Samuel Merritt University Feed

2021/01/29

研修生受入れの感想⑤(2019年6月サミュエルメリット大学研修生受入れ―ホストファミリー編)

1週間の研修の間、サミュエルメリット大学の研修生は本学の学生宅に1泊2日のホームステイをしました。

学生の感想①(看護学部生より)
ホストファミリーをなるのが初めてであったため、私自身だけでなく一緒に住む家族も、外国の人と英語で会話をして家で一緒にご飯を食べるという、ホストファミリーにならなければ経験しないような貴重な体験をすることができました。また、家での時間や次の日の自由時間の時など研修生と一緒にいる時間が多かったことで、自分の英語力やコミュニケーション力を向上させる良い機会ともなりました。そして、研修生と一緒の時間を過ごしたことで、今でも忘れない思い出を作ることができ、やってよかったと思うことができる体験となりました。

学生の感想②(看護学部生より)
私がSMU研修生との交流会でコミュニケーションをとる上で気を付けたことは表情を豊かにし、話すことです。私は英語が苦手ですが交流会では祖父母の家でホームステイを受け入れました。祖父母は初めこそ不安に思っていたそうです。ホームステイでは家族だけでなく友人にも協力してもらいました。英語を話せない状況下でお互い、表情を豊かに、分からない英語は聞き直し、積極的に話すことを心がけることで伝えられることは多くあると学びました。受け入れ後、こんな体験をさせてくれてありがとうと祖父母から言われました。家族にとっても貴重な体験になったことが嬉しかったです。英語が出来ないからと諦めないでください。大切なのはその気持ちです。

★ホストファミリーメーリング登録のお知らせ★
グローバル教育推進センターは、ホストファミリーにご協力いただける方や興味がある方へメールで情報(過去のホストファミリーの感想、ホストファミリーの募集情報など)をお送りする予定です。今後、受入れが再開した際、実習・テストがない時期や卒業後に時間があるときに、ぜひホストファミリーとして研修生の受入れをしてみませんか。

研修生受入れの予定が決まりましたら、改めてご連絡します。まずはお気軽にご登録をお願いします。
こちらからご登録ください。

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※写真は2019年6月に撮影しました。

研修生受入れの感想④(2019年6月サミュエルメリット大学研修生受入れ―交流会編)

新型コロナウイルス感染症の影響により、海外からの研修生の受入れができていない状況です。そこで2019年3月より研修生受入れに関わった本学学生から感想を集めました。

1月は2019年6月にサミュエルメリット大学(SMU)研修生の受入れに関する学生の感想を交流会編とホストファミリー編に分けてお届けします。

SMUについてはこちらをご覧ください。また、研修の様子はこちらからご覧ください。その①  その②

学生の感想(看護学部生より)
研修生との交流は、日本にいても異文化に触れ合え、アメリカの人と仲良くなれることが魅力的です。朝学校で会うたびに「オ~マヤ!グッモーニング!」とフレンドリーに話しかけてくれて、言葉をうまく交わすことができなくても心でつながることができたと感じました。日本とアメリカの看護や文化など様々な違いを見つけるのが楽しく新鮮で、研修生が来た10日間は学校生活がキラキラ輝きだしました。研修以外にも、一緒に京都へ観光、居酒屋に行くほど仲良くなり、今でもSNSでつながっています。英語が全く話せなかった私ですが、毎日英語に触れ合うことでなんとなくコミュニケーションもとれ、積極性も磨かれたかなと思います。みなさんも貴重な体験ができる交流会にぜひ参加してみてください。

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※写真は2019年6月に撮影しました。

2019/07/08

サミュエルメリット大学研修生がプログラムを修了しました。②

~学生交流編~ About Student Interaction

歓迎交流会、市内観光やホームステイで本学学生との交流も盛んに行われました。2018年度アメリカ看護研修に参加した本学の学生と再会し、絆を深めました。

SMU students interacted with SCU students a lot at the welcome party, sightseeing and the homestay program.  They met SCU students again who went to SMU in March for the study program.  They deepened their bonds. 

<歓迎交流会の様子 about Welcome Party>

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<市内観光の様子 about Sightseeing>

本学の学生と一緒に、貸し切りバスで浜松市内観光に出かけました。うなぎパイファクトリーと方広寺を見学しました。方広寺では精進料理を食べ、日本の文化を体験しました。

They went sightseeing around Hamamatsu city with SCU students by bus.  They went to "Unagi Pie Factory" and "Hokoji Temple".  They tried vegetable dishes at that temple and experienced Japanese culture.

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<ホームステイの様子 about Homestay Program>

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研修最終日には、修了式で研修を通じて学んだことを共有しました。2018年度アメリカ看護研修に参加した学生も出席し、同じ専門職を目指す学生同士で研修での成果を振り返りました。SMUの学生は「この研修でたくさんのすばらしい人たちに会えてよかった。」、「今度は観光でアメリカへ来てください」と別れを惜しみました。

On the last day of the program, SMU students shared what they learned during this study program at closing session.  SCU students who went to SMU attended, too.  They shared their learning experiences with each other. SMU students says, "I'm so happy to have met so many wonderful people during this study program", "Please come to the US for sightseeing next time!"

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今度は来年3月に本学学生がSMUを訪問します。

SCU students will visit SMU next March.  Thank you for coming to SCU and see you soon!

サミュエルメリット大学研修生がプログラムを修了しました。①

6月10日(月)から6月17日(月)の8日間、交流協定締結校のサミュエルメリット大学(SMU)より、看護学部の研修生10名と引率教員2名が本学を拠点として日本の保健医療福祉について学びました。期間中は施設見学のほか、学内講義や沐浴、エンゼルケアなどの学内演習に参加しました。

10 nursing students and 2 faculty members from Samuel Merritt University (SMU) in the US participated in the study program from Monday, June 10 to Monday, June 17.  They visited hospitals and facilities and participated in lectures and exercises on campus.

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~施設見学編~ About Facility Visit

おおぞら療育センター、聖隷三方原病院、訪問看護を見学し、日本の看護の特徴を学びました。アメリカの看護と比較することで、新しい発見が多くあった様子でした。

They visited "Ozora Ryoiku Center", "Seirei Mikatahara General Hospital" and "Home Visit Nursing" and learned characteristics of nursing in Japan.  They found new things comparing to nursing in the US. 

<おおぞら療育センターにて at Ozora Ryoiku Center>

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<聖隷三方原病院にて at Seirei Mikatahara General Hospital>

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~学内講義・演習編~ About Lecutures and Exercises on Campus

<沐浴の演習の様子 about Baby Bath Exercise>

本学の学生と一緒に沐浴を体験しました。学生たちは、「アメリカでは沐浴の演習がないからとてもいい経験になった。」、「アメリカでは赤ちゃんをすぐお風呂にいれないので、文化の違いを知ることができた。」と感想を述べました。

They experienced baby bath exercise with SCU students. SMU students said that "It became a great experience because we don't practice baby bath in the US." , "We don't bath babies so soon.  This is a cultural differences."

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<エンゼルケアの演習の様子 about Angel Care Exercise>

本学の学生と一緒に沐浴を体験しました。SMUの学生は、「アメリカでは看護師はここまでしないので驚いた。」、「日本では看護師が患者を最期の時まで丁寧にケアする。」と感想を述べました。

They experienced angel care exercise with SCU students. SMU students said that "I was impressed because nueses don't do this much in the US." , "Nurses in Japan care patients carefully untill their last."

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<災害に関するシミュレーションの様子 about Simulation "Disaster Nursing">

シュミレーションの講義を受けて、SMUの学生たちは、「SCUでの災害対策が学べて参考になった。」、「シミュレーションがどのように災害看護教育で使われているか学べた。」と感想を述べました。

SMU students said that "I learned disaster countermeasures in SCU.  This lecture was useful. " , "I learned how SCU faculty members use simulation in classes for disaster nursing."

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2019/05/08

2018年度アメリカ看護研修参加学生の声④

~サンフランシスコ・オークランドについて~

研修3日目に、サミュエルメリット大学の学生7人とともにサンフランシスコ観光をしました。ホテルから駅までバスで行き、駅から電車に乗ってサンフランシスコへ行きました。路面電車にも乗りました。

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サンフランシスコの観光地の一つであるフィッシャーマンズワーフへ行きました。そこで、名物のクラムチャウダーとクラブチャウダーを食べました。器がフランスパンでできていて余すことなく食べることができます。フランスパンも日本で食べているような味と違い、酸っぱい味がサンフランシスコの特徴です!

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フィッシャーマンズワーフの周りには多くのお店が並んでいて、お土産もたくさん買うことができます。特に有名なGhirardelliというチョコレート屋さんでたくさんのお土産を買いました。

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最初から最後まで私たちをもてなそうと楽しませてくれました。おすすめのお店を案内してくれたり、カフェに入ったときはよく分からない私たちの代わりに好みだけ聞いておすすめのものを注文してくれたりもしました。

移動中もいろいろな話をして盛り上がりました。英語が喋れなくても携帯を使ったりしながら、自分ながらに何とか伝えようとすることで会話は弾みました。そのため英語が喋れないからといって諦めず、何とか伝えようとするだけでも交友を深めることができるということを身をもって感じました。

看護学部3年 水嶋芽生

2018年度アメリカ看護研修参加学生の声③

~ホームステイ・学生交流について~

今回のホームステイではたくさんの場所へ連れていっていただきました。特にサンフランシスコやオークランドなどを結ぶゴールデンゲートブリッジ、ベイブリッジ、サンマテオブリッジの3つの橋をドライブしたことが印象的でした。橋から見た景色は絶景でした。

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ホストファミリーは、英語が苦手な私たちにも丁寧に橋や土地の説明をしてくれました。また、昼食や夕食は、私たちの食べたいものの中でおすすめのを紹介してくれました。朝食は私たちのアメリカンな朝食が食べたいというリクエストに応えてくれて、パンケーキやソーセージなどたくさん準備してくれました。とても美味しくて楽しい食事でした。

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ホームステイのお家はとても可愛らしかったです。夜は、ホストファミリーと日本のオススメのものやアメリカと日本の違いについて話したり、洋画を見て感想を話したり、飼っている犬と遊んだりしてとても楽しかったです。

次の日は、アメリカンな大型スーパーのターゲットに連れて行ってもらいました。全てのものが大きくて、とても驚きました。おすすめのお菓子やお土産を教えてもらい、たくさん買い物をしました。お昼は、アメリカの中華料理を食べたいと伝えると、おすすめのレストランに連れて行ってくれました。中華料理は日本とは色々と違うところが多くて驚くことばかりでした。

お別れをするときにはホストファミリーのことが大好きになり、とても寂しかったです。今でもホストファミリーとは連絡をとっています。

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サミュエルメリット大学の学生との交流会では、アメリカと日本の様々な文化を体験し合いました。イースター祭にちなんで、キャンパス内で隠してあるタマゴを探しました。タマゴの中にはアメリカのチョコレートがたくさん入っていました。そして、アメリカで流行っていたダンスを一緒に踊り、とても盛り上がりました。

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私たちからの出し物として、紙風船を使ってバレーボールをしました。SMUの学生も先生も日本の学生もとても真剣に勝負し、とても楽しかったです。日本とアメリカの文化の違いを知ることができるとても良い機会でした。SMUの学生や先生方は、私たちの拙い英語で必死に話しているのを頑張って理解してくれたり、たくさん話しかけてくれたりと、とても優しかったです。

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研修に行って1番思ったことは、参加してよかったということです。それを感じた点は2つあります。

1つ目は、看護にもっと興味が持てたことです。アメリカの看護の学習はとても発達していて、本当の患者さんみたいに、話したり、バイタルサインや心電図が図れたりするシュミレーターを使っていました。SMUの学生は看護を学ぶときにとても生き生きとしていて、私もこんな風になりたいと感じました。

2つ目は、自分から積極的に発言できるようになったことです。アメリカの学生は先生が話している途中でも自分が感じたことや疑問に思うことをすぐに発言します。そして、先生方も学生の意見を大切にしてくれて、否定をすることがなく、先生方の意見もくださいます。こういったことから自分に自信がつきました。

この研修はとても良い経験になりました。

看護学部3年 山田和加奈

2018年度アメリカ看護研修参加学生の声②

~施設・病院見学について~

研修の中で、病院や介護施設など、様々な施設を見学させていただきました。

最初に紹介する施設は、John Muir Healthという病院です。この病院は、サンフランシスコベイエリアの中でも大きな病院で、高度な医療を提供しています。病院の周りには緑が多く、入院患者が景色を見ることができる環境になっていました。

見学して分かったことは、患者に高度な医療を提供する環境が整っているということです。例えば、患者のバイタルモニターを一括管理している部屋があり、サチュレーションが下がったら病棟に知らせたりできるようになっていました。

また、本人や家族の了承を得て、部屋にカメラとマイクを設置して監視することが可能で、その場に看護師がついていなくても患者の安全を守ることができるようになっていました。シュミレーションルームも完備されていて、新人教育にも力を入れていることが分かりました。

日本と異なると感じた点は、病室が基本的に個室であり、日本のような多床室が無いところです。また、日本には存在しない、静脈カテーテル管理などを行っている、ライン管理に特化した看護師チームがありました。

見学して興味深かった点は、看護師がよく医師と話をしていたことです。カンファレンスも明るい雰囲気で行われていて、どの立場の人も意見が言いやすいような環境であると感じました。看護師が多職種や家族間の橋渡しをしている点は日本と変わらないと感じましたが、日本よりもコミュニケーションが活発に行われていると感じました。

次に紹介する施設は、St. Paulという入居型高級老人ホームです。対象の介護度や認知症の有無にあわせた環境整備や支援を行っており、日常生活に支援が必要な人とそうでない人でエリアが分かれていました。また、各フロアに、必要な支援を行うことができる職員が配置されていました。リハビリを行うことができる設備で日常生活に即したリハビリを行うことができるようになっていました。ジムや屋上庭園での散歩などで運動をすることもできます。

最も印象に残ったことは、入居者の意向を大切にしているところです。施設には家具の持ち込みや部屋のレイアウトを自由に変えることができ、壁の色なども変更することが可能です。また、夫婦同室で入居することもできるようになっていて、入居者の意向を大切にしていると感じました。

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次に紹介する施設は、George Markという施設です。ここでは、終末期の子どもとその家族のために、無料でレスパイトケアを行っています。レスパイトケアとは、乳幼児や障害児・者、高齢者などを在宅でケアしている家族を癒すため、一時的にケアを代替し、リフレッシュを図ってもらう家族支援サービスのことです。

この施設では、終末期の子どもと家族にレスパイトケアを提供するために、終末期の子どもだけではなく、その家族も入所できる設備が整っていました。また、兄弟が一時的に施設付近の学校に通うことができるよう、地域の学校と協力を行っていました。

施設内は病院のような雰囲気ではなく、子どもが安心できるデザインになっていて、子どもが楽しむことができる工夫がされていました。また、子どもの発達段階や身体機能に合わせて、専門家が一人一人に適した遊びを提案していたり、ペットセラピーなどのイベントが毎日行われていました。他にも、プールや色々な刺激を与えられる部屋があり、子どもの希望や身体状況に合わせて使用されていました。

この施設で最も印象に残ったことは、入所する子どもに対して死のことを伝えるかどうか、という問題についてです。この施設では、家族の意向によっては、子どもに自分の死について伝えないこともあるそうです。しかし、伝えられていない場合でも、自分の死期を悟っている子どもが多く、スタッフとは死について話をすることも多いそうです。子どもが亡くなった後の家族の支援も行っている、ということも印象に残りました。

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最後に紹介する施設は、Brighter Beginningsという施設です。この施設はNurse Practitioner(NP)が個人で開業できるもので、貧困な地域でのプライマリケアを担っています。日本でいうと、風邪をひいたときに受診する地域のクリニックのようなイメージです。NPだけで開業することも可能ですが、医者とともに開業することもできます。

NPとは、診断に必要な検査のオーダーや結果の解釈、薬剤や非薬物的治療の処方を含む一般的な疾患の直接ケアの提供やマネジメントを行うことができる看護師のことです。日本にこのような看護師はいません。アメリカでは、プライマリケアを担う医師の不足、貧困な地域で安い人件費でプライマリケアを担うことができる人材の必要性から、NPが必要とされているため、日本には存在しないNPという制度ができたそうです。

Brighter Beginningsがある地域は貧困な地域であり、実際に行ってみると治安もあまり良くないことが分かりました。また、利用者は貧困層の方が多いため、受付で働いている人は、患者が加入している保険の確認をしたり、患者を公的な支援に繋げたりするための訓練を受けているそうです。この施設には、服や日用品など多くのものが寄付されていて、必要としている患者に配布を行っていました。また、疾患に対してケアを行うだけではなく、性教育にも力を入れていて、性教育に関するパンフレットやコンドームが施設に置かれていました。

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研修に参加して、アメリカの看護や医療制度、社会的背景を学び、実際に触れ、日本と比較することで、日本の良いところや悪いところについてより深く考えることができました。

また、アメリカは勉強に真摯に取り組んでいる学生が多く、私も看護を学ぶ意欲をより高めることができました。ホームステイやSMUの学生との観光もとても楽しかったです。英語でコミュニケーションをとることの楽しさも感じ、もっと英語を勉強しようと思えるようになりました。アメリカ看護研修では、普通の観光では体験できないたくさんの経験をすることができます。迷っている人は、ぜひ勇気を出して参加してみてください!

看護学部3年 伊熊菜々子

2018年度アメリカ看護研修参加学生の声①

~SMUについて~

アメリカの講義について驚いたことがあります。それは、サミュエルメリット大学の学生は講義の際に一人一人が自分のパソコンを持参していたことです。テキストなどは事前にパソコンにダウンロードしておき、講義中だけでなく事前・事後学習までをすべてパソコンを使って行っていました。そのため、どの教室の机にもコンセントが設置されており、学ぶための環境が整っているなと思いました。

また、研修に参加して、アメリカと日本の看護大学の講義や演習、実習の進め方には大きな違いがあることが分かりました。日本は大学に入学してから初めの1、2年生で講義による知識の定着をほぼ全て行ってから、3年生で実習に行って看護実践するのに対して、アメリカは1年生から何もわからない状態で実習に行き、それと並行して講義を受けるという形をとっていました。同じ学問を学んでいても、国によって学び方に対する考え方が異なり、アメリカでは何事もまずはやってみる、実践するということを大切にしているのではないかと感じました。

5日目は、シミュレーション演習に参加しました。3人一組で約15分間行いました。シナリオは始まる直前に伝えられ、シナリオの情報だけで、先生方の助言もありませんでした。脈拍や血圧が測れたり、会話が出来たり、瞬きもするようなとてもリアルなマネキンを相手にして、すべて自分たちで何をするのか考えての演習だったため、とても緊張感がありました。

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シミュレーション演習を通して、自分で考えて行動に移すことの難しさ、出来ないことに対する悔しさ、緊急時にどれだけ動けるか、緊張感のある中でどれだけ冷静にケアができるか、そして何より「失敗を恐れずに行動することの大切さ」を感じ、楽しかった、やってよかったと思える経験をすることができました。

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今回、アメリカ看護研修に参加をして、SMUの学生の勉強に対する姿勢をみて、同じ看護師という専門職者になるのにこのままではいけないと思い、自分の勉強の仕方見直しました。そして、帰国後は講義の予習と復習や自己学習を徹底しようを決心して、実際に自分に合った勉強方法、時間帯を考えて具体的な行動計画を立てて実施しています。今まで、このままではいけないと思っていても、思っているところで留まっていましたが、今回は実際に行動に移すことができています。それだけ、彼らの勉強に対する考え方や姿勢に影響を受けました。

また、病院見学では、病院内のスタッフ同士の雰囲気がとてもよく、ナースステーションで廊下側を向くように配置されたパソコンで看護師が記録をしていると、目の前を通る医師やケースマネージャー、リフトチームなど多くのスタッフが「Hello!」「Hi!」「How are you?」と声をかけたり、ウインクをしたり、見学者の私たちにまでほとんど人が声をかけてくれて、楽しく「チーム」で働いている様子が伝わってきました。これは、アメリカ人特有の習慣や考え方なのかもしれませんが、雰囲気がとても良くて、このようなところで働きたいと思ったと同時に、日本の看護師が働く現場でもこのような働きやすい環境は作れないかとも思いました。今後、日本の看護師の働いている環境や働き方、仕事へのモチベーション、離職率とその原因などについても調べてみたいと思います。

研修を通して、「自分の意志を持つことの大切さ」と「それを発言することの必要性」を実感し、自分の周りの動きを常に把握して疑問に思ったことは調べ、その上で自分の考えを持つこと、そして思ったことは言葉にすることが自分のためになり、主体的に学習をすることなのだと思いました。

看護学部3年 落合ひかり

2019/03/22

アメリカ看護研修 Study Visit to SMU

3月14日(木)から24日(日)の日程で、本学看護学部の学生9名および引率教員2名が、交流協定締結校である米国カリフォルニア州オークランド(サンフランシスコ近郊)にあるサミュエルメリット大学看護学部を拠点とした研修を行っています。
Nine students and two faculty members from School of Nursing, Seirei Christopher University (SCU) are participating in the study program arranged by School of Nursing, Samuel Merritt University (SMU) located in Oakland, California, from March 15 to 22.

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SMU教員の指導のもと、シミュレーション演習の技術トレーニングを行いました。この日のために、2月の事前研修では、本学教員の指導による英語でのシミュレーション演習を行いました。当日はその成果が発揮できた様子でした。
SCU students experienced a program at the simulation lab under the supervision of SMU faculty.  They had practiced this in English at the pre-training session with SCU faculty in February for this day.  It was a great success.

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シミュレーション演習後は振り返りの時間をもちました。緊張の中での「適切な申し送り」と「自己紹介」、「チームワーク」の良さをSMUの教員から誉めていただきました。
They had debriefing session after the simulation lab.  SMU professors gave positive comments about communication skills and teamwork SCU students demonstrated under pressure.

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シミュレーション演習授業後の記念の一枚です。
Group photo after the simulation lab.

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学生交流会の様子です。本学学生は日本の紙風船を使ったバレーボールを企画し、SMU学生との交流を楽しんでいる様子でした。
This is a photo from the student exchange party. SCU students planned volleyball game using a Japanese paper balloon (kami fusen) and enjoyed their time shared with SMU students.

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現地の総合病院(John Muir HealthのWalnut Creek Medical Center)に勤務する日本人の看護師さんたちとのランチ交流会に参加しました。アメリカと日本の看護の違いについて、アメリカの看護現場のリアルな話を聴けて意義深い時間を過ごせました。
They spent lunch time together with Japanese nurses working at Walnut Creek Medical Center, John Muir Health.  It was a great opportunity for the students to ask about nursing in the USA and to compare them with nursing in Japan.  They had a very meaningful time.

2018/07/11

サミュエルメリット大学研修生がプログラムを無事に修了しました。

6月18日(月)から25日(月)の8日間、交流協定締結校のアメリカ・サミュエルメリット大学(SMU)看護学部より、研修生10名と教員3名が本学へ来学しました。

10 nursing students and 3 faculty members participated in the study visit from Samuel Merritt University (SMU) in the United States from Monday, June 18 to Monday, June 25.

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本学看護学部教員による講義・演習や病院・施設の訪問を通して、日本の看護制度や文化を学び、アメリカに持ち帰りたい発見がたくさんあった様子でした。

SMU students learned about nursing and culture in Japan and had many different eye-opening experiences that they would like to bring back to the U.S. through participation in lectures and activities done by SCU faculty and visit to hospitals and facilities.

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学内演習の一つとして、本学の4年次生と共に沐浴演習を行いました。新生児の目の周りの拭き方がアメリカと異なり驚いていましたが、理由を知ると「なるほど!私もこれからは日本のやり方の真似をする!」と納得していました。

They had bathing exercise for newborns with some 4th year nursing students of SCU. The way Japanese nurses wipe around eyes of the newborns was different from that of the U.S., so the students were very surprised. However, when they heard the reason why, many of them said "Yeah, I am going to do the Japanese way from now on!."622_3

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また、本学の3年次生と共にエンゼルケア演習も行いました。亡くなった後も患者さんを思う日本の看護の心に感動している様子でした。

Also, they practiced angel care with some 3rd year nursing students of SCU. SMU students were impressed with how nurses provide care for patients even after they pass away and the thoughtfulness of nursing in Japan.

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本学学生・教員宅でのホームステイ体験、交流会、市内見学など学生・教員同士の交流も盛んに行われました。言語の壁を忘れるほど楽しく交流し、特に3月にアメリカ国際看護研修でSMUを訪問した学生たちは日本での再会を喜んでいました。

The students and faculty members of SCU and SMU did a lot together, including homestay, exchange party and tour of Hamamatsu city. They all enjoyed a lot together that they forgot about the language barrier SCU students were worried about before the arrival of SMU group.

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本学の学生はSMUの学生から「チャレンジすることの大切さを教えてもらった」と、SMUの学生は本学の学生から「おもてなしの心を教えてもらった」と話していました。異国の医療を学ぶだけでなく、同じ専門職を目指す学生同士がお互いの良いところを吸収し合えるのも海外研修の魅力の一つだと思います。

SCU students learned from SMU students how important it is to try SMU students learned from SCU students the true heart of hospitality (in Japanese, "O-MO-TE-NA-SHI"). We believe that these kinds of learning experiences from each other are meaningful part of overseas study visit, in addition to learning about healthcare and welfare in foreign countries.

*** Thank you everyone for coming! ***

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