助産師の国家試験受験資格の取得をめざす「助産学専攻科」があります。

4月18日、新入生にとっては初めての、実習室を使用した演習を行いました。

演習内容の一部をご紹介します。

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妊婦ジャケットを着用し、椅子からの立ち上がり・階段の昇り降り・流し台で食器を洗う動作・マット上で横になる等、日常生活の動作を体験しました。

乳房と腹部を合わせると約6.5kgです。

妊婦さんは重心の位置がどのように変化するか、身体にはどのような負担があるかを実感し、「お腹で足元が見えない~」という声も。

助産師を目指す学生は、体験だけではなく、ここからが専門的な学修です。

妊婦さん自身に生活の中で気を付けていただくことは何かを考える、妊娠によって起こりやすい身体の不快症状(マイナートラブル)はどのような原因で起きるのか、不快症状を予防または緩和する方法を学びます。

気がついたら、学生3名とも自然に手がお腹を支えています♪♪ 

お腹の中の赤ちゃんを守ろうとする気持ちも疑似体験できました。

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次は腹帯の巻き方です。

妊婦さんがご自分で巻くことができるように指導する技術を演習しました。

現在ではガードルタイプやベルト式が主流で、写真のような「さらしの腹帯」を普段に着けている妊婦さんは少なくなりました。

しかし、「着帯」は、お腹の赤ちゃんの成長を皆で喜び、安産祈願をするという風習として残っています。

きちんと着けると腹部が安定して気持ちがよく、腰痛を和らげる効果もあります。

最新の知識・技術を学ぶことはもちろんですが、このようにお産や子育ての長い歴史の中で受け継がれてきたものも学びます。

2014年4月25日 (金)

2014年春の看護学部の出来事

20143月下旬から4月にかけてあった、看護学部の出来事をお伝えします。

1.春のオープンキャンパスで二つの体験授業を開催しました

325日(火曜日)に本学では、春のオープンキャンパスが開かれ、看護学部では、「緊急時に何ができるか;あなたならどうする?」と「体験!保健室のお仕事」の2つの体験授業を行い、合計で69名の高校生が体験授業に参加して下さいました。

今回は、「体験!保健室のお仕事」について紹介します。

この体験授業では、学校で行われる健康診断の“身長・体重の計測”と“視力と聴力及び歯の検査”、環境衛生検査の“騒音測定と照度測定”を取り上げ、体験していただきました。

1_2「聞こえるかな!」                 

2「視力の測り方は、どうやるの?」

2.満開の桜の咲く中、新入生を迎えました

大学周辺の桜が満開の中、看護学部では、155名の新入生と1名の編入生を、助産学専攻科では、17名の入学者を迎えました。

4月3日(木曜日)の入学式、オリエンテーションや新入生セミナーの後、4月7日より授業が始りました。

また、大学院の看護学研究科では、前期課程と後期課程でそれぞれ6名ずつの入学者を迎えました。

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3.養護実習が始まりました。

養護教諭課程では、新4年次生で、4月8日より養護実習が始まりました。

この実習では、学校で行われている健康診断の実際を学んでいます。

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養護教諭課程を履修している4年次生の学生は、9月に3週間の教育実習に出ます。

看護学部では、2013年度に初めて養護教諭1種免許を取得した学生が卒業しました。

2014年4月より、2名(公立と私立の学校に1名づつ)が正規の養護教諭として、4名が講師などとして学校保健の現場で働き始めました。cherryblossom

養護教諭課程についての詳しい情報はFacebookから見ることができます。

https://ja-jp.facebook.com/yougokyouyukennkyuukai


2014年4月18日 (金)

2014年3月 オープンキャンパス開催しました

先月のオープンキャンパスでの学生さんの様子です。

体験授業が二つ用意されていましたが【救急時に何ができるか;あなたはどうする?】という授業担当の中の一場面です。

エアストレッチャーや担架での移動、包帯法や三角巾を使った応急処置の方法など高校生のみなさんに体験してもらいました。

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人に伝える、理解してもらうためには自分たちが技術を確実に習得しなくちゃ、と2年生・3年生が自主的に事前に2回ほど練習を行いました。

司会進行も学生が主体的に実践して演習室のレイアウトやポスター、説明用紙も考えました。

当日は高校生69名、保護者の方30名程度の参加がありました。

包帯と三角巾は体験授業の思い出にプレゼントしました。

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看護学を学び始めて1年、2年と経過し相手を思いやりながら体験授業を進めてくれている姿に保護者の方からお褒めの言葉もいただきました。

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参加してくださった高校生のみなさん、楽しく学んでくださいましたか。

学生ボランティアのみなさん、お疲れ様でした。

そして、ありがとうございました。

また、力をかしてくださいませね。