養護教諭課程を紹介します
本学看護学部には養護教諭1種免許の取得を目的とした養護教諭課程があります。
2010年度から開設され、今年度初めて1~4年生が揃いました。
養護教諭課程では、看護師になるための授業・実習に加えて、
免許取得に必要な教職科目など29単位を取得しなければなりません。
4年間通して、他の学生が授業がない時に授業や実習を履修して、看護の勉強との両立をしてきました。
この日は、4年生の教職科目の総まとめにあたる「教職実践演習」の最終日でした。
各学生が養護実習で行った健康教育の授業を再検討して改善した指導案で、
他の学生を児童生徒役にして一人ひとり模擬授業を行いました。
最初のうちは慣れなかった板書も落ち着いてできるようになりました。
歯の健康について、身振り手振りで、児童生徒(役)にわかりやすく教えています。
図やイラストを使うことで、視覚的に子どもたちの興味関心を惹くことも大事になります。
どの学生も、実習での経験をふまえ、落ち着いてハキハキと授業を進めることができていました。
子ども達にわかりやすく興味を持ってもらうように様々な工夫がされていました。
教職実践演習ではこのほかに、保健便り作り、保健室経営計画の作成、理想の保健室を考える、併設校での保健室体験など、実際養護教諭として働く上で必要な実践を行う内容でした。
どれに関しても、児童生徒にとってより良い健康状態・学校環境にするためにどうしていったらよいのか、という目的を持って取り組んでいて、3年半の学習の成果が表れていました。
これで4年生の教職科目は終わり、あとは卒業あるいは看護師(保健師)国家試験に向けた勉強に専念します。
本課程最初の4年生15名は、先輩がいなくてわからないことが多く、他の学生が休みだったり、国家試験の勉強に専念できたりしている中で授業や実習を行って大変だったと思いますが、ここまで熱意を持って真剣に取り組み、本当によく頑張りました。
確実に成長している皆さんが卒業後それぞれの仕事で力を発揮してもらうことを期待しています!