6/8(月)、サミュエルメリット大学研修生受け入れ 8日目
楽しい週末を終え、本日が本学での研修最終日です。
午前中は、本学実習室で「エンゼルケア」について学びました。
エンゼルケアとは、亡くなった方への化粧・処置のことです。
まず、聖隷三方原病院の看護師の方から、エンゼルケアとは何か、何のためにやるのか、注意点などについての説明を受けました。
看護師の方と教員によるデモンストレーションを見た後は、研修生も全員でエンゼルケアの実践をします。
本学学生も加わりました。
アメリカでは、亡くなった方への処置は葬儀屋か家族が行うものであり、看護師が行うことはないそうです。
また、葬儀屋が行う化粧は濃くなりがちなので、日本のようなその人に合わせた化粧はナチュラルでよいとの意見があがりました。
午後は本学学生との意見交換会が行われました。
全員でお弁当を食べながら、研修の様子を写真で振り返ります。
その後、学びについての意見・情報交換です。
様々な講義の受講や施設見学を通して、研修生にとって印象深かったことは、日本の災害対策の徹底ぶりや、患者さんの尊厳を大切にしたケアだそうです。
本学学生にとっても、意見交換会は貴重な体験になりました。
意見交換会後、藤本先生より、研修生・教員一人ひとりに修了証が授与されます。
本日をもって、研修生の全てのプログラムは終了しました。
研修生からは、
「アメリカと日本の看護の違いが学べてよかった」
「初めての経験をすることができた」
「日本で学んだよいことをアメリカでシェアしていきたい」
「全員があたたかく親切であった」
といった感想がありました。
研修生は明日、浜松を出発しサンフランシスコに帰国します。
今後もよい関係を築いていきましょう。