2019年度海外研修(シンガポール)参加学生の声①
~NYPについて~
海外研修での研修先は、ナンヤン理工学院(NYP)です。そこには看護学部、工学部などの7学部があります。全体で約15000人が通う大きなところです。
↑看護師としての誓い
卒業するときに看護師として働くための誓いをするそうです。そこには、人種や宗教、地位に関係なく、病人に適切なケアを提供することを約束するなどということが書かれています。
キャンパスツアーでは、高機能シミュレータや模擬手術室、レクリエーションルームなど学校の設備をしっかりと見ることができました。校舎内に噴水があったり、レクリエーションルームにはダーツがあったりなど、聖隷クリストファー大学とは大きく違い、会社のような感じでした。高機能シミュレータは、脈拍を測ることができ、呼吸による胸の膨らみなど、本物の人間のようでした。シミュレータを使うことにより、授業で学んだことを生かし、実習の前の準備ができることが分かりました。
↑高機能シミュレータ
↑模擬手術室
Makers Nodeというところには、VRや3Dプリンター、合成写真の機械があり、VRは実際に体験することができました。
講義は、引率の先生が翻訳してくださるので、英語に自信がない私も授業の内容をしっかりと理解することができました。一番驚いたことは、シンガポールも日本と同様に、少子高齢化社会であることです。2025年には、全シンガポール人口の約20%が65歳以上の超高齢化社会になることが予想されています。そして、2050年には平均年齢が54歳になることが予想されています。改善するために、貧富の差に応じて保育園の利用料を変え、一番安いと一ヶ月S$3ドル〜です。日本円でなんと約240円です。また、地域で協力し、お互いに支え合うようなコミュニティもあるそうです。
私は、今回の研修で初めてホームステイをしました。会話が成り立つか、無事に生活できるかなど不安なことがいっぱいありました。しかし、実際にやってみるとホストファミリーはとても優しく、多くの観光地に連れて行ってもらいました。ホームステイも研修も自分にとって、とてもよい経験をする事ができました。また、外国の友達というものはなかなかできないので、このようなつながりを大切にしていきたいです。
看護学部1年 落合郁美